「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

M-1(みとわん)グランプリ  @南町自由広場

2010年02月28日 23時08分22秒 | 水戸
M-1(みとわん)グランプリ  @南町自由広場

「M-1(みとわん)グランプリ」タイトルからは,お笑い?
と連想するが、サブタイトルは「茨城最大の創作雑貨フェスwith ネオ屋台村」とある。

南町の旧ユニーの跡地の一部が「南町自由広場」として開放されて満1年の記念行事とのこと。
あいにくの天候、朝からの雨が昼頃には霙となった。
予定された出店者も急遽欠場、もありでお客も少なかった。



とはいっても、そこそこに賑わった。





「茨城最大の創作雑貨フェスwith ネオ屋台村」の看板は少し誇大では?
と思ったが、意気や良しだ。
出展者も若い人達が多かった。



乗馬体験が出来る、などの目新しい企画もあった。

『継続は力なり』の言葉が有る。
雨や嵐やまたは雪、好天の日ばかりでないのが、自然の法則。
この企画がイッパツ芸とならずに、継続し盛り上がってゆくことに期待しよう。



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春風萬里荘 @笠間市

2010年02月28日 02時18分39秒 | 建築
春風萬里荘 @笠間市

1月20日に北鎌倉の魯山人の旧居を訪ねることが出来た。
その時、NHKの取材チームが撮影しているた。
たまたま日曜美術館を観たら、その際の取材が放映された。
偶然は重なる、必然なのかも知れない。

知り合いの方のお客様の案内に同行し、春風萬里荘に行くことになった。
ご承知のように、魯山人旧居の母屋が笠間日動美術館の分館として昭和40(1965)年に北鎌倉より移築され、春風萬里荘となった。



茅葺き入母屋造りの重厚な構えの江戸時代初期の民家は、もともとは、現在の神奈川県厚木市近郊の地にあたる高座郡御所見村の豪族で大庄屋・伊東家の母屋であった。



三和土(たたき)の土間の左手にある、本来は馬屋であった洋間は、年輪を刻んだ欅の木目を見せた「木レンガ」を敷きつめた床。自然石そのままを組み上げた暖炉や手斧削りの梁の棚板。

風呂場は脱衣所を含めると十畳間程の大きさ。



魯山人らしく、長州風呂と上り湯と洗い場がゆっくりとした広さの中に配され、周りの陶板はやはり彼自作のもので、半円筒形の織部陶板が青竹のようにめぐらされ、棕櫚縄でしめられた絵付けがなされている。
放送を観たばかりなので、いつもより丁寧に観た。

茶室「夢境庵」は、



千宗旦(千利休の孫)によってつくられた裏千家の名茶室「又隠」を手本として、魯山人が設計したもの。
三畳控えの間、四畳半本勝手、洞庫口水屋からなり、床柱は黒柿、長押は南天の樹を用いている。
躙り口際の塗り壁になっている部分に貴人口が設けられ、出入りを容易にしてある。
北鎌倉に在った時は、母屋より離れた茅葺き入母屋造りの独立した茶室で、魯山人の安息所として使用していた。

*茶室について知らないことばかり、解説を参考に記した。

見れば見るほど、知れば知るほど。観えるのは間違いがないが、解ったからどう。
ということでもないが難しい。

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三店ものがたり 2月26日~28日 @水戸市内南町・泉町周辺

2010年02月27日 21時20分26秒 | 水戸
三店ものがたり 2月26日~28日 @水戸市内南町・泉町周辺
歩いてつなぐ、『人と店』とのふれあい





数年前、水戸市泉町のお店が集って「三店ものがたり」を始めた。

各店が特別企画を立て、3店を巡ると何らかの景品をもらえる趣向だ。
街に賑わいを取り戻したい。
との願いが込められていた。
今年は、参加店が10軒となったが、タイトルは従来の「三店ものがたり」。
その店なりの、企画展示が成されているから、それを見るのも楽しい。
『人と店』とのふれあい。とのサブタイトルが付いているが対応は様々だ。

