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山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

夏の大山 ユートピア

2023年07月27日 | 最近の大山

 今日はかなりくたびれました。早朝スタートで、大山寺の駐車場に着いたのが5時前。明るくなっていました。

 本当は、今日は夏道から頂上へ登り、縦走を考えていました。しかし、そう考えたのは昨夜のこと。酒のせいです。

 それで、今朝起きたらいつものルートでユートピアへ行くことにしました。7月後半は、花のユートピアです。

                        5時前の大山馬喰座駐車場

           

 とりあえずこの駐車場で衣服を改めて専用駐車場に向かう。

                    中の原 まだ早朝なので山の映りはよくない。

           

             どこかの合宿のようです。若者がいます。挨拶をされました。

           

 そして、車を置いていよいよスタートです。5時10分。  近くにある豪円山キャンプ場がオープンしたようです。帰りに寄ってみよう。

             五輪塔                        下宝珠登山口到着

          

                道端で見つけたソバナの花。ツリガネニンジンと似ているが・・・。

                 

                              

                 ブナの倒木                                                                              尾根が見えてきました。6時15分

                      

 中宝珠着は6時50分。上宝珠へは7時40分。ユートピア小屋は8時25分でした。

                                        今日はここまで。

 

 

 

 

 

 


大山 地獄谷 春

2023年05月03日 | 最近の大山

5月2日(火)

今日も晴天。地獄谷へ行く。地獄谷とは名前はすごいが大山の秘境、別天地。ただし、こちらはこの季節山好き以外はあまり人は入らない。そういえば、今日の大山夏道コースの登山口には車がいっぱいだった。

       大山馬喰座駐車場より                          こちらは北壁

             

    青空を背景に山が美しい。大山に人が集まるわけです。1700mほどの山にしてはアルプス的な雰囲気が強い。

    

         鳥越峠 木谷登山口からここまで約1時間。ここまでで今日の歩きの約半分は終わる。ホッと一息つく。

             

         この峠への登り口附近でサンカヨウに出会う。ほとんどがまだ早いようです。やっと見つけた一輪。純白がいい。        

              

                          峠の反対側には残雪が。

               

 残雪期は、鳥越峠からほぼまっすぐに降りる。間もなく雪の上に踏み跡を見る。そして、男性が一人上がってきた。小屋泊まりでもしての帰りかと思ったら、下まで行ったからもう帰るとのこと。

 このルートを登り返していることになる。どうも普通の登山者とは違う。そういえば、数年前にこの時期に地獄谷で出会ったような気がする。山菜取りかと思ったら、調査のために来ているそうでした。どこかの大学の教授さんらしいが・・・?このルートを通って谷へ登り降りする人はそういないから、このあたりの地形に詳しい人だろう。

               残雪の上は、歩くのに都合がいいこともあるが、踏み抜かないように注意がいる。

                    

「人皆花に酔うときに 残雪深き山に入り涙を流す山男・・・」 坊がつる賛歌が頭をよぎる。なんで涙が流れるのかこの歌詞がよく理解できなかったが、実際そういう時期にそういう場所に立てばわかるような気がする。詩人の心がわかったようで・・・。

 谷(沢)に降りる。雪解け水がすごい勢いで流れ来る。この近くで昼食。どっぷりと春の山に浸かり下界から切り離された雰囲気。緑いっぱいの中、流れ落ちる水しぶきを聴きながらしばし我を忘れる。たまにはいい。

                                                                        の向こうには槍尾根の槍ケ峰  

                                           

                    この流れは、我々が残雪期に滑る振り子沢から流れ来る

            

               山 桜                           タムシバ

               

                             ミヤマカタバミ

             

  のんびりとした春の一日だったが、やはり疲れるのは、5日ほど前の山行の疲れが残っていたせいだろう。しかし、贅沢な1日でした。

 


