「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

いちょうまつり@茨城県立歴史館

2015年10月29日 20時20分29秒 | 博物館
いちょうまつり@茨城県立歴史館





西の谷の2本の銀杏の樹が色づいてきた。
黄葉は一気で、あっと云う間に落葉してしまう。
既に、銀杏の実は熟し、遊歩道に沢山落ちているが、誰も拾わない。

銀杏の黄葉で僕が好きな風景は旧県庁舎の土塁の銀杏の大木群。
斜面の整理に伴い、枝をかなり伐ったから往時の面影は無いが、中学・高校時代の通学路で思い出が浮かぶ。

近代美術館に至る銀杏並木も、千波湖畔と一体となった風景は晩秋・初冬の味わいで明治神宮絵画館前の並木を連想させる。





歴史館の旧水農校舎前の銀杏並木も見事で、欅等の茶褐色に染まった木々とのコントラストは、まさに秋もたけなわ。







白の山茶花、これもまた初冬に欠かせない。


11月1日~23日まで「いちょうまつり」が開催される。
特に13日(金)は「茨城県民の日」入場無料で、高校生によるお茶会(県立東海高校茶道部)や「 いちょう並木コンサート」が開かれる。和太鼓・箏・三絃奏・水戸啓明高校ジャズバンドなど多彩な催し。
12日から15日までは「いちょう並木ライトアップ」も行われる。


外務省外交史料館・茨城県立歴史館共催の特別展「日本外交のあゆみ展」は見どころが沢山だ。



吉田茂元首相の、サンフランシスコ講和会議における「対日平和条約受諾演説の原稿」[1951年(昭和26年)9月8日]を読んだ。
サンフランシスコ講和会議に全権団顧問として随行した白洲次郎は、首席全権であった吉田首相の受諾演説の原稿が、GHQに対する美辞麗句を並­べ、かつ英語で書かれていたことに激怒、「講和会議というものは、戦勝国の代表と同等­の資格で出席できるはず。その晴れの日の原稿を、相手方と相談した上に、相手側の言葉­で書く馬鹿がどこにいるか!」と一喝、受諾演説原稿は急遽日本語に書き換えられた。随行員が手分けして和紙に毛筆で書いたものを繋ぎ合わせた長さ30mにも及ぶ巻物となり、内容­には奄美群島、沖縄並びに小笠原諸島等の施政権返還が盛り込まれた。
推敲のあとも残るこの文章には、占領から独立に向かう日本の気概が示されており、白洲次郎の姿が浮かぶ。  
水戸徳川家第12代当主・徳川篤敬の次男で、一橋徳川家第12代を継いだ参院議員・徳川宗敬は講和会議の全権団の一員として参加している。(後列左から2人目が宗敬)1984年(昭和59年)に伝来の家宝計5600点を茨城県立歴史館に寄贈し「一橋徳川家記念室」が設けられた。
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知られざる女流画家 櫻井雪保展 @水戸市立博物館

2015年10月28日 22時01分04秒 | 美術展
知られざる女流画家 櫻井雪保展 @水戸市立博物館
10月17日(土)~11月22日(日)
 



水戸藩出身の画家・櫻井雪館(1715-1790)は江戸に出て画塾を開き、門弟が二百余人と云われ、伊勢寂照寺の僧・月僊や若き日の谷文晁も学び、当時の江戸画壇における雪館の影響は大きいものが有ったようだ。

娘の櫻井雪保(1754(?)-1824)は父から水墨画を学び、早くから才能を開花させた。女性らしからぬ大胆な構図と伸びやかな描線で、山水や龍虎などを描いた。しかし、雪館に比べ雪保はあまり知られていない。

水戸市立博物館は「知られざる女流画家 櫻井雪保-父・雪館と歩んだ絵画の道-」として企画展を開催した。
父・雪館の作品も展示されているが、雪保の神奈川県にある禅宗寺院・了義寺の本堂に納められた板戸絵(全12枚)は、豪快さと繊細さを兼ね備えた傑作で、実物が展示されているのが今回の見所。



