「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

菜の花を摘みに@水戸市岩根町

2019年02月28日 18時22分29秒 | 山野草
菜の花を摘みに@水戸市岩根町



3月から4月にかけて、那珂川の流域の堤防一面が黄色い菜の花に覆われる。
あたかも黄色の絨毯で、まことに壮観だ。

2月下旬から3月上旬になれば、新芽が伸びてくる。

花が咲く前の蕾は、ほろ苦い味と香りがする。
山菜が出回る前、春を味わえるので楽しみにしている。

例年なら3月に入ってからだが、今年は暖かったので2月27日に行った。



蕾を付け花が咲いたのも有ったが、若干早かった。

しかし、塩茹で味わい、味噌汁の具にするには十分あった。

3月下旬から4月の最盛期には、大量に摘むことが出来る。
蕾が良いが花が咲いた状態の塩漬けが、これまた美味しい。
少し古漬けて酸味が出る頃が、なおさらだ。

シーズン中に3回位は行くが、先ずは前哨戦。
次は、花々を眺め甘い香りをかぎながらの菜花摘みが楽しみ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸八景「広浦秋月」の地@茨城町下石崎

2019年02月27日 11時47分53秒 | イベント
水戸八景「広浦秋月」の地@茨城町下石崎






水戸藩・第9代藩主徳川斉昭が、藩領内の景勝地「八景」を選んだ一つが「広浦秋月」。

ここは砂州で、周囲には老松が茂っていた。
残念なことに、松くい虫の被害を受け全滅したが、、




植栽した松が育ち、幾らか以前の姿を取り戻した。



湖面の西に筑波山が眺望できる。

"広浦"は、当時の地元民による涸沼の呼称らしい。
何時から涸沼と呼ぶようになったのか。




涸沼産のシジミ・ハゼ・シラウオ・鰻の食事処「うおふね」



ハゼ・ワカサギ・白魚のミックス天丼とシジミの潮汁。
イチゴを腹一杯食べて間もないのに、全員が完食。



晴天で暖かな日であったが、ちょっと肌寒くなった頃。



焚火マイスターの矢部英雄さんが、コーヒーの準備。






旅ブラの〆は、矢部さんの焚火で温かい飲み物がお約束。




揃っての記念撮影。
企画の江原広美さん、オオワシ観察の栗田健史さん、焚き火師・矢部さん、旅のアレンジをした地元茨城町の上田和則さん・上田典子さん、お世話になりました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水戸石州流の野点茶会@偕楽園見晴広場

2019年02月24日 22時03分30秒 | イベント
水戸石州流の野点茶会@偕楽園見晴広場






2月16日から始まった「水戸の梅まつり」は明治33年(1900)2月に始まった、春の先駆けの行事で今回が123回目を迎えた。


3月31日まで、週末に各種のイベントが開催される。







2月24日(日)10:00~15:00に水戸石州流の野点茶会が開かれた。










御菓子は銘菓の「水戸の梅」



黄門さんご一行、水戸の梅大使。



偕楽園から千波湖を含めた広大な眺めが偕楽園の素晴らしさだ。


●「水戸の梅まつり」会場は、水戸市の偕楽園と弘道館。
水戸藩第9代藩主徳川斉昭により、偕楽園は「衆と偕(とも)に楽しむ場所」。
弘道館は「文武を学ぶ藩校」として、互いに対をなす存在として作られた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大洗ベリーズ」で苺狩り@大洗町神山町2054

2019年02月21日 20時49分45秒 | 生活
「大洗ベリーズ」で苺狩り@大洗町神山町2054



那珂川水系の汽水湖である涸沼を取り囲む市町村は、鉾田市・茨城町・大洗町。
大鷹を観察したのは茨城町だが、湖岸を巡る道を10分も走れば大洗町の神山地区は干拓によって出来た新田が連なっている。

