湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

本屋さんで

2007年10月01日 | 日常生活
 昔は頻繁に本屋さんに通っていた。でも日常的な移動のほとんどを自転車に頼るようになってからはめっきり本屋に入ることが少なくなった。冷たい雨が降り続いたこの週末は電車通勤をせざる得なかったので、たまには自転車雑誌でも買うかぁと久し振りに本屋に入ったのだけど・・・

 いやぁ今って驚くほどたくさんの自転車雑誌が発売されてるんですね。ある程度わかってはいたんですが、それにしても。どれがいいかなぁと次々と手にとってぱらぱらとめくり、ところどころ興味のある記事を斜め読みしていたりしたらあっというまに1時間以上たってました。そのあいだ手にとった雑誌はおそらく10冊くらい。そのうちの2冊くらいは定期的に発刊されているものではなさそうだったけれども、他のものは定期刊行されているわけだからこれはちょっとたいしたものですよね。自転車ってホントに今結構なブームなんですねぇ。きっと。

 雑誌をぺらぺらとめくっていたその時間はすごく楽しかった。本屋に足を運ぶ回数が減っていたわけだから当然熱心に立ち読みすることなんてほとんどなかったのだけど、久々に集中して立ち読みをした気がした。おかげで結局1冊も買わなかったけど。どれもそれなりに面白いけれども買うほどでもないかなぁって思っちゃったのです。それでもまだ頭に残っている興味深かったり、役に立ちそうな記事も当然あるけれども。

 ただそうやって立ち読みをしながら、もしこれが自転車にのめりこんでいるもっと若い頃だったら相当大変だったろうなぁと思った。若い頃はのめりこんじゃうとそういうのを買わないと気がすまないタイプだったから。自転車雑誌は昔はサイスポとニューサイくらいしかなくて、ニューサイは中高生の頃の僕にはそんなに魅力的な雑誌ではなかったから良かったけれども、格闘技雑誌なんかはとにかく発行数が多くてかなり大変だった。絞っていたつもりだったのに月に10冊くらい買っていたりしたこともあったし。

 話は変わるけれども、本屋さんに足を運ぶのって案外大事なことのような気がしないでもない。自分の興味のあるコーナーだけでなく、いろいろなところをぶらぶらと歩く。そうするとなんとなく面白そうな本を見つけて手にとったりする。今はネットで自分の興味のあることにすごくダイレクトにアクセスできるようになったけれども、そのかわりに自分の興味対象外の面白い何かと出会う機会は案外減っているのかもしれない。最近そんなことを少し思ったりしていた。僕なんかはもともとそんなにあまりいろいろなことに興味を持つほうではないから尚更そんなことを感じる。まぁ本屋にせよ、なんにせよ、リアルなところになにかをさがしに行くって大切なことなのでしょうね。