「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)

2024年04月17日 13時19分58秒 | 山野草
シャガ(射干、著莪、胡蝶花、学名:Iris japonica)





あちこちの庭でシャガが咲いている。
中国原産で、かなり古くに日本に入ってきた帰化植物。
アヤメ科アヤメ属の常緑多年草で繫殖力が強い。



春に茎を斜めに伸ばし、その先に白地に青い斑点が入る花を多数咲かせる。
数日しか咲かないが、次々と花を咲かせる。
胡蝶蘭との呼び名がされるときもあるが、胡蝶蘭とは異なる。
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木通(アケビ)の花

2024年04月10日 21時27分18秒 | 山野草
木通(アケビ)の花





近所の幼稚園の塀というか柵にアケビが植えられてある。
山野に自生しているが、葉が小さいので園芸種であろう。
旺盛に蔓を延ばし絡み合っている。
葉の間に、小さくて薄紫の可愛いい花が咲いている。
秋に長楕円形の実を付ける。
熟するとパかっと割れた様が、人の「あくび」をした様に見えるので「あけび」と名付けられたとの説もある。





春の花・秋の実、どちらも活けたり飾ったり・絵に描きたくなる趣のある植物だ。
実の果肉と種の周りはうすら甘いので、子供のおやつ代わりになる。
蔓の若い芽の部分はお浸しにしても良い。
春の山菜として味わうことも可能だが、時期を外すとエグミが強い。
似た植物に「ムベ」があるが、アケビは落葉性、ムベは常緑性。
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桔梗(キキョウ)の初花

2023年06月10日 10時55分36秒 | 山野草
桔梗(キキョウ)の初花

6月8日に桔梗の初花が咲いた。



桔梗はキキョウ科の多年生草本植物で秋の七草のひとつ。
秋の七草とは、萩(ハギ)、女郎花(オミナエシ)、芒(ススキ)撫子(ナデシコ)、葛(クズ)、藤袴(フジバカマ)、桔梗(キキョウ)を指す。
万葉集のなかで秋の七草と歌われている「朝貌の花」とはキキョウ説であるというのが最も有力となっているようだ。





花屋で買った1鉢を地植えしたら、毎年芽を出し株数も増えた。
6月から秋まで、約4か月次々と花を咲かせてくれるので秋草とは言えない。
清々しい青紫色をしている星形の花と、紙風船の様に膨らんだ蕾が次々と現れる、生命力がある植物だ。
根を乾燥させたものは漢方薬に使われるらしい。
青紫色と白色が一般的だが、淡いピンク色の花もある。
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ツクシ(土筆)摘み@千波公園西の谷緑地

2022年03月25日 22時15分41秒 | 山野草
ツクシ(土筆)摘み@千波公園西の谷緑地





菜の花摘みと同じ頃にツクシ(土筆)を摘むのが毎年のこと。
どこにでもあるが、近場の西の谷に行く。
日当たりが良くないから、茎が細いし長さも短いのだが、見回りを兼ねているから良しとしている。

スギナは地下茎を長く伸ばして生える繁殖力の強い雑草。
地下茎から地上へ出る胞子茎をツクシ、栄養茎をスギナと呼び分けるが同じ植物だ。
春(3 - 4月)に出現する胞子茎のツクシ(土筆)を食用とするが、何時頃から食べられるようになったのか、歴史は知らないが長年の習慣。
頭の部分がしっかりと締って、緑色の胞子を散らしていないものを選ぶのがコツで、直ぐに開ききってしまうから時期が限られる。



摘むのは簡単だが、家に持ち帰ってから下拵えに手間がかかる。
節と節の間に在る茶色の袴と呼ぶ部分を指先で取り除かなければならない。
大した量でなくとも、アクで指先が真っ黒になり、細かくヒビ割れする。
洗っても直ぐには取れない。



取り除いた袴の部分と食べられるところが同量に近い。
ここまでが自分の担当で、あとはカミさんにお任せ。



ホロ苦みと春の気分を味わうのが主だから、湯がいて、だし汁に浸すだけの簡単な調理で十分。
佃煮や天婦羅など、人により様々あるようだ。
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ホトトギス(杜鵑草)が咲き始めた。