その一端、休耕田を利用したのかビニールハウスが「大洗ベリーズ」。

大洗町はフェリーターミナルを含め「海の街」のイメージだが、大洗町を舞台としたアニメの『ガールズ&パンツァー』通称「ガルパン」で若者の人気を集めている。



戦車戦による女子高生の奮闘のテーマによるアニメに因み作られたオブジェがハウスの入り口前に鎮座。




入場すると制限時間、摘み方・足下に注意などの説明を受けいざ出陣。



高設の棚の列ごとに各種の苺が。
腰を屈まずに摘めるのと、水耕栽培なので農薬が散布されていないから、そのまま食べられる。




いばらキッス・紅ほっぺ・よつぼし等、味比べが出来る。




可憐な白い花、1月から3月が収穫期。
マダマダ、実を着けます。



交配用にミツバチが欠かせません。
飛んでましたよ。(栗田健史さん撮影)

食べ放題と言われても、そう食べられません。







お話しや休憩を挟んで、食べまくり。





企画者“江原の姉御”と齋藤さんの2人は「Tabiぶら」の大御所。

茨城「三浜地区」特産の「干し芋」も販売。

「もうお腹いっぱい」と言いながら、昼食の「川魚のミックス天丼」を食べに対岸の広浦に向かう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天然記念物の大鷲を観察に@東茨城郡茨城町網掛「網掛公園」

2019年02月19日 20時25分29秒 | 
天然記念物の大鷲を観察に@東茨城郡茨城町網掛「網掛公園」








2015年、国際的に重要な湿地の保全を目指す「ラムサール条約」に登録された涸沼は水鳥の聖地であり猛禽類の楽園である。
特に、1月から春一番が吹く3月中旬頃まで、越冬のため国の天然記念物であり絶滅危惧種のオオワシがシベリアから飛来する。
関東近辺では涸沼を含め、3か所とか。

「Tabiぶら企画室」の2019年の第1弾は「春待つオオワシと初恋の味」
オオワシ観察の案内役が栗田健史さんと聞き及び、めったにない機会と参加した。栗田さんの探鳥歴は長く、鳴き声だけで名前が分かってしまう達人。
旅ブラでお会いしてから、ご一緒するのを楽しみにしている。


集合場所の「網掛公園」は、県道に入口の案内板が無いにも関わらず、駐車場には茨城ナンバー以外の車の多いにびっくりした。



「親沢の鼻」と向かい合う「弁天の鼻」につくられた公園。



白鳥やバンなどの水鳥が長閑に。

この日(2月16日)は風もなく穏やかな春の日差しは4月の陽気。



湖畔の堤防には長尺の望遠レンズをセットした探鳥マニアがズラリと並んでいる。

展望櫓の上から眺めたが、肉眼での目視は出来ない。



栗田さんの望遠鏡で木の上の大鷹に焦点を当て、辛うじて見ることが出来た。

上昇気流を上手くとらえて飛び立つらしく、観察時は動く様子なし。
とは言え、確認できたことで大満足。

後の情報では、間もなく飛び立ったとのことだ。
終日、観察を続ければ見られる可能性はある。




2016年2月21日(栗田健史さん撮影)

『涸沼に1996年から飛来しているオオワシ、今年で23年連続の飛来。
オオワシは日本で一番大きなワシで全長♂88㎝、♀102㎝。
翼開帳220-250㎝。猛禽類の特徴としてメスが大きい。
寿命は丸山動物園の人工的環境で52歳(推定)野生では20~25年と言われる。

成鳥には5,6年かかるとし、涸沼に姿を現したときは既に成鳥。
もう30歳前後?いつまで元気な姿を見せてくれるか心配です』
(栗田さん資料からの抜粋)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

