「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

モンク・イン・ヨーロッパ@あまや座(那珂市瓜連1243)

2022年02月24日 22時04分35秒 | 映画
モンク・イン・ヨーロッパ@あまや座(那珂市瓜連1243)







ジャズ・ピアニストにして作曲家のセロニアス・モンク(1920~1982)の円熟期の姿を収めたドキュメンタリー2部作の第2作(1968年製作/59分/アメリカ)。

今から60年前頃(10代後半)にモダンジャズなるものを聞き始めて以来、未だに、その辺りを聞くのが心地よい。
YouTubeなるものが出現して、当時のライブ映像を見る事が出来るようになって、便利で有難い世の中になった、と思う。
とは言えPCの画面と音では臨場感が無いのでちょっと物足りない。
PCとテレビが一体となった機種もあるようで、大画面のパネルで見られれば映画に劣らない迫力だろうが、それまでの余裕はない。

あまや座でセロニアス・モンクの没後40年を記念したドキュメンタリー2部作『MONK モンク』『モンク・イン・ヨーロッパ』が上映されていることを知った。



あまや座はコロナ禍もあって、2020年8月に小笠原のレジェンドサーファー宮川典継を中心としたドキュメンタリー『PLANETIST(プラネティスト)』を見て以来、久しぶりだ。

上映時間が異なるのでどちらかを選ぶしかない。
1本1000円の格安料金、2本続けて観る手も有ったが、1968年のヨーロッパツアーの『モンク・イン・ヨーロッパ』を予約。









(予告編のYouTubeから)

ロンドン、ストックホルム、コペンハーゲン、ベルリン、マインツ、ロッテルダムの演奏旅行の空港・機内、リハーサルや本番演奏、モンク夫妻がホテルでくつろぐ様子や街を歩く姿など、プライベートな姿も収められてある。
1970代以降は表舞台に姿を見せなくなったので、今では貴重な記録だ。

◎モンクの死後に発見された幾つかのフィルム(この映画を含む)を編集してクリント・イーストウッドが制作した『Straight, No Chaser』(1988年公開)には、演奏シーンがふんだんに盛り込まれているようだ。
クリント・イーストウッドは1930年生まれ、今年92歳だが現役の俳優、映画監督、映画プロデューサー、作曲家でもある。
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『 血と掟 』1965年松竹映画(湯浅浪男脚色・監督)

2017年09月28日 14時58分32秒 | 映画
『 血と掟 』1965年松竹映画(湯浅浪男脚色・監督)



水戸市大工町の「CINEMA VOICE」を活動の拠点の1つとして活躍する、鈴木洋平監督を見て、水戸・松竹館の支配人から映画監督になった湯浅浪男を思い出した。

1965年頃、僕が勤めていた会社は青山で、直ぐ傍が「乃木神社」。
反対側に防衛庁(現在のミッドタウン)も在ったが、概ね住宅街で閑散としていた。
乃木坂を下って間もなく、プロレスラー力道山が経営する「リキアパートメント」が在った。
日本には少ない「ホテルアパート」で、ホテル風な3階建てのアパート。
力道山がアメリカ各地を転戦した際に利用した「モーテル」が原型で、短期・長期の滞在が可能だった。
その1室に、映画製作に乗り出していた湯浅浪男の事務所が在った。
僕の友人は湯浅氏の縁者で、事務所でバイトをしていた。
或いは勤めていたのか、とにかく、会社から歩いて5分位なので、昼休みに遊びに行ったりしていた。

その頃、元・安藤組組長安藤昇の自叙伝を基に湯浅浪男の脚色・監督で制作していた。

終戦間もなく、大学に進学した安藤が、仲間たちと不良学生グループを結成。
渋谷のやくざ、テキヤを相手に争い始め、やがて「安藤組」を結成するまでを描いた。
安藤昇の自叙伝の映画化で本人が演じた。
しかも、出所後わずか一年のデビュー作とあって話題となった。
配給権を東宝と競り合った松竹が獲得、当時としては空前の大ヒットとなった。

