デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

スチームエンジンボートを走らせられるかも?

2015年08月11日 20時36分25秒 | 工作実習


2015/08/10(月曜日) 晴れ


最近、運動を兼ねて川原沿いのサイクリングロードを自転車に乗って上流にある
野鳥スポットに出かけている。
野鳥を見つけて写真を撮るのが目的だが、実はもう一つ目的がある。
それは工作で作り上げたスチームエンジンボートを走らせられるような穏やかな
水域があるか探すことだ。
何年か前にはこの付近に中洲があって、本流から分かれた細い流れでできた池の
ような水域があってボートを走らせて遊ぶことができた。
ところが県の「川の再生事業」とかいう施策で広範囲にわたって浚渫工事が行われて
中州も削り取られてしまい、穏やかな水面の池も消滅してしまった。
その無くなった池の代わりを探しているのだ。
初めの頃はどこも流れが速くてボートを走らせられるような場所は見つからなかったが
近頃は日照り続きで川の水量も減って何とかボートを浮かべられそうな場所が見つかった。
そこで、今までビニールシートに包まれて仕舞ってあったボートを引っ張り出して
いつでも走らせられるように手入れをした。


↓ ブルーシートに包まれて軒下に仕舞ってあったスチームエンジンボート1号。



↓ 中は案外きれいだった。



↓ ボイラー、エンジンなどを船体から下ろした。



↓ どこからか雨が漏ったようで船底に水が溜まっていた。 早く確認してよかった!



↓ ボイラーやエンジンには問題はなさそうだ。



↓ 船体も大丈夫だ。



↓ ボイラーの漏れが気になる。 分解して確認することにした。



↓ 汽罐はこんなに緑青が吹いていた。 腐食して穴が開いてなければ良いのだが・・・・



↓ ワイヤーブラシをかけて緑青を落とした。 きれいにはならないが、前よりは良いだろう。







↓ 足踏み式空気入れで圧力をかけて漏れ穴をチェックした。



↓ 幸いボイラー本体からの漏れはなかった。   給水時に開く空気逃がしバルブからわずかの
   漏れがあったが、観賞魚飼育で使う安物バルブだから仕方がない。   





↓ ボイラーの再組立。 これはステンレス薄板の熱遮蔽。


↓ 熱遮蔽板の外側をアルミ板のケースで囲む。





↓ 組立完了。



↓ バーナーの燃焼状況確認。 大丈夫だろう・・・



↓ 罐には1リットルを給水した。



↓ 少し不安な気持ちでテストを始めた・・・・・・




そのテストの様子を動画でご覧ください。





このエンジンは今から2年前に工作した初めてのV型エンジンで複動式2気筒、
ボアーは18mm、ストローク20mm 総気筒容積は20ccを超える大型だ。
ただし、何から何まで手作りで工作精度が低くてパワーは出ない。
今回のテストでも 無負荷回転数は1500rpmばかり、発電出力は0.8Wがやっと
という結果だった。
これでは長さ1m超、重さ15Kgの船体を動かすのにはパワー不足だ。
(これは以前、ボートを走らせたときに確認していてその後、パワーアップを目指して
努力しましたが、なかなか実現できずに現在に至っています。)

まっ、新しく見つけた川原でボートが浮かべられるかどうかテストしてみるということで
実習してきます。
結果は期待なさらないようにお願いいたします。









コメント
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