「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

水戸ラドン温泉 水戸市栗崎町1416 

2009年09月29日 20時10分50秒 | 銭湯・温泉
水戸ラドン温泉 水戸市栗崎町1416 

近場の公営温泉や健康施設を巡るのも楽しみの一つ。
お気に入りは、鉾田市の「ほっとパーク鉾田」と旧大洋村の「とっぷさんて大洋」.
どちらも温泉と25メートルの温水プールがある。さらに、運動器具の設置されたジムももある。
残念な事に水戸市には無い。大洗や城里町の同様施設はどちらも、内容がイマイチだ。
このような施設の計画はについては、かなり研究するのだろうが、利用者の目線で考えられていない。

その点で鉾田市の二つの健康施設は合格点だ。
水戸市で同様施設を建設する際は充分に研究して欲しい。
いづれ、ごみ焼却場に付随したプールなどの改築も計画に入るだろうから。

民間の施設であるが、水戸市郊外栗崎町の「水戸ラドン温泉」に行った。
かねがね、Uさんからラドンなどの「放射線ホルミシス」効果の話を聞いていたので、試しに、と考えた。
この放射線ホルミシスという考えは1982年、アメリカのトーマス・D・ラッキー博士(ミズーリ大学名誉教授)が「多量だと生物に害を及ぼす放射線が、ごく微量なら逆に生物に有益性をもたらす」と研究成果を発表した。
既成の概念を覆す考え方だ。
放射線が身体を活性化する働きがある。というのである。

外観は、相当昔に出来たので、建物はかなり年季が入っているように見える。
内部の舞台付き大劇場では大衆演劇が毎日行なわれている。
レストランシアターに近い。

浴場は3ヶ所に分かれていて、それぞれ「ラドン浴場」、「サウナ」、そして「露天風呂」となっている。各浴場間の移動時はいちいち服を着なければならないので、それが煩わしい。しかし、1日滞在してもお一人様525円は安い。

地下2000メートルから汲み上げる50度の温泉は、肌がツルツル・スベスベになるのが実感できる。
さらに、身体が芯から温まる。
分析結果はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉、の他いろいろ書いてあるが素人には分からないが、間違いなく温泉だ。



特に、最近出来たらしい露天風呂は広くてきれいだ。
これならば、時間をかけて温泉に行く必要がなくなる。

肝心のラドン温泉、放射線の量はどの程度なのか?量の表示はない。
しかし、浴室に5分もいると汗がふきだす。
身体が活性化した。と感じた。

昔の「ヘルスセンター」の感じがするを、嫌と思う人もいるかもしれない。
しかし、泉質のよさ・広々とした露天風呂・お値段の安さなど、日帰り温泉として充分だ。

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キンモクセイ(金木犀)  モクセイ科

2009年09月29日 11時40分04秒 | 植物
キンモクセイ(金木犀)  モクセイ科  

散歩していると、どこからともなく良い匂いが流れてくる。
キンモクセイの香りだ。花は目立たないので何処に咲いているのか探すのは難しい。
花が終わって散ると,金色の雪が降り積もったようできれいだ。



中国南部が原産で江戸時代に渡来し、中国では一般には桂花の名で呼ばれる。
花冠は白ワインに漬けたり(桂花陳酒)、茶に混ぜて桂花茶と呼ばれる花茶にしたり、蜜煮にして桂花醤と呼ばれる香味料に仕立てたりする。
僕は香りの強い飲食物が好きなので、桂花陳酒などを買って飲むこともある。
甘めの食前酒だが、たまにはよいものだ。

木犀は水戸市立五軒小学校のシンボルで、校舎正面に金木犀・銀木犀が対で植えられていた。現在でも同様なのだろうか?