歴史的建造物に保存の声 @三菱UFJ銀行水戸支店跡

2019年02月18日 21時33分25秒 | 水戸今と昔
歴史的建造物に保存の声 @三菱UFJ銀行水戸支店跡



茨城新聞2月16日「県内総合版」で地元からの保存の声がと。



水戸市泉町の「三菱UFJ銀行」水戸支店が国道50号を挟んだ第二中央ビルに移転し、今日18日から新店舗での営業が始まった。



旧店舗は15日の営業終了後に、看板などは完全に撤去された。

『1909(明治42)年に川崎銀行水戸支店として完成した本格的洋風建築。
空襲で金庫と外壁を残して焼失するが、戦後の51年に復旧工事が終わった文化財的な価値のある建物。地元からは保存を求める声が出ている。』
と報じているが、私も同様で、保存し有効に利用されることを望む。
売却先・保存は検討中、と言うことだ。




同日(18日)50㍍足らずの泉町2丁目に筑波銀行水戸・大工町支店が移転・新築開店。

銀行の統廃合が進行する中で、歴史的な建造物が存続できるのか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

JR日立駅から6国迄@日立市

2019年02月14日 17時27分00秒 | 散歩
JR日立駅から6国迄@日立市



JR日立駅、ガラス張りの駅舎兼自由通路は2011年に完成した。
日立市出身の建築家・妹島和世の作品は駅舎とは思えない。



「海岸口」の通路の先端は海が見える展望スペース。
海側の崖上にせり出した感じで、眼下は大平洋。



海の上を国道6号線の日立バイパスが通る。


山側が中央口、左の広場の先に大きな建物。




一度も入場したことが無いが、球体の付いたユニークな建物は1990年に竣工した「日立シビックセンター」。
図書館や音楽ホールなど複合型の文化施設。
球状の部分は、天球劇場と呼ばれるプラネタリウム。



駅前の商業施設「イトーヨーカドー」
広場の整備に合わせて開店したのだろう。

ここから平和通りに並行し「けやき通り」~「銀座通り」に連なり、6号国道までを歩いてみた。
片道1.2キロ位か、結構の距離ではある。

昭和40年(1965)頃の日立は水戸を凌ぐ賑やかさで、銀座通りの周辺は喫茶店・バーやキャバレーなど、素晴らしい店が軒を連ねていた。
水戸~日立間の国道にはさほどの信号もなく、車で1時間程度。
多くの人が水戸から通った時代で、僕も足繁く行った。

昭和47年(1972)に「プチ亀宗日立店」が開店し、ファッション的にも注目されるようになった。

美術や文学など、文化的な活動も盛んだった。

その後、足が遠のいてしまったが昭和58年(1983)けやき通りと6号国道の間の日立銀座通りは「ひたち銀座もーる(モール)」としてカラータイルの路面、噴水、街路樹、彫刻作品、ベンチなどが作られた。







久しぶりに「銀座通り」を訪ねたのだが、整備終了から30年以上を経過した街並みは閑散としていた。
察するに、街の吸引力が失われたころに「何とか策を講ずるべき」との施策であったが「時すでに遅し」であったのだろう。

水戸の南町・泉町は日立よりは若干良さそうだが、同じ轍を踏む姿が目に見える。




6号国道に出て、常陽銀行常陸支店・日立市市役所を見ながら「平和通り」に。



4月になると、見事な桜並木が出現する。
バス通りでもあることから、銀座通りよりは活気がある。

日立駅から6国迄往復、約3キロ位か。
40~50年前に思いをはせた散策だった。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三菱東京UFJ銀行・水戸支店の辺り。

2019年02月11日 20時09分37秒 | 水戸
三菱東京UFJ銀行・水戸支店の辺り。



2月18日(月)から、三菱東京UFJ銀行水戸支店が道路の反対側のビルに移転する。現店舗での営業は今週限りとなった。



道路の反対側から望む。



西側に、創建当時のレンガ塀が少し残っている。
かなりの高さで重厚だ。



西側に隣接の「金刀比羅神社」
寛文年間(1661-1673)に個人の社として祀られたらしい。
ひと頃、荒れ果てたが地元の有志により整備され、元気を取り戻しつつある。
特に、若い女子に「御朱印」が人気とか。




