顎鬚仙人残日録

日残りて昏るるに未だ遠し…

クリスマスローズ

2017年03月21日 | 季節の花

山を切り開いて約50年以上前に造成された我が住まいは、粘土質の地盤で水はけが悪く、樹木の成長には向いていませんが、そんな中でも環境にあっている植物もあります。

クリスマスローズは、落葉樹の下に地植えにしたのが気に入ってもらえたようで、年々株が増えて庭一面に蔓延っています。種子で殖える際に交雑が出てくるのか、色や蕊周辺などが微妙に違ったのが出てきます。図鑑にもクリスマスローズは、花を交配させ簡単に違う色のものを作ることもできると書かれています。

このクリスマスローズは、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物で、欧米ではヘレボルスが一般的な名前ですが、日本では他のヘレボルス属を全てまとめて、クリスマス頃に咲くので、クリスマスローズと呼ばれています。
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東山魁夷 唐招提寺御影堂障壁画展  (茨城県近代美術館)

2017年03月17日 | 日記
多くの苦難の末、布教のために来日された鑑真大和上が天平宝字3年(759)開いた唐招提寺は、律宗の総本山で、その一画にある御影堂は、興福寺の別当坊だった一乗院宸殿の遺構で、明治以降は県庁や奈良地方裁判所の庁舎として使われたものを昭和39年(1964)に移築復元されたものです。

現在は、鑑真和上坐像(国宝)が奉安されており、昭和46年から57年にかけて東山魁夷画伯が描かれた障壁画などが収められていますが、平成27年から平成大修理事業に着手したため、約5年間は拝観できません。

通常は年1回3日間だけしか公開されない、この「唐招提寺御影堂障壁画」全68面が、いま茨城県近代美術館で4月2日まで展示されています。
畳敷きの展示台は、柱や長押の釘隠しにいたるまで御影堂の雰囲気そのままの臨場感あふれた造りになっており、障壁画が立体的に陳列されています。



いずれも、日本を代表する画家、東山魁夷画伯が、10年を超える歳月をかけ、鑑真和上に捧げた大作です。日本の風土をテーマとして、色鮮やかに描かれた「山雲」「濤声」と、墨一色で描かれた和上の故郷中国の壮大な風景「揚州薫風」「黄山暁雲」「桂林月宵」のほか、坐像を収めた厨子の扉絵「瑞光」も展示されています。

各地の取材スケッチや試作から、綿密な割出図による制作、朦朧体のような描写と吸い込まれるような色使いなど、総延長76メートルにわたる大迫力にただただ圧倒されました。  (写真は展覧会案内ホームページなどからのイメージです)
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梅花爛漫  その三

2017年03月12日 | 観光ボランティア
梅まつりも半分が過ぎ、遅咲きの大輪の品種も咲き出しました。例年より早めの開花ですが、まだまだ充分楽しめます。梅を時期に応じて楽しむ風雅な鑑賞の言葉「探梅」、「賞梅」から、そろそろ「送梅」に移ろうとしています。

「桜梅(さくらばい)」は桜に似ていると名付けられたのでしょうか、図鑑では淡紅色で八重ですが、弘道館で名札がついているのは白色に近い色で、しかも一重、大きな花ですが桜のイメージはあまり感じられません。間もなく本物の桜前線が下りてきます。(弘道館)

「古今蘭」は紅筆性の華やかで可憐な花、薄紅色の花弁の色が均一でないのが特徴で、また雄蕊の退化も多く見られます。(偕楽園)

「御所紅」は難波性の八重、昭和初めの「梅花名品集」にも載っている名花で、京都御所より伝わる品種といわれています。実はほとんど成らないようです。(偕楽園)

「入日の海」は豊後性一重、ごく薄い紅色と図鑑には出ていますが、偕楽園の個体は鮮やかなピンク色で大輪です。海に沈む太陽のイメージで付けた名でしょうか。(偕楽園)

「旭鶴」、四股名のような名前の野梅性一重、結実品種です。鶴という名がつく明治時代の三名花の一つです。(偕楽園)

「月宮殿」は野梅性の八重、蕊の底の部分が緑色で、月の名が付く花の特徴があります。名前は月を神格化したインド神話の神の宮殿のことをいうそうで、神秘的な感じが漂います。野梅性にしては、少量しか結実しない品種です。(弘道館)