元とは言え、組長・安藤昇の画面写りの良い佇まいと存在感は、役者としても充分に通用した。
噂の本人が本人を演じるのだから、かなりセンセーショナルだった。

若き日の菅原文太・丹波哲郎も出演している。
その後、深作欣二監督による実録もの『仁義なき戦い』シリーズで御馴染みの顏となり、日本映画界の看板俳優となった。

湯浅・深作の両者が水戸出身と云うのは、今にして思えば奇遇だ。

安藤はその後、俳優、小説家、歌手、プロデューサーとして活躍したが、2015年に89歳で没した。

湯浅はその後、『逃亡の掟』など『掟』をシリーズ化し成功、余勢をかって、台湾の映画界に進出した。
先見の明があったが、1991(平成3)年に亡くなった。
波乱の人生だったが、横浜市のメモリアルパークに眠っている。
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『バンコクナイツ』相澤虎之助さんのトークショー。

2017年09月25日 23時19分26秒 | 映画
『バンコクナイツ』相澤虎之助さんのトークショー。



相澤虎之助さん(左)鈴木洋平さん(右)

水戸市大工町のCINEMA VOICEで9月23日(土)15:00から開催された
『バンコクナイツ』上映会は182 分の長編。
バンコクの歓楽街タニヤで知り合った男女が、バンコクからイサーン(タイ東北地方)、そしてラオスへと舞台を移動する。

この映画を観ながら思い重ねたのは、タイ料理やタイ少数民族の染織品に魅了されて何度かタイに通った2000年頃のバンコク。
トゥク・トゥクやトラックが沢山だったが、新車の乗用車が走る街。
更には高層ビルが林立、東京も変わったがバンコクは大きく変わった。

話は、60年代のベトナム戦争、それ以前のフランス領インドシナの時代まで及ぶこともあり、今の話としては無理があるのでは、と思うことも。

イサーンの伝統音楽を始めタイの音楽は、日本の歌謡曲に共通の要素もあった。



上映後、ヴォイスの鈴木洋平さんが監督の富田克也と共同で脚本担当した相澤虎之助さんとのトークショー。

相澤虎之助さんは『バンコクナイツ』で富田克也監督と共同で脚本を担当した。
2人とも 映像制作集団「空族」の主要メンバー。
2004年、“作りたい映画を勝手に作り、勝手に上映する”をモットーに結成された集団。



「元自衛隊員のオザワの演技が群を抜いて存在感があった。」と云ったら、
相澤さん「あれ、監督です」との答え。

富田克也監督、現在はタイを本拠としているとのこと。
本編は日本とタイを行き来しながらリサーチをしていく過程で、構想時に思い浮かべていたシナリオが変化し、膨らんでいくこともあったらしい。

その辺りが、話が多岐にわたってまとまりのない話になってしまったように思えた。
もっと焦点を絞った方が見応えがあったように思える。


この企画をした鈴木洋平さんの映画にかける執念は凄い。



自らが監督した「丸」(2013年)は多くの国際的な映画祭で注目された。



2017年8月12日に「丸」の上映&トークショーが開催された。
出演者の木原勝利さんを招いてのトーク。
訳が分からない映画に思えたが、聞いてみれば納得。
と云うところもあった。
分からないから面白い、とも言える。
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「深夜食堂」@ユナイテッド・シネマ水戸

2015年03月06日 07時33分01秒 | 映画
「深夜食堂」@ユナイテッド・シネマ水戸



漫画を読むのは、どうも苦手で喫茶店などで4コマか、見開き2ページ位のものを読む程度だ。
何年か前に、安倍夜郎作で漫画雑誌の連載を単行本にした「深夜食堂」を友人のお勧めで読んでみた。

