「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

宇都宮ライトレール@宇都宮市

2024年04月14日 22時52分30秒 | 街創り
宇都宮ライトレール@宇都宮市

2023年8月26日に国内では75年ぶりとなる路面電車の新規路線として宇都宮ライトレールが開業した。
全国的にも注目される事業は通勤・通学や観光客に好評で予想を上回っている。
如何なるものかを見聞するのが今回の目的で、ちょっと見ただけで分かる話ではないが、考えるヒントとしたい。







宇都宮都市圏を東西に貫く新たな鉄道路線として構想された「次世代型路面電車システム」
運行ルートはJR宇都宮駅東口から芳賀・高根沢工業団地までの14.6km。
沿線には清原工業団地、芳賀工業団地、芳賀・高根沢工業団地に加え、作新学院大学や栃木SCのホームスタジアムであるグリーンスタジアムが在り、アパート、マンションなどの開発が進む住宅地もある。
《かつて水戸市から大洗町を経て那珂湊町(後の那珂湊市、現:ひたちなか市)までを結んでいた「水品電車」は1966年(昭和41年)に全線が廃止されたが、上水戸 ~湊は20.5 kmだった。》ので、水戸~大洗に相当する。



JR駅舎とライトレールの乗り場を繋ぐ連絡通路は広々としている。
通路にはJリーグ、Bリーグなどプロスポーツの応援フラッグがなびく。





JR宇都宮駅東側の区画整理の進行に伴った約2.6万㎡を利用し「宇都宮駅東口地区整備事業」が進行中。
駅2階から直結して特産の大谷石を活用した「宇都宮駅東口交流拠点施設」(2,000人が収容可能な平土間の大ホールを備えた会議中心型のコンベンション施設・小規模な会議から大規模な学会までの多様な用途の催事に対応可能)。
道路を挟んで「宇都宮脳脊髄センター・シンフォニー病院」や「宇都宮中央病院」など医療施設が目立つ。ホテル、シェアオフィスに分譲マンション、駐輪場、駐車場、商業施設‥
20年前頃に訪れた駅の東側は、ほぼ更地だったのであまりの変貌に驚いた。
東武日光駅・栃木県庁舎を中心とした西部地区からライトレールの開業した東部地区に市街地が移動を始めた感がある。





低床なのでホーム面との高さ変わらず、ホーム面も道路面との高さの差はあまりない。



2両連結の車内は広く明るい。



車両を始め停留所などや広報宇都宮のシンボルカラーである「黄色」効果的に使ったデザインで統一されており、見た目に心地よく分かりやすい。
●総事業費は684億円で、国が半分の342億円を補助し、残りを市と町が負担、県は83億円を上限に支援した。
地盤改良や安全対策の強化、建設需要の高まりなどで総事業費は当初予定より1・5倍に膨らみ、1キロ当たりの費用46億円で地下鉄やモノレールよりは安価。
市は開業初年度の運賃収入を約5億円と見込み、両市町の負担金約2億円と合わせ総収入約7億2千万円、1900万円の黒字になると試算。
翌年からは負担金はなく、2年目の収入は8億円台、3年目以降は9億円台を見込む。
需要が定着する4年目以降は「年約1・5億円の黒字」「開業前経費の累積損失は9年目で解消する」との見通しを立てる。
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銀杏坂の大銀杏とその周辺@水戸駅北口前

2023年12月05日 19時20分56秒 | 街創り
銀杏坂の大銀杏とその周辺@水戸駅北口前







銀杏坂の大銀杏が眩いばかりに黄葉し、周辺には落ち葉が舞っている。(2023年12月4日)
1945(昭和20)年8月2日の大空襲で水戸が焼け野原になったとき、この銀杏も焼夷弾を浴びて黒焦げになった。誰もが枯れたと思ったそうだが、やがて新しい芽が生えて再生し、多くの市民に感動を与えた。水戸の戦後復興のシンボルであり、平和の象徴でもある。









水戸駅の北口前、京成ホテルの東側の西友・西武の跡地が暫く更地となっていた。
南口から新県庁舎方面・吉田台地に街が移動してしまい利用が決まらなかった。
やっとのことで、商業施設を含めた20階建て、高さ60mの大規模な共同住居の建設が決まり、地下深くまでの基礎工事が始まった。





