湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

奇跡のランディス

2006年07月21日 | 自転車生活
真夜中の湘南海岸を走って先ほど帰宅。
で、いまはビールを飲んでいるところ。

海岸線を走りながらぼんやりと今夜のランディスの走りのことを考えていた。
ランディスの頑張りは報われない可能性が高いと数時間前に僕は予想したけれどもとんでもなかった。
結局ランディスはそのままゴールまで走り続けた。
そしてステージ優勝を勝ち取り、総合1位のペレイロとの差を1分以内まで詰めた。
今夜のランディスの走りはほんとに奇跡のようだった。

正直今年のツールは総合争いの展開がおとなしくていまひとつだなぁと思っていたのだけれども、
このアルプスの3日間でそうした歯がゆさも一気に吹き飛んだ。
これはもう断然今夜諦めずに果敢に攻めたランディスのおかげだと思う。

今夜はランディスのミラクルな走りにただただ感服。
ほんとに素晴らしいレースだった。

自転車サイコー!

2006年07月20日 | 自転車生活

横須賀、ヴェルニー公園

さすがにそろそろ走りたいという気持ちがたかまってきて、
実家へ寄る前に観音崎を目指した。

雨の心配がなかったわけではないけれども、
気象庁のレーダー降水ナウキャストを見る限りでは、
もうしばらくは天気も持ちそうだ。
空はどんよりと曇っているけれども、
そのかわりに暑くもなく寒くもない空気がとても気持ちいい。
ついでにポタポタ以外で久し振りに自転車に乗る感覚がとっても気持ちいい!
走りだして良かった!!



普段通らない海沿いの道に寄り道し、



いつもの観音崎ボードウォークへ。
何度来てもこの場所に来るとほっとした気持ちになる。



陽はだいぶ傾いてきたけれども、
雨のほうはまだ大丈夫そう。
涼しい空気が気持ちいい!

観音崎からは浦賀~馬堀海岸~葉山~鎌倉というコースで帰る。
途中、湘南国際村に寄ろうかなとも思ったのだけれども、
せっかく気持ち良く走っているんだからわざわざきつい思いをすることないかと、
そのまま直進。



でもって、終始気持ち良く走って、19時少し過ぎ、暗くなる直前に鎌倉の滑川交差点に戻ってきた。
う~ん、今日はほんとに走りに行って良かった!
というわけで、今日は僕も何の留保なしに、問答無用で
自転車、サイコー!
と言いたい。

さてツールだけれども、昨日ランディスがたった1日ですべてを失うような大失速をしてしまったことを知り、ランディスの心中を思って複雑な気持ちになったりもしていたのだけれども、そのランディスが今、レースの序盤からほとんど捨て身といっていいようなアタックをはじめている。こういう走りはやはり観ているものの胸をじわりと熱くしてくれるし、勇気を与えてくれますね。

ランディスのこのアタックが報われる可能性はかなり低い気がするけれども、
今夜は諦めず攻めに出たランディスを応援したい。
最後がどういう結果になろうとも、今夜は素晴らしいレースが観れるような気がする。

ようやく熱い闘いがはじまった!

2006年07月19日 | 自転車生活
昨夜のツール15ステージ、ラルプデュエズ山頂ゴールは見応えがあった。
毎ステージをチェックできていない僕が言うのもなんだけど、
ようやく熱い闘いがはじまったような感じがした。

まずステージ優勝争いが面白かった。
逃げ集団のなかから優勝者が出るのか?
それとも総合上位陣がひしめく後続集団が逃げ集団をのみ込むのか?
2つの集団の差が微妙だっただけに、こちらのハートレートもかなり上昇した。

結局ステージ優勝争いは、逃げ集団からさらに飛び出したクネゴとシュレックの2人に絞られたのだけど、
この若い2人の争いがとても見応えがあった。
結局最後は一発でアタックを決めたシュレックがラルプデュエズの山頂ゴールをモノにしたのだが、
クネゴを引き離してひとりになってからの走りと顔が凄まじかった。

