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山の記憶 (百名山・二百名山・三百名山)

山スキー、その他の山行もあります。

春のボッカ訓練

2011年04月23日 | Weblog

桜前線の北上と共に、スキーヤーも残雪を求めて北に流れます。自分も、中国地方大山エリアから北海道へ向かう予定です。今年のゴールデンウイーク前後は大雪山系のスキー縦走。そのため体力作りとして、しばらくはボッカ訓練に専念します。

       第一弾 吾妻山一周  4月17日(日)晴れ      

                       大峠~広島県民の森~吾妻山頂上~大膳原~大峠

 大峠の駐車場に車を停めスタート。ザックにはスキー板を着け、兼用靴で歩く。アスファルト道路にガチャガチャと足音が響く。広島側の池の原に着いたがだいぶバテていた。カラスが寄ってきてこちらの様子を伺う。

                       

               吾妻山の頂上付近にはわずかに残雪が。雪は短いがスキーを着けて何とか遊べた。

                   

 荷は重く(25㎏)、体もまだ慣れないせいか大膳原から大峠まで結構きつかった。やはり兼用靴で歩くのは疲れる。

     第二弾 大平山~澄水山  4月20日(水) 曇り~晴れ

 松江から加賀に抜けるトンネルの入り口横からスタート。大平山を経て澄水山までの往復。途中、道路工事が始まっていました。兼用靴で歩くのは止める。当然、スキー板も外す。断然楽だ。

                    

     第三弾 朝日山  4月21日(木) 晴れ

                      古浦海岸側の石段を登る。西の峰から東の峰へ。山桜が満開でした。

                    

     第四弾 出雲北山  4月23日(土) 午後から出かける。午後は晴れ。

                                            

 康国寺近くの駐車場から歩く。旅伏山からの眺望は抜群。出雲平野に流れる斐伊川を見ていると何か神話の昔に帰ったような気がする。

               旅伏神社                                      旅伏山頂上      

                    

                             この風景は、悠久な時の流れそのものです。

   

         第五弾 三瓶山全山縦走 4月24日(日)

 三瓶縦走は、東の原から女三瓶~男三瓶~小三瓶孫三瓶と歩く。リフトも動いていたけど今日は乗らない。風が強く寒い日でした。女三瓶では人影もまばら。しかし、男三瓶ではさすがに賑わいがあります。小屋はほぼ満員。暫し休もうと思いのぞいて見たがあきらめる。

               

                               頂上より。鈴木さんの別邸が・・・。

 風が笹の原を揺らしながら吹き抜けていく行きます。良い風景です。                    

 

 孫三瓶まで休み無く歩き疲れる。ここで遅い昼食を摂る。子三瓶と孫三瓶の間を風が吹き抜けていく。笹の原っぱが風によって揺れ動くのを見ているとなぜか時間を忘れそうです。

          

 食事を終え、ザックのベルトや肩の紐の長さを調整する。こうして担いでみて驚いた。体に良くフィットすると荷がすっかり軽くなったように感じられる。これなら、もう5㎏ぐらいは担げそうだ。適正な調整で思わぬ効果が出るものだと感心しながら元気に下山。8時20分にスタートして、13時25分帰着。

 帰りに波多の萬寿湯にはいる。運良く貸しきりでした。

 

 

      


中国100山

2010年11月03日 | Weblog

 久しぶりに中国100山に向かう。中国100山とは、中国5県からそれぞれに山を選んだもの。
私の手元には、中国新聞社編集の「中国地方の山100選」があるのでこれを中心にし、さらに、山と渓谷社編集の「中国100名山」を参考にしている。前者は、各県から20山ずつ選ばれているが、後者は、地域ごとに選ばれているので幾分かは異なるが重なる山は多い。
 私が、この中国100山を登り始めたのは数年前になるのだが、途中から日本100名山を始めたため、中途でストップしていた。このたび、久しぶりに石見に行く機会があったので、思い出したと言うわけです。今まで約70山ほど登っているので、残っている山々が気にはなっていたのだが・・・。
 10月31日 晴れ 吉和(安芸)冠山1339m
昨日の宿 美又温泉を出発。幾分昨夜の余韻を引きずりながら、国道186号線を広島方面に。途中波佐を通る。新任の地でもあり懐かしさがこみ上げるが、もう当時勤めた学校も、宿舎もない。
 中国自動車道戸河内インターに入り、吉和で下りる。また186号を走り、途中から434号に入りしばらく行くと冠山登山口の標識。ここが松の木峠の登山口である。広島県と山口県の県境です。
 
