「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

「環の花」の大寒玉子

2023年01月23日 19時03分09秒 | 歳時記
「環の花」の大寒玉子

2023年1月20日(金)~2月3日(金)は、二十四節気の「大寒」。





昔、鶏は冬前に餌をたくさん食べて栄養を蓄え、冬本番になると卵を生まずにじっとしていた。そのため大寒の頃の卵には栄養が凝縮され、ほかの時期の卵と比べて1個あたりの栄養価が高かったと言わる。
そんなことから、大寒に生まれる卵は「大寒卵」と呼ばれ、縁起物として扱われるようになった。



常陸大宮の「環の花」の自然卵を味わうには、調理をしない「卵掻きごはん」に限る。子供の頃は何よりのご馳走だった。

寒玉子掻けば昭和が次々と 阿然斎

*「環の花」の自然卵は··
★大地の上で元気に育った鶏の卵
★餌は自家配合飼料と有機野菜と草
★ 黄身は昔ながらのレモン色
★ オス、メス混飼いの平飼い有精卵
※ホームページは環の花で検索してください。
〒319-2513 茨城県常陸大宮市氷之沢2899 TEL/FAX 0295-58-3412 宮永憲治
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釣釜の落ちつきなさや炉の名残 中野琴石

2022年03月18日 20時30分02秒 | 歳時記
釣釜の落ちつきなさや炉の名残 中野琴石
釣釜や佐保姫という萌黄菓子  森田金峰








先月に引き続き、今月もお茶の稽古に参加する機会を得た。
冬の間、釜は五徳にすえられるが、三月になると五徳は取り払われ、釜は自在鉤や鎖に吊るされる。
天井の蛭釘から吊るされた鎖に掛けられた釜は不安定で、微妙に揺れ動く。
炉から風呂へ移る僅かな時期しか使われないから、誠に幸運なことだ。

釜の胴にはうっすらと桧垣紋が浮き出ている。
鉄の地金が程よく茶色に錆びた風情は頗る宜しい。
釜の陰になった炭火の灯りと灰の白さ、これまた誠に結構だ。
炭の匂いと釜からの湯気の交じり合った匂い。



菓子名は聞き漏らしたが、若緑と桃色の二色。
梅か桃か、季節を織り込んだ和菓子ならでは取り合わせ。



萩の茶碗に抹茶の緑が映える。



床の間の花はミズキ・バイモ・椿・馬酔木。
この貝母は未だ蕾だが、我が家の貝母は芽を出したばかり。



桃花の短冊、何と書いてあるのか分からない。



薄茶の干菓子は千鳥と貝。
千鳥は古くから詩歌の世界では冬のわびしさと共に詠まれ、冬季となっている。しかし実際には、夏鳥や留鳥のほか春と秋、日本を通過するだけの種類もいるという。僕は実物を見た経験はない。

春は一年のうちで最も潮の干満の差が大きい。
ときを同じくして、貝類が旬を迎える
そのため〈潮干狩〉〈磯遊〉は春の風物詩となっている。
我々の世代の春休みは三浜(大洗・平磯・阿字ヶ浦)などに出かけたが、今はどうなのかな?



溜め塗、桜紋蒔絵の棗。
ゆったりとした形で赤に金蒔絵。
茶道具と言わず、眺めているだけでもいい。



ポルトガル製の植木鉢に塗蓋を付けて、水指に見立てた。
お茶の流儀は不調法だが、道具類を拝見するだけでも楽しかった。
茶菓子と一服の茶は何とも心が和らぐ。

三ッ石 敏さんの茶室を訪ねる約束が果たせていないことを思い出した。

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空蝉 @千波公園西の谷緑地

2021年08月07日 22時52分10秒 | 歳時記
空蝉 @千波公園西の谷緑地





西ノ谷に行くと沢山のセミの抜け殻を目にする。
葉や幹の上に留まっているのも有れば、地上に落ちているものもある。

蝉は成虫としての地上の生活は数日から1週間だが、幼虫は土中に数年から数十年いて蛹となり、蛹が地に出て木に登り、背より割れてその皮を脱ぐ。
その脱殻を空蝉と云いい、または蝉の殻・セミの抜け殻などという。
古来、空しいこと儚いことのたとえに言う。