春の嵐

2023年04月02日 | 最近の大山

 3月28日(火)大山は振り子沢へスキーに行く。この時期、大山で満足に滑れる沢はあまりないが、振り子はその中でも最後の沢だ。ただ、行くまでがきついし、危険もある。

 振り子へは、元谷経由で入る。

             元谷最深部に聳える屏風岩(上宝珠尾根から)

 

  写真正面が宝珠尾根の上。例によって中央の沢(右手奥に砂滑り。隠れて見えないが・・・)に取り付き最後は右手にへばり付いているような残雪を抜けるが、最後は藪漕ぎになる。必死の思いで抜けると、眼前にユートピア小屋が現れる。

 

  上宝珠の尾根から見るユートピア小屋。夏には花々が咲き乱れる。

 

 28日に出雲の妹尾さんと振り子に入り、上部を滑ってからユートピア小屋まで登り返し、剣沢に入る。三鈷峰からの落石のためしばらく滑り中宝珠尾根に逃れる。

  剣沢で携帯電話をなくしたのに気づく。それで、これらの写真は翌々日の30日に携帯を探しに入ったときのものです。

    上宝珠尾根から見る大山砂滑りの上部。荒れに荒れています。落石の音がこだまする。

 

   上宝珠からトラバース気味にユートピア小屋を目指す。トレースが見えます。右手奥(小滑り)にスキーヤーの滑った跡も見える。

 

  この写真は、小滑りの上部。28日は、ここからしばらく登った地点で昼食を摂ったので、そこに忘れ物をしたはずだった。やっとの思いでその地点まで登ったが肝心なものはない。

  今日は、この沢を下り、さらに上宝珠からいわゆる砂滑り(大滑り)に入った。

 

 これがその時の砂滑りの様子です。こぶし大の石ころがゴロゴロ落ちて来るから大変緊張する。この沢に入るかどうか迷った。

 

 ここまで降りれば一安心。途中、かなり大きな石がこちらに向かってやってきた時には本当に身構えた。運よく少し手前で止まったけど。

 

 今大山は落石の嵐に入り、北壁で崩落の音を聞くことになる。まさに、春の嵐だ。

 結局、ケータイは見つからなかったけど行く春の大山を満喫できたことであきらめもつく。めったに経験できないことです


春の大山 頂上から滑る(その2)

2023年03月22日 | 最近の大山

   

 とりあえず、頂上まで登る。

 皆さんは、雪に覆われた夏の道をたどって頂上まで歩いておられたが、この日はまだキャラボク林の上に積もっている雪は固く締まっているのでどこを歩いてもはまることはない。もう少し後になればここは歩けなくなります。キャラボク林の下に空洞ができそこに落ち込んで大変なことになる。ここでの経験はないが、かって、立山~薬師~黒部五郎~三俣蓮華~双六~槍ケ岳~上高地とつなげるオートルートに挑戦の折、双六岳手前の雪原で大変な目に遭ったことが思い出される。

 あれは、夕闇も迫り間もなく双六の避難小屋が近くなって来たころです。スキーが突然雪に埋まって身動きができなくなった。春の雪解けでできたらしい空洞に胸まではまり込み、身動きができなくなったことがあります。太陽は間もなく沈もうとしているのに体を動かすことができず、大変に焦った。とにかくスキー板を外さないとどうにもならない。それで、ザックの中に携帯用のスコップがあることを思い出して、苦労してザックを背中から外し、やっとのことでスコップを出す。そして、少しずつ雪を掻きだしてスキー板を外し体が自由になってから板を回収した。

 もう、暗くなっていたが、なんとか双六岳を回り込み眼下に避難小屋が見えたときはほっとしたものだ。

 

                   皆さんお弁当を開いて幸せそうです。天気は最高にいい。

                  

               縦走路を少し入ると剣ケ峰から槍尾根など身近に一望できるが、縦走者は見当たらなかった。

           大体、今日のような条件なら、縦走も楽しいだろうがそんな冒険者(?)は見かけない。

 それにしても、一人のスキーヤーもいないし、ボーダーも見かけない。6号小屋前でボーダーを見かけたが、途中から滑り始めたらしい。

           この足跡は、自分が歩いてきたもの。頂上からほぼ、この足跡をたどるようにして目指す沢に滑り込む。

                   