                       

 事前の調査なしに行き当たりばったりのような状態でスタート。すぐに下山者と出会う。登りに要する時間を聞くと、2時間から3時間とのこと。もう一人が、往復5時間と言う。時計は2時10分だからよほど急がないと明るいうちに下山できそうにない。とにかく急ぐことにする。靴は山岳マラソン用のシューズ。荷物は雨具だけだから走れる所は走る。大いに汗をかいたため二日酔いも消えてしまった。少なくとも5時までには帰りたいので必死に歩く。1時間ちょっとで冠山まで30分の標識を見る。もう引き返そうかとも思ったが進むことにする。

                    
 
 冠山頂上です。秋色は深く森閑としていました。眺望など楽しむ暇もなく写真を撮ってすぐにターン。お日様が山の端に近くなって来たのを横目に急ぐ。

                    

 5時15分、無事下山。まだ明るかった。吉和冠山は、広島県では2番目に高い山だそうです(1番は恐羅漢山で島根県tの県境の山)。  この後、近くの温泉に入る。夜は中国自動車道まで引き返し、吉和SAで車中泊とする。

 11月1日晴れ 小五郎山 1162m
 小五郎山へは、中国自動車道の六日市で降り、16号線を蔵木方面へ。六日市には道の駅もあり、温泉もあるのでこの辺りの山登りに利用できる。ただし、道路の様子に暗くて戸惑うことしきり。
  やっと駐車場まで到着。標識を見落として行きすぎたりしました。左へ行くと小五郎山登山口。まっすぐ行くと寂地峡・寂地山。右に行くと羅漢山方面です。ここは、にこにこ市場の前なのだが、今日は市場は休みなので脇の方に車を置かせてもらう。 

                               
                      

 登山口手前の林道脇にあった日本で一番小さな(?)登山届けのポスト。小五郎山荘とあります。
  
            


    紅葉を楽しみながら、頂上へ。10時15分スタート、12時10分下山。

             

 11月2日 晴れ後曇り 右谷山・寂地山
 朝、八日市道の駅をスタートする。地方道16号線から国道434号線に。途中までは昨日通った道を行く。宇佐八幡宮のすぐ横が寂地峡駐車場。日本100名水・100名瀑の2つを持つ渓谷である。山より滝を見物に訪れる人が多い。

                    寂地峡駐車場                          地図真ん中下の点が駐車場                               

                   

 当初、小五郎山から続く容谷山に登り、右谷山~寂地山までの縦走を考えていたきつそうなのでが止め、滝を見物しながらみのこし峠を目指す。8時10分スタートする。

                

 山歩き、山登りをしているとよく滝をみかける。特に日本100名瀑はどれも素晴らしいが、自分はさほど興味はない。寂地峡の瀑布群は、どちらかというと豪快さより華麗な感じがする。
 10時、みのこし峠着。 左に行けば右谷山。右に進めば寂地山。ますは右谷山に向かう。紅葉真っ盛りの尾根道を行く。30分弱で山頂へ。右田山頂上からの眺望はないが、しばらく容谷山方面え歩くと視界が開ける。

         みのこし峠               右田山山頂(山口県第2位の標高)                               
       


           容谷山から小五郎山への連なり。西中国山地の秋です。

            

 引き返して、寂地山へ向かう。途中3名の年配の方に出会う。縦走路に座り込み酒盛りの最中。天気も下り坂なので帰りは大丈夫だろうかと心配したが、だいぶ山なれた方たちのようだった。12時10分、寂地山着。この周辺は、カタクリの群生地なので山道の両脇にロープが張ってある。

                  寂地山頂上(山口県の最高峰)

            

帰りは、犬戻峡へ下り、林道に出て駐車場までひたすら歩く。駐車場着が14時。六日市の道の駅まで引き返し温泉に入る。この近辺にはまだまだ多くの未登の山があるのだがこれで帰ることとする。中国自動車道を飛ばしに飛ばし、19時40分帰松。帰って中国100山を登った数を調べたら、ちょうど70山だった。

 


                          
 


最近の山行(2010年4月18日まで)

2010年08月16日 | Weblog

     

                4月18日(日)                  

               春の鍛錬 吾妻山一周と大万木山から琴引山縦走

 

          久しぶりの大山縦走です 4月4日       

            

                    大山振り子沢3月30日           

                              

                  大山槍尾根3月19日          

           