了義寺本堂板戸絵「龍図」



了義寺本堂板戸絵「龍図」(部分)



了義寺本堂板戸絵「虎竹図」



了義寺本堂板戸絵「虎竹図」(部分)

関連企画として講演会「櫻井雪保と江戸時代の女性画家」が11月8日(日)午後2時~3時に開催される。
講師は仲町啓子氏(実践女子大学教授・実践女子学園香雪記念資料館長)

水戸市立博物館は水戸市立中央図書館と併設で、自然・考古・歴史・民俗・美術の5部門からなる総合博物館で1980年(昭和55年)7月1日 に開館した。

従って、開館35年を経過し、建物の老朽化している。
展示室のケースや照明などが旧式で、見づらい。
図書館との併設館で、展示室が2・3・4階に分かれている。
収蔵庫が少ない。
など問題点が多ので、博物館の独立設置が検討された時期もあったが、その後、財政面を考え、中止されたようだ。

歴史と文化の都を標榜するなら、博物館の分離独立は課題と思うが、動きがないのは残念だ。
新市民会館構想はかなり大規模で、はたして、その必要があるのだろうか?
甚だ疑問に感じる。

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那珂川の献上鮭@水戸市若宮町

2015年10月27日 22時50分29秒 | 生活
那珂川の献上鮭@水戸市若宮町





茨城県は南限・北限の食材が多くミカンもリンゴも収穫できる。
9月から10月にかけて那珂川を遡上する鮭の漁期。

長さ約100m深さ6mある網を二隻の船が川いっぱいに広げて流し、一定の時間を経て引き上げる。
漁期の始まる9月前に川底をダイバーが清掃しないと、流木が絡んだりして上手くいかないので、厄介らしい。

江戸時代は那珂川を遡上する鮭が珍重され、その年初めて獲れる「初サケ」は必ず藩主に献上され、光圀も毎年必ず食べていたという。

更に、麹と塩で漬けられ将軍家に献上された。
水戸で漬けたサケが江戸に運ばれるうちに、ちょうどよい漬かり具合になったのだそうである。
「塩麹」最近はやりの言葉と思ったが「初霜漬」と呼ばれるこの逸品、昔からの保存方法だ。
こんがりと炭火で焼き上げ、熱々の新米で戴けば、正に、水戸の秋の味覚。

我が家ではメスを買えば卵を醬油に漬け込み、身は塩焼き。
パリッと焼き上がった皮の所が、格別に旨い。
オスならば白子はダイコンの千切りに入れたすまし汁。

水戸生まれの人にとって、この時期の那珂川の鮭は欠かせない食材なのだが、
輸入の養殖サーモンなどの濃厚な味に慣れた人が増えて、知らない人も多くなった。
町の魚屋が少なくなり、スパーなどでは扱わないことも理由かもしれない。

淡白な自然味わいが人気で、築地の市場にも出荷される量が多いらしいのは残念で、地元で多くを消費されればと願っている。

今月初め、東京からのお客さんおもてなししようと、水戸市若宮町の「田村魚店」に、3㌔以上のオスを注文しておいた。





3,5㌔のオスの身とアラと白子。

通常なら自宅で調理だが、近所のレストランにお願いした。



白子をオーブン焼きと塩焼き
さすがにレストラン、味が凝縮された美味しさ。



塩焼きは身を厚く切るがポイント。大根おろしとカボスを添えて。


アラ汁、アラの旨味と大根が良く合っている。

これぞ、水戸の秋の味。

鮭の人工ふ化と、稚魚の放流による漁獲は那珂川の漁業組合は先駆者らしい。
今後漁業資源が枯渇する時代を迎え、那珂川の内水面漁業は貴重だ。
那珂の清流を守り、収穫された魚類を地元の名物料理として提供できる仕組みが出来るように願う。
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SABO展 @水戸市泉町・アートセンター・タキタ2階画廊 

2015年10月27日 14時36分09秒 | 美術展
SABO展 @水戸市泉町・アートセンター・タキタ2階画廊 
10月23日~10月28日






茨城大学教育学部美術科の卒業生の女子で作られたグループ「サボ」の第44回展。《SABO》と云うグループ名は「さぼらずやろう・さぼりながやろう」の気持ちを表すそうだが、意気込まずに始めたことが、44回も続いた秘密かもしれない。