 頂上からしばらく続くキャラボク林は気持ちの良い滑降ができた。滑り出しでは、観客もたくさんいた。下の写真の左側の沢に入り、途中から板は外してトラバースするとやせた雪が現れる。そこから板を着けていよいよ本格的な滑りが始まる。

                         

 ただ、場所が場所だけに板を着けるのに手間を摂とる。ゲレンデスキーの板のように簡単にセットできない。下手をすれば、板を流しかねない。この写真では分からないがかなりの斜度があり、板を着けられるような平坦なところはない。雪を踏み固めて板が安全置けるような場所を確保しないといけない。かなり神経を使う作業が続く。

 いつも思うことだけど、山スキーのビンディングはもっと簡単にセットげきる工夫、開発はできないものか?????

 かなりの時間をかけてセット完了。快適な滑りが始まると思いきや、雪の沢はやせて幅が狭いから思い切り滑れない。それに年のせいか思い切りがなかなかつかない。途中で休まないと足の疲れがとれないし、休むと次をスタートするのが怖くなる。それだけ斜度もあり、危険がいっぱいなのだが、なぜかグズグズしている時間が長かった。おまけに、途中バランスを崩して転倒。ずるずると沢を滑り落ち始めたときはギョッとなった。この沢で、滑落して加速ででも着いたら地獄の底まで一直線だ。ストックを使い何とか止まった。     

                  

 兎にも角にも、横手道までたどり着く。地蔵さんのお世話にならなくてよかった。

                      

     雪の重みで倒れた地蔵があったので、起こしてあげようかと思い持ち上げかけたが重すぎてびくともしないのでやめた。

                   

               山々は、雪解けに根開けが進む。これは地蔵の根開け?面白い写真だが・・・・・。

                      

 

                   

                大山に見える雪の沢で、この日滑った沢が見える。もう今年はだめでしょう。


春の大山 頂上から滑る

2023年03月20日 | 最近の大山

この春は、ゲレンデスキーにも行った。例年はゲレンデで滑ることはほとんどなかったけど、大山頂上から滑るにはゲレンデで少し足慣らしをしておいたほうがいいと思ったからだ。

 土日は結構混雑する大山スキー場も、平日となると人も少なくて滑るにはいい。

                           大山中の原スキー場

                

シーズンも終わりに近くなると写真のように人もまばら。この後国際ゲレンデに移動。だいぶ練習で来た。

それで、3月19日は大山頂上へ行く。日曜日でもあるせいか登山客は多い。暗いうちから登り出す人もいるので9時ごろには下山者に出会う。

                          だいぶ雪も消えてきた。

                  

                         これは8合目あたり

                

                 今日もいい天気。目の前が8号沢。この沢を滑るのもいいが・・・。

                

                      しかし、今日の目当てはここです。

                

 左に雪の沢があるが、この沢は、頂上から続いている。しかし、しばらく滑り込んだら、板は外して雪を求めて右手に大きく回り込むと雪が出てくる。

              写真は8合目枡水方面あたりから9合目のキャラボク林。右手上部が頂上。

               

                                                 今日はここまで

 

 

 


伯耆大山スキー 香取展望駐車場から歩き

2023年03月05日 | 最近の大山

2月28日(火)晴天

 ゲレンデスキーもたまにはいい。ただし、今日は滑るというより歩くことが主です。なまった体を鍛えるには、ちょうどいいコースです。いつものように香取の駐車場に車を止めるのだが久しぶりに「赤松の池」によってみた。

             

 

    今日は水量が少なくて迫力がない。いつもなら祠の大部分は水に隠れている。夕日が当たる夕方の景色は不気味な感じがします

                    

少し遠回りになったが、香取展望駐車場着。大山北壁を背に目指すゲレンデのてっぺんが見えます。

                     

 そしてゲレンデまで歩く。山スキーのビンディングをフリーにしてテレマークの要領で板を滑らせながら歩く。斜度がきついと後戻りをするが、緩やかな斜度ならジグザグで進める。水平な所などは、気持ちよく進む。

                     時々、獣の足跡。狸の仲間(アナグマ?)やウサギか?