駐車場の反対側に「株式会社アダストリア」の水戸本店ビルが建設中。



1953年福田屋洋服店が開店した創業の地。
株式会社ポイントを経て渋谷ヒカリエ 27Fに本社を有するカジュアル衣料品および雑貨を中心としたSPAブランドを展開する企業となった。
日本全国はもとより台湾・中国にも展開している。
戦後の水戸発祥の企業として「ケーズホールデングス」と双璧をなす。

創業記念の地に店舗なら街は活気づく!
と思ったが「あそこで、小売りの店舗はありえない」との意見もある。



東方面、水戸京成百貨店~南町~駅方面を望む。






東隣に「ローソン水戸泉町店」



残念ながら2月27日をもって、閉店となった。
これで、水戸駅から大工町の間の北側にはコンビニが1軒も無くなってしまう事態に。


水戸市泉町の「三菱東京UFJ銀行・水戸支店が移転」の記事をアップしたら、コメントを沢山戴いた。



内容や表現は異なるが、明治の末期の洋風建築を何とか残したいと愛する心は同じ。幾つかをご紹介する。

●川崎銀行の創始者八右衛門さんは日新塾の加倉井砂山の娘さんと結婚したので加倉井砂山のお墓(成沢町)は今でも川崎家で守っているようです。地元の偉人が関わる歴史的建造物、保存され後世に残したいものですね。(桜葉世知子さん)
●水戸藩発祥・川崎第百の支店なのですから建物を残すことは水戸の近代史そのものを残すことに他なりません。
水戸市立博物館近現代分館として残し川崎定徳社と連携し東京川崎財閥展示室も構えるといいですね。もう海老沢の本家も壊されたようですし。
これを壊したら歴史のまちの名を語る資格なしです.(稲葉 寿郎 さん)
●川崎八右衛門、弥生町に関わりがあるので写真撮影しておかないと。
残ってくれるのが1番ですが。佐原は建物を保存してます。(原 祐一さん)
●千葉にも川崎銀行がありました。今では区役所、美術館と一体で保存されております。(寺門 正倫さん)
●無くなるのは、悲しいです。子供の頃から、慣れ親しんだ建物!
叔母もこの銀行に勤ていました。(Kimiko Kanariさん)
●この対面の会社に勤務していたので思い入れが有ります。
当時もこの建物を使ってショップにしたいと上司ともよく話していました。
遺して貰いたい水戸の歴史のひとつですね。(杉浦 時彦さん)
●店舗などとして再利用するのは素敵ですね。
小樽や弘前では歴史的建造物な銀行が、記念館のようになっていて金庫の見学などもしました。
福島のいわきでは元常陽銀行の店舗が、「野口雨情記念湯本温泉童謡館」になっています。
弘前には歴史的建造物がスターバックスコーヒーになっているところが有りました。(齋藤 直哉さん)
●やはり銀行には銀行を、と思います。
非現実的ですが常陽銀行泉町支店復活ということで・・・ちなみに旧泉町支店には、足利銀行が移ってきます。(加藤 毅さん)
●中心市街地もこれで最終章。上市はただの街路となるのですね。
通過エリアとは、寂しいけど当事者が選んだミチですね。(西原 昇治さん)
●昔補修工事に行ったなあ……(遠藤 雅樹さん)

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弘道館公園@水戸市三の丸

2019年02月10日 00時58分36秒 | 公園
弘道館公園@水戸市三の丸




早咲きの白梅、奥に「八卦堂」

大雪の予報が出た2月9日(土)朝方は小雪がちらついたが、積もるほどには至らず。「梅まつり」(2月16日~)が始まる前の静寂を求め「弘道館公園」に。

旧県庁舎から弘道館を通り、大手橋を渡るのが中学・高校時代の通学路。
60年以上前を考えるとおおくの建物や土塀などが再建された。





「要石」を守るかの如くの2本の楠の大樹。





要石歌碑(かなめいしかひ)斉昭の自詠自筆。



孔子廟の戟門(げきもん)
昭和20年8月2日の戦災で、弘道館正庁と共に焼失を免れた。
再建された「孔子廟」は通常・非公開で特別な日に公開。
一度、拝見したことが有る。