メンバーの出入りが若干あったにせよ、44回・44年続いたのは素晴らしいことだ。











木版画:岩谷萬千子、パステル画:内田とし子、彫塑:海老根美奈子、油絵:鴨川久美子、陶芸:渡辺清子の五氏。

卒業後の進路は教員・デザイナー・主婦とまちまちだが、年に一度の同窓会のようなもの。
卒業生同士の交流の場として、同期を始め先輩・後輩が集う情報交換の場ともなっている。
近年、個展やグループ展が少ないのは寂しい限り。
女性のグループが44回展を迎えたことは素晴らしいことだ。
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伝統建築の保存と再生@いわき市平

2015年10月26日 09時16分31秒 | 街創り
伝統建築の保存と再生@いわき市平





今は亡き友人Q蔵さんは、いわき市平の出身だった。
故郷へ残した母への思いは強く、月に1度は里帰りしていた。
何度か一緒に同行したことが有る。
駅からすぐの場所で、近所に大谷石の蔵を改装したジャズ喫茶を紹介された。

梁や支えの木組みがむき出し、天井までの吹き抜けの空間、大きなスピーカを備えたオーデオ。今、流行のリノベーションの先駆け、ぶっ飛ぶほどの衝撃を受けた。

気に入って、何度か通った。
水戸と日立、水戸と平が身近に感じる時代だった。

それから何十年、久し振りに平に行く。

再訪しようとネットで調べたがジャズ喫茶はなさそう。
駅前には大きなビルは出来、風景は一変していた。
美術館に行く前、喫茶店に入り様子を訊いてみた。

どうやら、ジャズ喫茶ではないが蔵造の店が近くに在るらしい。
教えられた方向に蔵造の店、当時は一軒家と思ったが、3棟の蔵が縦一列に並んでいる。しかし、雰囲気は似ている。
開店前だが、人の気配がするので尋ねた。
内部を見て、まさに、あの店。







オーナーは変わったが、木組みと内装の一部は残されていた。
今は「ダイニングバー・ダリコ」昼はランチ、夜はBAR(バー)で欧風料理が楽しめるお店とのこと。

美術館を観ての帰りでは、ランチタイムには間に合いそうにないので、近辺を散策し、11:30の開店を待つことに。

本町通り
水戸の下市にも同名の通りがが、何処の街にもある。
一番賑やかだった通りの名前だろう。
水戸から東北を結ぶ「奥州陸前浜街道」(後の国道6号線)だったところ。
現在は南側のバイパスが6号線。

本町は卸問屋や商店が並ぶ通りであった。






この石蔵は「百澤商店」の店舗跡、間口4間・奥行29間(約7.2mX約52m)の細長い形の敷地を「百澤通り」として再開発し、貸店舗業に転身か?
敷地を貫いた、荷物運搬用のトロッコの線路址を通路としている。
水戸の末広町が似たような通りで、蔵も残っているが、再開発の余地は有りや無しや。



この先の旧釜屋の蔵と石蔵は、「サロン・ド・蔵」として活用されている。
石蔵の部分は「ヘアーサロン」と「ギャラリー」で、袖蔵は「ショットバー」、そして石張り建築部分は「カフェ」。
一部は外装を直すためのシートが貼られていた。

旧釜屋
江戸時代、元禄13年(1700)創業、平藩御用商人でありました。
明治39年(1906)の平の大火直後、耐震耐火を基本に建築されました。重厚な蔵造りの店舗は総ケヤキ造りで、店舗脇にある蔵の材料は、イギリス製赤レンガを使用しています。(「いわきヘリテージ・ツーリズム」パンフレットより)

いわき市の平地区には旧家の建築が遺され、指定文化財となっている。
「いわきヘリテージ・ツーリズム」として地図や写真も用意されているようだ。次の機会に廻ってみたい。

