湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

七里ガ浜往復&シャープナー10本 

2013年02月20日 | ラン
 モチベーションかなり低下中。バーンアウトしてしまったか?

 長距離ランナーにとっても無酸素能力のトレーニングは必要不可欠らしいが、やり過ぎるよりかはやり過ぎないほうが余程良いらしい。肉体にもメンタルにも、無酸素領域のトレーニングは諸刃の剣的な性質を持っているらしい。

 では、もともと平凡非力な僕のような人間が、レースに向けてようやっと無酸素能力を高めた場合、それを次のレースまで維持するのにはどうしたらいいのだろうか?「ようやっと」だっただけに、そこまでのトレーニングとレース本番で充分身体は疲弊している。おそらくそれ以上のトレーニングは“やり過ぎ”だろうし、その後の経過を見ても確かに体にもメンタルにもしっかり切っ先のようなものが刻まれてしまった気がする。このあたり、大丈夫な人は全然大丈夫なわけだからホント自分の弱さを感じざるを得ない。

 では?

 そこでシャープナー。リディアード曰く、それまで築き上げた有酸素能力を台無しにすることなく、無酸素能力を維持することができるらしい。興味のある方は『リディアードのランニング・バイブル』という本を参照してください。あるいはネットで検索すればもう少し詳しい情報が得られると思います。

 走り出す前は、正直かなり気が重かった。軽く走るだけじゃあまりトレーニングにならないだろうし、かといってきつめのトレーニングにたいしては心が重くなり過ぎていた。それでランニングをはじめてから購入した何冊かの本のなかかから、リディアードの本を引っ張り出してシャープナーについて書かれた文章を読み返してから、これならできそうだと走りに出た。

 少しは距離も走りたいので、まずはそんなに無理のないペースで七里ガ浜まで。七里ガ浜で折り返してからは、少しペース落としたつもりだったのだけれども、そんなに変わりなかったようだ。

 稲村ガ崎を越えて、坂ノ下の幅の広い歩道で、今回は約110m&同じ距離の流し(本には距離は50m~100mでいいと書いてある)×10本のシャープナー開始。強度はほぼ全力。短い距離だけに、全身を疲労させすぎることなく、レースで必要な無酸素能力と体のキレを維持することができるらしい。キロ3分を切るようなスピードで走るのはラン開始後はじめてですごく新鮮。きついが、ちょっと気持ちいい。ラップ計測をしていないので正確なところはわからないけれど、4本目が一番良い感じで走れた。姿勢とか重心とかそれなりに考えて走ってきたのが生きた感覚があった。これは多分学生の頃より速く走れているぞという感覚が4本目にはあった。まぁ学生の頃、特別足が速かったわけではないのでアレですが。

 6本目あたりからかなりきつくなってきた。7本目。まだあと4本もあるのか・・・という感覚。8本目と9本目。10本走り切るために、ちょっと手を抜いた。そして10本目。最後までしっかり駆け抜けるつもりだったが、やはり終盤は気持ちが続かず失速。そんなでも走り終えたあと、呼吸はゼーゼーだった。そして、そのあとゆっくり走ってももなかなか心拍は落ち着かなかった。

 ただ走り終えたあとの気持ちははなはだ爽快。そして疲労感もそんなでもない。どちらもそのときどき状態状況が違うのだから一概には言えないし、実際の効果もわからないけれど、やってみて良かったと思える練習だった。なんだか気持ちも体もリフレッシュできた気がした。いろいろ躓くことも多いけれど、休養も含めて、いろいろな練習を組み合わせて、気持ち良く走っていきたいものだ。もちろん自転車も。

 がんばろう~