それまでは比較的淡々と走っていたのに、
完全にスイッチが入ってしまったのか、
ペダルを踏む勢いもすごかったし、
目なんかも興奮剤か何かつかったんじゃないかと思うような危ない目になっていた。
もし街で暴れていても絶対に仲裁には入りたくないような、我を忘れた危険な目だった。

しかしそんなシュレックもゴール後のインタビューではとても感じの良い顔をした好青年だった。
さっきのは追い込んでいる顔だったのだとわかって、こちらもひと安心。
そして僕はクイズの答えをシュレックにしていたので、彼の頑張りに感謝。
もっとも、クイズを当たっても賞品はまずもれえないだろうけど。僕はクジ運悪いから。

総合争いはステージ優勝争いほどは熱くなかったけれど、
やはりこちらも目が離せなかった。

面白かったのは、ずっと先頭をひいていたクレーデンが、
今度はランディスにひかせようとすっと後ろにひいたところ。
淡々とペダルをこいでいたランディスがシッティングのままジダンの頭突きばりにノーモーションでアタックをかけた。
不意をつかれて僕もあれっ?って思ったし、クレーデンも「そんなのあり?」という感じで追っていったのが笑えた。
ランスならああいうときは、ギアをかけて立ち漕ぎでアタックするものな。

けれどもランディスは結局激しいアタックはせずに、クレーデンやガルゼッリ!(よくぞこの位置で)とともにゴール。
マイヨ・ジョーヌのペレイロや上位につけていたメンショフやサストレはランディスのグループには着いていけず、
自然とタイム差が広がってしまったという感じだった。

まぁ昨日はとにかくランディスが安定していましたよね。
クレーデンが必死になってペダルをこいでいる後ろで、
ランディスは常に悠々としているように見えたもの。
今後もランディスが安定感のある走りを見せるのか?
それとも残りのステージのどこかでどっと崩れるのか?
ランディスの出来次第で今年のツールの優勝者が決まるんだろうな。

まぁ、ここに来てようやく本格化した総合争い。
他の上位の選手たちは諦めることなく、
残りのアルプスでも個人TTでも、
とにかくガンガンとランディスに攻撃を仕掛けて残り少ない今年のツールを盛り上げて頂きたいと思う。

それからアルプスの山岳ステージを観て、
僕もアルプスのようなところを走りたくなってしまった。
だいぶランクが下がるけど、
梅雨があけたら久し振りに信州にでも走りに行こうかなぁ~、とそっと胸のなかで思った。

雨の休日

2006年07月18日 | 日常生活
もうひと眠りのあと、
今朝は結局11時半頃に起きた。
こんなに深く、長い時間寝たのはとても久し振りのことだった。

今日は休みだったのだけれども、
これくらいしっかり体を休められれば、
雨も悪くないなと思った。

午後は部屋で過ごし、夕方から江ノ電で鎌倉へ。
行きつけの焼き鳥屋でビールを飲みながら焼き鳥を何本かつまんだあと、
徒歩で実家へ。

電車と徒歩で実家へ帰るのは面倒ではあったのだけれども、
今日はラルプデュエズの山頂ゴール。
ここまで停滞していた総合争いもさすがに今夜は白熱するだろう。
となれば、やはりこれは外せないですよね。
総合上位陣の熱い闘いが見れることを期待!

ところで梅雨明けのほうはかなり遠のいた感じですね。
週間天気予報を見ると雨ばかりですものね。
まぁ最近僕は蒸し暑さを嘆いてばかりだったからあまり文句も言えないけれども、
さすがにこれは。。。

まぁ梅雨があけたときに元気に走りに行けるように、
いまのうちにしっかり体を休めておけばいいか。

暑さが緩む夜はよく眠れてしまう

2006年07月17日 | 日常生活
いまの時間は朝の3時48分。
21時半頃にとろとろとした睡魔に襲われて、
目覚めたらこんな時間になっていた。
で、昨日の分のエントリーをしているというわけ。