白い花は変種の場合が多いが、木犀はギンモクセイの変種がキンモクセイらしい。

風に漂う匂いをかぐと、では俳句を一句。と思うが香りのイメージが強すぎ、進まない。

歳時記には、次のような句もある。

木犀の昼はさめたる香炉かな    嵐  雪
木犀の香にあけたての障子かな   高浜虚子
托鉢や木犀の香のところどころ   中川宋淵
金木犀そこそこ入日道の果     大野林火
金木犀風の行手に石の塀      沢木欣一
中年の結城ばさばさ金木犀     殿村菟絲子

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ひだまりの茅葺き民家 「柳下征史写真展」

2009年09月27日 20時25分39秒 | 美術展
ひだまりの茅葺き民家 「柳下征史写真展」
9月16日~11月29日 @笠間日動美術館 日本館


笠間日動美術館の懐かしき日本の原風景「向井潤吉展」と同時開催で「柳下征史写真展」が開かれている。
茨城県内の~ひだまりの茅葺き民家~を撮影した120点が展示されている。






1960年頃からの高度成長の時代を経て、茅葺の民家が減少する状況に危惧した写真家の柳下征史さんは、民家を撮影し記録として残そうと考えた。
これまでに撮影した茨城の茅葺屋根の民家はおよそ700棟に及ぶが、残念な事にそのうち500棟が姿を消したという。
今では幻の家々だ。







茅葺の民家の記録写真としても価値のある作品だが、四季折々の生活も写されている。
早春の梅古木。
軒下に吊るされた干し柿や大根。
ひだまりの庭に干された穀類や白菜。
青田をわたる風。

失われつつある、ゆとりあるくらしが映されている。
この豊かな生活を次の世代に引き継ぐ事が重要だが、難しい。

会場内には、書家・川俣南岳さんの書の作品も展示されている。
柳下さんの写真と共に、自然の豊かさや大切さを、改めて感じさせてくれる作品だ。

茅葺屋根は維持管理に大変な労力を要する。
写真展を見た人たちが、茅葺屋根のある風景の存続に、何らかの力になることを願う。


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NHK大河ドラマ「篤姫」から学ぶ歴史と女性

2009年09月27日 16時24分00秒 | 水戸
NHK大河ドラマ「篤姫」から学ぶ歴史と女性

時代を拓く男と女~歴史を動かした女性たち~
ヒューマンシンポジュウム2009 9月26日 13:00~15:30
水戸市男女平等推進月間事業




上記のようなシンポジュウムが水戸市民会館で開催された。
定員1000名?のホールの8割くらいの入場者で盛会だった。
内容が盛りだくさんで、何を書けばと悩むほどだが概略を記しておく。

水戸市は平成8年「男女共同参画都市」を宣言し男女平等の社会に向け進んで来た。
これは時代の流れ、全ての分野で平等。
或いは女性が上位の時代でもある。
しかし、一部については未だに不平等が解消されて無い部分もある。

水戸市が市民と協働で「男女共同参画都市」を推進しよう、との事業の一環。
企画運営はNPO法人M・I・T・O21(理事長・黒澤輝子)。
27団体が協力し、NHK水戸放送局も後援。



趣旨は以上のようだが、参加者は脚本家・田渕久美子さんのお話が目当てだったようだ。
我が家ではNHKの連続大河ドラマは観ないが、前回放送の『篤姫』は大人気で、その裏話でも期待していたかもしれない。
僕は茨城大学準教授の磯田道史さんの話を聞きたいと思って参加した。
磯田さんも『篤姫』と田渕さんのファンの立場で、もっぱら聞き役。
フェミニスト或いは男女平等を実践されている方であった。

歴史学者の磯田さん「歴史学者以上に歴史を分かりやすく、亦、であったのかもしれない。ような話しも挿入して、楽しく観させて頂きました」と言う調子。
片や田渕さんも「磯田さんの歴史家として話に頷き、もう少し早くお会いしておけば良かった。」とお互いをほめ合う展開。1959年生まれと言うが若々しく美形で、話しもお上手。

前茨城新聞社、会長・主筆の友末忠徳さんの進行役も絶妙で、講師お二人の話を上手く引出した。
会場は子ども連れの方の保育室。手話による講演内容の説明、OPを利用した手書きの字を読みながら講演内容が分かるようにもなっていた。
正しく、平等に参加できるシンポジュウムであった。

