湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

僕はそれを予期していたのだろうか?

2006年07月22日 | 自転車生活


本日は15時半頃部屋を出て、ランドナーでヤビツを目指した・・・
のだけれども、

蓑毛のバス停の少し先で引き返して帰ってきてしまった。。。



この電光掲示(帰りに写す)と



この天気。
な~んか嫌な感じになってしまったんですよね。

ランドナーだったけれども名古木からタイムを計って上ってた。
おいおい、ここで引き返していいの?と思わないでもなかった。

でも、濡れねずみにはなりたくないよな。
それにこの先が雨ってことは、このあと江ノ島あたりも雨になっちゃうんだろうな。

そんなことを考えると、どんどんペダルを踏む足の力が弱まってくる。

そういや、俺、洗濯物を干しっ放しで来ちゃったんだよな。
せっかく洗濯したのにあれも全部ずぶ濡れになるのか。。。

そこでペダルを踏む足がとまった。

「やめた」

挫折ということばが頭に浮かばないでもなかったけれど、
いや、これは合理的判断に基づく撤退なのだと思うことにした。

だって、実際いつ雨が降り出してもおかしくない天気だったから。



いま上ってきた道を下り、
名古木から江ノ島に向けて、悪くないペースで走る。
走りながら、気持ちは結構複雑だったのだけれども、
平塚でラーメンを食べたら妙に元気になってしまった。



だってあの天気だぜ、引き返すのは当然だよ。
また来りゃ、いいんだよ。
と、かなり本気で思えてしまったのはなぜなのだろうか?
ま、実際その通りではあると思うんだけれど、
ちょっと、調子良すぎだな。

そしてアパートまであと1kmくらいのところで、
さらに撤退が間違いではなかったことを決定づけるような出来事が。

突然前輪がぐわんぐわんと触れだしたのだ。

何のショックも感じなかったけどスポークが折れたのかな?
そう思ってホイールを確認してみたら、



タイヤのサイドがバースト寸前になっていた。
これでタイヤが変形して、まるでスポークが折れたように前輪が触れだしたのだ。

いやぁ、これは嬉しかった!

きっとヤビツの途中で引き返したのも尋常ならざる第六感が働いたんだろうなぁ。
もし峠まで行っていたら、
濡れねずみになっていたうえに、
きっとアパートまで残り10kmくらいのところで完全にバーストして、
あとは冷え冷えの体でアパートまで自転車を押して、
ひどい夏風邪をひいたに違いないんだよ。

と自分を正当化すること、しきり。
もうバースト最高!(冗談だけど)
おかげでさらに後ろめたさがなくなった。

でも、ほんとにサイドが破けたのがアパートのすぐ近くで良かった。
僕はこういう点では結構ついているんですよね。
もしかしたら、僕はホントにバーストを予期していたのかもしれない。。。
なんて、それはないか。