戟門の屋根の魔除け、火伏の霊獣・義獣。
鬼犾頭(きぎんとう):龍頭魚尾で一種の鯱(しゃちほこ)
鬼龍子(きりゅうし):形が猫に似ていて、すう虞を象ったものといわれる。

オリジナルは正庁内に展示されてあるが木彫に銅板で蓋ったもの。
設置されているものは瓦で復元された。





早咲きの紅梅に築地塀と孔子廟。
梅は桜と異なり,1本(ひともと)を愉しめば十分。





大手橋から正門と正庁・築地塀。



正門は本瓦葺きの四脚門で、藩主が来館する際など正式の場合のみ開門した。
のだが、中・高時代は通り抜け自由。
正庁の濡れ縁で昼寝が出来た。
今から思えば夢の時代だった。





「水戸城大手門復元工事」
水戸城の二の丸入り口に復元される大手門の工事は、昨年の3月に始まり、本年9月に竣工の予定。
かなりの部分が出来上った様だが、工事用のシートで良く見えない。
どの様な姿になるのか?期待は大きい。





工事中の土塁から水戸二中(右)と付属小。
二中・付属小~水戸三高まで、白の築地塀が造られた。
更には、もともとなかった石垣ごときものも加えられた。
「景観が良くなった」との意見もあるが、元来なかったものを付け加え、或いは在った門をセットの如く再現した手法は疑問に思う。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三菱東京UFJ銀行・水戸支店が移転@水戸市泉町

2019年02月07日 16時52分18秒 | 水戸今と昔
三菱東京UFJ銀行・水戸支店が移転@水戸市泉町






多くの金融機関で統廃合が進んでいるが、2月18日(月)から、三菱東京UFJ銀行水戸支店が道路の反対側のビルに移転する。



この石造の風格ある建物は、「旧川崎第百銀行水戸支店」として明治42年(1909)に竣工した。
向こう隣は加納薬局。




昭和4年頃。
昭和20年8月の空襲に遭う迄は竣工時の姿だった。
特徴ある銅葺きの屋根は、再建された現状とはかなり異なる。




石造りの外壁のみが焼け残り、内装を新たに再建された。

近年は耐震工事も済んだ。




外壁以外は作り直されはしたが、明治の末期の洋風建築として貴重な文化遺産。


移転後は売却の方針、との噂を聞く。
文化財的であっても「文化財」の指定はないから取り壊されてしまう危険性もある。

建築されて110年が経つ。
大空襲の証人でもあるこの建物を保存するには水戸市が購入し、資料館などに転用するのが一番であるのは論を待たない。

しかし、財政がひっ迫している現状ではままならない、かもしれない。
何らかの方法を講じ、存続できる知恵を市民で考えたいものだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十河慶子 展 @藝文ギャラリー

2019年02月06日 21時02分08秒 | 美術展
十河慶子 展 @藝文ギャラリー
水戸市三の丸1-5-18 常陽郷土会館内 1階






前期:2月6日(水)~3月 3日(日)
後期:3月6日(水)~3月30日(土)

日本の各地に伝統的な紬があるが、大島・結城・塩沢は、日本三大紬と言われる。
那珂市在住の染織家・十河慶子さんは結城の機屋や指導所に通って、様々な人から教えを請い「結城紬」を学び独立した。

昭和58年の修業時の作品を含め、昭和63年から平成29年までの作品11点の作品展が藝文ギャラリーで始まった。

●結城紬は、
①経糸と緯糸の両方に紡ぎ糸を使うこと。
②模様を付ける場合は手で括ること。
③地機(じばた・経糸を腰で吊り、張力を掛けて織る織機)で織る。
であることを条件とする。