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西成田育男展 更地@いわき市立美術館

2015年10月25日 12時29分01秒 | 美術展
西成田育男展 更地@いわき市立美術館





1970~80年頃は何度も訪れた街であったが、その後はご無沙汰、久し振りにいわき市に。
その頃は、合併前の「平」と言っていたが、水戸に平出身の方が大勢いた縁で親しみを感じた街。
1966年(昭和41年)に対等合併によりいわき市が発足したが、当初は仙台に次いで東北第二の人口だったが、現在は郡山市に次ぐ東北で三番目。

東日本大震災では大きな影響を受けたであろうがあれから4年半を過ぎて、駅周辺には何の痕跡も見いだせない。



今回の訪問はいわき市立美術館で開催されている「西成田育男展」を拝見することと「いわき芸術文化交流館アリオス」を見学すること。

現代美術を主なコレクションとする「いわき市立美術館」は1984年の開館。
初めての訪問だから、これを考えても30年以上は「いわき」にご無沙汰だったことになる。

いわき駅から徒歩15分、繁華街から少し外れているが市役所や中央公園に近いオフィス街にある。

「西成田育男展・更地」(9月12日~10月25日)、最終日の前日に滑り込み。



1階ロビーを使っての展示。

ロビーは通路でもあるので展示空間としては難しい場所だが、壁面と空間を上手に使われていた。



大きなガラスの外側に彫刻が展示されているが、伊藤公象さんの「起土」



「更地」シリーズ。
3・11以降、創作意欲を失うが、暫くたって描かれたらしい。
ここ数年続く、薄手の麻の生成りのキャンバスに、日本画の顔料のようなものを、何度も塗り重ねられたに見える作品。
素材や描き方は、お聞きしたことがないから分からないが、茫洋として読み取れない形と色は何時まで見続けても限がない、『遅日』『黙示』『八月』『濱近』のシリーズ。

クリアケースの中に立体の作品。



Bari Box『言葉にならないものもある』2001年
今回、最初で最後の公開ということだが、これが良かった。
外箱・絵画1点・写真2葉・半透明の中に封筒。



グラフィックデザイナー・アートディレクターとしての忙しい日常、しかも質の高い作品を作りながら、創作活動を着実に進める西成田さん。
他人に厳しい言動で誤解されることが有るが、己を律して制作しているであろう姿を感じる。
これからも精進を続け、心の内のあるもの描き続けて頂きたい。

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村山隆冶展@ギャラリーしえる

2015年10月24日 06時44分50秒 | 美術展
村山隆冶展@ギャラリーしえる
 - 白に始まる - 10月20日~11月1日




「イメージをくりかえさないこと」を信条としている村山隆冶の展覧会は観るたびに新鮮に感じる。
今回は、ここ数年続いている《アクリル板の裏から描く“ガラス絵”の手法》の作品。筆を使わず手でなすりつけるように描くらしい。



ガラス絵は手前に見える所から描き重ねる、自分では状況が分からないから、常に裏返して画面を確認する必要がある。
その煩雑な手間を繰り返している間は、宙ぶらりんで最後の白を塗って画面が固定するのだとか。~白に始まる~がサブタイトルだが、白が決め手らしい。





“アクリル板に油彩”色彩鮮やかで透明感がある画面だ。

掌で描いた色が自由に動き回っている。

「ギャラリーしえる」の自然光の入る展示室にぴったりとはまって、現代の住環境に適合している。
都会的で洗練された作品で、若い時なら「この様な作品を展示した空間で過ごす家が欲しい」と思うのかもしれない。

作家を交えたドリンクパーティーが10月25日(日)15:00から開催される
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吉田神社・秋の例大祭

2015年10月23日 12時44分30秒 | イベント
吉田神社・秋の例大祭







常陸第三宮の吉田神社は日本武尊が東夷平定の帰途に兵をこの地、朝日山に留めて憩わせた故事を以って、この地に尊を奉祀した。といわれる格式のある神社。秋の例大祭が10月16日から18日まで開催された。

吉田神社の祭礼は水戸周辺で歴史が一番深いのではないかと思う。
下市地区の各家庭では赤飯を炊き、煮しめなどを作って祝うのが恒例のことで、祭りが生活と一体になっている。