もともと「うつせみ」は蝉とは関係のない言葉で、この世に生きている人間。
古語の「現人(うつしおみ)」が訛ったもの、らしい。
ちょっと調べだけでも、『源氏物語』五十四帖の巻名の一つ、第3帖。
また、その帖を中心に登場する架空の女性の通称。
空蝉 (能) - 能の演目。三番目物の本髭物。
古今集から俳句まで世界が広がり、課題が増える。

俳句では「夏」の季語だが、空虚で欺瞞に満ち、可笑し気で怪しげな現世。
暗闇の冬に向かう漠然とした不安に応えてくれるのは『徒然草』『方丈記』を読み返すには「立秋」の今こそ、ふさわしい。
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夏を楽しむ@邂逅菴

2021年07月28日 23時24分48秒 | 歳時記
夏を楽しむ@邂逅菴



水戸石州流の宗匠・清水素然さんから「今日の午後、遊びにお出かけください」とのお誘いを受けた。
お茶の嗜みはないが、時々お誘いがある。
いつも興味本位でお伺いするが、この度は如何なる趣向なのか楽しみだ。

「邂逅菴」の額
お茶室は「邂逅菴」と称する、何度か入室しているが気が付かなかった。
邂逅(かいこう)とは、「思いがけず出会う」ことを意味し、「巡り逢い」「巡り会う」とも言い換えられるとのこと。



「無量寿」の掛け軸・茶山書
阿弥陀仏の寿命が無量であるところから「阿弥陀仏」、無量寿仏。

「茶山」は南町3丁目「茶舗・常陸屋」の先代だが、古美術・山野草の愛好家で書も能くした方で、清水さんと交友があったとのこと。



花は白・赤・金の水引、ねこじゃらし



大きな鉢には氷が浮かび、「風炉」と「水指し」を兼ねている。
青竹の上に大きな八つ手の葉を蓋に見立てた趣向。



水羊羹、奥様の手作り。



今回は椅子に座ってお茶を点て、お茶を戴く立礼式を試してみたとのこと。
様々な工夫をしながら、改良するのでお招き戴いたらしい。
あちこちに、とても楽しい仕掛けがある。



青竹の取り箸、楊枝も清水さんの自作。



白磁の碗に水で点てた抹茶。
これが眞に美味。



畳を敷いたかのような机や椅子なども清水さんの手作り。
製作の苦労話などもお伺いできた。



お点前は奥様。
奥様もお茶の先生。
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草のなか初茄子まずは三ツなる 靖

2021年07月12日 14時32分57秒 | 歳時記
草のなか初茄子まずは三ツなる 靖



春先に植えた茄子苗が、草叢となっている庭の片隅で花を咲かせ、やっと実を付けた喜びを詠った句。
茄子やキュウリは1年中売られているが、家庭で育てれば花を見て、実を収穫する喜びがある。
総じて野菜類の花は可憐で美しい。

明日13日は「お盆」の入りで、仏教の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という、旧暦7月13~16日に行われる先祖供養の行事。
全国的には月遅れの8月13日から16日におこなわれるが、我が家の菩提寺を含めた水戸のお寺さんは(東京などの都市部でも)7月13日から16日だ。
しかし、月遅れの8月のほうが「お盆」としての季節感に相応しい。



この絵の上部に描かれているのは後藤清一作の「沈思光」(1940・ブロンズ)
福地さんの身辺座右にあった童顔の仏様で、像高は12㎝と小さい。
「沈思光」は仏教に帰依していた後藤清一さんの造語。
著作『隠者の片影』(昭和38年・1963)には

『深き救ひを求めて、深き憂い沈みし我れ。
慟哭の底深く徹する摂理の光、我を導き、我れ、今永遠の道を歩む。
哀れなある姿のままに。』

後藤清一(1983-1994)・『隠者の片影』の扉頁


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立春大吉・格安スマホに乗り換えた。

2017年02月04日 04時47分15秒 | 歳時記
立春大吉・格安スマホに乗り換えた。



今日2月4日は立春。
立春の前日が春の節分、と云う事で各地の神社では豆撒きが大々的に行われた。
我が家の氏神様は「八幡宮」で子どもが小さい頃は、女房や母親が子供を連れてお詣りをした。
とにかく決め事はなくて、「但馬屋」の福豆を買って型通りの豆撒きをし、福豆を食べて、福茶を飲むくらいだ。
関西辺りの習慣の「恵方巻き」が最近はやりらしいが、食べる気にもならない。