肝心の講演の内容については、聴きながら自分の心との対話しかない。
歴史を学び過去・現在・未来へとつなぐ。
やはり、女性の力は偉大である。
と言うことだろう。

磯田さんは著書の『武士の家計簿』が近々映画化される予定。



田渕さんは、2011年の大河ドラマ『江~姫たちの戦国』の脚本を担当する事も決まり先ずは、小説として上・下を纏めてから脚本に取り掛かるそうだ。



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 ミゾソバ (タデ科 イヌタデ属)

2009年09月27日 12時12分02秒 | 山野草
 ミゾソバ (タデ科 イヌタデ属)

紅葉の季節には少しばかり早いが、落葉が舞い始めた。
西の谷の木の階段や遊歩道には,枯れ葉や木の実が落ちてくる。
ここ暫らくは、掃き掃除が主な仕事だ。

西の谷には湧き水を源泉とする流れが2本あるが、片方は水量が多い。
その流れを覆いつくすようにミゾソバが群生しており、花をつけ始めた。



みぞそばの水より道にはびこれる   星野立子

ミゾソバは日本全国の小川や沼沢地、湖岸などに生育する一年生草本。
やや富栄養な水質の場所に生育し、水田地帯の用水路などに群生していることが多い。
根元から枝分かれして繁茂し、節から根を出して群落を作る。

溝に成育し、葉がソバに似ているからミゾソバと呼ぶそうだ。
これから暫らく咲き続けそう。
西の谷は見栄えのする草花は少ないが、山野草が次々と咲く。

乳母車に幼児を乗せた若夫婦に出会った。
訊けば、1歳5ヶ月とのこと。
幼児の時から、草花を見せ語りかけ、自然に親しむ。
人工的なDランドなどに行くより大切な事だと思う。

西の谷緑地を、その様に利用される方もいるのだ。
清掃作業の大きな励みになる。

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渡邉信雄 作陶展 9月24日~9月30日

2009年09月26日 10時10分21秒 | 美術展
渡邉信雄 作陶展 9月24日~9月30日
@水戸京成百貨店 6階アートギャラリー


渡邉信雄さんの個展が、水戸京成百貨店 6階アートギャラリーで開催されている。
案内はがきには、

IMG_1763.jpg

 『いい作品をつくいたいなと思って作陶しているうちに還暦を迎えてしまいました。新たな気持ちで「海」に取り組んでみました。』 とある。

渡邉さんと知り合いになったのは、画家のMさんを通じてだ。
茨城大学美術科の学生で城戸夏雄教授の下で陶芸を学んでいた。
還暦を迎えたとのことだから、35年は経つだろうか。
若手作家と思っていたら、中堅作家になっていた。

作風は常に変わっている。
今回は「海」がテーマ、夏の海・雲・流れを想い起こさせる明るい作品ばかり、
形は貝をや船を変形させたのかな、と思える造型だ。

これから本領を発揮して“どうだ”と見る人を唸らせる作品が生まれるのを望む。
作者はあっけらかんとして、マイペースで好きなものをひねり出してゆく。
の姿勢は変わらないであろう。

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ギャラリー「言の葉」(ことのは)

2009年09月25日 18時51分30秒 | Weblog
ギャラリー「言の葉」(ことのは) 水戸市大足町972-2

水戸から笠間に向う国道50号線、旧内原町はイオンモールの脇を通るバイパスを行くのが通常ルートとなった。僕は旧道沿いの道が好み、大足(おおだら)に新しい店が出来たので立ち寄った。
「言の葉」と称する店だが、一応はギャラリーと呼ぶべきか。
骨董や手作り雑貨・アクセサリー、盆栽、古道具さらに喫茶コーナーもある。
しかも、かなり広い。



