「西の谷緑地公園」を美しく!

「公園都市水戸」の街造りを考える人達と協働したいと思っています。

ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

2009年09月24日 08時58分09秒 | 植物
ツルボ (ユリ科 ツルボ属)

クラッシック音楽のマニアのUさんご夫妻は広い敷地にお住まいだ。
四季折々の、山野草や庭木が植えられているお宅を訪問するのを楽しみにしている。
時には、手作りの野菜を戴くこともある。

門を入ると、コスモス・秋明菊・槿が咲き、萩の花は散り始めた。
その他にも沢山の花々が咲いているが名前は分からない。
柿が色付きだしたようだ。
その他の食用になる樹木も植えてある。

迎えに出てくれたUさんは「ツルボ知ってますか?盛りは少し過ぎましたが」と訊く。
初めて聞く植物名だ。
芝生の間のネジバナの大きいような草花を指し「これですよ、ユリ科ですが」と言う。

IMG_1753.jpg

初めて見る花なので、写真を撮らせていただいた。

部屋に入りPCで詳しく見ると、次のように記されていた。

 ツルボは、北海道から南西諸島、朝鮮半島、中国、ウスリー地方などに分布する多年生草本。海岸の崖地に生育するほか、土手や田の畦などに普通にみられる。地下には2から3センチの卵球形の鱗茎が有り、食べられる。葉は線形で長さ8から9センチ、幅4から6センチ。秋の初め頃から高さ30センチ程の花茎を出し、総状花序をつける。花は密につき、淡紅紫色で花被片は6個、雄蕊も6個。和名の由来は不明であるが、別名をサンダイガサと言い、公卿が宮中に参内するときに従者が差しかけた傘をたたんだ形に似るためらしい。鱗茎は飢饉のときに食料とし役立ったようで、水によくさらしたものを煮て食べたり、粉にして餅を作ったそうである。

とあった。鱗茎が有毒だが晒せば食用になるなど、ヒガンバナに似ているところもある。
始めてみるものや未知なることが解るのは嬉しい。
Uさんのお宅は広いから、自家菜園で野菜も作られている。
小さな庭の場合でも、いくらかの野菜つくりはやるべきだろう。
江戸時代においては、草の根まで食べる事があったのだから。

お茶を飲みながらの四方山話。
生り始めの柿と、二十世紀梨がお茶請けに出された。
音楽を聴きながら、奥さま手作りの「お彼岸のオハギ」をご馳走になった。
楽しい時間を有難う御座いました。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 向井潤吉展 懐かしき日本の... | トップ | 映画・カムイ外伝 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

植物」カテゴリの最新記事