2013/11/27 (水曜日) 晴れ
次の工作は何にしよう・・・・・・・
小型バーナーに合わせたボイラーの工作にしようか、それとも
新しい工法を試すエンジンの工作にしようか・・・・
しかし、どっちにするにしても材料を揃えなくてならない。
明日は先輩からの呼び出しで東京に出かけなくてはならないが、
ついでに何とかハンズに寄って材料を仕入れてこよう。
おっと、その前に手持ちの在庫を確認しなくては・・・
というわけで物置の中の物を確認しているとき、蓋が無くなって
しまったブリキ製の空缶が出てきた。
直径は5cmばかり、背丈は6cmばかりの小さな缶だ。
これを輪切りにして底を塞げばバーナーヘッドになりそうだ。
どうせ何もやることがないからバーナーヘッドでも作ってみるか・・・
このブリキ缶に底をつけるのには銀ロウを使わなくてはならない。
(鉄材やステンレスをロウ付けするのには銀ロウを使います。)
銀ロウは溶けるときの流動性が良くてさーっと流れてしまい、
くっつけるものにわずかの隙間があってもそこから漏れてしまって
くっつけられないという難しさがある。
もちろんきちんとした工作をして、隙間などないようにしてあれば
銀ロウはとてもきれいに具合よくロウ付けできる。
ところが実習生のいい加減工作ではなかなかてこずることが多いのだ。
まぁ、そんなことはやってみなければわからない・・・・
これが実習生のモットーですから。
(本当は「やってみなければわからない」は下の下です。 しっかりと
した工作をして、「これでやれば大丈夫」となってからやるべきですよね)
↓ 物置の棚に転がっていた蓋のないブリキの空缶。 蓋はポンポン蒸気のエンジンに使ってしまった。

↓ 底の方を高さ2cmで輪切りにした。

↓ 穴をあけるためのポンチ打ち。 少しは見栄えがよくなるようにしたつもりだが歪んでしまった。

↓ 穴は1mmφ。 材料が薄いから、ぶすぶすと簡単に開いてしまう。

↓ 缶の内側からみた穴。

↓ 0.5mmの真鍮板に乗っけてロウ付けする。

↓ こんな薄い材料同士をただ乗せただけでガスバーナーで真っ赤になるほど加熱するのだ。
材料が歪んで隙間ができない方がおかしいぐらいだ。

今までもこんな方法でボイラー釜を作ったことがあるが、たいていは失敗している。
うまくいく方が不思議だよ。
名付けて「ウルトラCロウ付け」なぁーんちゃって。
さて、ロウ付けを始めてみると予想したとおりの難作業。
銀ロウは見当違いに流れて全然くっつかない。
何回も何回もやって少しずつロウが回りだした。
何とか目鼻がつきそうだ、と思ったとき、ついに材料が歪んで大きな隙間が発生してしまった。
こうなると1箇所直すとその先がまた歪み、そこを直すとまたその先が・・・と際限なく隙間が
できてついには投げ出すという結果になることが多い。
こりゃー大変だ。 針金で縛って隙間を無くしていった。
幸い材料が小さいからこの方法で何とか処置できた。
悪戦苦闘のロウ付け作業ぶりを動画でご覧ください。
ロウ付けが終わったときはもう4時過ぎでそろそろ暗くなり始めてきた。
でも何とか燃焼状況の確認をしてみたい。
焦りながら空気取り入れ口をあけたり、ガス噴出し口を取り付けたりして
燃焼テストにこぎつけた。
出来上がったバーナーの燃焼テストを動画でご覧ください。
これでバーナーヘッドが二つできた。