オーナーは若い女性「何時、始まられたのですか?」の問いに「8月です、以前は大洗の“月の井”さんのギャラリーをお借りしてやっていましたが、広いところ、と思い移りました」
「それにしても広いし、商品も色々ありますね?」との疑問には「友人たちの協力を得てやっています。お借りした商品・委託も多いのです。でなければ出来ませんよ。この盆栽の方は有名なんですよ」



店のカードには
     古いものが好き
     ゆるいものが好き
     きおいのないものが好き
     自分が好きなモノを選んで
     言葉によって
     想いを伝え
     人とつながり
     まったりほっこり


と書かれている。
僕も同じような気持ちだから良く解る。



倉庫のような広くて天井が高い店。
使いようによって、面白い展示が出来そうだ。
使いこなして、楽しい店になるだろう。

定休日:月曜と火曜 営業時間:11.00~18:00


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映画・カムイ外伝

2009年09月24日 16時51分27秒 | Weblog
映画・カムイ外伝



白土三平の人気漫画「カムイ外伝」を崔洋一監督、宮藤官九郎共同脚本で実写映画化されて公開中。
開始早々で観客35万人を集め、話題となっている。

忍者集団を抜け出した孤独なヒーロー、カムイを演じるのは松山ケンイチ。
ヒロインのくの一、スガルに小雪。
ほかに伊藤英明、小林薫、佐藤浩市といった豪華俳優がズラリ勢ぞろい。

さも分かった様に書いたが、宣伝文の受け売り。
昨年の秋、石岡市八郷でこの映画のロケーションがあった。
エキストラ募集の記事を見て、興味本位で応募したら当選。

朝5時起きで、集合地の公民館に行った。
総勢100名位が衣装合わせ、カツラあわせ、メイクアップをして時代劇の人物に変身。
衣装係、メイクの人などのスタッフも30人くらいはいただろうか。
昼ごろには準備完了。昼食はパンが配られた。

昼食後にマイクロバスで5台くらいでロケ現場に。
バスで30分、山裾の谷津田に到着。
その時代の小屋や農機具などセットが組まれている。
自然な環境の中に、巧みに人工的なものが埋め込まれているのに感心した。

刈りいれの終わった、農村で繰り広げられる村人の抗争。
主演のカムイ(松山ケンイチ)、スガル(小雪)の子供時代回想シーンロケーションだから、松山ケンイチと小雪の人気俳優は出演なし。
総計5カット程度の撮影であったが、テスト・テストにリハーサル。
なかなか進行しない。映画撮影は待つこと。とは良く聴く話だがまさにその通り。

こちらの現場にも監督、助監督はじめカメラマン(一人は女の人であったが)演出部の人たちが大勢でだ。スタッフ総計はエキストラの人数に近いかもしれない。
映画とは金も暇も人でもかかるものだと実感した。
これが、ハリウッド映画の大作となったらどれだけの物量なのか?
想像もつかない。

そろそろ暗くなる頃にやっと終了。
このロケで、屋外の撮影は済んで、多少のスタジオ撮影を残すのみ。と言うところまで進行したらしい。子役の2人に花束などが贈呈された。

初めての体験は、感じることが沢山あった。
何といっても、崔洋一監督の人柄と演出の丁寧さ。
スッタフやキャストに対する気配り。
映画はやはり監督なのだ、と実感した。

公開は来年秋の予定、との話を聞き、撮影後の作業も随分あるのだな、と推測した。
ロケ開始前に、「ロケに関する話は、公開までしないで下さい」と念を押されていた。
特別にどうといったことが在ったわけではないが、今までふせていた。
どのように仕上がったのか?
VFXを駆使した派手なアクションシーンも見どころの一大エンタテインメントに仕上がっているようだ。

近々、観に行こうとおもっている。
予告編を貼っておきました。

http://video.search.yahoo.co.jp/video/79c33f6c4cd19a8faa68baf6256bf2c3?p=%E3%82%AB%E3%83%A0%E3%82%A4%E5%A4%96%E4%BC%9D&fr=top_ga1_sa&tt=c&ei=UTF-8&from=srp&rkf=1&r=5
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ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

