知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

エネルギーの原則。

2010年04月27日 | 自分の未来を組み立てる。
時間とお金とエネルギー。

この3つの要素をうまくコントロールする。
 幸せに生きる
ための原則です。

このブログのテーマも最終的には、この3つに集約できます。

初めに書いた「平穏に生きる」は、感情コントロールについて考えたもの。
感情をコントロールするということは、
 無駄なエネルギーを使わずにすませるということ。

怒りの感情で人を傷つけたり、
後悔の感情で自分を傷つけたり、
人をねたんで自分の醜さに嫌気がさしたり・・

これらに費やすエネルギーは、全くの無駄。
自分の幸せにつながらない。

だからこそ、
 感情をコントロールする。

感情をコントロールして、
 無駄なエネルギーを使わないようにする。

次に書いた「クールに生きる」も同じ。
割り切って、クールに生きる。
コントロールできないものをコントロールしようと、もがいても、
 全くの無駄。
コントロールできないものは受け入れて、
コントロールできることに集中したほうが自分の幸せにつながる。

他人を変えようとか、思い通りに動かそうとか考えても
 全く無駄。
自分を変える方がはるかに簡単で、幸せに近づく。

無駄なエネルギーは使わない。


逆に、人のために何かをすると感謝される。
感謝は、エネルギーの補充になる。
人から喜ばれると、
 大変だったけど、がんばってよかったな
と思える。

仕事もそう。
成果が出れば、
 やってよかったな
と思える。

これも、エネルギーの補充。

人を愛したり、愛されたりすることにより、
 出会えてよかったな
と思える。
これも、エネルギーの補充。

 この人すごいな
と思うことがあったら、
 口に出すようにするとよい
と思います。

相手のエネルギーの補充になるとともに、
自分のエネルギーも補充されるからです。
エネルギーはゼロサムルールではなく、二人とも増える。

 先輩ってすごいですね。そのテクニック真似しますからね。
お世辞に聞こえるかもしれないですが、すごいなと思ったら声に出す。

 ありがとう。ほんと助かったよ。
照れてしまう言葉も口に出す。

 君がいてくれたおかげで、ここまでこれたよ。

 信じてくれてありがとう。 

 君のコピーの取り方は、とてもきれいだから助かるよ。

 君の入れてくれるお茶はとてもおいしいよ。

 またまた、うまくやってくれたね。今後も期待しているよ。


言われた側の立場に立てば、こういった言葉が
 どれだけのエネルギーをもっているか
は想像がつくと思います。


今の日本の問題点は、権利意識が高くなりすぎて、
 何かをしてもらって当然
という人が多くて、感謝の念が消えているということ。

定刻通りに電車が到着しても、
 運転手さん、車掌さんありがとう。
とは、だれも思わない。
どんなに努力していても、受け取る側は当然だと思ってします。
 安全に運航するためには、たくさんのコストがかかっていて、多くの人の支えがある。
 しかし、誰も感謝などしない。

従業員が、がんばっても、給与を払っているのだから同然だとか。
社長が、給与を払うために頑張っていても、働いているんだから当然だとか。
 給与をもらう権利がある。
そちらの意識の方が強くなって、
 社長のおかげで、給与がもらえてるんだよな。
 この不況でなんとか会社がつぶれずやっていけるのは、社長のおかげだよな
とは、思わない。

これでは、相互にエネルギーは補充されない。
補充されないとみんながエネルギー不足に陥り、いらいらし始める。

いらいらは、みんなのエネルギーを奪う。

この悪循環を断つために、
 エネルギーを補充することが大切
なわけです。


美しい自然を見て、
おいしいものを堪能して、
他人の素晴らしい技術を学んで、
 生きていてよかったな
と思える循環を作る。
それにより、エネルギーを補充する。


なぜ、お金を稼ぐのか。

 こういった素晴らしい体験をするため。
 誰かを助けるため。
 誰かを助ければ、エネルギーが相互に補充される。

でも、君は自助努力が原則だというよね。
誰かを助けるということは、自助努力の精神に反するのでは?

原則として、自助努力。
自助努力が機能しないような、機会の平等が奪われている状態(貧しい人がどんなにがんばっても豊かになれないような状態。貧困の固定化)は、例外的に、是正されるべき。


でも、だれかを助けるのは、
 個人の自発的な意思に基づいてなされるべきで、
 国家から強制されるべきものではない。

ここが、リバタリアン的発想の影響。

そのため、僕は恵まれない子供のための施設に、毎年寄付をしていますが、
国がやるから、税率をさらに上げるぞといわれても、納得はできない。

僕は自発的に行うことで、いわば、コントロールできる領域として福祉活動をすることにより、
エネルギーをもらえる。
これは、僕にとっては意義のあることです。


ただ、税金で数百万円が引き落とされたときには、
エネルギーが補充できたような気がしない。

これは、僕が国家を信用していないからです。


 たくさん税金を払ってもらってありがとう。
 君のおかげで、国が成り立っているんだよ。
 今回は、君のお金の一部で、君の母校の耐震補強をしたよ。
 これで、町の子供も安心して勉強できると思う。
 また、頼むよ。
なんて言われたら、
 よしがんばって稼いで、たくさん税金払ってやろう
という気がしてくるかもしれないですが。

この場合は、エネルギーの補充になりそうです。

つまり、
 福祉にお金を使うことはよいとしても、本来は、その決定権は個人に与えられるべきで、
寄付金控除の対象と、寄付金控除の額を増やすべきだと思います。

これにより、余裕がある人が自らの意思で福祉を行うようになる。

苦しい時に助けてもらった人は、感謝の念を示し、
努力を重ね、自分が豊かになった際には、
自ら福祉を行って、次の世代の人を助ける。

その積み重ねにより、優しい社会が生まれる。

こういった国民同士の優しいお金のやり取りを促進して、
エネルギーの相互の補充を認めるとよいと思います。


宇宙開発のお金が必要なら、
 まずは、宇宙ファンに呼び掛ける。
こういう研究にお金が必要なので、宇宙ファンの皆さん、ぜひ寄付してください。
寄付してくださった方には、もれなく特別賛助会員として、
 天体観測講座に招待します。
最高級の望遠鏡で、たくさんの星を観察しましょう。

女性の権利向上の施設の維持にお金が必要なら、
 まずは、女性に呼び掛ける。
こういう施設は、女性のみなさんにとって、とても有効なんですよ。

その維持のために、もっと施設を利用してください。
 女性の地位向上のためのアイデアも募集しています。
 アイデアは、女性の国会議員との懇親会で発表してもらいます。


国に補助金をおねだりする前に、
 自助努力でお金を集める。

科学技術の仕分けの際に、批判をしていたコメンテーターがたくさんいましたが、
それほどまでに、大事だというのであれば、
 その人たちは、たくさんのお金を稼いでいるので、少しでも寄付をして
 応援すればよい。

その団体の支持者として、自分の知名度を生かして、
 他の人に寄付の協力を求めるなどしてみるとよい。

国家に頼り、補助金を引き出す前に、
 自らできる資金集めを模索する。

それが、民間団体の本来の姿だと思います。

誰かに頼る前に、自分で何とかすることを考える。

コントロールできることに集中する。
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