4月29日から5月5日まで、笠間芸術の森公園のイベント広場で第26回「陶炎祭」(ひまつり)が開かれている。第1回からほぼ毎年、楽しみに通っている。当初の会場は芸術村の山の尾根を切り拓いた場所に陶芸家の窯元の人達60~70軒が参加していた。
陶器が並んでいるのは当然にしても、山草・野草から、うどん屋、かき氷や、ポップコーン・ソフトクリーム、焼き鳥や、生ビール、手作りの袋物・洋服や、コーヒーショップなどなど。何れも焼き物屋さんが、自分たちの楽しみのために、短期に別のお店を開業したような感じだった。子供のゴッコ遊びのようで陶器の販売は二の次だった。
特製のステージは青竹を組んだ上に工事用のシートを被せただけだがとても様になっていた。そこで毎日いろいろのバンドが生演奏をしていた。ステージ前の中央広場にはモニュメントを兼ねた大きな炉が築かれていた。最終日の夜は炉に薪がドンドンくべられ、炉の炎の明かり(自家発電の電源のみで暗い会場だった)の周りを老若男女がバンドの演奏に合わせ踊り狂っていた。まさに縄文時代に戻ったような原始的なまつり、そのものだった。現在も外人のお客は多いようだが、創生期はその比率が多く、様々な国の人達と酒を飲み歌を唄う。山の中の祭りは街中のまつりとはまるで違っていた。
回を重ねるごとに、会場は芸術の森公園に移動して広大に成り、参加の業者も増え(今では200軒近いのでは)、会期も長くなり、催し物も幅広く開かれて笠間市としての一大事業に成長した。
遊びとして始まったことが、発展するに従い"売れる"ことが魅力となり、この時とばかりの売らんかな、の姿勢も感じられるようになった。単なる「陶器市」に近くなってしまったのか、との感も否めない。
当初からの愉しむ、が色濃く出ているのは夜祭りのコンサートだろう。今年の夜祭りの目玉は、5月3日午後7時から9時まで開かれる「上田正樹と陶炎祭スーパーバンド」の演奏会だ。2日の昼間は陶器市を眺め、3日の夜はコンサートを愉しみたいと思っている。
そんな訳で、西の谷緑地公園の整備の草取りに使う時間を少々減らさなければ成らない。
取りきれないセイタカアワダチソウはぐんぐんと大きくなってくる。もう根こそぎ採るやり方では、間に合いそうもなさそうだ。犬の散歩をしながら草取りをしてくれているSさんが、友人から草刈機を借りてくる話しを進めている。これから先、伸びすぎない内に刈り取るのは機械を使うほかは無い。何方か他にもいませんか?
公園内の、サツキや湿地のアヤメが咲きだした。サツキに関して言えばヤマツツジの様なもっと品の良い花をつけ、葉の緑のさわやかな種類を植えて欲しかった。今からでも年次計画で植え替えて欲しい。赤い花が咲けば何でも良い、というわけでもなかろう。
アヤメは葦がはびこって殆ど咲く場所がなくなってしまった。常に手入れしなければ、当初の計画を維持していくのは難しい。公園の植栽に関しては植物園の皆様のお知恵を拝借したい物である。