湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

自分が別人に感じられるとき

2006年07月28日 | 自転車生活
昔、クラブの合宿の打ち上げで、
日本酒の一升瓶を手にした先輩が、
「この酒は呑み口がいいから全然酔わねぇよ」
と言いながら暴れていたことがあった。

酒呑むと自分が酔っていることもわからなくなっちゃうんだな、
とあまり酒が好きではなかった僕はそのとき思ったのだけれども、
昨夜の僕は結構それに似た状態だったような気がする。

たまたま昨日は冷蔵庫のなかにこんなもの↓があった。



それから500mlの炭酸ジュースと100%の桃のジュースがあったりもした。
となると、当然ジュースで焼酎を割って呑んじゃいますよね?
50km走って結構気持ち良く帰ってきたあとだけに尚更。

最初はとりあえず、炭酸ジュースで割って呑んでいた。
なんだかんだ呑んでるうちに、500mlの炭酸ジュースは空になっていた。
「いやぁ、やっぱ呑み口がいいとあまり酔わないんだなぁ」などと思いながら、
今度は桃のジュースで焼酎を割って呑みはじめてしまった。
まぁ焼酎の量はそんなにたいした量ではなかったとは思うだけれども、
もともとあまり酒に強くないこともあって、やはりしっかり酔っ払っていたのだと思う。

今朝起きたらしっかりと頭と体にキていましたから。
今日は8月6日からの短い夏休み前の最後の休日というのにもかかわらず、
そんなわけで午前中は部屋でぐったりとしていた。あ~ぁ。。。

それから昨夜のタイトルもどう考えてもちょと悪ノリだ。
『恋人が濡れた街角』って何なんだ?まるでこれじゃ屋外プレイじゃないか?
多分そのときは軽率にも酔った頭で面白いと思ったりしたのかもしれないが、
これではあらぬ誤解を受けてしまいそうだし、素面になってみればさして面白くない。

というわけで今朝は、
酒の呑み方と酒を呑みながらのエントリーには注意しないといけないなと、
鈍い頭で思ったりしたのだった。
でもまぁ、どっちがお前の本質なんだ?って訊ねられたら、
それはそれで悩みそうな気もするのですが。。。

今日は午後3時に部屋を出てヤビツへ。
走り出してみれば、あまり暑くないことがわかったので、
名古木からはタイムを計って上った。

菜の花台あたりからは濃霧になりあまり視界が効かない状態で走る。
ときどき擦れ違う車が恐ろしい。

でもって、ようやく霧のヤビツ峠着!



タイムは41分59秒だった。ベストではないけれど、僕的には全然満足できるタイム。
峠に着いたときは、死にそうなほど疲れていたわけでもないし、
かといって、余裕を残していたわけでもなく、
今日はなんだかすごく感じ良く走れた気がした。



ところで僕はヤビツでは結構頑張って走っているのだけれども、
普段の走りは、われながらぱっとしないことが多い。

たとえば昨日のナイトランのアベレージは21.1km。
別にずっとポタポタペースで走っていたわけじゃないのに。
それから先日のなりゆきまかせの三浦一週だって、
自分では良いペースで走っているように感じていたのに、
アベレージは23.5km。

アベレージはあまり気にしないと決めたからいいのだけれども、
まれに30km近いアベレージで走ったりすることもあるので、
どちらが本当の自分なのだ?と思ったりしないでもない。
というか、速く走ったときの自分が別人のように思えてならない。

でも、これに関してはこたえははっきりしている。
速くないときの自分のほうが本当の自分なのだと。
これは謙遜でも何でもなく、ほんとにそう思う。

多分僕はあまり無理のないペースで走るほうが好きなのだと思う。
でもって、無理のないペースは結構遅い
でもそんな僕でも速く走れるようになりたいという気持ちは結構強いのだと思う。
そんな矛盾した気持ちのバランスをとっているのがヤビツなんだと思ったりした。



そんなことを考えながら走っていたら、相模川にもすっかり霧がかかり、
細かい雨が肌を濡らしはじめていたのだった。