新宿・花園界隈の路地裏にあると設定された小さな飯屋で、深夜0時から朝の7時頃までの深夜にしか営業しない。のれんには単に「めしや」と書かれ、常連客から「深夜食堂」と呼ばれる。マスター1人で切り盛りしているのでメニューは豚汁定食、ビール、酒、焼酎しかない。しかし、マスターができるものなら言何でも作ってくれる。この店を舞台に、毎回、一つの料理を手間にマスターと客たちとの交流を描く。必ず落ちがあるが、これがまた良い。

南町の「マルニ」珈琲店には単行本が置かれているので拾い読みをする。
一篇ごと、一品ごとの読み切りだから、何処を読んでも良いので読みやすい。

単行本が好評で、小林薫の主演でテレビドラマにもなった。
我が家は、テレビも無いに等しいから、たまにしか見たことはない。
今回、映画化されたと聞いたので観に行った。



水戸駅南の「シネプレックス」が「ユナイテッド・シネマ」に館名は変更されたが中身は変わらないらしい。
上映時間を調べると13:10~の1回のみの上映。
人気度によって、館の大きさや上映回数を変更できるようで、さすがに最近の映画館システムは良く出来ているが、繰り返し観ることが出来ない。
1度では良く分からないので、繰り返し観られれば良く分かるのに、入れ替え制は不便だ。



寡黙なマスターを演じる:小林薫はじめ、とぼけた警官役のオダギリジョーや不破万作などの常連客と芸達者な役者がゲストとして登場する人情ドラマ。

時代設定は現代だが、飲み屋街の雰囲気は昭和45年代頃と同じ。
その当時、新宿・柏木に住んでいたから西口や花園神社近辺は懐かしい。
300坪のオープンセットを建てたと云う画面は昭和の雰囲気充分だった。

松重豊は「孤独のグルメ」で人気が有るが、このドラマも常連で
ちらっと顔を出す。余貴美子や田中裕子等の女優陣も存在感もありました。

映画版は119分でエピソードは「ナポリタン」「とろろ汁」「カレーライス」の3つで、放送枠30分のドラマに比べ、より丁寧に描かれている。
その分、私生活的な話も入り説明的になるが、其処が、映画化されたものの長所で短所。
僕は、漫画で読みきりのほうが向きかもしれない。

1回の上映に観客は20人位、平日の昼ではこの程度かもしれないが全国の興行収入は上位らしい。
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テルマエ・ロマエ @シネプレックス水戸

2012年05月15日 18時45分44秒 | 映画
テルマエ・ロマエ @シネプレックス水戸

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「Facebook」の〈木村 みどり〉さんのページに次の記事が有った。
映画「テルマエ・ロマエ」のパンフレット表紙がとてもいいです。
映画のパンフなのに文字だけですよーーー!!
これってもの凄ーーーいですよね!!
大きな飾り文字の「T」の下の方には可愛い温泉マークのおまけが(*^o^*)
キャラクター名は「ラスティック体」で書かれています。
映画の中で皇帝ハドリアヌスからルシウス宛の手紙の書体も
画面テロップもラスティック体が使われています。

「テルマエ・ロマエ」はヤマザキマリのコミックを映画化した作品、とのこと。
コミックにはまるで縁がないが、古代ローマ時代の浴場と、現代日本の風呂をテーマとしたコメディで、イタリアでも公開されて好評との話も聞いたので水戸駅前の「シネプレックス水戸」に。


現代日本にタイムスリップした古代ローマ人の浴場設計技師が、日本の風呂文化を体験し、それを古代ローマ風呂に取り入れて成功する話。

日本の銭湯や鄙びた山間の湯治場などが紹介される。









滝野川の銭湯「稲荷湯」、お決まりの《富士山のペンキ絵》、これまた定番の《黄色いプラスチックの湯桶》、コミユニケーションの場として、今や失われようとしている、日本の銭湯文化数々。

ローマ人は風呂が大好きだった。
2010年に訪ねたポンペイ遺跡のローマ風呂を思い起こした。

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ベスビオス火山とポンペイの遺跡群、広大です。

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浴場は2000年前とは思えない程に充実した設備。

旅行体験を映画に重ね合わせ、時空を超えて楽しめた。

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