せっかく早起きしたのだけれども、
残念ながら外は結構な勢いの雨。
天気予報によると、今週は雨の日が多くなるようだ。
やはり天気の良い日にしっかり走っておかなくてはダメだなと少々反省。

先週は蒸し暑い夜が続いたので、
知らず知らずのうちに眠りが浅くなっていたような気がする。
でも昨夜の眠りはとてもとても深いものだった。
一度もトイレに起きることなく、しっかり6時間熟睡。
ほんとは30分くらい、少しだけ目と頭を休めるためにベッドに横たわっただけだったのに。
きっと、この雨が気温を少し下げたからだろう。

暑さが緩む夜は、思いがけずよく眠れてしまう。
夜の雨というのは、クーラーのない生活においては結構ありがたいものでもあるようだ。

というわけで、これからもうひと眠り。。。

クーラーがない生活

2006年07月16日 | 日常生活
朝の海岸線を走って少し前に帰宅。
天気はあいにくの曇り空。
にもかかわらず、海には朝から結構な数の人が繰り出していた。
その多くがサーファーで、海水浴客はまだわずか。
時間がもう少したつと、その数が逆転していくのだと思う。


湘南海岸公園ボードウォーク

ところで最近僕はみっともないくらいに蒸し暑さを憂いているけれども、
その理由は僕の部屋にはクーラーがないからである。

一応言っておくと、僕の部屋にエアコンがないのは、金銭的事情のためでなく、ある種の成り行きのせいである。
その成り行きの詳細は省くけれども、そんなわけでとにかく僕はクーラーのない生活を送っているのである。

ただ夏の暑さは確かに僕の体力を消耗させはするけれども、以前の記録を見ると僕はクーラーがなくても結構楽しく夏を過ごしている。だから今年とくに僕が夏の暑さにへこたれているのは、もっと別の理由のせいなのかもしれない。

クーラーのない生活を少しでも快適にしようと、僕はささやかな抵抗をしている。

冷蔵庫にはいつも煮出した麦茶や烏龍茶が冷やしてある。
少しでも陽射しを弱めるために、窓の外にはすだれがかけてある。
ひどく蒸し暑い夜にはシーツの肌触りが気持ち悪いので、ゴザをベッドに敷いて寝たりもする。

こうしたささやかな抵抗と扇風機によって、なんとか僕は毎年夏を凌いでいる。僕のアパートはちょっとした高台に建っているので、風通しが比較的良いのも救いになっているのだと思う。

夏の暑さは確かにきついけれども、こんな生活が僕はあんがい嫌いではない。夏は暑いものだし、昔の人はそんな暑い夏をエアコンなしで過ごしていたのだし(と思うようにしている)。しかしそのわりには、最近僕は蒸し暑さを強調してばかりでしたね。さすがにいい加減自分でも、そうした言動が見苦しくまた暑苦しく感じてきました。というわけで、これからは「夏なのだから」と暑さを受け入れていくようにしたいと思います。そして「暑いから」と自転車に乗る気が起きないことも自然なことなのだと思うことにします。






ささやかな暑さ対策。でも次に引っ越すときは絶対にエアコンを買うと思う。

駄目駄目サイクリスト

2006年07月15日 | 自転車生活
ツールで市川さんの解説を聞きながらのエントリー。

今日は休みだったにもかかわらず、結局ほとんど自転車には乗らず。
あ~あ、今日はせめて60kmくらいは走ろうと思っていたんだけどなぁ。
走りに行って、暑さに辟易して帰ってくるならともかく、
走りに行く前から暑さに辟易して、結局自転車には乗らない駄目駄目サイクリストになってしまった。

そんな自分の駄目駄目ぶりから目を背けたくて、昼飯は友人を誘ってアジア的雰囲気いっぱいの大衆中華料理屋で、ビールを飲みながらチャーハンと焼きそばと餃子を食べた。このお店は友人の提案だったのだけれどもどれもうまくてびっくり。今度また行ってみよう。

