山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

礼文から利尻そして早池峰へ(その1)

2018年08月10日 | ぶらり

7月23日(月)

 松江を発ち舞鶴港へ。北海道小樽便の出港は真夜中となるので午後にスタートする。舞鶴港から小樽便に始めて乗船した頃は、いろいろ心配だったので松江を早めにスタートしたものだが、舞鶴港で乗船手続きを済ませると出港までの長い時間をどう過ごすのかで苦労させられた。

 市内の見学やらロシアからの引き揚記念館など見るべきスポットは多々あるが、日が暮れてしまうと行くべき所も無くなる。そうなると、港の駐車場で長い時間を過ごさなくてはならない。出航が夜の12時ごろだからまだ5~6時間の暇をもてあますことになる。なんともたいくつなことだ。

 それで、最近は松江の出発を遅らし、さらに暇つぶしのための対策として本を持参することにしている。文藝春秋と囲碁の本は、暇をもてあまさなくても済む。

             港ではやっと車の整列が始まるが、船に入るのはまだまだ先のこと。ターミナルで時間をつぶす。

                                      

                              そして乗船。2等級の個室へ。

                                  

 以前の2等客室は、大広間で雑魚寝だった。それでもよかったがいまは個室になってる。隣の客と顔を合わせなくて良いような配慮がなされていてプライバシーは守られているのはいい。一部屋にベッドは10数個あり、客は3~4名ぐらいだ。

 何よりも驚いたのは、船賃が大幅に上がっていたこと。以前は、3万円ほどだったと記憶しているが、今は3万6千円だ。

 仕方がないと言えばそれまでか・・・?国内旅行も金が掛かるようになりました。ガソリン代も値あがりだからなあ。そういう理由からか、若い人が自転車やバイク、或いは徒歩で移動しているのをよく見かけた。

                         ただただあおい海。天気が穏やかなことがなによりです。

                 

                 登りの船と行き交う。暇つぶしに眺めるには良い。北海道の山脈が見える。

                

                                 気持ちの良いデッキ。

                 

                                今日も一日が終わろうとしています。

                          

  いよいよ下船の準備。自衛隊の皆さんが大勢おられたが、これは広島の災害支援からの帰りだったようです(?)。

                  

 夜も暗くなって小樽港着。此の時間帯は本当に困る。宿泊場所を決めていない者にとっては何ともイヤな時間です。とにかく、近くの道の駅を目指す事にした。高速のPAでも良いのだが、明日の事もあるので道の駅を探す。「オロロンライン」で稚内まで行きたいから。

                         25日(水) 道の駅「とうべつ」の朝

                   

  北海道の道の駅は広くて綺麗だから気持ちが良い。位置的にもよく考えられているところが多い。特にオロロンラインの道の駅は良いところが多いような気がする。

  にしん番屋の道の駅で一休み。「三船遭難慰霊之碑」は、終戦に伴う悲劇の碑です。サハリンから逃げ帰る日本人を乗せた船がロシアの潜水艦に沈められたものです。稚内のサハリン記念館で此の事について詳しく知った。

 昭和の大横綱大鵬親子も此の船に乗っていたが、母親の加減が悪く途中下船していたため難をまぬがれている。大鵬(納屋幸喜)がまだ幼いころのことだ。

ちなにみ、大鵬の父親は白系ロシア人でサハリンにおいてロシアの異民族政策により離ればなれにされている。白系ロシア人とは、国籍を持たない民族らしいが、くわしいことはよく知らない。

 ただ、サハリンという土地は、元々多民族の雑居地であり色々な民族が暮らしていて誰の土地でも無かったようです。それを、日本やロシアが争奪戦をしたという歴史があります。

                

 松浦武四郎・・・蝦夷地の探検で絶大な功績を残した人物。北海道の名付け親として有名だが、今年が北海道命名150年にあたる。あちこちでイベントが開催されていた。

                      

                              いよいよ稚内から礼文島に向かう。

                      

 車を近くの無料駐車場に置き、自転車で乗船だ。

          そして、ついに到着4時30分。花の島礼文島へようこそ。利尻富士が見える。気温はかなり低く21、5度。

                 

                    キャンプ場です。右奥に炊事場。左手の黄色いテントがわたしのもの。

                 

  昨年来たのは、6月の半ば過ぎだったろうか?。今年は1月ほど遅いが花はどうだろうか。ここで珍しい人に出あった。

                                                                   つづき     

          

 

               

 

 

   

 

      

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