湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

いつもの山道

2007年06月09日 | 自転車生活
 梅雨に入る前に、雨が降る前に、少しでも路面がドライなうちに・・・、ということで、本日なんとか頑張って“いつもの山道”と僕が呼んでいるコースを走ってきました。



 この“いつもの山道”をはじめて走ったのは16年ほど前のこと(!)。MTBに乗る先輩に連れられてランドナーで走りに行きました。「ちょっと待って下さいよ、こんなところランドナーで走れるわけないですよ」なんて思いながら、途中からアドレナリンが噴出してほとんど離されることなく、泥除けを石や岩にガツンガツンいわせながら走り切ったことが懐かしく感じられます。



 もっとも今走ってみると、泥除けつきのランドナーでは明らかにクリアできそうにないところがかなりあるので・・・というより、ランドナーで走ったことじたいが信じられないので、多分快適に走れたところの記憶だけがやけに強烈に頭に残ってしまったのだと思います。



 学生時代のその唯一の“いつもの山道”の記憶を頼りに、再び僕がここを訪ねたのはそれから10年以上がたったあと。当時も僕はMTBを持ってはいたのですが、その頃は遠くへ出かけることばかり考えていて、近場を旺盛に走る気なんてさらさらなかったのです。
 今のMTBを組んで以来、少なくとも年に10回はこの“いつもの山道”を走っています。ハイカーが多いので少し気を使いますが、何度走っても飽きることがありません。走るたびに思い出す、あの日たまたま連れて行ってくれた先輩に感謝です。