                      

  

 ゲレンデのてっぺんから見た風景。香取駐車場は写真中央のやや右手にあります。今歩いてきた道路(雪道)が見えます。香取とは香川県と鳥取県の頭文字をとってなずけられる。開拓村です。

             

 ここでしばらく遊び、帰る。帰りは勿論来た道を滑りながら駐車場まで。登りより当然のことながら楽ちんスキーでした。

              


伯耆大山 2月12日

2023年02月13日 | 最近の大山

2月11日  

前日の夜から南光河原の駐車場泊。夜9時頃に着いたが、ほぼ満車状態。かろうじて空きを見つけて入れた。この後次から次と車はやってくるがあきらめて出ていく。みんな県外者のようだけど、どこに駐車したのだろう。

 私が到着した時、北壁登攀をした人たちのパーティーが帰ってきた。だいぶ手こずったようだ。 翌朝3時ころからぽつぽつ頂上を目指す登山者がスタートを始める。日の出を見るのは別にして、遠くから登りに来た人たちの日帰り組か?

 自分は、急ぐ必要もないし、スキー登山だからあまり早く行動する必要はない。 それでも、酒は控えめにして早めに寝るが、なぜかたびたびトイレに起きた。空には星が瞬き、月も出ていて穏やかな天気だったが、朝方少し冷え込んだらしい。

 早朝にもかかわらず、駐車場には人の姿はない。車で来た登山者は、もうほとんどが出発していた。7時ころから、他の駐車場からや宿泊関係の登山者の姿が増えて来る。

               2月12日 5合目あたり 右手上部に多くの登山者がゴマ粒ほどに見えます。

      

 快晴だがスキー登山の雪質ではなかった。この日も遭難があったようです。ヘリが飛び回っていた。

                            6合目 にて

                     

                       

                              救助の様子

        

 6合目の避難小屋前から救助の様子がよく見えた。そのため、ここで30分以上留まることになる

 上の写真を拡大してみたら、救助者と事故者の2名が吊りあげられている。一人は担架のようなものにくるまれて・・・。一人を救助してしばらく、再びヘリの到来。どうも2名の怪我人がいたらしい。6号沢か7号沢に滑り込んだボーダーか?下部の樹林帯での事故か。

 この日は、雪質は滑るにはよくなかったと思う。ただし、事故者は朝早めにスタートしているから自分のように遅く出発した者にはその事故の時点での正確な雪の状態はわからないが。

                        9合目あたり 今日はとにかく人が多い。

             

 雪質が安定していれば、写真左手の沢にも滑り込むこともできる。ただし、下部は狭まっているし、落石の危険もある。ヘルメット着用のこと。

 

                                                          この写真には、何が見えますか

               

 弥山尾根を登る登攀者たちの群れが見えます。中央あたりの峰に点々と続いている。また、右手上部には、ほぼ登攀を終えた人たちがいます。

 この尾根登り、とにかく体力勝負です。遅いパーティーは早朝から取りついて、夕刻に抜け出ても、下山すれば夜の8時、9時になる。それから、車で帰宅すればどうなるか? 明日の出勤には影響大でしょうね。

 

               大(ゼロ)沢              やっと帰り道まで降りました。

             

 スキーは、頂上からおおの(ゼロ)沢を滑り下り枡水スキー場の上部を抜けて駐車場まで。上部の雪はガリガリの部分あり。下部は非常に重たい雪でした。快適に滑れたのは、ほんのわずか。特に下部の樹林帯で大苦戦。最後は、板を外して歩くが、思うように歩けない。雪が柔らかすぎる。