          

       大山7合沢と大の沢 3月12日と14日                                    

             元谷堰堤下部。金門に近い(12日)  

                           

               大山大の沢 2月7日(日)       

             鈴木さん撮す。まるでアルプスです。

     天気は良かったけど、雪はやや重めとのこと。滑るのは津島さん。

       

           大山大の沢1月31日(写真提供は鈴木さん)           

   

 

                矢筈ヶ山と大山大の沢             

                (2010,1,30~31)   

             

         

              船上山と勝田ヶ山と甲ヶ山         

                (2010.1.24)

                    

                        吾妻山と三平山と大山           

                (2010.1.18~20)

                              

            元日の富士山と榛名山・妙義山・荒船山など    

                               

                      200名山 東北編その1          

                              

           200名山ブログスタート 北海道編       

                              

           大雪山系縦走の記録(その2)       

               9月14日 ~ 9月18日
 

    9月のトムラウシ       ひさご沼     チングルマ紅葉

 

                                   

                     山とスキー      

        大山一周 8月27日~28日

    

 

     1月の八方尾根より               5月の槍の肩                                      

            

      美瑛岳避難小屋                 十勝岳頂上

           

                大山を7合沢を滑る(鈴木さん)・ショートスキーの華麗な滑り

                              


花の大山へ 元谷からユートピア小屋へ

2010年08月07日 | Weblog
 花の時期と聞いて急に登りたくなった。ユートピア小屋周辺の美しさは日本100名山の中でも引けをとらないと思う。
 本来なら、夏道から弥山頂上に登り縦走すればいいのだが、縦走は禁止となっているので元谷から入る。これも、正式なルートではないが下宝珠から宝珠尾根を歩くよりは楽。元谷を詰めて大すべりを登り上宝珠に達するルート。
 このルートをとる人はほとんど見かけないが、知る人ぞ知るルートだ。車は豪円山の登り口手前の道路脇に置けばいい(私の無料駐車場?) 

                    ここからスタートする

   

 2時35分スタートする。一泊分の水と食料、それにシラフカバーとエアーマット。ダブルストックでポトポトと歩く。気がつけば下宝珠だ。もうすこし頑張って元谷堰堤まで行く。北壁が不機嫌に迎えてくれる。行者谷コースから下山して来る登山者が多い。

  

 ここから少しきつくなるが、急がなければいい。山下ケルンで一休み。剣が峰に登ったと言う若者としばらく話す。花は今がいいそうだ。
 山はペース配分で苦楽が決まる。なるべくゆっくりがいい。いわゆる富士山歩き。大すべりは、際を歩くといい。足場がしっかりせずズルズルする箇所もあるが、ゆっくり慎重に登れば意外に早く上宝珠の基部に達する。ここまで来れば終わったようなもの。7~8分で上宝珠に着く。

    大すべりから上宝珠へ

 

    上宝珠より左三鈷峰、右ユートピア小屋

  

 上宝珠で一休みしてユートピア小屋へ行くが、見た目と違って意外に時間は掛からない。約30分程度必要か? 4時25分上宝珠着。しばらく休んだ後、5時05分ユートピア小屋に着く。ちょうど4名の若者が縦走路の方からやってきた。聞くと、振り子から来たと言う。彼らは、小屋の前にテントを張るとのこと。

       花の向こうは甲ヶ山

  

            三鈷峰にて


  



 結局、2時間30分ほどでユートピア小屋に着く。夕刻しばし太陽が顔を出す。久しぶりに三鈷峰に登ると先ほどの若者たちと一緒になったが、彼らはテントの設営のためすぐに下山。


            夕暮れ迫る大山北壁

 

            ユートピア小屋から

   
    
                 食料など
       
   

 
夜、少し風が出る。テントの若者が、もしかしたら小屋に入ることになるかもしれないからよろしくと挨拶に来た。しかし、いつの間にか眠ってしまったらしく物音もきこえなくなる。自分はシラフカバーだけで寝たが朝方少々寒かった。

 翌朝は、相変わらず雲が多く、朝日も見えない。

                  花の大山     ユートピア
 


クガイソウ、シモツケソウ、フウロ、オトギリ、コゴメクサ、シシウド、エゾノヨロイグサ等々咲き誇っていた、今年は何か元気がないように感じたのは天気のせいか?。
 登ってきた道を下山した。約1時間30分で車まで帰る。