完成予定は2027年2月とのことで、4年後の景観はかなり異なったものになりそうだ。
「麻布台ヒルズ」のような、新たな街として再生することを期待する。



天保2(1831)年の水戸藩城下絵図(天保12(1841年)8月に「弘道館」が創設される前)
イテフ坂の字と木戸が描かれ、その脇の「上使屋鋪」の下半分が再開発の敷地だ。
10年後にイテフ坂を上ったところに建設される「弘道館」の予定箇所には家老の山野辺など上級武士の屋敷が在ったのだが、敢えて移転させ、弘道館=大学を創成した。
「麻布台ヒルズ」を見て来たばかりなので、影響を強く感じてしまうのだが、既存の計画に未来を見据えた新しさを盛り込んだ魅力ある街として完成されんことを切に願う。

*イチョウは他の樹木に比べて葉が厚く水分が多いのが特徴。
葉に水分が多いということは、枝や幹も他の木よりも水分に富んでおり、木自身が燃えにくい性質をもっている、つまり火事には強いということ。
関東大震災をきっかけに火に強いイチョウの木が注目され、都市空間の街路樹として積極的に採用されるようになった。

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まちの駅・笠間宿「グラウンドワーク笠間」の10年

2022年03月15日 23時06分49秒 | 街創り
まちの駅・笠間宿「グラウンドワーク笠間」の10年











笠間陶芸公園の傍に黄色い小旗がたなびく「まちの駅・笠間宿」が在る。

笠間焼や各地の物産・輸入雑貨などを展示販売する店舗に加え、蕎麦・うどん・イタリアン等の飲食店を含め25店が、駐車場を取り囲むように構成されている。
イベント広場とイベントホールも備えた現代の「宿場」。





「まちの駅・笠間宿」に立ち寄るようになったのは、50年来の友人である菅井信さんが2019年にオーディオ・ヴィジュアル機器販売店「KasamaSounds 信空館」を出店してからのこと。

笠間には美術館・博物館を始めとしてレストランも沢山で魅力満載の街だから毎月のように訪ねる

水戸から西に25㌔、車で40~50分の距離感、山に囲まれた地形の変化など、四季折々楽しめる街で、何処と何処へと迷う位だが「笠間宿」も定番の一つになった。

3月13日(日)の2時半頃、一気に暖かくなったこともあって駐車場が満車の盛況だったが、辛うじて駐車スペースが在った。
写真は午後3時半頃「信空館」に暫く滞在した後で、車も人も少なくなった。





「まちの駅・笠間宿」は「特定非営利活動法人・グラウンドワーク笠間」が運営している程度のことは知っていたが、偶々、居合わせた理事長の塙茂さんから出来たばかりの『設立10周年記念誌』頂いた。

発端は2012年にまちづくりとセカンドライフのシニアの居場所作りを主眼にNPO を立 上げたこと。
広報活動の手段としてホームページ・フェイスブックを始めたこと。
塙さんとの縁もフェイスブックで始まった。
活動の内容について断片的に知ってはいたが『この10年の歩み』に眼を通して多岐にわたる内容に驚くと同時に敬服の念を感じた。

紆余曲折があったが、2017年に『笠間民芸の里』全25店舗を買い上げ『まちの駅笠間宿』と名称を変更し、自前の拠点を得たことが大きい。



「笠間ふれあい大学」の開校もその一環。
月に2回のペースで多岐にわたる内容で開講している。
インターネットTVの放送や音楽ライブ、ストリートピアノなどなど。

さらに「笠間宿」の他に、子供たちの健全育成事業「ともだちはうす」などの事業にものり出した。
“子供から高齢者まで多世代の居場所つくり”に取組んでいる。
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第16回千本桜ミーティング@茨城県水戸生涯学習センター

2017年11月11日 20時47分08秒 | 街創り
第16回千本桜ミーティング@茨城県水戸生涯学習センター
11月 11日(土)14:00~16:00




代表・稲葉寿郎さんの活動報告及び歴史秘話、


水戸藩2代藩主・徳川光圀が茨城郡磯部村の桜川から取り寄せた山桜を水戸の箕川に植え「佐久良川」と命名し、後に「桜川」と呼ばれる景勝地になるも、忘れ去られ、ごく一部のみ。