10店の内の3店でスタンプを押してもらうと、クッキーかどら焼きを貰える。
会期が3日間しかなく、明日(28日)まで。

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茨城の冬の味覚「あんこう」

2010年02月27日 01時39分33秒 | 食べ歩き
茨城の冬の味覚「あんこう」


河豚と共に冬の味覚を代表するのが鮟鱇だろう。
水戸に住んでいるといると“鮟鱇”を食べる機会は多いが“ふぐ”を食べる機会は少ない。
とはいえ、常磐沖ではフグもたくさん獲れるらしい。
冬の那珂湊の魚市場にはフグもたくさん並んでいる。
フグも種類も多いだろうから、それぞれに味も異なるのだろう。

魯山人は、

ふぐの美味しさというものは実に断然たるものだ―と、私は言い切る。これを他に比せんとしても、これに優る何物をも発見し得ないからだ。
と記し、大方の人がふぐに軍配を上げるだろう。

しかし、それぞれの良さが有り、比べることは出来ないだろう。
鮟鱇の食べ方について、そして味わい方を述べておきたい。

先ずは、あんこうの肝(あん肝)は,濃厚でコッテリとした美味しさから「海のフォアグラ」とも称されている。
フォアグラを食した経験は少ないので表現しようも無いが、フォアグラに遜色ない、と思う。

1,あんこうの供酢(ともず)

鮟鱇と言えば〔供酢〕が当たり前だ。




大洗のホテルの〔供酢〕、器が大きい。

茹でた身や皮などあんこうの各部位を「酢味噌」で食す。
濃厚な肝と香ばしい酢味噌とのバランスが絶妙だが、魚屋によって酢味噌の製法は異なる。
僕が好きだったの今は無くなってしまったが、U庄司だ。

2、鮟鱇鍋

東京辺りから伝わったのか、鮟鱇の各部位を野菜と共に鍋(味噌味)で食する。
これは、魚屋でなく料理屋で食べるが、各店によって味は異なる。
僕のお勧めは、水戸駅近くの路地裏のK.。
店構えは昔の居酒屋風だが味は抜群で、当然、値段もお安くはない。


3、「あんこうどぶ汁」



これまた、大洗のホテルのどぶ汁の具材。
東京からのお客様の観光に同行した際。

茨城も北部、福島との県境付近の漁師料理。
船の上で、体を温めるための鍋だ。
あんこうの生肝を鍋で乾煎りし、あんこうから出る水分だけで汁を作る。
だから、味も濃厚なのが本来の味。

ところが、最近は「どぶ汁」を売りにする店が増えた。
鮟鱇より野菜を多くしたりするから、水っぽくなる。

あんこうは身はもちろん,捨てるところがない程食べられる。
「あんこうの七つ道具」と呼び,(1)トモ(肝),(2)鰭(ひれ),(3)ヌノ(卵巣),(4)柳肉(身肉,ホホ肉),(5)水袋(胃),(6)鰓(えら),(7)皮を指す。

僕の好みは当然のことだが、肝。皮や胃袋も旨い。

観梅の季節、鮟鱇を愛でに水戸にお出で下さい。


そういえば、はるか昔の話だが、シェ・ジャニーの春田さんが弟子達と水戸に鮟鱇を食べに来たことがある。
どの店で食したのか聞き漏らしたが、満足できたのか不安になる。

いまさら、心配してもしょうがない話だが。






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鳥すきやき「 ぼたん」

2010年02月26日 00時11分02秒 | 食べ歩き
鳥すきやき 「ぼたん」
@東京都千代田区神田須田町1-15



池波正太郎の『食卓の情景』のなかに〔神田連雀町〕と言う項目がある。

そこには、神田連雀町という町名は昭和の初めに消えて、今の千代田区・神田須田町1丁目と神田淡路町2丁目の内が、昔の連雀町であった。この一角は、不思議に太平洋戦争の空襲にも焼け残り、むかしの東京の町の香りを辛うじて残している。明治・大正から営業を続けている〔食べもの屋〕が4件もある。

として〔藪蕎麦〕汁粉屋の〔竹むら〕あんこう鍋の〔いせ源〕鳥料理〔ぼたん〕をあげている。
藪蕎麦は大好きなそば屋だし、竹むらも藪そばの帰り道で何度か行った。
あんこう鍋の〔いせ源〕と鳥料理〔ぼたん〕は行ったことがなかった。