16日の夜は境内に山車7台が集結し、お囃子の競演。
17日は神幸祭で【午前】神社→元吉田→駅南。【午後】藤柄→本町通り→城東→青物町仮殿と渡御する。【夜】は鳳会が、本町通りで神輿を担ぐ。
18日は還幸祭で青物町仮殿→裡町→藤柄→神社。
午後9時ごろ、7台の山車が境内で待ち受ける中、宮入を行う。
概略は以上の様だが、戦前はたいそう賑やかで翌朝まで夜通し行われたと聞いている。





全てを見たことがないが、各町内に詰所が開かれて、山車を待ち受ける。
山車が来る毎に町内から祝いの金品を渡してねぎらう。
表通りの町内ばかりでなく、裏通りの町内も行うから、正に自分たちのお祭り、と云うことを感じる。



商店街も南町や泉町より各種の商店が軒を並べている。
最近は勢いがなくなったと云うが、いや、どうして可能性はありそうだ。
吉田神社の祭礼に限らず、「初市」などもあるのだから、ネタは沢山潜在している。

17日の土曜日は歩くのも困難なほどだったというが、僕は18日(日)ホーリーホックがヴェルディーに2-0で完勝したあと、ケーズスタから吉久保酒造で開かれた催事に参加、お祝いした。


「一品」の蔵元・吉久保酒造の庭でコンサートと屋台の料理と枡酒など
勝利の感激もあって飲み過ぎた。



吉久保さん、これからも企画を考え下市の発展に寄与して下さい。
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日本外交のあゆみ展@茨城県立歴史館

2015年10月22日 22時00分15秒 | 文化遺産
日本外交のあゆみ展@茨城県立歴史館






昨晩(10月21日)NHKテレビ・午後10:00〜 午後11:13【世界へGO!徳川家康×エリザベス1世 大坂の陣の真実】を見た。
国際的な視点から日本史に新たな光を当てるシリーズ第2弾とのこと。

日本とイギリスで同時代を生きた英雄、徳川家康と女王エリザベス1世の奇跡的なつながりや、江戸時代初期の大合戦・大坂の陣をめぐる両国の野望や国際的な謀略など、これまでと全くちがう日本史が見えてくる。

との番組宣伝で興味津々の歴史秘話。
1600年 オランダ船リーフデ号が豊後国(大分県)に漂着。イギリス人航海士ウィリアム・アダムス(三浦按針)が徳川家康の外交顧問となった。
三浦按針を通し家康がイギリスから購入した「カルバリン砲」は射程が長く、大阪城を砲撃し、淀君の戦闘意欲をそいだ話は説得力があった。
更にはスペイン・ポルトガルのカソリック教とイギリスなどの新教国を競合させるバランス感覚に富んだ外交戦略など、歴史は知るほど面白い。



外務省外交史料館・茨城県立歴史館共催の「日本外交のあゆみ展」10月10日(土)~11月23日(月)が開かれている。
外務省外交史料館所蔵の一級資料でめったに観られないものが数多く展示されている。
開始まもない15日に訪れたが、知識がまるでないので概観して戻ってきた。
何度も通わないと、よくわからぬ!が実感。




今回の再訪は井上靖の長編小説『おろしや国酔夢譚』(おろしやこくすいむたん)の元となった、『北槎聞略』(桂川甫周)の版本と「大黒屋光太夫・磯吉画幅」
をじっくりと。



文政7年(1824)大津浜上陸イギリス人の図(茨城県立歴史館)



歴史の岐路で結ばれた条約書・批准書,ナポレオン三世やリンカーン等からの国書・親書などが多数。
外交や条約の重要性を改めて知った。



秋の歴史館、銀杏の黄葉には少し早いが、多くの木々は色づいて誠に気持ちが良い。



何処かの幼稚園児が遠足に。
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残留に向けて前進@ケーズデンキスタジアム水戸