光圀公ゆかりのヤマザクラの景観を復活させようと「水戸千本桜プロジェクト」が2911年に発足、活動を続けている。



●今後の活動予定と現在進行中の事業について。稲葉代表
① 「桜川碑」の建立計画。
② (株)積水ハウスが計画している「コモンガーデン桜川」との協働事業。



●講演 コモンガーデン桜川~桜のまちづくり~について」

 (株)積水ハウス 東京設計室主任 加納 学 氏 






類例をみない宅地造成「桜のまちづくり計画」に新たなる可能性を感じる。



日本花の会花と緑の研究所主任研究員の小山徹氏
今まで植栽した苗木や、圃場の感想など。




会員・坂野秀司さんの「偕楽園桜型録」
園内の点在する桜のカタログを配布。

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泉町1丁目北地区再開発 其の壱

2017年06月26日 22時46分35秒 | 街創り
泉町1丁目北地区再開発 其の壱



水戸市の新市民会館が今でも動き出すように考えているような人と達がいるが、大間違いだ。
あと5~6年経っても完成しないと、思っている。




●「補助金やめますか? それとも人間やめますか?」
「成功と言われる再開発・区画整理などの過去の地域活性化手法は、現在の社会環境には通用せず、9割9分は失敗」
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フリースペース「カケルニカ」プレオープン@水戸市泉町3丁目

2017年06月01日 21時33分48秒 | 街創り
フリースペース「カケルニカ」プレオープン@水戸市泉町3丁目







水戸市泉町3丁目角の黄色く塗られた「登利庄ビル」は飲食ビルとして賑わったが、近年は1階の「焼き鳥屋」だけになってしまった。

通称「大工町」の飲食関連のテナントビルは何れも空室ばかりで人通りも少く、寂しい限りだ。

この様な現状を憂いた茨城大学の学生有志が、イベント開催の場として空き店舗利用の「フリースペース」を6月1日(木)「登利庄ビル」2階にプレオープンした。

小松崎流緋さんを主宰者とした4名が運営し「フリースペース」として活用しようとすることになった。

一応、高校生・大学生を対象とはするが、何方でも参加できるのだろう。



プレオープンとあって、茨城大学の同級生が多数参加、ビンゴゲームなどで盛り上がっていた。





以前はパブであった店の内装をそのまま利用。



冊数は少ないが、本も用意され読書も出来る。
これから、本も増えるであろう。

家賃はオーナーと交渉し格安にしてもらえたが、定かな運営方針は決まらず、見切り発車らしい。









飲食店では無く、飲料水や駄菓子を売って経費とするようだ。



大学生が交代で店番するので営業日時は、
水曜~金曜が16:30~21:00
土曜が16:00~21:00
月曜~水曜・日曜は休業。

●「カケルニカ」と云う店名の由来などを含め、訊き足りなかったことが沢山ある。後日、賑やかしを兼ねて再訪のつもり。
1日でも長く営業が継続できるように。多くの人に訪れて欲しいと思う。
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GINZA SIX ( ギンザ シックス)

2017年05月01日 23時02分30秒 | 街創り
GINZA SIX ( ギンザ シックス)



2017年4月20日に開業した銀座の商業施設「GINZA SIX」は元の銀座・松坂屋の跡地。
ゴールデンウイークの混雑を予想し、開業間もない25日に探索に出掛けた。

デパートやショッピングモールなどは商業施設だが不動産賃貸業だ。
「GINZA SIX」は地下3階~地上13階で、7階から12階はオフィスの複合ビル。

商業空間は241のブランドが集まったというが、世界的なブランドがかなりの広さを占めている。
そればかりでなく、地方の老舗で今まで支店が無かった店の出店もあると云うから大小・多種多様の店が並んだ。

屋上庭園。
13階建ての屋上は周囲がガラス張り。
高所恐怖症の僕は足がすくむ。



ワコー、服部時計店の時計台がかなり下に見える。



樹木や花の植栽。



人工の池の様な、



6階は蔦屋のブックカフェ。
美術書を始めかなりの種類が、





「刀剣女子」なる言葉も流行、刀剣や鐔も売られている。





吹き抜けの空間を「草間弥生」の巨大なオブジェが占める。



「草間弥生」のグッズ販売店には大勢のお客が。
世界的な作家だが、グッズは手軽な値段。部屋飾りなどに置くには十分だ。

地下2階の食品街を含め食に関する分野も多いが、大勢はファッション関連だ。





レストランも充実している。



地下2階のフランスワイの専門店。

その一角に試飲と軽食の出来るコーナー。


「グラスワインとスープとパン」のセットが800円。



地下3階は「観世能楽堂」
能や狂言、日頃なじみが無いが、ここなら気軽に観られそう。
演目によってはチケットの入手も可能か。
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「MAD City」と旧水戸街道「松戸宿」@松戸市