* 大すべりについて。 注意

   ここのリスクは、落石と雪崩。季節と天候に充分な配慮が必要。雨降りは絶対ダメ。落石と土石流に見舞われる。
  

                                        大山の花たち
 
           
   アオヤギソウ           エゾノヨロイグサ           オオバギボシ
 

       
  キュウシュウコゴメグサ         オトギリソウ           ガクアジサイ    


    
    コオニユリ              シモツケ              シモツケソウ

 
  
   シコクフウロ            ノリウツギ          ホソバノヤマハハコ
 

                      
        ヤブハギ                            ソバナ


 

春の立山 山とスキー(その2)

2010年05月12日 | Weblog

 5月5日。

 いよいよ今日が最終日。まだまだ登り滑る所はたくさんあるが、欲は禁物。剣一周は以前からの目的だが今年は様子見となった。 天気は、良くなっていく。山崎カールを目指して歩く。初日途中まで登ったが肝心な箇所は滑っていない。今日がチャンス。 

 左にある鉛筆のような岩塔が目印。初日はガスで見えなくなっていた。一の越から雄山に登り頂上から滑る場合と、カールを直接登る場合がある。その時の状況による。直接登るには、鉛筆岩辺りの高度から右の稜線に上がるのがいい。

  

 なぜかメジロがあちこちでダウンしていた。ナミアムダブツ。

  

  

 右手は浄土山。

 

 雄山神社が見えて来ました。ここから雄山神社まで徒歩で登れば20分くらいか?自分は、右から2つ目の大きな岩から滑る。

 

 シールとクトーでここまで楽にこれた。アイゼンで引っ張りも良かったかもしれない。

 

 向かいは富士ノ折立。貸し切りのようでいい気分です。

 

  あっけなくテント場に着く。連休も終わり、誰も帰ってしまった。

 

 私の食事場所。雪も溶けてしまった。

 

 この日はテントをたたみ、みくりが池ヒュッテに泊まる。生の温泉に山小屋では珍しいほどの夕食に感心する。

 翌6日、朝一番(8時30分)のバスに乗り室堂を去る。立山駅から一路松江へ。ラッシュも終わり夕刻に無事帰松。

 


春の立山 山とスキー(その1)

2010年05月09日 | Weblog

  春、残雪の立山。春スキーのメッカでもあります。天気予報やら交通状態それに体調などと相談して、いよいよ出かけました。 ところが・・・。

 4月28日、夕刻に立山駅駐車場着。 ゴールデンウイークはすでにスタートしていますが天候の加減か意外に静か。どうも山は荒れ模様のようです。 翌、29日も天気はよくありません。仕方なく近くの観光巡り。亀谷温泉につかり立山博物館を見学する。立山曼荼羅をはじめ立山信仰などの歴史を学ぶ。

 4月30日。行列のできた切符売り場に並ぶ。今日の予定は雷鳥沢にテントを張る程度なので少しゆっくりと行動する。ただ、室堂から雷鳥沢までスキーで一気にと思っていたけど室堂はガスの中。視界悪く風も強い。時々小雪が舞う。テント場まで行くのに意外に時間を食った。

 

 

  しかし、テント場はなかなかのものです。管理事務所のお兄さんもいたってのんびり。水も水洗トイレも無料。近くには温泉も。ここでスコップを借りてテント設営をし、午後は温泉に浴しカレーを食べる。これが夕食となってしまった。テントに帰り、ピーナツをかじり、スルメをしゃぶりながらウイスキーをチビリチビリ。携帯ラジオを聞きながら明日を待つ。

 5月1日、今日も天気はぱっとしないのでテント周りを整理していたら太陽が顔を出す。雄山が青空をバックにくっきりと見える。山崎カールには人の姿が。

 テント場から見る雄山と大汝山それに富士ノ折立。中央が山崎カール。

 

 真砂岳と富士ノ折立(右)。

 

 奥大日岳。 手前の小屋はロッジ立山連峰。位置的に一般客は少ないのでは?