2015年10月18日 10時43分57秒 | 水戸ホーリーホック
残留に向けて前進@ケーズデンキスタジアム水戸



鹿島アントラーズを相手に劇的な勝利を収めた天皇杯3回戦。
水戸ホーリーホックは新たな歴史を作った。
この勢いで今日13時キックオフの東京ヴェルディ戦で勝利し、残留に向けて前進したい。

直近5試合の成績は3分け2敗。
順位は20位で、21位との勝点差は3だ。

年間入場者10万人に挑戦もかかっている。
平均入場者数は18 位で 4,679人。
この数字も5000人にしたい。

今日は水戸吉田神社例大祭。
お神輿と山車が下市を練り歩く。

吉久保酒造では利き酒大会と「絶品!一品!!LIVE2015!!!」
東京ヴェルディ戦に白星を挙げ乾杯したい。

追記





鹿島アントラーズを相手に劇的な勝利を収めた天皇杯3回戦の勢いを持続、
東京ヴェルディを相手に流れるようなパスワークから先制点を奪うと、その3分後に追加点、最後まで運動量は落ちず、2-0の完勝収めた。

勝ち点を40として17位に上昇したが、18位の京都サンガF.C. 19位のカマタマーレ讃岐と勝ち点は同じで予断は許せない。

観客数5163人だったが年間平均は 4,705人で17位。

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虎ノ門ヒルズ@港区虎ノ門

2015年10月18日 09時21分14秒 | 街創り
虎ノ門ヒルズ@港区虎ノ門





東京美術倶楽部の東美アートフェアを観て新橋駅に向かう途中で「虎ノ門ヒルズ」が見えた。
地上52階・地下5階建て高さ247mの超高層ビルであるから遠目が効く。

1946年(昭和21年)に最初の整備計画が決定された環状2号線は、用地買収の難航で着工できていなかったが、1998年(平成10年)に道路を地下化することで地元の合意を取り付け、着工に向けて動き出した。
地上部分は「環状第二号新橋・虎ノ門地区第二種市街地再開発事業Ⅲ街区」として東京都の施行、森ビルが特定建築者なって建設された。

虎ノ門−新橋間約1.35㎞は、2014年(平成26年)3月29日に開通し供用されている。



ヒルズから新橋方面を望む。 道路の地上部分については、最終的な整備が進んでいる。





店舗は1階から4階。1階のカフェ。



芝生広場のある庭園。

4階と5階には「国際会議場」、6階から35階には「事務所」、37階から46階には「住居」、47階から52階にはホテルのアンダーズ東京という構成。

「六本木ヒルズ」程の規模ではないが、道路の上を利用したビル。
超高層化して周辺は緑地とするなどの計画は「森ビル」ならでの手法だ。

水戸では「新市民会館」の計画が進行中。
基礎的な案が発表されているが大きな疑問がある。
敢えて組合方式に水戸市が参入しリスクを抱える必要があるか。
コンパクトシティーの観点から公共交通を利用してもらう。とのことで駐車場の用地や周辺道路の拡幅は充分とは思えない。
先日の、京成百貨店の2割引きの日は終日渋滞が続いた。
百貨店の催事と市民会館の2000人規模のホールのイベントが重なった時など、身動きが取れない状況なるだろう。
2000人規模のホールのイベントが頻繁に開催されるとは思えない。
貸ホールでなく自主企画も多くする考えらしい。
建築費は補助金などで三分一ので出来るにしても、企画要員・ホールの運営技術者などランニングコストも巨額になることだろう。
基本案は専門のコンサルタントに依頼したようだが、「森ビル」のような都市開発の実績あるところに、ゼロベースで開発案を委託してみる。ことなど、より良き案となることを願う。
このままでは、とんでもないものに巨額を投じることになる懸念を持つ。

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東美アートフェア 2015 @東京美術倶楽部 

2015年10月17日 21時22分12秒 | 美術展
東美アートフェア 2015 @東京美術倶楽部 
10月16日(金)~10月18日(日)







東京美術倶楽部に年に数度は出掛ける。
こだわりの112店が並ぶアートフェアは買い物をするわけでは無く、只、見るだけでも楽しい。
絵画・近代美術・古美術・茶道具・工芸の選りすぐりの美術品が並ぶ。