2017年03月26日 18時38分53秒 | 街創り
「MAD City」と旧水戸街道「松戸宿」@松戸市



2月24日17:00~水戸駅ビル「エクセルホール」で開催された『楽しいまちづくりシンポジュウム』~7年後の水戸~という集まりに出席した。
「7年後の水戸」と題した意味が不可解だったがこと、テーマに対し4人のパネリストの話しは、鳴り物入りの割には平板に思えたが、松戸市で「MAD City」を運営している寺井元一さんの「地域の活性・再生」に携わっている事例に興味を感じた。

以来「MAD City」が如何なるものかを見聞してみたいと思っていた。



偶々、 帰水の途中に何の準備もないまま松戸駅に降り立ち「MAD City」の事務所を探した。

松戸駅前は典型的な東京近郊の街で「伊勢丹」も在れば、チエーンの飲食店なども軒を連ねる。
駅からさほど離れていない北側に旧水戸街道が走っている。
街路灯に並ぶように「松戸宿」の提灯も下がっている。
駅から僅かな距離なのに商店街と云うより中層のマンションが多い。



「MAD City」「まちづくクリエイティブ」の事務所。
1階はデスクのみで「用事のある方は電話で2階に」。
連絡する必要も無いと思いつつ、先日のお礼を伝えようと受話器を。
若い女性が応対してくれた。
閉店の18時に近いので、旧水戸街道について簡単な説明を聞き歩いてみた。



旧原田米店。
「まちづくクリエイティブ」の物件の一つだが、前のテナントが退店し、現在募集中の張り紙。





春雨橋の傍に老舗の「酒店」。
個人経営の店が頑張っているのは嬉しい。

この先、坂川に沿って旧水戸街道の本陣跡など主な旧跡が在るが、何れも建物は失われ「跡」だけらしい。




「関宿屋」(せきやどや)
「天丼」「あなごめし」の看板と暖簾に惹かれて。



「穴子丼」
蓋をかぶせたままの写真ですが、中身も十二分の江戸前の「どんぶり」。
近頃、蓋を外して出す店も見受けられるので。



酒と肴も揃い、焼鳥・蕎麦も旨いらしい。



酒器のコレクションが飾られていた。
赤絵・染付など、趣味の良さが。

閉店7時に近く酒を飲みながら、とは行かなかったのが残念。

「MAD City」「まちづくクリエイティブ」に関して詳しいことは分からなかったが、街の魅力は老舗の「酒店」や「関宿屋」の様な店が在るかないかが大切なのでは。


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旧黒羽町通り@水戸市南町・宮町

2017年02月12日 19時46分48秒 | 街創り
旧黒羽町通り@水戸市南町・宮町





(くろばね商店会HPより)

水戸市南町のスクランブル交差点から水戸協同病院方面に入った旧黒羽根町通りは、以前は映画館が在って、その周辺には「富士食堂」「まつや食堂」「羽田食堂」が軒を連ね、八百屋・果物や・鶏肉や・畳屋・ビリヤード・麻雀クラブなど並ぶ商店街だった。

それから半世紀、とは言わずとも数十年。
水戸市内の商店街が殆ど消滅してしまったが、この通り一帯が残っているのは嬉しい限りだ。
小さな商店街でまとまりやすく、町内の顔役的な有力者が居なかったことにもよるかもしれない。
千波方面への通過路が紀州堀にトンネルが出来て通過車両が減少したのを機に、「くろばね商店会」が2000年に設立され「くろばね朝市」などの活動を継続してきたことによる。

旧サントピアの裏側は裏路地の雰囲気が残されている飲食街。
「茶の間」「長兵衛」「五一小屋」等の老舗の居酒屋や料理が並ぶ。
仲間との飲み会に最適。

2006年に着工した、電線地中化・歩道と車道も整備されて景観も整った。
協同病院への来訪者も多く、コンビニ、食料品店、クリーニング店、生花店、ファッションショップ、カルチャー教室、ライブハウス、法律事務所、薬局、歯科医院など様々な業種が建ち並び、賑わっているのは他の商店街の模範といえる。