夜は少しだけでも走行距離を増やそうと大崎公園と披露山公園に寄って実家へ。
いまは夏祭りの季節のようで、腰越(小動神社?)も逗子の小坪も賑やかだった。


路面を走る江ノ電が通り過ぎるのをまつ山車。

材木座からは134号から離れて、小坪経由でまずは大崎公園へ。もちろん夜景目当てだったのだけれども、完全に暗くなってからの夜景はいまひとつ。ここは完全に日が落ちてからよりも、夕暮れ時のほうが良いかもしれない。周りも真っ暗で怖いし。


大崎公園から逗子マリーナを望む。三脚なしのためぶれぶれ。

大崎公園からは披露山公園へも寄ったのだけれども、よくよく考えるとここらって実家からは思いのほか近いんですよね。あまりここらで遊んだりしたことがなかったから近いという意識がなかっただけで。というわけで、走行距離はほとんど増えず。いかんなぁ~。まぁわかってはいたんですけど。このままでは、今月は月間目標の800kmを達成するのはかなり厳しそうだ。


ぱっとしませんが、いちおう、披露山公園からの夜景も

月のきれいな夜だった

2006年07月14日 | 日常生活
本日も夜の海岸線を走って帰宅。

最近ほとんどまともに自転車に乗っていない気がする。通勤と実家の往復には自転車を使っているけれども、それだけではやはり少し物足りない。ツールが終わり、体が暑さに慣れてきたら、もう少し自転車に乗りたいなと少し思った。

ただそれはそれとして、今夜も夜の海岸線はなかなか気持ち良かった。薄くモヤがかかった夜景はどことなく幻想的で、



ふと見上げれば空には月がきれいに輝いていたのだった。


「後悔はしていない」

2006年07月13日 | 日常生活
マテラッツィに放った頭突きに関してジダンが語った言葉らしい。

こういう意見があるのもわからなくはないけれども、この記事を読む限りにおいては、僕はジダンのほうを支持したいと思った。ここで語られているジダンの言葉は、とても誠実なものに感じられるし、だからこそ様々な示唆に富んでいるような気がする。

確かに暴力行為は何があっても肯定されるべきではないのかもしれない。ジダンのような賢者のごとき雰囲気さえ漂わす偉大な選手のああした行為は、教育上の問題もあるのかもしれない。しかし、ジダンの語った言葉を悲しい釈明と片付けてしまうのはどうだろうかと僕は思う。

実際ピッチ上でどんなやりとりがあったのかは、二人にしかわからないことだ。けれども、もしそこでジダンの語るような許しがたい侮辱があったのだとしたら、すべての責任を背負ったうえで、胸部への頭突きという控えめな暴力で怒りをあらしたジダンという選手を僕は非難することはできない。

そしてジダンのああした行為は、誤解を恐れずに言うならば、ある種の人々に勇気と励ましすら与えるのではないかと思ったりした。

at midnight

2006年07月12日 | 日常生活
今年初のツールの山岳ステージを観てきた。途中かなりうとうとしたりもしたのだけれども、大事な部分は一応押さえることはできたのではないかと思う。もっとも今日はせっかくの山岳ステージだったにもかかわらず、総合争いをするような選手の闘いはまったくなかったのだけれども。

放送終了を待たずに、集団がゴールし終えたところまで観て、江ノ島に戻ることにした。


海岸線に出る途中にあるバーのようなところ。自転車好きな客が呑んでいたのだろうか?

ツールを観ながらうとうとしたせいか、今夜はまったく眠気を感じずに気持ち良く夜の海岸線を走って帰ってくることができた。途中、何か言いたそうなパトカーに並走されたり、車高を低くしたベンツの改造車に乗った若者たちに「おぉ、はえーな!100kmくらい出るんじゃねぇか」などとからかわれたりもしたけれども、そんなこともほとんど気にならずに適当に受け流して走った。理由はわからないけれども、なんだか妙に気持ちの良いナイトランだった。