会社勤めを始めた頃(今から45年前)、この近所に事務所が在ったが、この一角に足を踏み入れることが無かった。
今にしてみれば残念な話だ。

今でも会社時代の同僚の1人とは、年に数度酒を酌み交わす。

Mさんと東京駅で待ち合わせ、神田に行った。
今回は鳥料理〔ぼたん〕で鳥鍋で飲もうという趣向。

予約はしなかったが、夕方の4時とあって無事に店内に。
玄関を上がると店内は正面に中庭。囲むように廊下があり小部屋が幾つか。




室内は小さな机があり、四角の置き火鉢が運び込まれ、中には備長炭。





鶏肉、つくね、ネギ、焼き豆腐、シラタキ、とても単純で明快。
余分なものは要らない。


鉄鍋は15センチ角で厚さ3センチくらいか?どじょう鍋の鉄鍋と同じような寸法だ。
昔から鍋の寸法なのだろう、今の鍋のサイズは大きすぎるのかも知れない。

酒は、春は〔桜正宗〕秋は〔菊正宗〕とのことだ。
他の時期は何を出すかは訊き漏らした。




肝心の“鳥すきやき”鳥一羽それぞれの肉の旨味を生かした盛り合わせは、さすが老舗の味と、うなった。
何処何処の地鶏などと謳っていないが、確実に鳥のうまみが伝わる。

鳥料理の味と同時に、備長炭を熾す火鉢の実用性・機能性に富んだ素晴しさ。



鉄鍋も特注とやらで、取っ手には「牡」「丹」字が浮き出ている。


須田町は洋服の“羅紗や”〔生地屋〕が多いところで、創業時は洋服の「ボタン」を商っていたのが、鳥料理に業種を転換したさいに『牡丹』としたとのことだ。店名はひらがなの「ぼたん」ではあるが。

最後にご飯が出される。
鍋に残した“とりすき”をかけて食べるのだが、これは“牛すき”と同じだが、[おひつ]が使われている。
以前はどこの家庭でも〔おひつ〕を使用したものだが、今では殆ど見かけない。
料理屋といえど、同じであろう。



おひつは別注しているとのことだが、杉の細かい柾目板と銅の留め金は美しく磨き上げられている。
この手間だけでも尊敬に値する。

持ち運びしてくれるお姉さん方も落ち着きがある。


「これぞ老舗」と感激した。
機会があれば、何度でも来たい!
と思った。
このような店が存続していることに感謝したい。

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「アンティークス・タミゼ(antiques tamiser)」

2010年02月24日 00時16分21秒 | Weblog
「アンティークス・タミゼ(antiques tamiser)」
東京都渋谷区恵比寿南2-10-3-1f


念願がかなって「古道具坂田」に行って自分なりの尺度の重要性を再認識した。

古道具にコダワリ、自分の眼で美しいモノを探し続ける坂田和實さんは僕に忘れてしまったことを思い出させてくれた。
其の後、「芸術新潮」に特集されていたのを知り、図書館でバックナンバーを借りた。
その特集に「アンティークス・タミゼ」の吉田昌太郎さんも取り上げられていて、訪ねたいと思っていた。
JR の恵比寿駅から徒歩10分、坂を上ったビルの2階。
近辺は、洒落たお店が多い。



「アンティークス・タミゼ」との店名のように洋風の品揃え。






両者とも、既成の概念にとらわれないモノ選びは定評があるようだ。

坂田さんは1945年生まれ。
吉田さんは1972年生まれ。

世代的にも異なることもあり、好みは人それぞれだろう。
今回訪ねてみて、どちらも僕の好みの店だ。

現在はモノを買うことは止し、整理しようと思っているの。
「これください」と言いそうになるのを、ぐっと呑み込むのはつらい。

一生の内に、「これ」というモノを1点でも探してみたい。


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ジャニーの語録

2010年02月18日 21時17分48秒 | Weblog
ジャニーの語録

魯山人に対抗するわけではないのですが。
ジャニーの食に対する語録を紹介します。
しかし、ジャニーの了解は無いので、問題があれば消去します。

「地産地消」


今大流行りの『地産地消』気に入らね~~~
だってさ、考えてもごらん。地元に安くて良い素材が有ったら誰だってそれを使うよな。
無いからよそから買うんじゃないかい?
それに、メキシコやヴアヌアツの南瓜みたいに安くて、品質が安定してゝ明らかに日本の南瓜より美味しいものもあるし、貧乏な国から物を買う事も必要なんじゃないかな~~~