「江南所無」は水戸の六名木、園内で一番遅咲きの品種で、この花と、よく似た「黒田」が咲くと園内の梅はすべて咲き揃います。アンズ系の大きな花で、名前は揚子江(長江)の南にこれ以上の梅はないという意味だそうです。雌蕊は退化して実はほとんど成りません。(偕楽園)

紅梅の人目はばかるごとき色  鷹羽狩行
白梅や老子無心の旅に住む  金子兜太  (保和苑にこの句碑があります)
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アントラーズ・クラブハウスにて

2017年03月10日 | 日記

カシマサッカースタジアムの東に約6キロのところにあるクラブハウス、併設のグラウンドが四面、ここでは選手たちの練習が見られます。

アントラーズ大ファンの孫と一緒に出かけた8日、10時からの練習の後半は紅白戦とシュート練習など実戦さながらの気迫の入ったプレー、パワフルな身体と足の速さにびっくり、しかもテレビでお馴染みの選手たちの息遣いが感じる近さで観戦できるので、練習とはいえ充分にその迫力を楽しめました。

ピッチを見下ろす9基もの風力発電の風車がある景は、力強い練習にぴったりです。自然のエネルギーが、空から選手たちに供給されているような感じがします。

近頃メキメキ力を付けてきた鈴木優磨選手、髪の毛を染めてさらにハッスル、相変わらずすごいダッシュで突破です。新加入のブラジル選手達も実力者揃い、補強もしっかりしていて今年のアントラーズはまた大活躍してくれる予感がしました。  

練習後は、サインを頼むファンが並んで待ってる中を選手たちが引き上げてきます。ほとんどの選手が笑顔は見せませんが、快くサインに応じ、ツーショットの撮影にも対応していました。
去年は国内2冠の他にクラブW杯では、決勝まで駒を進め、あのレアル・マドリードに対等に戦ったアントラーズ、そんな源流の一つがここにあるような気がしました。
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梅花爛漫 その二

2017年03月08日 | 観光ボランティア
満開を迎えた偕楽園と弘道館公園、一生懸命咲き誇る梅をいくつかご紹介いたします。偕楽園には100種3000本、弘道館は60種800本の梅があり、ほとんどの名花はどちらでも見られます。

「見驚」(偕楽園)は、大輪で咲いたのを見て驚くと付けられた名前ですが、花は淡い紅色の八重咲きで気品があります。花の色は咲き進むと紅色が薄くなり白に近づく「移り白」という性質のため、色が変わっているのを見て驚くという説もあります。同じ見驚という名前はツバキにもあります。(偕楽園)

「月影」水戸の六名木の一つ、人気の花です。青軸性といい花がついた枝や、通常は赤茶の萼も緑色のため、全体に青みがかった淋しい白色で、名前を付けた方の気持ちが分かる気がします。(弘道館)

「紅千鳥」鮮紅色の紅材性一重の妖艶な花で、名前の由来は雄蕊の先が花弁化する旗弁が(写真参照)、まるで紅い千鳥が飛んでいるようだと名付けられました。(弘道館)

「滄溟の月」は、豊後性の白い大輪、大輪の花には珍しく実が、それも大きな実がなります。滄溟とは大海原のこと、大きな月がポッカリと浮かんでるような花です。明治時代の月の名がつく三名花の一つです。(偕楽園)

「春日紅」は、紅白咲き分けの「春日野」の紅色花を育成した品種とされる難波性八重の梅です。確かに咲き分けの紅花とそっくりですが、咲き分けは遺伝子の突然変異で起きる現象で、同じ枝に来年も赤い花が咲くとは限らないと聞きましたが、紅い部分を接ぎ木すると全花紅梅になるのでしょうか。(偕楽園)

「東雲」は紅材性の花、花弁の底が紅い底紅という性格で、しかも赤い筋が入ります。同じ底紅系の「関守」「鈴鹿の関」と混同しやすい品種です。(偕楽園)

梅の花 一輪咲いても 梅は梅  土方歳三
千波湖の梅の香越しに光りけり  飯野吉男
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