全国の主な山々に一区切り着いたら、四国八十八ヶ所札所めぐり体験をしてみようと以前から考えていた。ただし、その頃はまだ元気だったので歩き遍路をやってみようかと思っていたが・・・。
昨年度、とりあえず下見を兼ねて1番寺の霊山寺から88寺の大窪寺まで(順打ち 1300キロ)を車でまわった。8泊9日かかった。
今年は、逆打ちで88番大窪寺から1番の霊山寺まで、軸を完成させながらまわることにした。軸とは、掛け軸のことで、まわるお寺ごとに印と墨をもらいます。最後には、真言宗総本山の高野山で仕上げです。
途中、歩き遍路の人を見かけました。本来なら、自分もザックを担いで、野宿をしながらまわればいいのですが、これをやると2ヶ月はかかりそうで、体力的にもきつそうです。それに、なまなかな覚悟ではできそうにありません。有名人では、菅元首相がやっておられますが、これも1番から24番最御崎寺(ほつみさきじ 室戸岬)まで、全体の四分の一。
野球の清原選手(元)もやっておられますが、完成させたかどうかはしりません。とにかく中途半端な巡りではない。遍路宿を利用すれば、自分でもなんとかなりそうな気はしますが、2ヶ月近く歩き続けるなどゾッとします。
今年は令和2年12月28日に我が家を発ち、午後遅くに88番の大窪寺に着く。前の土産物屋で「軸」を買ってお寺に参ってから納経所に入り、「印と墨」をもらう。軸は色々あって、安くて1万5千円ぼど、高い物は3万円~4万円くらいだったように記憶している。
違いは、軸に描いてある飾りの絵によるそうです。
一番安いのを持って納経所にいきました。初めてのことなのなのでどんなことなのか分からず、大分緊張しました。しかし、相手の方はなれたもの、軸を広げ、決まっている所に文字を入れて、その上から印を押します。墨も印もぬれているのですぐきは巻き込むことはできない。乾燥させるためドライヤーが準備してあります。乾燥を終えてから巻き戻して終わりとなります。ただし、500円支払わなくてはなりません。このとき、お寺の札を2枚(2種類)もらいます。
( 終わってから考えて見るに、このお札(1枚100円)だけを集めてしかるべき紙に貼り付け表装するか、額にでも入れれば立派なものができあがりますよ。)
この日は、後2寺院をまわり時間切れ(5時で終わり)となり、近くの道の駅で温泉に入り車泊。今年も、年末は車の中で過ごすことになりました。我が家にいるよりも変化があり結構楽しい。
88番 大窪寺
この日は、88番大窪寺、87番長尾寺、86番志度寺の3寺院で墨書と御朱印をもらう。
続く