2015/08/10(月曜日) 晴れ
最近、運動を兼ねて川原沿いのサイクリングロードを自転車に乗って上流にある
野鳥スポットに出かけている。
野鳥を見つけて写真を撮るのが目的だが、実はもう一つ目的がある。
それは工作で作り上げたスチームエンジンボートを走らせられるような穏やかな
水域があるか探すことだ。
何年か前にはこの付近に中洲があって、本流から分かれた細い流れでできた池の
ような水域があってボートを走らせて遊ぶことができた。
ところが県の「川の再生事業」とかいう施策で広範囲にわたって浚渫工事が行われて
中州も削り取られてしまい、穏やかな水面の池も消滅してしまった。
その無くなった池の代わりを探しているのだ。
初めの頃はどこも流れが速くてボートを走らせられるような場所は見つからなかったが
近頃は日照り続きで川の水量も減って何とかボートを浮かべられそうな場所が見つかった。
そこで、今までビニールシートに包まれて仕舞ってあったボートを引っ張り出して
いつでも走らせられるように手入れをした。
↓ ブルーシートに包まれて軒下に仕舞ってあったスチームエンジンボート1号。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/92/66f483560564f318a8b4ba4d88028b51.jpg?random=f02df226502365e612047a47fad36ad9)
↓ 中は案外きれいだった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/61/dc0fef1c7aea9f720a87b596ab185019.jpg?random=8ce8e4dea346b8844de7a85ab1b8bab1)
↓ ボイラー、エンジンなどを船体から下ろした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/9d/cebe8013ea4e865f7b61d8380c3f9bae.jpg? random=c6b264cf8ea3528717311627f948a0b6)
↓ どこからか雨が漏ったようで船底に水が溜まっていた。 早く確認してよかった!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4a/f3/5279221a2759012480c39c7d8acf63d7.jpg?random=de2a1f0da9f0ee71df22215be812a28b)
↓ ボイラーやエンジンには問題はなさそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/ea/4d2937e0dbf21c525443ace6d2635580.jpg?random=a64b50ca06b3bb4fed2000118e847c91)
↓ 船体も大丈夫だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d8/12c5b1034b495d385676d54ada105dcf.jpg?random=7778e24c1752af1a26458679c7317b29)
↓ ボイラーの漏れが気になる。 分解して確認することにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/95/df5c59313a5973c9e310e3e0ebe3fc39.jpg?random=09094b4d79f303776518e1b751eac5dd)
↓ 汽罐はこんなに緑青が吹いていた。 腐食して穴が開いてなければ良いのだが・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/f7/3f371516c5d1d502e510f85896bc922b.jpg?random=7b271bfcb0532c34214d7a10aa42f75d)
↓ ワイヤーブラシをかけて緑青を落とした。 きれいにはならないが、前よりは良いだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/5d/0efc388614f8a999f9b3bd8e9dcc2d27.jpg?random=033defdf27be447c5722a77690698c64)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/bc/297964e1451f5d1c08cc477ad7186211.jpg?random=c25d0b56c6eaa873b898ba7ccf49b955)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3e/c9/d5c9873062f55f815d2371945a622d50.jpg?random=a35472962c66efd7f4ba3255cee71fb8)
↓ 足踏み式空気入れで圧力をかけて漏れ穴をチェックした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/5a/d2c6e2d065b0947d981920e9d7801f94.jpg?random=a3c7246727d90aae657d517455e87e36)
↓ 幸いボイラー本体からの漏れはなかった。 給水時に開く空気逃がしバルブからわずかの
漏れがあったが、観賞魚飼育で使う安物バルブだから仕方がない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/6e/41c1064ea647a6bb7fd465100b5e2aef.jpg?random=995d0e7d3ad6cc56615ae112ae5b3cad)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/db/b2dccbabd3548ef7177b265e7a394e41.jpg?random=fcd25a237cc0a76f8357896819ddcea5)
↓ ボイラーの再組立。 これはステンレス薄板の熱遮蔽。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/06/5d0bc383b6c245c8ed3569c83ccb740d.jpg?random=1f3fcdf68765702297053815870ecee2)
↓ 熱遮蔽板の外側をアルミ板のケースで囲む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/e9/86c001e5348c9f384d5604d727cb7674.jpg?random=a7870bd2ddf85d0c969f9f0048d13b1c)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/0b/84c80fc74b506fd84a9a41c8cab770b8.jpg?random=a002351b2d8ed819f1a0c4b67ce249d7)
↓ 組立完了。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/b0/f9857f3d63c747d3f4d5a16ba6e3fdd5.jpg?random=27933dc7487cafb838a53caa87e135a5)
↓ バーナーの燃焼状況確認。 大丈夫だろう・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/f9/61a720ae81bee23639e0447843598ac6.jpg?random=e3686bf3b8421894ee1d584c4828196a)
↓ 罐には1リットルを給水した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/cc/f950f0f4bb69a312ffde79940be53095.jpg?random=4a8b1322797d59b408aa9e61594b710a)
↓ 少し不安な気持ちでテストを始めた・・・・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/2c/9d3d5f54493e03fe37ad7f9b58f134b0.jpg?random=52a116187afcef2ee59487777b3188b7)
そのテストの様子を動画でご覧ください。
このエンジンは今から2年前に工作した初めてのV型エンジンで複動式2気筒、
ボアーは18mm、ストローク20mm 総気筒容積は20ccを超える大型だ。
ただし、何から何まで手作りで工作精度が低くてパワーは出ない。
今回のテストでも 無負荷回転数は1500rpmばかり、発電出力は0.8Wがやっと
という結果だった。
これでは長さ1m超、重さ15Kgの船体を動かすのにはパワー不足だ。
(これは以前、ボートを走らせたときに確認していてその後、パワーアップを目指して
努力しましたが、なかなか実現できずに現在に至っています。)
まっ、新しく見つけた川原でボートが浮かべられるかどうかテストしてみるということで
実習してきます。
結果は期待なさらないようにお願いいたします。