2009年09月24日 08時58分09秒 | 植物
ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

クラッシック音楽のマニアのUさんご夫妻は広い敷地にお住まいだ。
四季折々の、山野草や庭木が植えられているお宅を訪問するのを楽しみにしている。
時には、手作りの野菜を戴くこともある。

門を入ると、コスモス・秋明菊・槿が咲き、萩の花は散り始めた。
その他にも沢山の花々が咲いているが名前は分からない。
柿が色付きだしたようだ。
その他の食用になる樹木も植えてある。

迎えに出てくれたUさんは「ツルボ知ってますか?盛りは少し過ぎましたが」と訊く。
初めて聞く植物名だ。
芝生の間のネジバナの大きいような草花を指し「これですよ、ユリ科ですが」と言う。

IMG_1753.jpg

初めて見る花なので、写真を撮らせていただいた。

部屋に入りPCで詳しく見ると、次のように記されていた。

 ツルボは、北海道から南西諸島、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布する多年生草本。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。葉は線形で長さ8から9センチ、幅4から6センチ。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。和名の由来は不明であるが、別名をサンダイガサと言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。鱗茎は飢饉のときに食料とし役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうである。

とあった。鱗茎が有毒だが晒せば食用になるなど、ヒガンバナに似ているところもある。
始めてみるものや未知なることが解るのは嬉しい。
Uさんのお宅は広いから、自家菜園で野菜も作られている。
小さな庭の場合でも、いくらかの野菜つくりはやるべきだろう。
江戸時代においては、草の根まで食べる事があったのだから。

お茶を飲みながらの四方山話。
生り始めの柿と、二十世紀梨がお茶請けに出された。
音楽を聴きながら、奥さま手作りの「お彼岸のオハギ」をご馳走になった。
楽しい時間を有難う御座いました。


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向井潤吉展 懐かしき日本の原風景

2009年09月23日 20時25分46秒 | 美術展
向井潤吉展 懐かしき日本の原風景
2009年9月16日~11月29日 @笠間日動美術館




笠間日動美術館で懐かしい日本の原風景―茅葺き屋根の民家、をテーマとした展覧会が始まった。
チガヤなどカヤを材料とする茅葺屋根は日本の風土によく適合した素材だ。
しかし、風雪による傷みはの補修と2~30年に一度は全面的な葺き替えを要する。
住み心地は良いが、材料や人手の不足により維持する事が困難で、急速に姿を消しつつあるのが現状だ。
今や、懐かしの・幻の風景となってしまった。

その様な状況を予見した向井潤吉(1901~1995)は1933(昭和8)年から東京都世田谷区に拠点を構え、全国各地の民家のある風景を訪ね描いた。
その数1000件、仕上げた作品は2000点に達するという。

郷愁を呼ぶ作風は人気となり、多くの画廊が取り扱った。
誠に申し訳ない話だが、今回の展覧会を観るまで売れっ子絵描きが量産した作品、との偏見を持っていた。
観ると聞くとは大違い。とはよくある話しだが、一堂に集められた約100点の作品を観ると、描かれた場所や季節など全て異なる。何県何村と所在も明確だ。




民家が佇む風景には、そこに暮らす人たちの生活の匂いが息づいている。
かなり細密な描き方だが、現場での制作も多かったようだ。
その際の写真なども展示されている。

26歳の時に渡欧して、ルーブルで名画を模写した作品や、初期(農村風景に移行する前)の仕事も紹介されている。
自分のスタイルを確立する前の作品は、どの絵描きさんもそうだが、試行錯誤のしながら、どのように変わっていくかを観るのは楽しい。

没後、アトリエと残された作品は世田谷区に寄付され、世田谷美術館・向井潤吉アトリエ館として公開された。
僕は、一度観に行きたい。と思っていたが機会が無いままに過ぎた。

