7月26日(木) 櫛形山 曇りのち晴れ
櫛形山は緑の多い山です。いわゆる岩や雪のアルペン的なムードは全くありませんが、その代わり素晴らしい自然が残されています。カラマツの原木、ツガの古木や老木。アッと驚くような巨木の数々。何ともなが~いサルオカゼが風にゆらゆら。「ものの化の森」を連想させられます。
車でかなり上まで入れますよ。
国道52号線を南アルプス市に向かい、県道413号線に入る。 私は、南尾根登山口の道路脇に車を停め、「ほこら」を経由して頂上へ。道は良く整備されていました。
登山口(正式にはもう少し下からか?) ほこら避難小屋。水場有り。
頂上です
天然カラマツ。カラマツは外国から入ってきたものかと思っていましたが・・・・。
櫛形山のカラマツの巨木
魚のウロコをのよう 枯れた巨木
サルオカゼ まるでレースのようです。
夜中に出会えば怪物かと思うだろう。
原始さながらの自然を堪能できます。まだ日本にはこんな風景があるのですね。山自体は良く管理・整備されています。ゆっくり訪れてみたいような所です。(富士山もよく見えました)
7月27日(金) 国師ヶ岳 2592m 晴れのち曇り
のんびりとした櫛形山の自然を萬喫した後は、甲府市を抜けナビ任せに国師ヶ岳に向かう。大弛峠で車中泊です。大弛峠は国師ヶ岳と金峰山との間にありどちらに登るにも便利。駐車場もトイレもあり、勿論山小屋もあります。駐車場前にテントも張れます。国師ヶ岳へは1時間ちょっとで登れ、途中「夢の庭園」がある。しかし、展望は頂上からの方がいいように思う。
大弛峠駐車場 右手が登山口
大弛峠へは、群馬県側からでも入れますが、私は、山梨県側から入りました。群馬県側は、舗装が切れていましたが道の状態はどうだろ。
右手が金峰山。五丈石が小さく。バックは南アルプス。
この日は、9時頃までは雲もなく快晴。久しぶりに周囲の山々が見渡せました。遙かに富士山が浮かんでいます。
国師ヶ岳より金峰山へ登る人が圧倒的に多い。景色も良いそうです。以前、私が登ったときは何も見えませんでしたが・・・。
予想していたより早く終えたので、懸案の山「和名倉山(白石山)」へ向かう。この山は、昨年12月に挑戦しリタイヤーした。時間も条件も良くなかったのだけれども。
途中のブドウ畑。あまりにも見事なのでっついパチリ。
静岡県が「お茶」なら、山梨県は「ブドウ」。所狭しと栽培されています。県の方針としてバックアップがあるのでしょう。島根県ももっと気候・風土を生かした統一的・集中的な殖産に努めたらいいのに。観光はそう期待できないのでは。荒れた田畑ばかりが目につくこの頃ですね。借金を増やすだけの政治ならだれだってやれるわ
そんなことを考えながら車を走らせ、途中「大菩薩の湯」で汗を流します。青梅街道を下り途中から一ノ瀬に向かうと登山口の駐車場に着きます。駐車場は個人経営らしく1日500円也。「民宿しゃくなげ」のおばあさんに2日分の料金をはらいました。昨年来たときは誰もいなかったので無断駐車しました。その話をしたら、「11月からは下に降りる」そうです。冷やした桃を頂きました。
標識には、笠取山、飛竜山(雲取山へ続く山)、将監峠の文字は見えますが、和奈倉山の文字は見当たりません。ところが、虫眼鏡で見なければいけないような字で「和名倉山へ」とありました。
下の写真分かりますか まあ、それだけ登られていない山だということでしょう。
7月28日(土) 和名倉山 2036m 曇り
5時スタート。まずは、将監小屋を目指します。
しばらく行くと道が二つに分かれます。和名倉山へは、どちらからでも行けますが左は帰り道につかった方がいい。
将監小屋はひっそりと。6時30分着。向こう側からやって来ました。水場もキャンプ場もあります。勿論、宿泊可。
ここでやっと「白石山(和名倉山)」の標識を見ます。笠取山方面と笠取小屋方面は道が分かれます。
天気はパッとしません シャクナゲのトンネル
東仙波か? ここで少し迷う。左に入るのが正解。
二瀬分岐。秩父側からの登山道とぶつかるところ。
「 遭難したら尾根に上がれ。絶対沢に降りるな 」とあります。この山での鉄則を忘れて、男鹿岳ではえらい目に遭いました。それにしてもあの男鹿岳という山は(ブツブツ・・・)。
ここが頂上。白石山と和名倉山がごっちゃになっていますね。
10時丁度に頂上着。登り4時間30分ということになります。眺望のあまりない山で藪が多い。道は案外はっきりしていました。しばらく休憩してスタコラサッサと帰ります。笠取山への分かれからまともな道(?)に出ますが、ここを将監小屋に向かってしばらく帰ると三ノ瀬への矢印があり、帰りはそちらに進むと少し早いようです。最終的には、登って来た林道にぶつかります。
14時に駐車場まで下山しました。下山届けをして宿のおばあさんに挨拶したら、冷やしたキュウリを進められましたが丁重に辞退して「のめこい湯」直行です。それにしても、こんな山の中での一人暮らしはどうしたものだろう。
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