1階・3階・4階までを廻るのは結構疲れる。

2階には茶室が有りお茶を飲める。








お菓子は「山紅葉」





各階の入り口のお花も素敵だ。

16日の金曜日の午後のひと時を、美術倶楽部ですごした。
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有難うリビングルーム泉町 @泉町会館

2015年10月17日 17時17分06秒 | 水戸芸術館
有難うリビングルーム泉町 @泉町会館



水戸芸術館で8月1日から開催された「カフェ・イン・水戸 R」が明日(
10月18日)迄となった。

館内展示のほかに、【街なか出品作家】として北澤潤、増田拓史、山本麻紀子、ダニエル・ビュレンヌの4名の作品が空き店舗や商店街のアーケードを利用して展示された。

水戸市泉町の「泉町商店会館」2階を展示室として「北澤 潤 のリビングルーム」は会場の関係で他の屋外展示より遅れて始まったが、その分、閉会が遅れ明日、閉会となる。

「泉町商店会館」は昭和レトロな木造2階建て、最近、耐震改修工事が終了したばかり。
その空間に、トルコブルーのカーペットが敷かれ会場となった。

このプロジェクトは現代美術家の北澤 潤さん(1988年東京都生まれ)の企画で、不要な家具などを持ち寄り、物々交換することで変化し続ける「居間」をつくる《リビングルーム》や、仮設住宅のなかに手づくりの「町」をつくる《マイタウンマーケット》、地域の空き部屋を太陽光発電の「ホテル」に変える《サンセルフホテル》などを全国各地で開催している。

物々交換される、部屋の風景は毎日異なる。
お金に換算した等価交換ではなく、単純に物の交換。
お皿一枚が、大きなソファーやテーブルと交換されたりもした。
冷蔵庫や、電子ピアノなどの大物もあった。

ボランテアの子供さんもいたりするから、子供達の遊びの場、勉強の場にもなった。子供達が会場にいると活気がある。

「モノが動けば人が動く、ヒトが動けば物が動く」北沢さんの狙い通り、狙い以上に多く人・物が動いた。
来訪者は水戸市内ばかりでなく、大学生のグループなど、関東一円に及んだ。
12日の夕方から開催された「夕食会」は持ち寄りの飲食物を中心に会話や音楽であふれた。

来訪者は水戸市内ばかりでなく、大学生のグループなど、関東一円に及んだ。

何故このように参加者が多かったのか。

会場が街中の角地、レトロな建物、天井が高く、正面と脇がガラス張りで街の風景や空が拝める明るい空間。

物と物の交換で金銭が介在しない、カネより思い。
参加者同士の会話の場だった。

企画者の北沢さんと北沢事務所の山口 麻里菜さんのお二人も東京から何度も足を運ばれたし、主催の芸術館の学芸員も日参して管理にあたった。

多くの人が集ったが、「アートイベント」なの?
と云う疑問の声もあったらしい。

現代の美術が多様化している中、これもありと僕は思った。
「生活がアート」美的感覚が生活に生きることが重要。
持ち寄った品物をどのように配置するか、空間のバランスを考えることになる。



さて、いよいよ明日限り、品数も少なくなった。

期限があるからこそ、集中したこともあろうが、市内の空き店舗を舞台に再会されることを願っている。

関係者の皆様、ご苦労様でした。



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水戸が鹿島に勝てたのは@水戸芸術館広場

2015年10月15日 21時54分18秒 | 水戸芸術館
水戸が鹿島に勝てたのは@水戸芸術館広場





10月12日(月・体育の日)13:00から【ReMITO 92】「水戸の街をサッカー繋げる」が水戸芸術館の広場で開催された。

ブラインドサッカーを体験しながらコミュニケーションを図ろうと水戸ホーリーホックの熱烈サポーター大塚巌さんが企画した。

情報の8割を得ている視覚を閉じた状態でプレーするブラインドサッカー(通称・ブラサカ)は技術だけではなく、視覚障がい者と健常者が力を合わせてプレーするので、「音」と「声」のコミュニケーションが重要となるスポーツ。