紡ぎ糸は長い繭を引けない繭を真綿にして取った糸で、凹凸があり、空気を含むので温かな風合いがある。経糸と緯糸の両方に使うのは結城紬だけ。

糸を紡ぎ括り、染め、織の工程は結城においても分業だが、十河さんは全ての工程を自ら行う。デザインにおいても、伝統にこだわらないグラデーションや幾何学的な文様を創造している。

製作工程を全て拝見したことはないが、1年間で1反くらい、或いは数年で1反位しか完成しないのでは,,





今回は前期・後期を併せ11点が展示される。
人間国宝に伍する仕事と思った。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春分の日・偕楽園@水戸市

2019年02月05日 10時58分09秒 | 公園・緑地
春分の日・偕楽園@水戸市



2月4日は「立春」で旧暦上では春が始まる日。
体感的にはまだ寒いのが通常だが、水戸の最高気温は18.7度で平年よりも8.1 度高く、4月上旬並のポカポカ陽気となった。

2月16日(土)から3月31日まで「水戸の梅まつり」が開かれる。
会期中は沢山のイベントが組まれ「偕楽園」や「弘道館」は観光客で賑わう。
多くの観光客は大歓迎、だが「梅」は「桜」と異なり閑かな風情を楽しむ。
満開を愛でるより早咲きの花を探し眺めることが愉しい。


立春を迎える前の2月2日(土)久しぶりに偕楽園を散策した。



偕楽園表門通り。
開園当時の岩間街道で往時の道幅のまま。


偕楽園は水戸藩の第9代藩主・徳川斉昭により1842年(天保13年)に開かれた。前年に開館した、文武修行の藩校「弘道館」に対し心身保養の地として設けられた。




表門は黒塗りであることから黒門とも呼ばれている。





「一の木戸」と呼ばれる門。




程よく手入れされた孟宗竹林。




杉林の中を進む。





階段を下り「吐玉泉」に。
「太郎杉」「次郎杉」の2本の巨木が鬱蒼としていたが、今は「太郎杉」のみが残っている。





「吐玉泉」崖線の湧水を集めた泉。
泉石は常陸太田市真弓山の大理石で、寒水石ともいう。
好文亭の茶室何陋庵の茶の湯にも供された。




「梅桜橋」
桜山の駐車場と偕楽園を結ぶ、エレベーターが付いた陸橋。
●偕楽園の有料化が検討されているらしい。
この様な出入り口の場合はどうするつもりなのか?
何れにしても無料を貫いてきたのだから、有料化することの是非は問うべき。



早咲きの白梅。




「南門」
創設時は千波湖を渡って、この辺で下船して入園した。






正岡子規の句碑『崖急に梅ことごとく斜めなり』
南門から崖を登る坂の途中に.




更に登れば「好文亭」の脇に。




早咲きの紅梅が。




『偕楽園記』の碑・1839年(天保10年)
高さ2.5mの自然石の平石に,偕楽園の名前の由来や創設した理由、利用の心得などが、斉昭の直筆で記されている。
結構、難解な文章らしい。




「東門」
現在の正門で、多くの方がここから入退園。
梅まつり期間中は案内のテントも設置される。
この辺りに「観光ガイド」が常駐。




「常盤神社」
明治初年、徳川光圀と徳川斉昭の徳を慕う水戸藩士により偕楽園内に祠堂が建てられた。明治6年(1873年)3月に「常磐神社」の社号が、明治7年(1874年)に現在地に社殿が造営された。




ヤマザクラの若木
常盤神社境内の「義烈館」(歴史博物館の前庭に「水戸桜川千本桜プロジェクト」により平成28年3月に植えられた。
植え込みに参加したが、あれから2年。
随分大きくなっていたので安心した。







偕楽園・常盤神社を後にし、近くのフランス料理「ルイプロバンソ」に立ち寄り野菜のオープンサンドをいただく。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする