山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

平成24年 200名山・300名山 袈裟丸山 太郎山 女峰山

2012年08月15日 | 200名山・300名山

 和名倉山(白石)は、埼玉県だが登山口は山梨県。埼玉県側の登山口は、だいぶ荒れているようです。次の山、袈裟丸山は、群馬県。移動は大変だが山に登ることを思えば楽なことだ。青梅街道沿いにある「のめこい湯」で一風呂浴びて出発。この温泉は、雲取山登山をした人が利用するが、私はこれで3度目度目となる。

 7月29日(日) 袈裟丸山 1961m 曇り

 夕刻、高速のPA車中泊をして、翌朝早く移動する。国道122号線を日光市に向かい沢入から案内板に導かれて林道に入ると。「ギョギョ」です。通行止めです。良くあることですが、下手をすれば来年まで登れないかもしれない。せっかく来たのに~。

               

 強行突破も考えましたが引き返すことにして、他の登山口を探す。地図を見ると、小中から道路が袈裟丸の方に延びているのでここを探ることにする。下の地図は、あとで見つけたものです。

      

  小中から、小中大滝前を行くと、沢入からの道路につながります。そちらは通行止めですが、境界尾根登山口へは立派な道路が延びていました。この登山口は、後袈裟丸山(袈裟丸山の最高峰)へ直接登る道。

    

       小中大滝を過ぎると立派な案内が                          境界尾根登山口

           

 運良く登山口が見つかりました。この道は、さらに進むと沼田市は赤城山の裏手に出るようです。

 8時20分 登山開始。すぐに登りとなるが道は良く整備されています。一汗かくと道は穏やかになり、天気さえ良ければ袈裟丸の山々が見渡せそうです。

       

 いい雰囲気ですが、間もなくきつい登りとなる。山とはそういうものだから仕方がないが眺望に恵まれないと何をしているのか疑問に思うことがある。

     

  とにかく頂上へ到着です。ここから、袈裟丸山への縦走路が延びていますが、ここが最高峰なので暫し休んでから引き返すことにする。    

      

     

 帰りは、アブに追っかけられて何ともひどい目に遭いました。あまりしつこいので雨具を着る事にしました。それでも、数カ所刺され後々までかゆみに悩まされた。

 8時20分にスタートして、頂上が10時40分、下山が13時20分でした。

 思いの外早く片づいたので、一路日光を目指す。途中のコンビニで買い物をすませ、イロハ坂を越えて日光中禅寺湖へ。男体山の登山口はここの二荒山神社境内にあるが通過。しばらく行くと、戦場ヶ原につく。ここには、案内所と広い駐車場がある。ここの案内で太郎山への登山口を聞けば良かったのだが、知ったかぶりで進んでいったらまたしても通行止め。はたと困りました。 それでもいつもの山カンでうろうろしていたら、三王峠からの登山口が見つかりました。

 これで安心して、三本松駐車場に帰りここで泊。

 7月30日(日) 太郎山 2367m 晴れ~曇り

  7時20分、三王峠をスタート。ちょっと遅いが時間的には問題は無い。

        山王峠 道路脇に駐車。右手に案内板が。                  山王帽子山

                 

 山王帽子山へは1時間ほどでつきます。ここかいったん下り、登り返すとピークに出るがここは小太郎でした。

                                男体山に雲がかって・・・・。

               

                          小太郎山 太郎よりこちらの方がいい景色。

  

            分岐です                                     下山者

           

                                 山頂です

    

           太郎から見た小太郎                              三本松駐車場  

                   

 もう一つの登山道からの方が早いようです。案内でよく確かめておけば良かったが、三王峠からでもそう時間は掛からない。

  7時20分スタートで、10時50分頂上。下山が12時30分。なにやらあっけない山登りでした。 

  続いて日光連山の女峰山へ向かう。中禅寺湖から一方通行になる道を下り、とりあえず「やしおの湯」まで。この温泉も思いで深い。100名山の折に入った温泉で、「やしお」が花の名前だと知った所でもある。入浴と休憩の出来る日光市営の温泉です。しばらく休んでから霧降高原のスキー場を目指す。次の登山口は、この高原のスキー場にある。ブログで調べたところによると、スキー場駐車場前からスタートらしい。

 霧降高原スキー場前の駐車場に着いた頃激しい雨に遭うがすぐに止む。降りて登山口を探す。

 写真中央下に水色の小さな立て看板が見えますが、そこに赤薙山への標示があります。登山口がスキー場にある場合はこのようにお粗末な標示の場合が多い。

    

 スキー場は工事中です。この前に駐車場があり、今日はここで泊まる。

 7月31日(火) 女峰山 2483m 晴れ         

                             駐車場から富士山が見えます

          

                                 八ヶ岳も

         

 6時15分スタート。スキー場横の道を登ると1時間ほどでキスゲ平に着く。

                             奥に見えるのが赤薙山2010m。

              

 午前中は好天に恵まれました。最初のピーク赤薙山を目指す。

                               赤薙山 8時35分 眺望なし

             

                                      奥社跡

             

 赤薙山辺りから樹林の尾根歩き。幾分アップダウンがあります。奥社跡で反対側から登って来た単独の男性に出会う。この時間でもうここまでだからハイペースだろう。スキー場前からバスに乗って日光まで帰るとのこと。

             一里ヶ曽根                                    見えて来ました

               

                               一里ヶ曽根を下った所の水場

                         

                    11時30分頂上に。天気に恵まれました。ばんざ~い

            

                          頂上で反対側からの道と合流する。

      

                            下山と同時にガスがかかり始める。        

           

                               赤薙山まで遠いな~。

         

 このコース、結構きついが楽しみも大きい。水場あり、眺望有あり、緩やかな尾根歩きありです。花の時期なら言うことなしでしょうか。

     6時15分スタートで赤薙山が8時35分、水場10時35分、頂上11時30分。下山が15時50分でした。

 

 

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

平成24年度 200名山・300名山 櫛形山・国師ヶ岳・和名倉山

2012年08月15日 | 200名山・300名山

 7月26日(木) 櫛形山 曇りのち晴れ

 櫛形山は緑の多い山です。いわゆる岩や雪のアルペン的なムードは全くありませんが、その代わり素晴らしい自然が残されています。カラマツの原木、ツガの古木や老木。アッと驚くような巨木の数々。何ともなが~いサルオカゼが風にゆらゆら。「ものの化の森」を連想させられます。

                            車でかなり上まで入れますよ。

     

 国道52号線を南アルプス市に向かい、県道413号線に入る。 私は、南尾根登山口の道路脇に車を停め、「ほこら」を経由して頂上へ。道は良く整備されていました。

      登山口(正式にはもう少し下からか?)                  ほこら避難小屋。水場有り。

                      

                                    頂上です

           

                 天然カラマツ。カラマツは外国から入ってきたものかと思っていましたが・・・・。

   

                                櫛形山のカラマツの巨木

        

 

        

              魚のウロコをのよう                             枯れた巨木

          

                               サルオカゼ まるでレースのようです。

   

                            夜中に出会えば怪物かと思うだろう。

    

  原始さながらの自然を堪能できます。まだ日本にはこんな風景があるのですね。山自体は良く管理・整備されています。ゆっくり訪れてみたいような所です。(富士山もよく見えました)

 7月27日(金) 国師ヶ岳 2592m  晴れのち曇り

 のんびりとした櫛形山の自然を萬喫した後は、甲府市を抜けナビ任せに国師ヶ岳に向かう。大弛峠で車中泊です。大弛峠は国師ヶ岳と金峰山との間にありどちらに登るにも便利。駐車場もトイレもあり、勿論山小屋もあります。駐車場前にテントも張れます。国師ヶ岳へは1時間ちょっとで登れ、途中「夢の庭園」がある。しかし、展望は頂上からの方がいいように思う。

                               大弛峠駐車場 右手が登山口

      

 大弛峠へは、群馬県側からでも入れますが、私は、山梨県側から入りました。群馬県側は、舗装が切れていましたが道の状態はどうだろ。

                       右手が金峰山。五丈石が小さく。バックは南アルプス。

       

      この日は、9時頃までは雲もなく快晴。久しぶりに周囲の山々が見渡せました。遙かに富士山が浮かんでいます。  

       

  国師ヶ岳より金峰山へ登る人が圧倒的に多い。景色も良いそうです。以前、私が登ったときは何も見えませんでしたが・・・。

 予想していたより早く終えたので、懸案の山「和名倉山(白石山)」へ向かう。この山は、昨年12月に挑戦しリタイヤーした。時間も条件も良くなかったのだけれども。

                       途中のブドウ畑。あまりにも見事なのでっついパチリ。

           

  静岡県が「お茶」なら、山梨県は「ブドウ」。所狭しと栽培されています。県の方針としてバックアップがあるのでしょう。島根県ももっと気候・風土を生かした統一的・集中的な殖産に努めたらいいのに。観光はそう期待できないのでは。荒れた田畑ばかりが目につくこの頃ですね。借金を増やすだけの政治ならだれだってやれるわ

 そんなことを考えながら車を走らせ、途中「大菩薩の湯」で汗を流します。青梅街道を下り途中から一ノ瀬に向かうと登山口の駐車場に着きます。駐車場は個人経営らしく1日500円也。「民宿しゃくなげ」のおばあさんに2日分の料金をはらいました。昨年来たときは誰もいなかったので無断駐車しました。その話をしたら、「11月からは下に降りる」そうです。冷やした桃を頂きました。

 標識には、笠取山、飛竜山(雲取山へ続く山)、将監峠の文字は見えますが、和奈倉山の文字は見当たりません。ところが、虫眼鏡で見なければいけないような字で「和名倉山へ」とありました。

下の写真分かりますか まあ、それだけ登られていない山だということでしょう。

       

 7月28日(土) 和名倉山 2036m 曇り

 5時スタート。まずは、将監小屋を目指します。

           

         しばらく行くと道が二つに分かれます。和名倉山へは、どちらからでも行けますが左は帰り道につかった方がいい

          

        将監小屋はひっそりと。6時30分着。向こう側からやって来ました。水場もキャンプ場もあります。勿論、宿泊可。

         

           ここでやっと「白石山(和名倉山)」の標識を見ます。笠取山方面と笠取小屋方面は道が分かれます。

        

             天気はパッとしません                         シャクナゲのトンネル

                      

                         東仙波か? ここで少し迷う。左に入るのが正解。

       

                       二瀬分岐。秩父側からの登山道とぶつかるところ。

             

 「 遭難したら尾根に上がれ。絶対沢に降りるな 」とあります。この山での鉄則を忘れて、男鹿岳ではえらい目に遭いました。それにしてもあの男鹿岳という山は(ブツブツ・・・)

                     ここが頂上。白石山と和名倉山がごっちゃになっていますね。

     

 10時丁度に頂上着。登り4時間30分ということになります。眺望のあまりない山で藪が多い。道は案外はっきりしていました。しばらく休憩してスタコラサッサと帰ります。笠取山への分かれからまともな道(?)に出ますが、ここを将監小屋に向かってしばらく帰ると三ノ瀬への矢印があり、帰りはそちらに進むと少し早いようです。最終的には、登って来た林道にぶつかります。

 14時に駐車場まで下山しました。下山届けをして宿のおばあさんに挨拶したら、冷やしたキュウリを進められましたが丁重に辞退して「のめこい湯」直行です。それにしても、こんな山の中での一人暮らしはどうしたものだろう。

 

 

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする