湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

こじんまりとした休日

2007年10月05日 | 日常生活
 とくに予定の入っていない天気の良い休日。ひどく疲れがたまっていたうえに、風邪気味だったこともあって、昼過ぎまでベッドでうとうとしてしまった。

 目覚めてからは前日が返却期限だったDVDを返しに近くのレンタルショップへ。サービスデーで1枚100円で3枚借りたのだが、延滞料金で900円とられる。返し忘れた僕が悪いのだけれども、なんとなく「・・・」という気持ちになる。
 


 「・・・」という気分になったあとは引地川沿いを下り海へ。今まで僕は引地川のことを“ひきちがわ”と読むのだと思っていたのだけれども、この日はじめて“ひきじがわ”が正解だったということを知る。



 海に出たあとは稲村ガ崎まで走って、ハンバーガーなりおにぎりなりを買って、本を読みながら適当に昼食にしようと思っていたのだけれども、この日は稲村ガ崎まで走る元気すらなく、マクドナルドのチープなバーガーを2個とドリンクを買って江ノ島に逃げ込む。ここまで5kmくらいしか走ってないんですけどね。



 江ノ島からは海のすぐ近くの遊歩道をのんびりとペダルをこぎながら鵠沼海岸のボードウォークへ。そしたら海を見ながらヘッドフォンで音楽を聴いてくつろいでいた友人と遭遇。



 そしてしばし目の前の海と空をぼんやりと眺めながら、ぼんやりとあれこれと話す。



 雲間から差し込む光が、



 この日はとてもきれいだった。



 しばらくしたらだんだんと空気が冷えてきたので、そのあとは最近音楽レーベルを立ち上げたその友人宅へ。ようやく契約が済んで12月に発売となるCDを聴かせてもらったあとは、僕が来るまで聴いていたというスプリングスティーンの新作を聴かせてもらう。



 そして帰宅前にせっかくなのでレーベル第一弾として10月10日に発売される上の写真のアルバムを購入させてもらう。部屋に戻ってからはずっとこのアルバムと借りてきたスプリングスティーンの新作を繰り返しかけていた。感想はどちらもすごく良し。この日僕は結構元気がなかったのだけれども、それだからか人の心を静かに温めてくれる優れた音楽の効用をより深く味わったような気がした。

 上の写真のスコット・フィッシャーという、なんというか自転車好きな人間からするとちょっと頬が弛んでしまうような名前のアーティストのこのアルバムは、学生時代、自転車部で主将をつとめていた友人がこのたび立ち上げたサンドフィッシュ・レコードから10月10日に発売されますのでよろしければぜひとも1枚。本当に良いアルバムだと思いますので。

 それからこの夜、2枚のアルバムをとりあえず一度ずつ聴いたあとは、東野圭吾の『秘密』という小説に没頭。東野圭吾の小説は、これまで読んでみたいと思っていながら一冊も読んだことなかったのだがかなりの勢いで引き込まれ、結構分厚い文庫だったにもかかわらず、久し振りに夜のあいだに一気に読みきる。そして夜更かしして最後まで読んだからか、本を閉じた瞬間に・・・と思えるくらいに一気に眠りのなかへ落ちていったのだった。