 小鳥の散歩道に到着した時、内心ホッとした。滑るより歩くほうが断然長い今日の大山の山スキーでした。

 

 

                                          


伯耆大山 1月12日 その2

2023年01月14日 | 最近の大山

 大山山頂弥山より剣が峰を望む。標高1,700mほどの山なのだがアルプス並みの迫力がある。この山を、山に慣れるための練習・鍛錬の場とするか本番とするか人それぞれ。自分は、アルプスの山に向けての練習・鍛錬の場としてきた。春・夏・秋・冬を通して何百回登ったかわからない。たぶん、1,000回は登っていると思う。

 積雪期は、大体縦走して元谷へ下った。今は縦走禁止ではあるし、万が一滑落でもしようものなら大変なことになりそうなのでやめておく。縦走禁止とはいえ、時々縦走に入る人もいるが、この日、トレースはなかった。

             

 

              

頂上より2の沢最深部をのぞく。すぐ手前の沢をスキーで途中まで滑ることができる。また引き返すことになるが・・・。中ほどの沢は、2の沢最深部のさらに上部。春、ここをスキーを担いで登った。稜線まで登り、ここを滑り下る予定だった。結局この時は、大沢を滑ることになったが。

             

                 雪の芸術です。。                                                                    左が小屋の入口。

                  

          モンスターのよう。                         カメラマン

              

                     頂上より8合目から9合目あたり。吹雪かれると怖いところ。

             

               大山寺と豪円山スキー場が見える。手前の岩尾根は別山です。ここもよく登った。

             

 天気のいい日に登れたが、風もあり寒かった。1月に登るのは何年ぶりだろう。大体、2月か3月、あるいは4月ごろスキーを担いで登ったり縦走することが多い。

 今回、登るだけで疲れたので、スキーをもっていってもスキーにはならなかっただろう。今年は、体力づくりに専念したい。酒はしばらくやめることにした。(断酒は今日で5日目。糖尿がぶり返したらしくて、医者の機嫌が悪い。3月初めが定期検査だからそれまでは我慢する。????)

                              しばらく天気は思わしくありません。次回は、天気のいい日に吾妻山か?

 


伯耆大山 1月12日

2023年01月14日 | 最近の大山

1月12日

 早暁、大山南光河原駐車場へ。数台の車が止まっている。4時過ぎなのだが日の出を見るためには7時までには頂上に達していなければいけない。車に人もいないのは、すでにスタートしているのだろうか。

 頂上まで3時間とすれば、もう登り始めないといけない。ヘッドランプをつけて一人二人と動き出している人を車の中から見る。この日、天気はいいらしい。月が出て周りは明るい。いつもなら、スキーをかついで登るのだが、今日は、ピッケル1本で頂上まで。特に日の出にはこだわらない。

最近、チャレンジ精神は減退。年相応といえばそれまでだが・・・。

               本日携えていった門田のピッケル。ウッドのピッケルはもうめずらしい。

                        

 頂上までなら、ピッケルよりストックがいいかもしれない。ただし、ピッケルは滑落時には絶対的に必要です。冬の縦走でもするならばこれがなければいけない。

                     下の写真は、下山時のもの。お昼ごろ大体駐車場は満杯だった。

                 

                              5合目あたりでの朝焼け

                     

 5時過ぎにスタートしたので、5合目あたりで日の出だ。頂上にいればきれいな朝日がみえたことだろう。夏道縦走路からでは、日の出は見えない。

                 5合目から6合目を目指し、顔をあげたら6号小屋が目の前。ホッとした。

                   

                         すっかり明るくなった。6合目。

                   

                         皆さん頑張って登ります。

              

                 この写真は、9時ごろの頂上付近です。天気はいいが風があり寒い。

             

                   

 頂上付近は雪煙が舞っていた。山小屋に入り一休みだが、真っ暗闇で何も見えない。ヘッドランプで回りをうかがうと、数組の登山者がそれぞれに休んでいた。テルモスの暖かいお茶を飲んでホッとする。