この日は次の3店を、



コミュニティ・ルーム「花留談(かるだん) 」は待ち合わせ・打ち合わせに最適。
飲み物・食べ物の持ち込み自由。





スペイン料理「マルカドール」のワインと「マッシュルームのアヒージョ」
オリーブオイルとニンニク大好きにとってはたまらない。



SoulBar 「Soul In Motion」の小鹿 拓良さん。
創業19年、20周年を目前に3月には近所に移転。
この場所での営業も残り僅か。
新店舗の店名は「Soul Bar & Cafe Cosmic Cafe」

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ラ チッタデッラ@川崎市川崎区

2017年01月30日 16時31分43秒 | 街創り
ラ チッタデッラ@川崎市川崎区





上京する高速バスで「ストレイシープ」(水戸市泉町)店主の世田さんに会った。
ストレイシープはヨーロッパの古着や雑貨などを年に数度、世田さんが買付けに行き、マニアックな商品が揃っているので人気がある。
仕入れから戻ると県内はもとより、かなり広範囲の地域から顧客が押し掛ける。
2009年10月の開店だが、それ以前から面識があったので、その後の着実な発展は嬉しいことだ。
車中で「今日は何しに」の話となった。

僕は「東博の春日大社展を観て、國學院大學博物館の縄文展に行き、5時に桜木町で友人と待ち合わせ。」と言う予定を話した。
世田さんは「川崎に出店しないかの話を戴いたので、打ち合わせに行くのです」とのこと。何処にとの問いに、川崎駅前の「ラ チッタデッラ」です、と言う。

川崎駅前の「ラゾーナ川崎」は1度訪ねたが「ラ チッタデッラ」のことは知らなかった。
時間的に渋谷から川崎を経由、桜木町は治まりが良い。

國學院大學博物館の縄文展で新体験をし、渋谷からJRで川崎に。



川崎駅の東口から徒歩5分足らずで「シネチッタ」のゲート。
この辺りは以前の映画街で、業界の変遷に伴い1987年、川崎に日本初のシネマコンプレックスとなった。
2002年に商業施設の「ラ チッタデッラ」(小さな街)とライブホールの「クラブチッタ」を中心に、ショップ、レストラン、ウェディング施設などを加え、歓楽街だったエリアのイメージを刷新し、現代的な文化情報発信地となったらしい。(この経過については、水戸に戻って調べて分かった)



施設案内のパンフには、「この再開発地区の計画はイタリアのトスカーナ地方の丘陵の街をモチーフに、石畳の小道や噴水がイタリア古都の雰囲気を再現した」

とあるように、そのとおりで、らせん状のスロープを登りながら上の階に行く。
勿論、階段やエレベーターも設置されてはいるが。



エリア内を一回りしたが、確かに素晴らしい設計とつくりだ。
10年以上を経過しリニュアールの一環として「アンティークストリート」を作ることとなって世田さんにもお呼びがかかったらしい。
各地の「アンティークイベント」での実績が評価されたのだろう。



5~6軒が出店予定らしいが、ショッピングセンターを含め商業激戦区の川崎での「
アンティークストリート」を成功させるのは難しそうに思えた。

これまでも独自の魅力で進化してきた世田さんのことだから、何か秘策を考えているだろうが成功することを願っている。
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石岡のレトロな街中を散策

2016年11月28日 19時44分41秒 | 街創り
石岡のレトロな街中を散策



百里基地の航空祭を見学し、日常の暮らしではあまり関心を持たない防衛のことなどについて考える機会を得た。

おおよその展示を見たし、目的のブルーインパルスの曲芸的な飛行見ることが出来たので早めに退散することに。
基地内のバス乗り場から石岡駅行きのシャトルバスが運行されている。
午後2時発に乗ったが、混雑を避けて大回りなのか石岡駅まで1時間を要した。

645年、大化の改新によって国府が置かれて以来、石岡は常陸國の中心として栄えた。国府跡、国分寺跡、国分尼寺跡などもある。
常陸國総社宮も在り、秋の例大祭は盛大だ。