現在は、改修のために閉館されているようである。
その間をぬっての今回の展覧会、なのかもしれない。

自然と共存した生活が昭和35年頃まで在った。
懐かしくもあるが、その時代の暮らしに学ぶ事は多い。

笠間日動美術館、暫らく企画展示館が使用されないので、縮小なのか?
と勘違いしていた。



約10ヶ月をかけ、本館と企画館をつなぐ庭園の橋をバリヤフリーに改修する等、補修工事による臨時的な一部閉鎖、だった。

今や美術館も「如何に見せて・如何に観てもらうか」の展示の演出も重要な要素。
経費をかけずに如何にお客さんを呼ぶかも大切。
笠間のイメージアップに貢献してきた笠間日動美術館の今後の健闘を願う。

本館では茨城県の茅葺の民家を撮り続けている柳下征史さんの写真展も開催されている。
この展覧会については、次に書くことにする。




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後藤清一を語る―

2009年09月23日 10時49分11秒 | 彫刻家 後藤清一
後藤清一を語る―

彫刻家後藤清一の長男、仏教美術史家の後藤道雄さんが父親像を語っている記事がある。
『常陽芸文』2003年5月号の特集、芸文風土記・茨城彫刻界の重鎮・後藤清一のなかに次のように記されている。



晩年まですごした、谷田の草庵。


 父の一日は、夜明けに起きて庭を掃き、終わるとお茶をたてて飲み、六朝の仏像に線香をあげ、朝食をとり、制作に入る。夕方になると出てきて夕飯を食べ、夜は仏教経典や哲学書を読みました。小学生のころの思い出です。機嫌の悪い時には口を利かない。人さまには優しかったようですが、子どもたちには怖い存在でした。
 骨董好きでしたね。気に入った品が手に入るとうれしい顔をして、家族を呼んで説明してくれたものです。二十歳の徴兵検査が済み、早速、骨董屋に行って古伊万里の壷を買ったのが始まりとのことで、それ以来、終生骨董を集めました。山上鎮夫さんら骨董仲間もできましあた。箱に入れてしまうのではなく、日常使ったのです。骨董ばかりでなく、庭の一木一草も自分で山に行って採取し、四季折々楽しみました。白のアジサイ、白の桔梗、山椿も白、くちなしも白、というわけで白い花と野の花がたいへん好きでした。
 もう一つの思い出は父の蔵書です。戦後かなりの期間、毎月リュックサックと両手にもてる程の本が床の間に詰まれました。東京神田の古書店主が買いに来るためです。それが月々の生活の足しになったのです。蔵書が減っていくことは、子ども心に寂しいことでした。
 父を「仏像の作家」と言う人がいますが、仏らしい仏の如来像を好まず、修業の身の菩薩像を作っていました。
 晩年、無くなったあとは、石膏原型を壊す、家はお前のところ引いていって二畳の茶室に作り替えよ、土地は大家に返せ、と言い残しました。後に嫌なブロンズを残したくなかったのでしょう。


親子でなければ分からない日常の生活が述べられている。
1937年浦和から水戸市の谷田に移った頃から1950年頃にかけた第二次大戦前後の話しだが、1984年九十歳で亡くなるまで制作を続け、骨董と読書の生活は変わらなかった。


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蛇骨湯(じゃこつゆ

2009年09月22日 19時56分47秒 | 銭湯・温泉
蛇骨湯(じゃこつゆ)
台東区浅草1-11-11 営業時間:午後1時から午前0時 定休日:毎週火曜日


銭湯にも名湯と呼ぶべきか、人気のお風呂がある。
浅草の蛇骨湯もそのうちの一つ。地下鉄・田原町駅の直ぐ近く。
交番があったので訊くと、「向いのビルの後ろ側です」とのこと。
その辺りを見回してもお店ばかりだ。銭湯らしき建物はない。
やっと、細い路地の奥に「蛇骨湯」の看板を見つけた。