立春の早朝、禅寺では「立春大吉」と書いた紙を門に貼る習慣がある。
とのことで、ここ数年書いてはいるが、門が無いので書いた後は張ったつもり。

春を迎え、心新たに何かをしよう!と理解している。

携帯の必要性は友人との待ち合わせ程度で、ガラ系で充分なのだが「シムカード」を使用した格安スマホは料金も変わらず安いくらい、との話を聞いて1年、いよいよスマホに乗り換えた。

パソコンなどに詳しいUさんに相談し、「フリーテル」と言う会社が人気あるらしいので、ネットで申し込みの手続きを進めたら、最終段階で「75歳以上は不可」と来た。
何ゆえに75歳以上はダメなのか?疑問に思ったが、何故なのでしょう。とにかく、「Yモバイル」にして、機種は「HuaweiP7」を選択した。

Huaweiは中国系の企業らしいが、価格と性能の良さで世界に伸びているようだ。
電気・電子製品が日本の独壇場であった時代は遠い昔になった。

シムカードも機械も注文後2~3日で届き、即、変更終了。
買い物は全てネット、と言う友人も多い。確かに便利で早い。
販売・流通業も急激に変化している、

遅きに失したのか、マダマダなのかは分からないが、「立春」を機に「立夏」までに試行錯誤を楽しみながら頑張りたい。
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橙・柚・獅子柚子・檸檬

2016年12月16日 23時11分28秒 | 歳時記
橙・柚・獅子柚子・檸檬



橙(ダイダイ)・柚(ユズ)獅子柚子(シシユズ)・鬼柚(オニユズ)・檸檬(レモン)を戴いた。

出来得るなら葉が付いている方が絵になるがそう贅沢も言えない。

橙は正月飾りに不可欠だが絞り汁は重宝する。

獅子柚子(シシユズ)又は鬼柚(オニユズ)。
最近見かけるようになった。
鑑賞用の感じだが。味の方はどうなのか?

柚はこの季節万能の食材で、まことに有難い。

檸檬も栽培している方が多くなった。
庭に植えておけば誠に便利だろう。

11日(日)「日めくり俳句会」の当番をした。
師走句会は参加者が少なかったが、「柚子」の秀句を1句ずつ掲載。

人住んだ証しか山に柚子黄なる    吉治
青空や一つ残りし柚子の照り     美智子
古戦場に至る坂道柚子たわわ     寛一
柚子を描く葉の付くものと無きものを 靖
黙想の湯ぶねに柚の香りして     直幹
合併後なお過疎の町柚子たわわ    克人
柚子貰う先ずは明の赤絵鉢      阿然

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20日(土)から「水戸の梅祭り」が始まる。

2016年02月17日 22時31分31秒 | 歳時記
ひらひーら梅花こぼれて独り飯  破髯




20日(土)から「水戸の梅祭り」が始まる。
暖冬と云われたこともあり、開花の状況は早まっている。
早くも、散り始めた樹もある。

今週の日本列島は寒暖差が大きくなった。
2月は季節の変わり目で、5月並みの温かさだった翌日に真冬の寒さになるなど、
たった一日で、何か月分もの変化した。
これから雪が降ることもあろうし、春の嵐もあるだろう。




梅は桜と違って満開の花を楽しむより、一輪の花を愛でるのが本来のあり方。
その辺を理解した上で偕楽園や弘道館公園の梅を楽しんで欲しいと願っている。

16日(火)の昼「レストラン・よこかわ」で独り飯。



オムライスとカキフライ。



窓を通して梅の古木の花びらが舞う。


旧県庁前の壕から県立図書館へ。



弘道館公園の裏庭から正門へ向かう道。
築地塀に映る木々の枝ぶり。



正門を含めた正庁舎は水戸を代表する。


街中に戻って「西の谷」を散策。



薬草園の造成も完了した。
新たなタネやこぼれ種の発芽を待つのみ。



枝垂れ梅が満開。
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雛祭りの塩茹で赤豌豆

2015年03月03日 17時21分19秒 | 歳時記
雛祭りの塩茹で赤豌豆



みとまちなかパン&スイーツ工房スタンプラリー
2月28日(土)~3月15日(日)