 

 テント場より一の越へ。キャタピラが通っていて道ははっきりしていた。右手方向が浄土山。その下に一の越を目指す人の列が。

 

 山崎カール途中から雷鳥沢のテント場が見えますが・・・。奥は奥大日岳。

  

 急遽スキーの準備をする。時間に制限のある人たちは少々の悪天でも出かけているようだ。 真っ白な雪の斜面をひたすら登る。目指すは山崎カール。できれば雄山頂上から滑れたらと思いつつシールを滑らす。板にはシールとクトーを装着しているので安心して歩ける。 かなり登った辺りでまたガスにおおわれ、特に稜線辺りは視界ゼロの様子。はじめての場所なので無理をせす途中から滑ることにした。ボリュム感たっぷりの斜面はやはりアルプスならではのものだ。様々なルートが思いのままに取れるのはいいが、 あっという間にテント場に着く。

 いつの間にかテントが増えていた。

 

 左手に雷鳥沢ヒュッテ。温泉通いにいいです。手前にロープ式のリフト。

 

 テント場から温泉に向かう人。

 

  もう一本滑る元気はないので温泉へ直行。近くでロープのみのリフトがあって怠け者(?)はここでスキーを楽しんでいる。一回200円也。ただし、5回券ごとにしか買えないが、6回券を1,000円にしてくれた。この日、御山谷で雪崩があり1名死亡、1名が重傷とのこと。早月尾根でも1名死亡。

 5月2日。天気は良くなった。気合いを入れて奥大日岳のスキー登山とする。朝早いと斜面がカリカリなので登りにはアイゼンを使用し、板は担ぐことにする。シールにクトーもいいがこの方がよっぽど能率がいい。先行していたシール使用のスキーヤーたちにすぐに追いつく。彼らは、斜面のトラバースになれないらしくトロトロしている。

  

  室堂乗越。遙かに剣が。

  

 雷鳥沢から奥大日までは意外に近い。360度の景観。剣岳もよく見える。下の写真奥は大日岳。

 

帰りはスキーだが登りもありあまりおもしろくない。室堂ノッコシ辺りで立山川へ滑り込りこもうとしているパーティーを見つける。

 

 まずボーダーが飛び込む。あっという間に見えなくなった。

 

話によると、馬場島まで雪の切れはなくチャンスだそうな。それではと、自分もドロップイン。出だしは結構急だが雪質もよく滑る危険は感じない。ただし、雪崩のことはわからないが・・・。

 

 途中、馬場島からシールで登ってきた男性に出会う。大変なアルバイトだろう。

 

 一ヶ所スキーを脱いだ。

 

 1時間ちょっとで馬場島へ。

 

 馬場島荘は改装されていました。感じ良くなりました。

 

 1時間ちょっとで馬場島へ。途中であったおじさんが富山駅まで車に乗せてくれた。ありがたいことです。立山駅に帰り着き食料の調達をする。ついでに亀谷温泉へ。夜は我が車でゆっくり休む。

 5月3日、好天。ゴールデンウイークもいよいよ佳境を向かえたらしく4時過ぎから切符を求める人の行列が。少し遅れ目の切符を買ってふたたび室堂へ。今日は立山の縦走をすることに。8時30分立山駅スタート。

 一の越からオートルートを見て。

 

 雄山頂上を目指す。

 

 大汝辺りから雄山を振り返る。右斜面が山崎カール入り口。

 

 剣岳も見えて。

 

 内蔵助カール。若者が滑っては登り返していた。

 

 真砂岳から雷鳥沢のテント場までいい斜面が続く。今日はこれ一本。

 

ついでに山崎カールをのぞいてみる。このカールは、雄山神社のすぐ下にあり立山の室堂側では一番長い斜面を持っている。途中岩なども現れていて迫力もある。雄山~大汝山~富士の折立と縦走し内蔵助カール上に降り立つ。このカールもスキーヤーたちにとっては気になるところ。やはり幾人かのチャレンジャーがいた。滑りたいのはやまやまだが今日はこのまま大走りの斜面を滑りテントに帰る。

 5月4日、御山谷。テント場から一の越まで1時間少々。先日雪崩の事故があったばかりだが今日はどうだろうか。

 様々な登り方(歩き方)があります。ボーダーはスノーシューが多いが、アイゼンを着けている人もいた。スキーヤーはシールが多いが、スノーシューやアイゼンもいた。

 

 

一の越には大勢の人がいる。雄山へ登る人、浄土山へ向かう人、東一の越からタンボ沢へ滑り込む人そして御山谷へと。ここに立つとオートルートに向かった時のことを思い出す。遙かに槍ヶ岳が姿を見せている。

 御山谷を望む。

 

 

 

 少し緩みだした斜面へ飛び込む。斜度はあまりないが谷筋の滑降なので周囲が気になるのはしょうがない。見上げると東一の越へ向かうパーティーが見える。デブリに注意しながら快調に滑ると黒部湖への屈曲点にさしかかる。この辺りからは斜度も落ちるので気分的には楽になる。しかし、ブロック雪崩が発生したのはここから下のこと。