2021年07月20日 19時49分10秒 | 山野草
ホトトギス(杜鵑草)が咲き始めた。



ホトトギスは、ユリ科ホトトギス属の多年草。
花びらにある紫色の斑紋がホトトギス(杜鵑)の胸の斑紋と似ていることから付けられたとされる。
原産地は東アジアで約20種が分布するとされており、日本では約10種が自生していると言われる。

ホトトギスの鳴き声を聞いてはいるが、姿は見たことがないので、胸の斑紋が似ているかどうかを確かめたことはない。
正岡子規が喀血したことから、「鳴いて血を吐く」と言われているホトトギスと自分を重ね合わせ、ホトトギスの漢字表記の「子規」を自分の俳号としたとの逸話もある。
可憐な小さい花でありながら子細に見れば鮮烈な色と文様だ。
枝が細いので僅かの風でも揺れ動くんも風情がある。



次から次へとツボミを持ち、花を咲かせるので長い期間にわたって楽しむことが出来る。
花が終わると鞘状の実をつけ、中には小さな黒い種がびっしりと詰まっている。

こぼれ種から、翌年に発芽して育つからいくらでも増える。
手間いらずに毎年楽しめる草花だ。
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「アカシア」と「二セアカシア」

2021年05月09日 21時56分39秒 | 山野草
「アカシア」と「二セアカシア」





水戸市河和田町の報仏寺の旧蹟・道場池を訪ねるべく、岩間街道をチャリで向かった。
桜山と県立歴史館の間の跨線橋の脇に、白い花を房状に付けた木が何本も群生していた。
下から立ち上がった枝が舗道まで垂れ下がり、甘い香りが漂ってくる。
多分「アカシア」と思ったが、これほど間近に見たのは初めて。
帰宅してから調べてみた。

この花は「ニセアカシア」北米原産のマメ科ハリエンジュ属の落葉高木で和名はハリエンジュ(針槐)。日本には1873年(明治6)に渡来した外来種。
街路樹、公園樹、砂防・土止めになどの用途で植栽され、木質は枕木に使えるほど堅く、家具の材料等にも用いられ、薪炭材にもなる優れもの。
マメ科植物特有の根粒菌との共生のおかげで成長が早く、痩せた土地や海岸付近の砂地でもよく育つので、北海道では煙害による炭鉱跡の空き地などをはじめとして、分布が広がった。
花から上質な蜂蜜が採れるので、蜜源植物としての役割が高い。

その反面、ニセアカシアの侵入でアカマツやクロマツなどのマツ林、ヤナギ林が減少し、海岸域や渓畔域の景観を大きく改変させた。
単独で生物多様性を低下させるだけでなく、好窒素性草本やつる植物をともなって優占し、植生を独自の構成に変えてしまう。
各地の河川敷などで猛烈な勢いで野生化し、大雨時に流れを阻むことがあり、伐採作業をするも、生命力が強く取り除くのは困難、等々。
近年、危険外来種としての諸問題の一部らしい。

その辺りをFacebookにアップしたら「偕楽園東門に大木がありますよね。花の天ぷらが美味いといわれていますが、まだ食したことはありません。」とのコメントを顎髯仙人さんから頂いた。



東門の脇に行って驚いた。
桜にして然りだが、草木は花が咲いた時にしか気が付かないもので、東門の脇に
大木が3本立ち並んでいた。




育ち過ぎて、上の方はバッサリと断ち切られてもかなりの高さがある。
花は大方が咲き終わって、花びらが地面に散っている。



千波湖方面への崖際にも大木が1本在った。
(写真の中央、とにかく見上げる高さで注意しなければ見落とす)

「アカシア」と「ニセアカシア」の区別だが、
明治期に日本に輸入された当初は、このニセアカシアをアカシアと呼んだ。
後に本来のアカシア(ネムノキ亜科アカシア属)の仲間が日本に輸入されるようになり、区別するためにニセアカシアと呼ぶようになった。
しかし、アカシアは乾燥地性で日本の環境にはあまり適さずマイナーな存在に留まっていることもあり、今でも混同されることが多い。
本来のアカシアの花は放射相称の形状で黄色く、ニセアカシアの白い蝶形花とは全く異なる。

*西田佐知子の「アカシアの雨がやむとき」に歌われる「アカシア」
*石原裕次郎の赤いハンカチ」「恋の町札幌」に歌われる「アカシアの花」
*北原白秋の「この道」に歌われる「あかしやの花」
など「アカシア」と歌われている全ては「ニセアカシア」なので、単に「アカシア」と呼んで問題はなさそうだ。