下足箱はかなり塞がっており、空きを探すのに手こずるほど。
脱衣所に入れば、かなりの人だ。
銭湯でこれほど混み合っているというか、活気が在る店は少ない。
近所のお店の人達の利用が多いのだろう。

事前の情報によれば、江戸時代に蛇骨長屋と呼ばれていた場所に、大正時代に創業された。
地下100メートルから汲み上げた鉱泉で、黒湯と呼ぶ水は鉱物の色でなく古生代に埋もれた木の葉の成分が溶け込んでいる、とのこと。
身体の心まで温まる成分らしい。

正面には大きな富士山のタイル絵。銭湯の常道だが大きさと高さが別格だ。
湯船は茶褐色で、這いっると肌にスベスベの感じが伝わる。



二畳位の露天風呂があり、その先には小さな滝も在る。
サウナもあるが別料金。

とにかく、下町らしい活気のある銭湯だ。
散歩の上がりには最高だ。

番台の脇に張り紙が在った。『マンションの計画は中止になりました』
訊いてみたが、どの様な事情で中止になったか、明確ではなかった。
地価の高い繁華街の中、上部をマンションにして存続しようとした計画であったのか?
都心での、銭湯経営は厳しい状況なのだろう。
都会のオアシス、銭湯が存続してくれるのは嬉しい。

ウェブで検索したら、沢山の画像があった。
*動画で内容が良く分かります。御覧下さい。
http://www.jakotsuyu.co.jp/sub2.html
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時代を拓く男と女

2009年09月22日 06時30分00秒 | Weblog
「ヒューマンライフシンポジュウム2009」
時代を拓く男と女
~歴史をうごかした女性たち~
●今、最も旬な脚本家、田淵久美子
●新進気鋭の歴史家、磯田道史

9月26日 13:00~15:30 @水戸市民会館 ・入場無料


大げさなタイトルの講演会が開かれる。
しかし、どちらも旬な講演者。

磯田道史さんは茨城大学の準教授。





「武士の家計簿」がベスセラーになり、映画化が進行中。
磯田さんについてはUさんから「面白いですよ」と御聞きし、本も貸していただいた。
今の時代こそ歴史に学び、生活をゆったりとスローダウンさせる時。
どの様な話しが聞けるか楽しみだ。



脚本家の田淵さんはNHKの大河ドラマをはじめ、多くの作品を手がけている売れっ子。

水戸市男女平等参画推進月間事業。
舌を噛みそうなお題目だが、聞く価値は十二分だと思う。
しかも、入場は無料である。保育・手話通訳・要約筆記もあるとのことだ。
なんとしても聞きに行かなくちゃ。
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「ざくろ」イラン・トルコ・ウズベキスタン料理

2009年09月21日 18時17分54秒 | Weblog
「ざくろ」イラン・トルコ・ウズベキスタン料理
荒川区西日暮里3-14-13


水戸の「くろばね商店街」の催事でおなじみのベリーダンサーのカレンさん。
カレンさんのブログを拝見していた際、リンク先にイラン・トルコ・ウズベキスタン料理「ざくろ」があった。
中央アジア料理が大好きな僕にとって、嬉しい情報。
谷中・根津・千駄木の散歩の昼食はここにしようと決めていた。

昨年はトルコ、一昨年はウズベキスタンに旅した。
シルクロードの中間点のウズベキスタン。
かたや、東西の接点のトルコ。
かなり離れてはいるが共通点は多い。

イスラム教徒、羊の肉、乾燥した果物(イチジク、葡萄、石榴、)など。
僕は羊肉が大好き、煮たり焼いたり多くの食べ方がある。
食べ方も絨毯に車座になって座って食べる場合も多い。
まあ、トルコは日本から見ると西洋的という感じもするが。

さらに、独特のメロデーと音楽好きで、踊りが好きな民族。
新郎新婦を囲んだグループがラジカセを持ち歩きながら踊る姿を何度も見た。
トルコはエジプト発祥のベリーダンス。
ウズベキスタンにはイスラム教の一派に踊る宗教もある。