 デブリの跡。鬼岳方面からブロック雪崩があるようだが、今回の雪崩遭難は黒部湖に近い辺りで発生したらしい。

 

 

 黒部湖が見えてくるとスキーも終わりに近い。

 ロッジくろよんで小休止。ここからダム駅までは近い。

 

 

途中、タンボ沢を滑ってきたパーティーに出会い情報交換。一の越から東一の越までのトラバースは、部分的に凍結していて怖かったそうだ。

 黒部平からタンボ沢方面。中央左が東一の越。右手が雄山。御山谷よりだいぶおもしろそうです。

 

 黒部ダム駅から黒部平までは順調に帰れたが、ここで何と1時間30分ほど待たされた。外国の観光客が多い。 何とか室堂まで帰り、室堂山荘横から雷鳥沢まで滑ってテント場へ帰る。 8時テント場発で、15時40分着。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 


大山縦走 4月4日

2010年04月06日 | Weblog

 今日は、スキーはあきらめて大山の縦走です。確か2年ぶりぐらいかな?

 大山の縦走は今年初めてで、多分最後となるかもしれない。理由は、「縦走禁止」の標識が雪の下から顔を出すからだ。この標識がどれだけ効力を持つのか分からないがやはり気になる。前回は、立山~槍ヶ岳オートルートへ行く前に鍛錬のため鈴木さんと縦走して以来です。鈴木さんは異常に緊張されたようだが・・・?           

 8時10分大山寺駐車場スタート。 今日も天気はよさそうだが尾根は風がありそうだ。

 

 今年は滑るチャンスを失った別山沢。落石で覆われている。

 

 縦走路入り口から弥山頂上を振り返る。ちょっと弱気の虫が騒ぐがとにかく行くことと観念する。

 

 2の沢も雪が溶けたようだ。残雪期にスキーを担いでここを登ってみたいと思っているがいつのことになるのやら。当然帰りは滑り降りる。

 

 前日誰かが歩いたようだ。足跡がはっきりと残っていた。久しぶりの縦走に緊張していたがこれを見ると幾分気も休まるか?

 

 相変わらずの痩せ尾根。慎重に行く。

 

 

 

 

 北壁方面は雪も多そう。

 

 

  元谷を眼下に。

  

 槍尾根と烏ヶ山。3の沢も雪解けが進む。

 

 ここまでたどり着くとなぜかホットします。

 

 天狗ヶ峰あたりから。

 

 

 大山東壁と本谷。まだ滑れそうだが下部がよく分からない。

 

 今日も振り子沢にはスキーヤーが。最後の登りだ、がんばれ。

  

 後ろからも。名残の雪を求めて。縦走路から彼らが登ってくるのを見るのは気分がいい。槍ヶ岳山荘前でビールを飲みながら槍沢を懸命に登ってくる登山者を眺めているような気分になった。

 彼らは何時にスタートしたか分からないが、ここまでくるには、夏道登山道から縦走路を歩いた方が早く着くかもしれない。今日は、スキーは担いで来なかったが8時10分に大山寺駐車場をスタートして、11時30分頃ここに到着。

 これから振り子沢を滑るときは縦走路経由がいいか? ただし、転落の危険性は多分にありです。 鈴木さん、どうですか

 

 この日は、小滑りを降り(小滑りの少し手前に下降禁止の箇所があるが、雪の少ない時期は下部が滝になっていてザイルやハーケンがないと降りれない。雪の多い時期に下降できることもある。降りると屏風岩の横、天狗沢の取り付き辺りに出る。自分も一度間違えて引き返したことがある。気を着けましょう。)、上宝珠から大滑りへ。大滑りへの下りはちょっと緊張した。また、大滑りでは落石が頻繁にあった。

 

 北壁が美しい。

 

 フキノトウを採りながらルンルン気分で帰る。

  

 たまにはスキーなしの山もいいものです。

 2010年4月4日 8時10分スタート大山寺駐車場スタートで13時20分に駐車場に帰る。

 


大山振り子沢 3月30日(火)

2010年03月31日 | Weblog

 

 