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春色・西の谷@千波公園西ノ谷緑地

2020年04月13日 22時53分25秒 | 山野草
春色・西の谷@千波公園西ノ谷緑地



京成百貨店の駐車場に通じる木製階段の斜面を蓋う一面の「蕗」
ここ数年で一気に広がった。




ウワミズザクラ(上溝桜)の莟。
桜の仲間なのだろうか?
房状に小さな花を付けるまで、あと1週間くらい。



◎追記
ウワミズザクラ(上溝桜)の花が咲きました。
直径・約7㎜位の小さな花が房状に連なります。
水戸市周辺部の道路脇などに自生しているので、花の時なら、ここにも・あそこにも、と発見できます。




昨年に植えられた楠の大樹が7本。
酷暑を乗り越え、新芽を出した。
若葉の色はマチマチだ。



ひき蛙の卵が孵化して「オタマジャクシ」となった。
数えられないほど沢山だが、蛙まで成長できるのは何匹だろう。




「タンポポ」
外来種のセイヨウタンポポと白花在来種のシロバナタンポポがあるようなのだが、どれに該当するのか。




崖の中段の礫層からの湧水源。
以前は流れ出る勢いがあったが、今はチョロチョロ。




エニシダが2本。
黄色い花が長い間楽しめる。




「踊子草」の群生が何か所も。
名前は“笠をかぶって踊る踊子”に似ている、とのこと。



「名もなきすみれ草」などの表現があるが、あちこちに多くスミレが。




「白ヤマブキ」
普通の黄色いヤマブキとは別種で、黒い実をつける。


昨日と一転、今日13日(月)は発達した低気圧の影響で、吹き降りの雨で、水戸の最大瞬間風速で29m/sと報じられた、強風だった。

ソメイヨシノと違って西の谷の山桜は今が最盛期。
「花に嵐のたとえもあるさ」が思い浮かぶ。

于武陵「勸酒」

勸君金屈巵
滿酌不須辭
花發多風雨
人生足別離

井伏鱒二の和訳は
この杯を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ
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「スイカズラ」「honeysuckle」

2019年06月02日 23時57分13秒 | 山野草
「スイカズラ」「honeysuckle」

友人宅を訪ねた帰途、隣家の垣根から「スイカズラ」の甘い香りが漂ってきた。
ジャスミンやクチナシほど強烈でなく、爽やかな感じがする。



蕾はピンクを帯びているが、咲き始めると純白になる。



数日経つと黄色に変色するので「金銀花」の別名がある。

忍冬文(にんどう‐もん)或は「忍冬唐草紋」と呼ばれる文様の土台となったと言われている。
日本には中国を経て渡来し、飛鳥・奈良時代の美術に影響を与えた文様だ。

スイカズラの葉は冬でも枯れず落ちないので、漢字で「忍冬」と表記する。



法隆寺の「忍冬唐草紋」宇瓦(のきがわら)。
瓦の文様は彫刻としても見応えがある。

花筒を引き抜き、口で吸うと甘く感じる。
子供の頃はよく口にしたが、「スイカズラ」の名は「吸い葛」の意。
古くは花を口にくわえて甘い蜜を吸うことが行なわれたことに因むというから、太古から変わらない。

スイカズラ類の英名「honeysuckle」もそれにちなむ名称。
洋の東西を問わずスイカズラやその近縁の植物の花を口にくわえて蜜を吸うことが行われていたようである。

https://www.youtube.com/watch?v=_5JiD9yxL4U&feature=youtu.be

ジャズのスタンダード「ハニーサックル・ローズ」( Honeysuckle Rose )は1929年ファッツ・ウォーラー(Fats Waller)作曲。
アンディ・ラザフ(Andy Razaf)作詞。

およそ100年歌い継がれて名曲と言える。
歌詞は、吸い葛とバラの花やミツバチなどに喩えて、相当に意味深な内容なので、歌よりインストゥルメンタルが主なのは歌詞がちょっと…、

『蕾は、金銀花(きんぎんか)という生薬。
秋から冬の間の茎葉は、忍冬(にんどう)という生薬で、ともに抗菌作用や解熱作用があるとされ、漢方薬としても利用される。』

等々、勉強になりました。
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菜の花を摘みに@水戸市岩根町

2019年02月28日 18時22分29秒 | 山野草
菜の花を摘みに@水戸市岩根町



3月から4月にかけて、那珂川の流域の堤防一面が黄色い菜の花に覆われる。
あたかも黄色の絨毯で、まことに壮観だ。

2月下旬から3月上旬になれば、新芽が伸びてくる。

花が咲く前の蕾は、ほろ苦い味と香りがする。
山菜が出回る前、春を味わえるので楽しみにしている。

例年なら3月に入ってからだが、今年は暖かったので2月27日に行った。



蕾を付け花が咲いたのも有ったが、若干早かった。

しかし、塩茹で味わい、味噌汁の具にするには十分あった。

3月下旬から4月の最盛期には、大量に摘むことが出来る。
蕾が良いが花が咲いた状態の塩漬けが、これまた美味しい。
少し古漬けて酸味が出る頃が、なおさらだ。

シーズン中に3回位は行くが、先ずは前哨戦。
次は、花々を眺め甘い香りをかぎながらの菜花摘みが楽しみ。
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シュンラン(春蘭)

2017年04月04日 02時19分48秒 | 山野草
シュンラン(春蘭)



ギャラリーしえる(水戸市見川町2434-1)では絵画や彫刻などのアート作品の展覧会の他に、服・雑貨・アアクセサリーの展示販売会などが開かれることもある。

地方のギャラリーは展示の幅が広いのが良さとも言える。



3月30日~4月1日は「草木染・うさとの服」



タイ・チェンマイ在住の日本人ファッションデザイナー(さとう・うさぶろう)の草木染・手織り布の衣類の展示即売会。

展示場の隅に春蘭4鉢が置かれてあった。
お好きでしたら、どうぞお持ちください、とのこと。
「ギャラリーしえる」のお客様で春蘭好きの方がおられ、一度お会いした方が居る。
その方が持参したようだ。

「春蘭」は日本各地でよく見られる野生蘭の一種で、山歩きをすれば見かけることが出来る。
山草や東洋ランとして観賞用に栽培されることも多い。
名称の由来は春に咲くことから。

広く文人墨客にも愛された植物で、墨絵や塗り物の茶器、椀などのモチーフとして描かれることがある。



水遣りなど管理が難しそうだが、地植えしても大丈夫らしいので戴いて来た。
清楚で品の良い花だ。
さすが花の王者「蘭」の1品種だ。

鉢はプラスチックだが「蘭鉢」と云うのも有って、骨董品では結構な値段がすると聞いたこともある。
「蘭鉢」「万年青鉢」など、江戸時代には人気だったらしい。
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土器に生ける

2017年04月02日 19時36分21秒 | 山野草
土器に生ける



縄文土器にユキヤナギと沈丁花。

水戸市泉町1丁目の「フタエ屋呉服店」の店頭ウインドに“可憐な山草が土器に挿されて生けられてあったのを見た”のは1975年頃のことだ。

「きもの」が日常着であった最後の頃で、特に「フタエ屋」「大高呉服店」などは、晴れ着より普通の反物などを扱っていた。

フタエや店主の大和田さんの友人には趣味人が多く、その人たちの骨董コレクションを飾り、茨城山草会の墳本さんや長谷川さんの珍しい山野草が展示されたりした。
今では当たり前のように売られている山野草だが当時は珍しく、文化センターの展示室で春と秋に開催される「山草展」を見るのも楽しみだった。

その様な想い出と共に、
1月に國學院大學博物館の「火焔型土器のデザインと機能」展で信濃川の流域で出土する縄文時代中期を代表する「火焔土器」の大小の優品を見る機会を得たこと。
2月の「Tabi-ぶら in 美浦村」で念願の「陸平貝塚」を訪ねたこと。
「陸平貝塚」は1879年(明治12年)、日本人が初めて発掘調査が行なった遺跡で「日本考古学の原点」と称され、考古学史の観点からも重要な遺跡である。

往時のままの原風景を観、縄文人が口にした貝殻を数千年を経て掌に握った感触は時空を超えた繋がりを感じだった。



1月と2月の体験が重なって土器(縄文~弥生~土師器)などに花を挿すこと。
をもう少し広めたいと思うようになった。

数千年から千年前頃に至る「土器」に「花」は、今では特別なことではないが、さらに、多くの人に良さを感じてほしい。
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半夏生(はんげしょう)