昭和4年に石岡を襲った大火以前、或いは大火後の建築が多く残されているのを見るのは、石岡散策の楽しみ。



すがや化粧品店。



栗山呉服店。
この路地は石畳。かってはこの辺りが賑わったとか。



きそば東京庵、
以前の訪問時に蕎麦を食べた。
十七屋履物店・久松商店・福島屋砂糖店と3軒並んでいる。



大火後の看板建築の先駆け。
現在でも下駄や草履を商っている。



丁子屋は大火を免れた江戸時代末期の商家建築で、かっては染物屋。
現在は観光施設「まち蔵藍」





奥の部屋は喫茶室、コーヒーを戴く。





ケーキとパンの店「シャンティ洋菓子店」の若主人。
先代は「近清」という菓子問屋だったとか。
街の衰退に歯止めをと数年前に「シャンティ洋菓子店」を創業。
石岡の歴史を熱く語ってくれた。



今は無き「高喜」石岡一番の小売商の記念誌を見せてくれた。
親戚筋らしい。

石岡の中心街の衰退は水戸より激しいが、
水戸の未来の姿かもしれない。
しかし、「シャンティ洋菓子店」の主人のような存在がある限り存続するだろう。
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水戸市立西部図書館 @水戸市堀町2311番地

2016年10月13日 11時42分52秒 | 街創り
水戸市立西部図書館 @水戸市堀町2311番地



市立中央図書館が,耐震化工事を行うため平成30年3月まで業務を休止している。中央博物館と建屋は一緒だから、かなりの時間がかかるのだ。

と云う事で、久し振りで水戸市立西部図書館に。
平成4年(1992)4月の開館で24年を経過しているが、古さを感じさせない素晴らしい建物だ。あちこち傷みが生じているが、手入れ次第でまだ十分に使えそうだ。

新居千秋の設計で、1993年 に 第18回吉田五十八賞を受賞した名建築だ。



ヨーロッパのお城のような外観。



敷地を周遊する回廊。
屋根付なので、散歩コースとして雨でも利用されている。



2階まで吹き抜け。



最上部にはガラス窓で、採光や空調に役立っている。


天井の木組みも素晴らしい。



円を描く壁は書棚で、若干幅が狭いので、体をくるまれる感覚になる。







2階に「佐川文庫」。
故・元水戸市長・佐川一信氏から寄贈された蔵書が収蔵されている。


●佐川一信(さがわかずのぶ、1940 - 1995)は、1984年から93年まで水戸市長を務めた。短期間に多くの仕事を成し遂げた信念の人。
図書館行政にも力を入れ、中央図書館のほかに、東西の地区図書館を設けた。

平成 28 年4月1日から水戸市立東部図書館 、西部図書館 、見和図書館 、常澄図書館、内原図書館に関して指定管理者制度が取り入れられた。

九州の某市の例もあるので委託については心配した。
偶々、館長さんが居たのでお伺いすると、件の会社ではなく、全国で300の館の運営に携わっている会社らしい。
図書館を商売と考える会社ではなさそうなので、安心した。
館長さんの人柄は真面目な方とお見受けした。



佐川一信さんが信念を持って取り組んだ図書館ゆえに、その精神を受け継いで地域の拠点として益々の発展を願う。


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GO! GO! ROBOTS!! @青柳公園市民体育館体育館。

2016年10月03日 13時08分27秒 | 街創り
GO! GO! ROBOTS!! @青柳公園市民体育館体育館。





Bリーグ開幕。
10月1日(土)18:00~、サイバーダイン茨城ロボッツは岩手ビッグブルズを迎えてのホーム開幕戦が開かれた。
序盤から優位に試合を進めたが、終盤に同点まで追いつかれる時間帯もあり、ハラハラしたが84-75でロボッツが勝利した。

バスケットボールの試合をまともに見たことが無かったので戸惑ったが、スコア―表示板を見ながらの観戦。

スピード感あふれる試合なので、ゲーム中の写真は撮れなかった。



試合前に国歌斉唱と茨城県民の歌斉唱。




18:00 Tip Off、
サッカーのキックオフと同じだが、ゲーム開始をそう呼ぶらしい。

第1Q、から第4Qまで、10分×4回の計40分間が試合時間。
ボールがコートの外に出る(ヴァイオレイション)、ファウル、フリースロー時、また、スローイン後コート内にボールが入っていてもプレイヤーがボールに触らない限り時間は停止したまま。
などや、その他のルールがありそうで、試合が中断するから、実際のゲーム時間はもっと長い。