   3月30日(火)、素晴らしい天気。最後のチャンスとばかり振り子沢へ。車は奥大山スキー場までしか入れない。ここ2~3日の間にかなりの積雪があったようだ。

 6時30分スタート。ブナ林の中をまずは鳥越峠を目指す。峠への登りはブッシュが出ていて苦労する。峠から滑り込み駒鳥小屋のすぐ横に出て、板を外して地獄谷へ下りる。雪の切れている箇所もあるがまだ大丈夫。ひたすらシール登高。ものすごい天気の下、真っ白な沢の中を歩く。あまりの暑さに辟易した。後で後悔したことは、サングラスと日やけ止めを持って行かなかったこと。

 白いドームの中を歩く感覚に、オートルートの黒部五郎越えを思い出させた。ユートピアへの尾根が見え来くるがだいぶへたばる。小休止の後、板を担ぎツボ足で登る。12時5分、尾根に立つ。こんなに時間がかかるとは予想していなかった。最近積もった雪に足を取られ体力を消耗したからだろう。ラッセルまがいの箇所もあったからしょうがないか。沢の下に人の姿が見える。駐車場で出会った男性らしいが、彼は私より先にスタートしていたがどこでどうしていたのだろうと思ったが、後で聞いたら、原因は鳥越え峠までのルートの取り方にあつたようだ。

 12時30分滑降開始。雪は湿り加減だ。10分ちょっとで駒鳥小屋前まで。地獄谷から鳥越峠までがまたまた苦労。結局駐車場にたどり着いたのが3時。

 新雪の条件もあるが、振り子沢へは元谷から上宝珠尾根に取り付き、小滑りを詰めた方がかなり早いようだ。(危険度についてはどうか?) ただし、帰りの心配をしておかないと大変なことになります。その点、環状道路が開いていれば3の沢入り口に車を置き、この沢を詰めた方がいいかもしれない。振り子沢を滑りキリン峠、または鳥越峠を経てスタート地点に帰れる。

 この時期、奥大山から振り子沢へは自分は初めて。5月の連休頃に、ウド採りに入ることは何度かあるのだが・・・。

 カメラの都合で写真はありません。

 


大山槍尾根・キリン峠 3月19日

2010年03月23日 | Weblog

 大山も表ばかりではない。裏大山や、振り子沢方面もすばらしい斜面を提供してくれる。今日は、裏大山スキー場に車を置いてキリン峠を目指す予定で家を出る。米子道から見る大山もいいものだ。沢に残る雪を心配しながら車を走らせていたら、降りるべきインターを通り過ぎてしまった。結局、蒜山インターまで行く。時間をロスしたが、裏大山は鍵掛峠あたりまで雪が搔いてあり、スキー場から歩く予定がだいぶん助かる。 

 鍵掛峠下の駐車場。雪はたっぷりあった。ちょうど、うら若くない女性がシールでスタートされた。聞くとキリン峠あたりまで行くとのこと。振り子沢の様子を聞かれたが、今年はまで行ってないのでわからないと返答する。

 

 烏ヶ山が青空に映えて、ブナの根開きも始まる。

 

 今日は、買ったばかりのスキーアイゼンを着けて歩いてみたが、雪が柔らかいせいか効きがよくない。途中から、シールも着ける。これで万全。歩きやすくなった。

 キリン峠へ向かうつもりだったが真っ直ぐ沢を詰める。正面は槍尾根。この沢は、昔はこれほどまでではなかったが、いつの頃からか沢らしくなった。名前はないはずだ。この沢に限らず、近年新しく誕生した沢があるので、きちんとした名前をつける必要があるように思う。

 

 ブナ林の中を滑るのもいいものだ。帰りの楽しみ。

 

 この辺りから沢も狭まり、斜度も増す。まもなく落石を見る。板を外し担ぎながら登る。時々石ころがコロコロと。スピードがないので危険は感じないがいい気はしない。

 

 烏ヶ山はいつ見てもいい。遙かに蒜山が。

 

 キリン峠に人影はない。先ほどの女性はどこへ行ったやら?

 

 尾根近くまで登り、板を着け下を見ると意外に急だ。登るときはさほど気にならなかったが雪の下に石ころが多い。少し下ってからスタート。後は軽快に駐車場まで。

 

 振り返って。3の沢もまだ雪がありそうだ。天気に恵まれ快適な一日だった。

   

 

 

 

 

 