2016年07月01日 07時27分11秒 | 山野草
半夏生(はんげしょう)



梅雨の晴れ間、今日から7月で年の後半に入る。
あっという間に夏で、直ぐに秋風。

暦では7月1日は半夏生。
Wikipediaによれば、雑節の1つで半夏(烏柄杓)という薬草が生える頃。
一説に、ハンゲショウ(カタシログサ)という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになる頃とも。
様々な地方名があり、ハゲ、ハンデ、ハゲン、ハゲッショウなどと呼ばれる。



我が家の猫の額の庭にも半夏生が咲いている。
既に盛りを過ぎて、白い葉が幾らか黄ばんできた。



脇には桔梗が咲き、木賊の緑。
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報仏寺の枝垂れ桜@水戸市河和田町

2016年04月07日 13時16分14秒 | 山野草
報仏寺の枝垂れ桜@水戸市河和田町





報仏寺は仁治元(1240)年に浄土真宗の開祖親鸞の直弟子のひとり唯円(ゆいえん)によって開かれた念仏道場が始まりといわれる。
唯円は『歎異抄』の作者とも言われている。
現在地より南西に約500Mの場所が最初に道場を開いたと言われ、石碑も建っているとのことだが、まだ行ったことが無い。

今は花の寺と知られ、四季折々の花が咲くが、特に枝垂桜は見事である、
例年、この時期に訪れるのを楽しみにしている、





枝垂桜の傍に赤の藪椿の大木が在る。
桜の淡いピンクと椿の紅の対比が素晴らしい。

紫木蓮・白木蓮も咲き競う。

ユキヤナギ、桃・ボケなども。



「花より団子」?報仏寺門前の「一久」は蕎麦の名店。










蕎麦のシャーベット。


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菜の花・蕗の薹

2016年03月03日 21時19分16秒 | 山野草
菜の花と蕗の薹



工業社会の豊かさに疑問をもち、筑波山麓で自給自足の百姓暮らしを1983年に始めた筧次郎さんは哲学・言語学を学び花園大学講師であった。

1947年に水戸市に生まれた筧さん、友人の兄上であった縁で知り合い、大きな影響を受けた。
食べるもの幾らかで作りたいと、友人の畑を借りて日曜菜園を始めたのは1985年頃だ。

水戸市那珂川の河川敷内の畑で筧さんとは異なる、無肥料・無農薬で有名な福岡正信さんの農法に従った。
畑が新堤防建設の敷地となるまでの7~8年間、那珂川の河川敷で暫しの農業体験をした。

畑より、那珂川の河川敷の季節の移ろいを愉しんだ。



3月は菜の花の時期。
花を咲かせるまでに育たなくとも菜の花は育つ。

農業と云うより採取と云える。

そろそろ時期かと、久し振り出かけた。
一面お菜の花ではないが、モノによっては花を咲かせている。

スーパーのビニール袋1袋を摘んだ。



ところによっては、フキノトウが出ていたので摘んできた。

刻んでみそ汁の香りに、或いは蕗味噌に。

自分で作るわけではないが夕食が楽しみだ。
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唯円の開基・報仏寺の枝垂れ桜

2014年04月10日 10時25分29秒 | 山野草
報仏寺の枝垂れ桜@水戸市河和田

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報仏寺は「歎異抄」の著者と目される唯円の開基とされる。
現在の寺地よりも南西約500m、国道50号バイパスの南、田んぼと葦の間の数本の杉の木立の中にあり、「唯円房道場池」の碑がある。


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寺は春秋氏の滅亡と共に退転したが光圀公によって元禄2年(1689)に再興され、現在地に移された。
現在地は河和田城跡で南北朝時代、大掾氏の家臣によって築かれた。

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東西500m、南北600mの規模だったが、現在も堀と土塁が見ることが出来る。西側の「天徳寺」の土塁まで連なっているようにも思えるのだが。

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花の寺として知られ四季折々の花が咲くが、春先の枝垂れ桜は名高い。
花の時期は早く、昨日(9日)行ったが、かなり散り始めていた。

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傍らに藪椿の古木が在るが、こちらの方が古く推定樹齢は約170年。
水戸近辺の椿としては銘木と思う。
もう少し早い時期なら、ツバキと枝垂れの対比は誠に見事だ。

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