山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

百名山の記録 草津白根山~浅間山

2014年11月02日 | 日本百名山

草津白根山 17日~18日

 四阿山が早く終わったので、草津白根山へ向かう。

 途中、志賀高原ではまだ春スキーを楽しむ多くの人々を見かける。志賀高原は、まさに一大観光地といった感を強く受ける。 恵まれた自然環境の中、雪あり温泉ありだ。草津白根の有料駐車場に車を停める。今日の宿泊場所になりそうだ。湯釜まで登り、エメラルドグリーンの火口湖を見る。進入禁止の張り綱があり、勝手にできないのは残念だ。

        

  草津白根山の頂上はどの辺りかと見渡すが、どうもハッキリしない。

    (写真左手の山が展望台。その後ろに草津白根の頂上があった)

     

 まだ日高いので、スニーカーのまま展望台でもある蓬の峠まで登る。途中、雪が出てきたがあまりはまり込むことはない。頂上の反対側に回り込むとロープウエイの山頂駅が見下ろせるのでそこまで行くことにする。ゆるい雪の斜面を下っていると、反対側の斜面に人の姿が見える。どうもガイド付きの観光客が下山するところらしい。あまりにも軽装なので、自分もこのまま登ってみることにする。
 一旦舗装の道路に下りまた登り返すのだが、樹林帯の中は残雪で一杯。ハッキリした踏み跡に交じり、スキーのトレースもある。尾根に出る。踏み跡が2つに分かれるので、右手を行く。間もなくピークに達したが、道はそこで途絶えてしまう。夕暮れも間近なのでここで引き返すことにする。夕刻、万座温泉で汗を流し、夜は白根山駐車場で車中泊。

          雪が出てきて今日はここまで。


       

 翌18日、6時10分スタート。車道をしばらく歩き、昨日のトレースをたどる。尾根まで登り、今日は左のトレースを行く。こちらが正解。間もなくきちんと整備された道に出た。昨日の到達点の少し下辺りになるのだろうか。

    

 展望所があり日本百名山の碑があった。

    

 本白根の三角点は別の場所にあり、現在立ち入り禁止とのこと。ここから万座温泉側へと登山道が延び、ゆったりとした高原の山並みが静寂の中に眠っているようだ。ふと、深田久弥のことをが思い出された。霧の中からザックを担いで現れて来そうなそんな気がした。彼が初めてこの地を訪れたのは6月の頃である。今はまだ残雪におおわれて人の気配もない探勝歩道を、感慨に浸りながらタート地点に帰り着いたのが8時20分だった。
 

 18日 浅間山
 草津白根山を終え、すぐに浅間山に向かう。浅間山も頂上には入れないので外輪山を歩くことにする。車坂の駐車場に車を置き、案内センターで浅間山の説明を聞く。今から登るとすれば、黒斑山か蛇骨岳までだろうとのこと。頂上に登れないなら登れる所までと割り切って出発する。時計は既に11時15分を指している。
 雪解けの悪路が続くが、軽いザックなのでハイペースで登る。下山者が、色々とアドバイスを与えてくれる。突然、浅間の異様とも思える光景が目に入る。黒い巨大な土のかたまりに、残雪による白い筋が幾本か入り、他の山では決してみることのできない特異な姿だ。

    

 黒斑山12時40分着。蛇骨岳13時20分着。蛇骨岳の手前で、前掛山まで登ってきたと言う年配のグループに出会う。前掛山は、浅間山頂上に最も近いピークだ。自分の持つガイドブックには、このコースについては載っていないので計画からはずしていたが、いつかは登ってみたいものだ。眼下に広がる広大は草原も魅力的だ。

   

   

 15時50分車坂駐車場着。これで取りあえず4座を登ったことになる。車中泊も続いたので今日は宿泊まりとする。車坂の高峯高原ホテルに宿を取る。溜まった洗濯物をホテルの洗濯機をお借りして洗い、豪華な夜景が見えるはずの食堂で夕食。天気さえ良ければ小諸市街の向こうに、南アルプスや遠くは富士山まで見えるとのこと。霧に包まれた静かな一夜を過ごす。

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