伝法院庭園
11月の連休を挟んで各地で催しが目白押し。何処に行こうと迷う。
浅草寺を中心とする浅草で、江戸の心・浅草大観光祭と銘うち「浅草今昔展」「江戸町浅草奥山風景」「平成中村座」などが開かれている。
金龍山 浅草寺 本堂落慶50周年大開帳記念『大絵馬寺宝展と庭園拝観』は通常は非公開の伝法院庭園と浅草寺に伝わる寺宝の数々を一般公開とのこと。
絵馬は想像以上の大きさと数の多さにビックリ。さすが浅草寺と感心した。
伝法院庭園の公開は16年ぶりとのことだ。人ごみ溢れる浅草寺の一角に、回遊式の静寂の庭園が在るとは、思いもしなかった。
庭越しに眺める五重塔はあたかも京都と感じる。
浅草寺の西側一帯は通称奥山と親しまれ、江戸時代から大道芸や見世物小屋が並び、盛り場浅草発祥の地だった。その場所に江戸時代さながらの街並みを再現し、江戸小物、版画、提灯、指物、手拭いなどの見世が60店位が並んでいる。江戸時代にタイムスリップした感じがした。
芝居町は江戸時代後期に日本橋から浅草に移され、現代に残る歌舞伎の発祥の地とも言える。浅草寺裏側に「平成中村座」の仮設劇場が建てられ中村勘三郎を座頭とした歌舞伎が2ヶ月間特別興行をする。演目は『法界坊』この演目は2000年が初演。昨年はニューヨークの公演も大成功。テレビでも放映された。席料は1万円からで、お大尽席は3万5千円と、高額だが毎回満席らしい。11月公演は11月1日から25日まで。