但馬屋の「塩茹で赤豌豆」

3月3日は「雛祭り」。
女子のすこやかな成長を祈る節句の年中行事で、「ひいなあそび」ともいう。
「男雛」と「女雛」を中心とする人形を飾り、桃の花、雛あられや菱餅供え、白酒や寿司などの飲食を楽しむ。
と云うことだが、少子化で子供も少なくなりお祝いする機会が少ない。

雛人形の展示は年々盛んになり、町興しの催しが開催されるようになった。

雛祭りに合わせ「みとまちなかパン&スイーツ工房スタンプラリー」が水戸商工会議所主催で開かれている。

参加20店舗を巡って下さいとの趣旨だが、
専用の応募用紙に3店舗のスタンプを押印して、逸品の感想と必要事項を記入し、3月16日(月)(当日消印有効)までに、参加店舗に設置してある応募箱に投函するか、会議所に郵送する。

この機会に知られざる店や品を知るいい機会。



泉町・銀杏坂・京成百貨店に在る「豆処・但馬屋」
本店店頭で「塩茹で赤豌豆」。
節分の「青豌豆」に引き続き、ひな祭り期間限定。
青豌豆に比べ皮が固いが、ポリフェノールがたっぷり。
お値段は安いが美味しさたっぷり。
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「建国記念の日」

2015年02月11日 09時55分52秒 | 歳時記


今日2月11日は「建国記念の日」で、建国をしのび、国を愛する心を養う国民の祝日。

「建国記念日」ではなく「記念の日」なのは、建国された日とは関係なく、建国されたということを記念する日であるという考えによるもの。

この日は(旧)紀元節で、1873(明治5)年から1948(昭和23)年まで祝日とされ、四大節(新年・紀元節・天長節・明治節)の一つとされていた。
日本書紀による神武天皇即位の日・紀元前660年1月1日を新暦(グレゴリオ暦)に換算した2月11日を祝日と定めた。当初は1月29日だったが、翌年から2月11日に変更された。戦後、日本国憲法の精神にそぐわないとして廃止されたが、昭和41年に「建国記念の日」として復活した。



今は世界的に新暦(グレゴリオ暦)だが、国によっては旧暦が季節感と合っている場合もある。
中国語圏では新暦より盛大に祝われる。

今年の旧暦の1月1日は2月19日だが、2012年は1月12日、2013年は2月10日、2014年は1月31日だった。
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節分の宵

2015年02月03日 20時44分06秒 | 歳時記
節分の宵


 
今日(2月3日)は節分の日。
節分とは、季節を分けるという意味で、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指すが、江戸時代以降は、立春の前の日を指すようになった。

立春は、旧暦で云えば新年、多くの人が神社に詣でる。
我が家は水戸八幡宮」に参詣する。
節分には豆を撒き邪気を追い払う神事が行われる。
以前は子供達が集まったものだが、最近は大人の方が多いくらい。
撒きものも豪華になった。



新春と同様、縁起物の御焚きあげ。
炎には神秘的な力が宿る。

豆撒きはそれぞれの家庭で行うのが普通のこと。
子供の頃は大豆を炒ったが、最近は豆やで購入する様になった。


水戸では泉町の「但馬屋」の評判が良いし、美味しい。
但馬屋は豆の専門店だが、この様な専門店が存在するのは水戸の誇りだ。
大豆の煎り豆の他に《えんどう豆 》を塩茹でした「福豆」も売られる。
これは食感・味も異なるが、やはり美味しい。

歳の数ほどの福豆を食べ(多過ぎて食べられない歳になったが)、豆にお茶を注いで飲むのも一般的な習慣だろう。
いよいよ春か、と感じる宵。
月も綺麗だ。
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