それに地産地消シェフが皆言うのは、『田舎であちこちから取り寄せた高級素材を使って料理を作ると、客から「これなら東京と同じだ」と言われる、だから地元の食材で特徴をだす』どんな素材を使おうと東京より美味しいもの作ればいいんだろ?

ワタシは内臓料理とかマニアックな物を出してるせいもあるだろうが、『東京でも食える』なんて一度も言われた事が無いぞ。


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文化デザーナー学院 終了制作展 2010

2010年02月18日 20時44分33秒 | 美術展
文化デザーナー学院 終了制作展 2010
       2月13日~21日     @水戸市泉町1-3-22









どんなに努力しようと駄目はダメかもしれない。




泉町の文化デザイナーズ学院で再生のプログラムが展示されている。

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春の淡雪

2010年02月18日 17時27分57秒 | 歳時記
春の淡雪



天気予報によれば、未明から早朝にかけて雪、とのことだった。
朝の8時頃から9時にかけて湿気を含んだ重い雪となり、10センチ近く積もった。
偕楽園か弘道館の雪景色でも眺めようとしている間に、早くも解け始めた。
まさに、春の淡雪。

雪景色は素晴しいが後での凍結など、路面の危険はやっかい。
そんな心配もなくなりそうに解けてしまった。
邯鄲の夢のごとく、春の雪も一瞬の夢のようだ。



残こりし雪と、落椿。



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ネコヤナギ(猫柳)

2010年02月17日 14時53分51秒 | 山野草
ネコヤナギ(猫柳)

春の訪れを感じさせてくれる植物の一つがネコヤナギ。
銀白色の毛で目立つ花穂が特徴的であり、「ネコヤナギ」の和名はこれをネコの尾に見立てたことに由来するらしい。
子供の頃、我が家の小さな庭に植えてあった記憶があり、懐かしさも感じる。

ヤナギ科ヤナギ属の落葉低木で、山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、ヤナギの一種であるらしい。残念ながら、自生している姿を見た事はない。




赤のネコヤナギの枝を知人から戴いた。覆っている部分が赤なのは珍しいし。
花穂も良いが、その前も素的だ。

早速、生けてみることにした。
暫らくしまったままだった丹波の壷。




欠けた上にひびも入っている。箱には「古丹波壷、おおやつれ」と書き付けてある。
当時の話によれば、「魯山人旧蔵」とのことだが、はたしてそうなのか。
それはともかく、不完全であるがゆえの美しさもある。


生けておくと、枝の元から根が生え葉が出て根付く。
まことに生命力のある植物。

根付いたら、西の谷の水辺に植えてみよう。


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西成田育男展 

2010年02月16日 22時35分44秒 | 美術展
西成田育男展 六角堂展 不可視⇔可視
       2月16日~28日      @ギャラリー しえる



北茨城市五浦の旧岡倉天心邸、現・茨城大学五浦美術文化研究所で2009年11月に「西成田育男展-不可視-」が開催された。
この展覧会を僕は観ることが出来なかったが、今回の展覧会はその完結編とのことだ。
五浦の作品はキャンバス6枚を積み重ね立体作品として展示した。
当然、一番上の作品しか見ることが出来なかった。







今回は積み重ねられた6枚の作品を離し、平面作品として再構成された。
視る事が不可能な状態が、時間の経過の後に、視る事が出来るようになった。

作品は薄手の麻の生成りのキャンバスに直に、描いてある。
薄く、亜鉛の地塗りされてないキャンバスは、透けて見える。
日本画の顔料のような素材で描かれた無機的な画面。
複雑で多様な色と画面はじっくりと眼を凝らして観なければ分からない。

以前は、毎年のように作風が変化した西成田さんだが、この10年以上は同じテーマに取り組んでいる。見た感じは同じようだが、土台はキャンバスであったり和紙であったり様々。




西成田さんの繊細で微妙な色調の画面の中に時間を感じる。
いわば、4次元の世界ともいえる。
今回の箱状の作品を含め、立体的なものに対する感心も出てきたのかな?と感じた。


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日曜美術館 「北大路魯山人」

2010年02月14日 17時36分06秒 | 人間
日曜美術館 「北大路魯山人」

北大路魯山人の旧居を訪ねた際にテレビの撮影が行われていた。




たまたま「日曜美術館」を観ていたら、ほんの僅かだが、その時の撮影されたらしき画面が映った。
戦後間もない頃、イサム・ノグチと山口淑子が新婚所帯を魯山人旧居の一隅に構えた逸話も紹介されたが、その場所は現在の山崎小学校のグランドのところ。
と言う話を現地の人から聞いた。

魯山人のコレクターである「何必館・京都現代美術館館長」梶川芳友さんが登場し、作品の紹介や人となりを語っているのも興味深かった。



何必館・京都現代美術館では「美の異端児 魯山人を使う」展が2月14日~3月28日に開催されているという。
行きたい展覧会だが、、、、
生前魯山人は、「高みを行く人間は、大衆には決して理解されない」「解る人には解るが、解らない人にはいくら言っても解らない」と言っていたらしい。 
また「大衆に受け入れられ、ほめられるものは、低級の美に過ぎない」とも云ったようだ。

たまたま、シェ・ジャニーの春田さんから戴いたメールに「人というものは、解る人には瞬時に解るが、解らない人には朝まで言っても解らないものです」と、魯山人同様のメッセージを貰ったばかりだ。

日頃、ジャニーと魯山人の共通点などを感じることがある。
味や料理に対し、徹底して追求する姿勢などについてだが、才人には何か共通項がある。

『和楽』2007年2月号「わが家で・魯山人ごはん」で銀座久兵衛・今田洋輔さんと
 春田光治さんのお二人が魯山人の器に料理を盛り合わせた特集があった。
この特集は、魯山人を通して食に関わる哲学が伝わる。


桜の頃、鎌倉の魯山人旧居、安比の「シェ・ジャニー」の春田さんを訪ねる。
3月に何必館・京都現代美術館の「美の異端児 魯山人を使う」展を観に行く。

今日(2月14日)は旧暦の元旦、初夢は無限に広がる。

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2010ヴァンクーバー五輪開幕   @BCプレース

2010年02月13日 20時12分23秒 | イベント
2011 バンクーバー五輪開幕   @BCプレース




今年の冬は雪が多い。
冬季オリンピックの開催されるヴァンクーバーは雪が降らず困っている、とのことだった。
ヴァンクーバーを訪ねたことがないが、カナダのコロンビア州の首都だ。
Nさんご夫妻は、日本とコロンビア州のビクトリアに半年毎に往き来している。
ビクトリアはバンクーバーの隣町。
オリンピックの喧騒から逃れ、今は水戸で過ごしている。
中学時代からの友人のFさん夫婦は2年前の夏に、1ヶ月ショートステイした。
その様なこともあって、何かと親しみを感じる地域だ。






今日から、ヴァンクーバー五輪の開会式が華やかに始まった。



テレビの録画中継をトビトビで見ながら、眼が潤む。
月並みだが、やはり開幕式は感激する。
82カ国の国と地域から参加したとのこと。
主催のカナダは先住民族の地に出来た、移民の国。
多国籍で多民族で成り立っている。



先住民族たちの踊りを交えた開幕式。

入場行進のユニフォームはお国柄を感じられ、楽しいく、自分が訪れた国は懐かしい。

日本人の活躍を期待される種目も多い。
当分テレビを見ることになりそう。

話は変わりますが、今日は鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックの試合がありました。
予定あって、観戦できませんでしたが2-0で鹿島が勝利。
水戸は善戦したと言えるでしょう。
僕は、エビネンコさんの影響でサッカーのファンになりました。
両チームのファンです。今シーズン、どちらも健闘してほしい。
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おもてなし「かふう」 @水戸市宮町3-5-16

