「森英恵 世界にはばたく蝶」展@水戸芸術館現代美術ギャラリー
水戸芸術館開館30周年記念事業として「森英恵 世界にはばたく蝶」展が5月6日まで開催されている。
1950年代より衣裳デザインで活躍し、1977年には初の東洋人デザイナーとしてパリ・オートクチュール組合に所属するなど、日本人ファッションデザイナーの草分けとして活動してきた。
水戸芸術館は2000年に「森英恵展 東と西の出会い」を開催しており、本展は20年ぶりで生涯の軌跡をたどる展覧会となる。
Gallery1 蝶のオートクチュール
Gallery2 多彩な蝶のオートクチュール
Gallery3 蝶の舞う映像空間
8台のプロジェクターから幻想的な映像が投影されている。
Gallery4 創作の現場、アトリエより
Gallery5 森英恵が手がけた舞台衣装
「不死鳥/美空ひばり」の衣装
劇団四季やその創設者である浅利慶太との関係も深い。
浅利慶太が演出を手がけ、ミラノ・スカラ座で上演された『蝶々夫人』(1985)の衣裳。
森がニューヨークで観劇した欧米の人間が描いた日本ではなく、日本の美を日本のスタッフでつくりたいという思いが投影されている。
Gallery6 銀幕を彩った映画衣装
50〜60年代の日本映画黄金期には、小津安二郎や大島渚による作品の衣装デザインも手がけた。
「狂った果実」で裕次郎着用したアロハシャツが展示されている。
映画のいくつかが上映され、当時の衣装を見ることができる。
Gallery7 ユニフォーム、日本の顔として
企業や団体のユニフォームも、数多く手がけた。
リレハンメルオリンピック(1994)時の日本選手団。
日本航空の4〜6代目の客室乗務員。
水戸芸術館ATMフェイス制服(冬服/夏服)2000年~
小澤征爾のコンサート用シャツジャケットと演奏時のVTR。
Gallery8 森英恵のライフヒストリー
挑戦し続けた半生を、言葉や写真を通して辿る。
写真家や画家が描いた森英恵の肖像。
『森英恵流行通信』等々の資料。
Gallery9 ザ・ワールド・オブ・ハナエ・モリ
「ザ・ワールド・オブ・ハナエ・モリ」1969年作の上映、毎時00から。
森英恵は水戸芸術館の運営母体「公益財団法人水戸市芸術振興財団」の理事長を務め、運営資金など財源の確保と運営に尽力している。
財団の企画として“手前みそ”との懸念もあろうが、2016年に国立新美術館にて開催された「MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事」など、ファッションも美術の一分野としての地位を占めている。
水戸との関連で実現した企画で、このような展覧会を開催できたことは素晴らしい出来事だ。
「森英恵の人と作品」にふれる絶好の機会だ。
水戸芸術館開館30周年記念事業として「森英恵 世界にはばたく蝶」展が5月6日まで開催されている。
1950年代より衣裳デザインで活躍し、1977年には初の東洋人デザイナーとしてパリ・オートクチュール組合に所属するなど、日本人ファッションデザイナーの草分けとして活動してきた。
水戸芸術館は2000年に「森英恵展 東と西の出会い」を開催しており、本展は20年ぶりで生涯の軌跡をたどる展覧会となる。
Gallery1 蝶のオートクチュール
Gallery2 多彩な蝶のオートクチュール
Gallery3 蝶の舞う映像空間
8台のプロジェクターから幻想的な映像が投影されている。
Gallery4 創作の現場、アトリエより
Gallery5 森英恵が手がけた舞台衣装
「不死鳥/美空ひばり」の衣装
劇団四季やその創設者である浅利慶太との関係も深い。
浅利慶太が演出を手がけ、ミラノ・スカラ座で上演された『蝶々夫人』(1985)の衣裳。
森がニューヨークで観劇した欧米の人間が描いた日本ではなく、日本の美を日本のスタッフでつくりたいという思いが投影されている。
Gallery6 銀幕を彩った映画衣装
50〜60年代の日本映画黄金期には、小津安二郎や大島渚による作品の衣装デザインも手がけた。
「狂った果実」で裕次郎着用したアロハシャツが展示されている。
映画のいくつかが上映され、当時の衣装を見ることができる。
Gallery7 ユニフォーム、日本の顔として
企業や団体のユニフォームも、数多く手がけた。
リレハンメルオリンピック(1994)時の日本選手団。
日本航空の4〜6代目の客室乗務員。
水戸芸術館ATMフェイス制服(冬服/夏服)2000年~
小澤征爾のコンサート用シャツジャケットと演奏時のVTR。
Gallery8 森英恵のライフヒストリー
挑戦し続けた半生を、言葉や写真を通して辿る。
写真家や画家が描いた森英恵の肖像。
『森英恵流行通信』等々の資料。
Gallery9 ザ・ワールド・オブ・ハナエ・モリ
「ザ・ワールド・オブ・ハナエ・モリ」1969年作の上映、毎時00から。
森英恵は水戸芸術館の運営母体「公益財団法人水戸市芸術振興財団」の理事長を務め、運営資金など財源の確保と運営に尽力している。
財団の企画として“手前みそ”との懸念もあろうが、2016年に国立新美術館にて開催された「MIYAKE ISSEY展 三宅一生の仕事」など、ファッションも美術の一分野としての地位を占めている。
水戸との関連で実現した企画で、このような展覧会を開催できたことは素晴らしい出来事だ。
「森英恵の人と作品」にふれる絶好の機会だ。