大山7合沢と大の沢(0沢) 3月12日と14日

2010年03月13日 | Weblog

 3月12日、ひさしぶりの大山。積雪の多さに驚くが雪質はあまり良くない。1合目辺りで三島さんとばったり。テレマークスキーを担いで、えらい勢いで登って来る若者がいるので先に行ってもらおうと待っていたら彼だった。 適当な所から滑り、その後ゲレンデに行くとのこと。4合目で別れる。  ちなみに、大山夏道の桝水よりの沢は、吹きだまりができるせいか時折パウダー状になるらしい。この沢は、8合目あたりから流れているが、出だしはブッシュも多くかなり急。積雪の多いときでないと上部は滑りづらい。それに、雪崩の危険もありそうだ。うまくすべれば水飲み場の近くに出る。

 

   6合目辺りからボーダーの姿がチラホラ。皆若い。

 

9合目辺りからものすごい風で引き返してくる人が多い。それでもと思い何とか頂上まで。南風なので寒さはさほどでもないが、とにかく強い風だ。

 

 

 そんな中、0沢からシールで登ってきたスキーヤーがいたのには感心する。どこを滑るか聞くと、彼もどうしようか迷っている感じ。風の強さが気になるらしい。 桝水方面へ滑るのをあきらめ、7合沢に向かう。途中、別山沢と8合沢を覗く。どちらも雪の状態は良さそうだがじっと立っておれないくらいの猛烈な風にせかされて7合まで下る。2名のボーダーが準備中。

 

ショートスキーを着けていたら、そんなスキーで滑れますかときた。山岳用ショートスキーの威力を知らない無知なやつの相手などしている暇はないので早々に飛び込む。快適とはいえないまでも、まあまあの雪質のなかを一気に元谷まで。 この日は元谷の河原に入り金門、大山寺経由駐車場まで。

 

 途中、板を外すことになるが・・・。

  

 14日、またまた天気のマークを見て大山に。今日は日曜日のため駐車場は満車。しかたなくいつもの所に車を停める。シールを着けて登る。3合目手前で夏道に入り一休み。今日はなぜか調子がいい。上から声がするので見上げると一人の男性がシールで登るルートについてアドバイス。もう少し回り込むと6合の小屋の横まで行けるとのこと。見た顔だと思ったら、どうもかって山小屋を管理をまかされていた井田君(?)だった。たぶん間違いがないと思うがお互い年をとったせいか昔を思い出せなかった。

      7合沢と8合沢の間の尾根を登る登山者。ザイルを着けていた。              

        

               7合沢にはシュプールの跡。

        

  ぽつぽつ歩いて登る。6合を過ぎ視界も広がり気分的に落ち着く。今日は雪質もいいようなのであれこれと色気が出始める。8合沢、別山沢も良さそう。本命は間の沢なのだが8合と別山沢にはすごく心が引かれる。

   別山沢。下部に少しばかり落石をみるがコンディションは良さそう。

     

 最初のワンターンは幾分度胸がいる。しかし、そのときの緊張感が何ともいえない。 出だしは8合沢の方がが斜度があるようだけどスタート地点により幾分ニュアンスはちがうか?

   

            

  頂上に着き新しいビンディグのテストよろしく滑ってみる。今日はショートスキーではないけどすごく調子がよい。ターンも思いのまま。ザックを置いて間の沢の上部まで滑ってみる。なんと・・・。雪がない?

  間の沢入り口。上部は土が出ている。

  

  頂上小屋を振り返って。

  

仕方なく頂上まで登り返ししばらく迷っているとスキーを担いだお年寄りとボードをもった若い女性がやってきた。お年寄りの持つスキーのビンディングは何と今日の自分の持つかのメーカーのもの。西日本ではあまり使う人はいないと聞いていたので感激してしまう。しばらくスキー道具のお話をする。こんな時間も楽しいものだ。

 頂上より滑る。

  

 お二人は8合沢へ向かうようだったので自分は大の沢を滑ることにしてザックを担いで頂上よりスタート。

 大の沢(0沢)入り口。しばらく滑ると狭い溝状になるが前回より雪は多い。

 

 岩塔下部にて。この岩も年々やせ細っていく。後何年くらいもつだろう?

 

だいぶん雪解けが進んでいるが全くのバージンスノーの斜面を思いのままに滑降する。落石もあるがそれもおもしろい。石は真っ直ぐ転がっていくのでスキーより早い。大の沢の特徴は、8合沢や別山沢に比べ滑る距離が長いということ。ただし、駐車場まで少しばかり時間を要するのが難点か。

 滑れるのはこのあたりまで。この日はもうしばらく滑り、後は板を担いで横手道まで藪の中を下る。

 

 横手道は平坦なため、ビンディングをフリーにして歩いたり滑ったりでこれも結構楽しい。スノーシュウより早くて快適。