 以上の写真は、携帯で撮ったものですあ。次回は正式なカメラで撮った写真を載せます。

                                                

 


大山1周 その3(まとめ)

2022年10月10日 | 最近の大山

 大山1周のまとめです。 まず、登山用キャリーザックとキャリーの説明   

                         

            左が登山用キャリーザックで重さ3㎏。右が一般に使用するキャリーで重さ2,8㎏。

                             たたんだ状態のキャリー

                             

 まずキャリーの説明。キャリーは大体量販店ならどこでも扱っています。登山ではアプローチに便利。例えば、上高地から穂高(奥穂でも、槍でも、または蝶ケ岳等)などに行く場合、キャリーに登山ザックを乗せて引っ張ります。あまりごつごつした道はだめですが、平坦なら登りでも下りでもOK。

 横尾に着いたら、山小屋に預かってもらうか、どこかの茂みに隠しておいて、そこからザックを担げば体力的にすごく楽です。上高地から横尾まで3時間はかかるからキャリーを引っ張りながらぶらぶらいけばいい。横尾をベースにあちこち登る計画なら、キャンプ場にツェルトを張っておき、余分な荷物はそこに置いておく。キャリーに15キロくらいを運び、後10キロくらいは担いでいけば、25キロが運べる。体力のないものにはこの方法がいい。この度の大山1周では、妹尾さんがこのキャリーを使いました。ただし、2日目の途中からは荷物が軽くなったこともあり、ザックにキャリーを縛り付けて歩かれました。臨機応変といったところです。

                これが、自分の引っ張った(担いだ)登山用ザックキャリー。

                    

 この写真は、引っ張るときの様子です。コロが少し小さいのが難点ですが、平坦地なら問題はありません。最初の写真にある状態は、担ぐときのものです。ただし、引手はボタンを押せば押し込めます。詰め方にもよりますが、かなりの量の荷物を入れることができます。引っ張れる道では登りも下りも引っ張りで歩きます。とにかく楽なのです。下りは特に力はいらない。

 次は、テント。

 最近、軽くて防水もOKのテントが出ています。これは、主に山岳トレランに挑む人たちが使用するようです。この度持参した品は、3人用で重さが750ℊぐらい。テントの中には全く飾りは何もなくて、空気の出入り口が上部と反対側下部にあるだけ。したがって、ランプなどぶら下げることはできない。

 かなり密閉状態になるようで、酸欠等には注意が必要です。地蔵峠の東屋の屋根の下に張りました。夜半雨が少しばかり降ったようですが、昨日のような寒さは全く感じられなくて安眠。セットが簡単で早く組み立てられていいです。

 水と食料について。

この1周コースには、店はありません。ただし、自販機はおいてあります。三本杉の手前で休憩した折、ジュースを飲んだ。水は、ザックに十分入れておいたので買う必要はなし。

 今回は食事は簡素でした。煮たり焼いたりはなしで、お湯を沸かすだけ。自分は、塩結びを4個持ってきて昼も夜も朝もこれですましました。ラーメンは1個を半分にして2度に分けて食べました。アルコールは少々、つまみはピーナツ。疲れているので、寝つきは抜群でした。

 贅沢なしでの旅も楽しいものです。これだけは、体験しないとわからないでしょう。高級ホテルに泊まるのは、たまにはいいけど・・・。 

                  「 起きて半畳、寝て1畳、天下とっても2合半 」

 「最低のものさえあれば生きていける。それで十分。」 なかなかいい言葉でしょう?

 最後は、体力のこと。

 年々体力的にきつくなる。まあ、これはしょうのないこと。問題は、日ごろからの精進でしょうか?それと、年齢・体力に合わせた山行をすること。今まで大山1周は1泊2日で終えていたが、なかなかきつくなってきた。来年は、2泊3日でもいいかも。

                                                  (大山1周はこれで終わり)