2010年02月12日 23時34分07秒 | Weblog
おもてなし「かふう」 @水戸市宮町3-5-16


「梅香」いかにも水戸らしい町名だ。
以前は上梅香・下梅香と分かれていたが、町名変更の際に一部は「宮町」となった場所もある。
江戸時代からの屋敷町で格式ある造りの家も多い。
一部は戦災に遭わずに焼け残った家もある。

その内の1軒が昨年改修工事をしていた。
塀を取り払い駐車場にしている状況は、料亭・割烹料理の店に変身と思えた。
昨年の9月、石造りの門柱には「かふう」の表札が掲げられた。

行ってみたい!と思ったが完全予約制で敷居が高い。
先輩のYさんに「ひるご飯、どうでしょうか?」と声をかけたら、お招きに預かった。




駐車場から玄関に向う路地は、あたかも茶室に向う雰囲気がある。



広い玄関の正面には小さな床の間がしつらえてあり、掛け軸と花が飾られていた。

個人の家でもてなしを受ける感じがする。
庭を巡るような廊下沿いに個室が5つ連なる。
離れも1部屋ある。



畳の部屋を板張りの椅子席に改装してある。
天井が高いから違和感が無い。
床や壁面は手を入れてあるが、基本的には高級住宅の雰囲気は残されている。
昭和レトロと現代感覚が上手く調和している。
トイレも清潔感と落ち着きがある。

元々の造りが良い家を、手間・ひまとアイデアが一杯詰まった空間となっている。
聞いた話しに拠れば、この店のオーナーは駅南に繁盛している居酒屋を2軒経営しているらしい。営業成績が良いので、このような遊び心一杯の空間を創り上げることが出来たのだろう。

昼のお膳は2500円と3500円の2つのコース。
各々、魚か肉化を選択できる。

接待するお姉さま方が落ち着きのある方ばかりであることも素晴しい。
料理の器を含め、全ての什器の感覚が良い。
お絞りを入れてくる、陶器も暖めてある。
お茶も2度出たが、茶碗も蓋が付いている。


肝心の料理だが、良い素材を少しずつと言う感じだ。







先付けの白魚にメカブと芹から始まり、お造り、煮物、焼き物と続気、〆は雑炊。





和菓子のデザートの後はコーヒーか紅茶を選択する。

ゆったりとした空間での食事は心地よい。

夜の膳は5250円から。
すき焼き、ふぐ料理、鮟鱇料理、鱧料理などの季節の料理も用意されているようだ。

水戸市内の料亭も数が少なくなってしまい寂しい限り。
季節の料理を味わうことが出来るのは最高の贅沢。

明るい話題が少ない中、新たな店の登場は心強い。






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追悼/星野徹の地平/詩と造形展

2010年02月11日 21時34分59秒 | インポート
追悼/星野徹の地平/詩と造形展
―星野徹の遺墨および記念作品を中心に―
2月9日~14日  @アートワークス ギャラリー


英文学者で詩人であった星野徹さんがなくなって1年を経過した。
「白亜紀」の同人や造形集団「ROZO群」の会員を初めとして、文学者・画家・写真家・書家など幅広い分野の芸術家と交流のあった。



縁の有った40人位の方による追悼展が開催されている。







2人が一組になって共同制作した作品。
生前の星野さんの遺墨や造形作品も展示されている。








詩や俳句などの文字と写真や絵画など変化に富んでいるので、観るのに時間を要する。
作品の数も多いが来場者も多い。

僕は生前の星野さんと面識は無かったが、人柄や作品を幾らか知ることが出来た。
葬儀は「水戸無教会聖書集会」《ただきりストと共に歩む》の人たちによって執り行われたとのことで、関連の冊子も手に取ることが出来る。
英文学を通してキリスト教に出会い、聖書が何にも勝る参考書・研究書であったようだ。

芸術の根底に宗教的なものが必要と感じるが、未だ実感は出来ない。
何れの宗派と関係なくとも、信じること・祈ること、などの大切さを思った。
追悼展にはそんな要素がある。


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