5月2日(水) 安平路山に向かうも敗退。途中より引き返す。とりあえず遠山郷の道の駅に車を入れる。途中、池口岳登山口を観察する。この道の駅には「かぐらの湯」があり客も多い。結局ここで三泊することとなった。理由は、天候と疲れ。3日は、時折雨が降る。止み間を利用して車に積んできた自転車を乗り回す。4日目は、映画で有名になった(大鹿村騒動記)大鹿村に行く。大鹿村は、遠山郷より近い。行く途中、秘境の里として有名な「下栗の里」を通り、さらに奥茶臼山への登山口(しらびそ峠)を知る。
天空の里 下栗 しらびそ峠
奥茶臼岳登山口 ハイランドしらびそ
大鹿村は、神楽で有名になっているが、かっては赤石岳への登山口としても知られていたらしい。ついでにこの登山口の観察もすることにした。
大鹿村 1 大鹿村 2 花ももがきれいです
温泉がありました 県道235号線は赤石岳登山口への道
赤 石 岳 公 園 線
この道をどんどん進むと赤石岳温泉があり、さらに進むともう一軒小さな旅館がある。そのすこし先が上の写真。旅館のおばさんに聞いたら、最近こちらから登る(赤石岳や奥茶臼岳)人はいなくなったとのことでした。道も荒れて大変だそうですが、たまには物好きな登山者を見るとのこと。 大鹿村を見学して遠山郷まで帰る。
5月5日(土) 快晴 熊伏山(1653m 長野県)
熊伏山登山口は、国道152号線青崩峠にあります(兵越峠からも行けますよ)。道路地図でも分かるようにこの線は青崩峠でストップしています。遠山郷(長野県)の方から静岡県に抜けるには、この152号線を兵越峠の方に行かなければなりません。青崩峠は、兵越峠手前で分かれることになり、峠を越えるとまた合流するようです。かって武田信玄は、駿河国に出るにあたり兵を二手に分け、一隊を兵越峠へもう一隊を青崩峠に回したそうです。
ここの分岐は見落としやすい。右手への道は暗い。
152号線は、信州街道と呼ばれますが秋葉街道とも呼ばれていますし、塩の道ともいいます。秋葉とは、静岡県の秋葉山(神社)のことで、秋葉信仰が盛んになってからこの道はそう呼ばれるようになったもの。
青崩峠への下見の際、間違えて兵越峠の方に行ってしまiいました。道は狭く対向車があると苦労します。峠の手前で対向車が一台溝に落ちてちょっとした騒ぎでした。兵越峠に着いて道を間違えたことに気づく。車を降りてウロウロしていたら、青崩峠への遊歩道がありました。静岡県側の人は、ここから熊伏山を目指すようです。しばらく引き返してやっと上の写真の場所にまで帰りつきました。
ここを右に 心細くなるような道ですが、大丈夫です。
登山口と駐車場です。
信 州 旅 人 記
後はひたすら登り続けるだけです。
青崩の頭 駐車場が見えます
頂 上 南アルプスを見る
6時35分スタート。7時35分青崩の頭、8時25分頂上。10時30分に下山しました。
登山道は良く整備されています。天龍村側からも登れるようです。こちらからだと4時間は掛かる。 大変な好天に恵まれたが、明日からは天気も下り坂らしい。とりあえず道の駅に帰る。
5月6日(日) 曇り時々雨
今日は休養日とする。ゴミや洗濯物などが溜まったので場所を移動する。ゴミは、高速のSAで処理した。喬木村近くのコインランドリーで洗濯。喬木村は椋鳩十の生まれ故郷でした。記念館をのぞいてからシラビソ峠の駐車場で夜を過ごす。夕刻、南アルプスがきれいに見えました。
椋 鳩十の記念碑
記念館で、二本のビデオを見る。一本は、熊の親子の物語。親熊が子熊を助けるため滝上から飛び込むものです。もう一本は、忘れました。彼の作品は、地域の風土に根付いた心温まる感動的な物語が多い。子どものみならず、大人が読んでもいい。
シラビソ峠に着いたとき、丁度3名の下山者がいました。山の様子を聞くと、天気が悪くて道に迷い引き返したとのこと。雪もあり、倒木が凄くて大変だったようです。だいぶ疲れた様子でした。
赤石岳 大沢岳 聖岳などが見えています。
今日も暮れました
5月7日(月) 曇り 奥茶臼山 (2474m 長野県)
奥茶臼山へは、尾高山経由となる。尾高山までは遊歩道も整備されていますが、ここを過ぎるあたりから雪も出てトウヒやシラビソが密林のようです。時々目印を失ったり、足跡が消えていたりで何度かさまよいました。迷い込んだ所まで引き返し、改めて探すとテープや足跡などが見つかり、また前に進むと言った事の繰り返しで何とか頂上に着きました。
トウヒ、シラビソの林 頂上です
振り返って。中央のこんもりしたあたりが頂上。 アルプスが見えますがあいにくの天気で・・・。
天気が持って、視界もあったので頂上を踏むことが出来たようなもの。昨日のパーティーが倒木が凄かったと言っていましたが、正しい登山道にはあまり倒木はありません。しかし、迷い込んだあたりは倒木だらけでびっくりしました。
6時10分スタートで、7時35分尾高山。8時15分奥尾高山、9時35分岩本山で11時奥茶臼山頂上へ。下山したのは15時10分でした。時々小雪もちらついて、本当に緊張した山登りとなりました。近くにある「ハイランドしらびそ」のお風呂に入りホッとする。奥茶臼岳への登山は、時期的にはまだ早いようでした。さっぱりしたところで、下栗の里に移動。大展望を独り占めにしながら酒を飲む。
下栗の里。 民宿もあるようです。この集落を抜けて易老渡(聖岳や光岳への登山口)に行けるようです。写真右手上あたりに大きな駐車場があります。その駐車場から20分ほど歩いてこのビューポイントにやって来ます。
駐車場。連休も終わりだれもいません。 この下が下栗の里。
「信州サンセットポイント100。夕陽に照らされる聖岳と兎岳の美しさを望めます」とある。
今年の連休はこれで終わる。当初計画していた安平路山、池口岳、黒法師山は残ったが雪が溶けてからの方が無難のようだ。