とにかく、ルールは知らなくとも得点掲示板で楽しめる、

公式発表による観客数は2079名。
確かに超満員と言う感じで、会場内は汗ばむ程に暑かった。
若い女性が多かったように感じたが、彼らはルールを良く知っているように思え、「GO! GO! ROBOTS!!」と声援を張り上げていた。



途中途中でロボッツ・チアリーダーRDTが躍る。
新コスチュームのプロデュースは水戸発祥のファッションメーカー「株式会社アダストリア」
ホーリホックスポンサーのケーズデンキと同様、戦後水戸発のグローバル企業だ。




ラッパー「T−Ace」のハーフタイムショー。
水戸を中心に活躍しているようで、多くのファンが詰めかけていたのかも。
総じて、若い人たちが多いと感じた。





ハーフタイムショーを含め、エンターテイメントの要素が強く感じた、
会場の設備に関することで、改良は難しいだろうが、電光掲示板が移動式なので小さく輝度も低いので若干盛り上がりに欠ける。

多くの人が指摘しているが駐車場の表示、警備員の案内がまことに少なかった。
次回からは改善されるであろう。
同様に、入り口の入場のモギリの人が少なく、入場にかなりの時間がかかった。
この点も上記と同じ、直ぐにでも実行される事であろう。

手探りで始まった「Bリーグ」出だしは上々に思えた。
今後、改善を重ね「新たなプロスポーツ」として発展することを願う。

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まつもと市民芸術館@松本市深志

2016年08月17日 14時58分08秒 | 街創り
まつもと市民芸術館@松本市深志




松本駅から旧制松本高等学校の跡地の「あがたの森に」至る幹線道路は「あがたの森通り」と称し文化的な雰囲気がある。
途中に「松本市美術館」や「まつもと市民芸術館」が在るからそう感じるのかもしれない。
どちらにしても、松本は文化の香りがする観光都市で、水戸も見習うところが沢山ある。

「まつもと市民芸術館」は館長兼芸術監督に俳優・演出家の串田和美を迎えて2004年8月に開館した。設計は日本を代表する建築家の一人伊東豊雄。
水戸でも「新市民会館」の建設計画が進行中で、奇しくも伊東豊雄が設計すると報じられてもいたので、是非見学したいと思っていた。

日本最大級の音楽祭であるセイジ・オザワ 松本フェスティバル(旧称サイトウ・キネン・フェスティバル松本)の主要会場で、水戸芸術館の館長は小澤 征爾という、縁もある。

敷地は松本も水戸も約1haで同じだが、水戸は正方形で松本は細長い。



松本は奥に行くほど高くなるが、手前は2~3階程度だから圧迫感はない。



正面右斜め前方より



正面左斜め前方より




主ホールに至る階段とエスカレーターはなだらかな坂道、と言う感じでかなりの距離が在る。

この日は催事はなかったが、エントランスやギャラリーショップなどは入場可能。






ホールのロビー周辺は幻想的な照明。


建物は地上7階地下2階建てで、内部には約1,800席の主ホール(800から1,400席まで規模を調整できる)、240席の小ホールのほか、主ホールの舞台を利用した約400席の実験劇場、リハーサル室やレストランなども完備している。



日本では比較的珍しい4層のバルコニー席を備える馬蹄形の主ホールは、田の字型の巨大な4面舞台を備え、幅広い演出に対応している。

催事が開催されていない状況でホールの中も見られないし、短時間の見学だから多くを云えないが、水戸の新市民会館計画の考え方の違い、疑問が幾つか思い浮かんだ。
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靴直し『SECOND FIDDLE』@水戸市白梅1-5-9

2016年08月05日 21時22分55秒 | 街創り
靴直し『SECOND FIDDLE』@水戸市白梅1-5-9






靴に対する拘りが強い人は多い。
かくゆう私も靴を並べ、靴磨きをするのが楽しみだった。

そんな話も昔の夢、今は1足数千円の運動靴で満足している。

偶々、水城高校の脇の坂を登っている時、何だろう?と言う店が在った。


入ってみれば、靴の製造や修理の店らしい。





大阪生まれの店主・酒井啓輔さんは浅草で製靴の技術を学んだとのこと。
奥さまの実家の水戸で開業して1年を過ぎたとか。

僕も服の直しや稼業をしたことが有り、靴の直し屋がないものか?
と探したこともあった。

今では直しを掛ける靴は皆無だが、その様な希望の方には紹介したい。

良い店と出会った時は無性に嬉しい。
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