14日のカシマスタジアムでの天皇杯3回戦、鹿島アントラーズ戦を控えた重要な日にも拘らず、水戸ホーリーホックから沼田邦郎社長、西ヶ谷 隆之監督、本間 幸司選手、田中 雄大選手、船谷 圭祐選手、田向 泰輝選手、とホーリー君も参加した。



元・水戸ホーリーホックの岡本達也選手、現在は「日本ブラインドサッカー協会」の職員、ともう一人の指導員、日本ブラインドサッカー協会の強化指定選手の寺西選手の3人が、言葉や音による意思伝達の方法から、ゲームの成り立ちまで実演を含めて解説。

寺西選手は
タイロンを叩く音を頼りに方向と距離を判断してシュートしたボールは見事にタイロンに当たる。
タイロンを2本並べて叩き、その間を通過させる。
等々、音だけを頼りに正確にシュートを見せた。



説明を聞いて後、参加者が6グループに別れコミュニケーションの練習。
ホーリーホックの選手も各グループに加わって投げたり蹴ったり。

言葉と拍手等の音声によって行動を指示することの難しさ。
アイマスクをかけて耳を頼りの行動はまことに頼りない。

基礎的な感覚トレーニングに多くを費やしたが、難しいものだ。



アイマスクをして。(fbに投稿した渡辺 翼さんの写真から。)

日頃、運動していないのにグループのメンバーとの行動に熱中して、写真など撮る暇がなかった。

約2時間が、あっという間に過ぎた。

参加者を含め大勢のギャラリーで賑わった芸術館の広場。

参加者一同、輪になって。(fbに投稿した渡辺 翼さんの写真から。)


記念撮影。(fbに投稿した渡辺 翼さんの写真から。)

開始前の挨拶でホーリーホックの選手は「自分たちも初めての体験なので、お互に意思疎通の技術を身に着けるアイデアを学びたい」と話をしていたが、参加者全員が、見る情報に頼らず「相手のことを考え、相手の身になって行動する」ことの大切さを学んだように思う、

14日の鹿島戦を前に、西ヶ谷監督を始めホーリーホックの選手はこの体験が大いに役にたったのではと思った。

天皇杯の鹿島戦は延長でも決着がつかず、PK戦で3-2の勝利。

「水戸が鹿島に勝利」したのは「ブラサカ交流体験があったから」でした。
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風マルシェ&上映会@稽古場「風」・水戸市新荘3丁目

2015年10月15日 10時27分03秒 | 人間
風マルシェ&上映会@稽古場「風」・水戸市新荘3丁目





「大人たちのたまり場」として【ReMITO 21稽古場「風」】
として紹介された営業日は毎月9日(雨が降ってもやりが降っても)とあったが、今月は17日にもあるらしい。

水戸市新荘3丁目、見事な赤松(水戸市の指定保存樹)がある住宅の一郭に
稽古場「風」が開業したのは20年前頃か。
展示会場・ライブコンサートなど各種の催事、「稽古場」とあるから演劇なども?
とにかく、水戸には珍しい多目的な空間として貴重な場所だった。

主宰者は民芸品,輸入雑貨などの販売をされ、東南アジアににも度々出かけている活動的な女性で那珂市のギャラリー「アカデミアプラトニカ」で展示会をしたこともあった。





前を通りかかったら、何やら人けが有るので入ってみたら、打ち合わせが有ったので在宅だったとのこと。

9日の定例以外に17日に開催される「風マルシェ&上映会」のチラシを戴いた。
開催時間は12:00~16:00





「あすかぶどう園」の無農薬ぶどうの販売。 
「小さな風」のコーヒー・ルイボスティーの販売。
「島さん」のこだわりおにぎり。
「生活クラブ生協」の安全性の高い生協の試食販売。
「Kamos」の無肥料・無農薬野菜販売。

更には「日本と原発」の映画上映会。
1回10:00~12:30 2回16:00~18:30
弁護士発のドキュメンタリー映画とのこと、是非見たいので10時の部に参加したい。映画は会費300円。

稽古場「風」が、まだまだ健在で安心しました。
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