「ざくろ」は日暮里駅西口から谷中銀座に向う、夕焼け段々の手前のビルにある。
分かりやすい場所で、2階が入り口で靴を脱いで入る。





店内は絨毯が敷かれて、壁面にはベリーダンスの衣装がたくさん陳列されている。
毎晩ベリーダンスのショーが開催され、3階ではベリーダンスの教室も行われているとのこと。
食品やベリーダンスの衣装や小物も販売されている。



先客には水タバコを喫っている外人もいる。
水タバコは普通のタバコと違ってタバコ独特の匂いはしない。
タバコとは別物か、或いは、水を潜り抜けてタール分等が無いのかも。
水タバコも販売されている。
トルコやウズベキスタンにいる感じ、いや、それ以上かもしれない。

日本語ペラペラでジョーク満載の御主人?のお勧めは、「おなかペコペコ コース」1000円也。
信じられないくらい次から次にと出てくる。

豆のカレーのようなもの、ナンのようだがかなり薄い、ピクルス、羊肉の煮込み、サモサ、クッキー、ナツメやアンズのドライフルーツ、香草入りのライス、等等。香辛料控えめか、食べやすいが物足りない感じもする。



写真の倍の量が出された。残すのはもったいない、と必死で食べた。
綿飴など、甘いデザートもドンドン出される。もう食べられないよ、というほどだ。

次の機会は、夜にベリーダンスを見ながらの食事に来よう。

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掃苔録(そうたいろく)

2009年09月21日 14時21分34秒 | 散歩
掃苔録
水戸市の戦災記録を探している時、興味あるHPを発見した。
CASTANEA.JP のタイトルで「 谷中・根津・千駄木」などの写真集、「 四十坪の四季」、「私の掃苔録」、「茨城方言」、「水戸空襲の記録 」、「井戸人」出張所 、 日々雑影、作者の寝言、などが並んでいた。
(左からリンクします。)
「私の掃苔録」は墓碑巡り。著名人がどの墓地に眠っているか、を紹介する。

僕も散歩の途中で小説家や絵描きのお墓をお参りするが好きだ。
勿論、面識の無い有名な方々だが、本を読んだだけより親近感が湧くし人となりを理解でる。
また、その時代に思いを馳せることが出来る。
さらに、先人の意思を未来に伝える糸口でもある。
「掃苔」とは墓碑の苔を掃除するの意だろうが、自らの心の苔も払うということだ。

秋の彼岸の入りの21日、谷中の霊園を訪ねた。
俗に、谷中・根津・千駄木のエリアを「谷、根、千」と呼ぶ。
僕のお気に入りの散策路だが谷中の霊園は初めて。


幸田露伴の「塔」小説で有名な、天王寺の境内と、寛永寺の境内を明治7年(1874)に東京市が霊園として整備した。
公立の霊園だから宗派には関係なく、仏教・神道・キリスト教が混在している。
著名な人たちの墓地や功績を讃える石碑がある。



先ずは、昭和32年に焼失した天王寺五重塔の礎石を見る。想像したより小さい。



次いで、徳川慶喜の墓所は吹き石の饅頭型。募域はかなり広く塀で囲まれている。
園内は広い道が貫いているのは、青山・雑司が谷の霊園と同様で桜並木となっている。
秋の彼岸の入りの日、お参りする家族連れも目立つ。



横山大観(1868~1958)の墓にお参り。
隣は、内閣総理大臣に就任した鳩山由紀夫家の墓地。



祖父の鳩山 一郎(1883~1959)も政治家で弁護士で第52・53・54代内閣総理大臣を務めた。
父親の威一郎も政治家であったが総理大臣には成れなかった。
文京区音羽の「鳩山会館」を訪ねたのは昨年7月のこと。
7月11日のブログに鳩山兄弟に対する期待の文を載せたが、急激な政治の変革を予想もしなかった。

鳩山新政権に国民の期待は高い。
抜本的な改革をしてくれるのでは。
との願いに答えて欲しい。

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