大きなバーナーヘッドは小さなヘッドよりパワーが出るのだろうか?
ガス噴出口から噴出すガスの量が同じで完全燃焼しているなら大きなヘッドも小さなヘッドも
同じパワー(エネルギー)を出してると思うけど・・・・・
その辺のところはよくわかりません・・・・
もう一つ心配事がある。
このバーナーのガス噴出口は0.3mmの穴を開けた真鍮薄板を高温半田(融点295℃)で
パイプの先端に貼り付けた構造になっている。
運転中、この部分は何度くらいの温度になるのだろうか?
もし運転中に高温になって半田付けが外れてしまったら大変なことになる。(はずです)
実際に使う前に十分検証しなくてはならないなぁ。
次の工作は何にしよう・・・・・・・
小型バーナーに合わせたボイラーの工作にしようか、それとも
新しい工法を試すエンジンの工作にしようか・・・・
しかし、どっちにするにしても材料を揃えなくてならない。
明日は先輩からの呼び出しで東京に出かけなくてはならないが、
ついでに何とかハンズに寄って材料を仕入れてこよう。
おっと、その前に手持ちの在庫を確認しなくては・・・
というわけで物置の中の物を確認しているとき、蓋が無くなって
しまったブリキ製の空缶が出てきた。
直径は5cmばかり、背丈は6cmばかりの小さな缶だ。
これを輪切りにして底を塞げばバーナーヘッドになりそうだ。
どうせ何もやることがないからバーナーヘッドでも作ってみるか・・・
このブリキ缶に底をつけるのには銀ロウを使わなくてはならない。
(鉄材やステンレスをロウ付けするのには銀ロウを使います。)
銀ロウは溶けるときの流動性が良くてさーっと流れてしまい、
くっつけるものにわずかの隙間があってもそこから漏れてしまって
くっつけられないという難しさがある。
もちろんきちんとした工作をして、隙間などないようにしてあれば
銀ロウはとてもきれいに具合よくロウ付けできる。
ところが実習生のいい加減工作ではなかなかてこずることが多いのだ。
まぁ、そんなことはやってみなければわからない・・・・
これが実習生のモットーですから。
(本当は「やってみなければわからない」は下の下です。 しっかりと
した工作をして、「これでやれば大丈夫」となってからやるべきですよね)
↓ 物置の棚に転がっていた蓋のないブリキの空缶。 蓋はポンポン蒸気のエンジンに使ってしまった。

↓ 底の方を高さ2cmで輪切りにした。

↓ 穴をあけるためのポンチ打ち。 少しは見栄えがよくなるようにしたつもりだが歪んでしまった。

↓ 穴は1mmφ。 材料が薄いから、ぶすぶすと簡単に開いてしまう。

↓ 缶の内側からみた穴。

↓ 0.5mmの真鍮板に乗っけてロウ付けする。

↓ こんな薄い材料同士をただ乗せただけでガスバーナーで真っ赤になるほど加熱するのだ。
材料が歪んで隙間ができない方がおかしいぐらいだ。

今までもこんな方法でボイラー釜を作ったことがあるが、たいていは失敗している。
うまくいく方が不思議だよ。
名付けて「ウルトラCロウ付け」なぁーんちゃって。
さて、ロウ付けを始めてみると予想したとおりの難作業。
銀ロウは見当違いに流れて全然くっつかない。
何回も何回もやって少しずつロウが回りだした。
何とか目鼻がつきそうだ、と思ったとき、ついに材料が歪んで大きな隙間が発生してしまった。
こうなると1箇所直すとその先がまた歪み、そこを直すとまたその先が・・・と際限なく隙間が
できてついには投げ出すという結果になることが多い。
こりゃー大変だ。 針金で縛って隙間を無くしていった。
幸い材料が小さいからこの方法で何とか処置できた。
悪戦苦闘のロウ付け作業ぶりを動画でご覧ください。
ロウ付けが終わったときはもう4時過ぎでそろそろ暗くなり始めてきた。
でも何とか燃焼状況の確認をしてみたい。
焦りながら空気取り入れ口をあけたり、ガス噴出し口を取り付けたりして
燃焼テストにこぎつけた。
出来上がったバーナーの燃焼テストを動画でご覧ください。
これでバーナーヘッドが二つできた。

大きなバーナーヘッドは小さなヘッドよりパワーが出るのだろうか?
ガス噴出口から噴出すガスの量が同じで完全燃焼しているなら大きなヘッドも小さなヘッドも
同じパワー(エネルギー)を出してると思うけど・・・・・
その辺のところはよくわかりません・・・・
もう一つ心配事がある。
このバーナーのガス噴出口は0.3mmの穴を開けた真鍮薄板を高温半田(融点295℃)で
パイプの先端に貼り付けた構造になっている。
運転中、この部分は何度くらいの温度になるのだろうか?
もし運転中に高温になって半田付けが外れてしまったら大変なことになる。(はずです)
実際に使う前に十分検証しなくてはならないなぁ。