知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

幸せに生きるための戦略を練る(エネルギー論)。

2010年04月29日 | 自分の未来を組み立てる。
人はなぜ生きるのか。

 与えられた時間を楽しむため。

どうすれば楽しめるのか。
 
 充実感。達成感。←努力。継続。知的成長。創意工夫。
 感動。喜び。感謝。相互理解。←優しさ。愛情。友情。芸術。
  視覚 美しいものを見た。すごいものを見た。
  味覚 おいしいものを食べた。
  聴覚 すばらしい音楽を聴いた。 
  触覚 温かさに触れた。爽やかさに触れた。
  嗅覚 よい香りをかいだ。アロマ
      ↑これらは、自然と人為的なものとに分けられる。
       自然が作りだした美しい景色。
       人の長年の努力の結晶である絵画など。

  おいしいものも、シェフが若いころにフランスに修行に行き、
  3年間下働きをして、ようやく包丁をもたせてもらえるようになり、
  その後、何年も先輩にしごかれながら耐え抜いて、
  友人がみんな辞めてそれぞれ国に帰ったのに、
  それでも、がんばって耐え抜いて、ようやく資金を得て、東京でお店を持てた。
  そんな努力の味。

値段が高くでも、それは、当然なわけです。
その経験も費用に含まれていて、その経験まで味わっているからです。

そして、感動が得られ、
 おいしいものを食べた時に、幸せを感じられる。

お金がたくさん稼げるようになってよかったなと思うことは、
 そういう他の人の努力に対し、相当の対価を払うことができるようになれた
ということ。


気に入った絵画を買ってみる。

 その絵を描くためには、バイトしながら美大に行って、
 売れない日々を何年も過ごして、
 ようやく個展を開けるだけの知名度が得られて、成功を収めた。
 そんな努力の絵。


気に入った人の鍼やマッサージを受ける。

 その鍼を打つためには、鍼灸師の勉強をして、
 バイトしながら学校に3年も通って、
 苦労して国家試験に合格した。
 そんな努力の技。


気に入った家具を買う。
 デザイナーの勉強をして、何千枚もデッサンを描いてようやく評価され、
 それに基づいて、職人が丁寧に作りあげた。
 みんなの努力の結晶。



こういったものには、知的成長の跡がうかがえる。
そのため、値段は高くとも、喜びが得られる。

自分も努力し、いまでも、努力しているという思いがあるので、
 なんとなく、仲間意識が芽生えてくる。

 そして、努力している人を見ると、応援したくなる。


確かに、大量生産で安く物が作れるし、
 コピー商品で人の努力を拝借して商品が作れる。
 コルビジュエ風とかいいながら。

ただ、それを手に入れても、エネルギーは入ってこない。

物を買うということは、
 お金を払って、物を手に入れるわけですが、
 その物が本当に欲しかったものであるとか、価値を認めたものである場合には、
 エネルギーがもらえる
わけです。

小さいころに、漫画を買って、一刻も早く読みたくて、急いで家に帰ったという経験がある人も多いはず。
そのわくわく感がエネルギーなわけです。


他方で、セールの服などで、安いから買ったけど、あまり着ていない服もあるはず。
それは、本当に欲しかったものではないので、喜びというエネルギーが少ない。

安いものをたくさん買うくらいなら、
 本当には欲しいと思う高いものを一つだけ買って、大事に手入れして使う
方がエネルギーの補充という点でよいと思います。



僕は、それほど高いものは買いませんが(その辺が節約家)、
 手帳、財布、定期入れ、ベルトなどの革製品はルイ・ヴィトンを使っています。
ただ、だいたい6年くらい使っていて、革用のクリームで栄養を与えたりしています。
お金を取り出すときに、やっぱりタイガはかっこいいなと思いながら喜びを感じる。

車も、そこそこしましたが、2003年製。
税理士からは、節税になるから買い換えたほうがよいと言われていますが、
気に入っているので、メンテナンスをきちんとして、まだまだ乗る予定。
気に入っている車に乗っている人なら運転の喜びが分かるはず。
いまだに、山の景色に溶け込むボディを見て、写メをとってしまうこともあります。



ここで、見栄について。
人に自慢したくて、見栄で商品を買う人は、
その商品自体が好きなわけではなく、
 人から、「いいな。それ私も欲しかったんだ。」とか、
 「それ、すごく高いよね。やっぱり、君はすごいね」とか言ってもらいたい
から、手に入れる。

そうすると、新商品が出ると、
 新たに手に入れる必要が出てくる。

こういう人の場合、エネルギーは、人から評価されるときに得られるので、
満たされるためには、新しいものを手に入れ続けなければならなくなる。

また、たくさんの種類を手に入れる必要があります。

ブランドのバック、時計、スーツ、高級車・・・。

しかし、手に入れてしばらくすると、エネルギーがなくなっていく。



なぜか。

 人の評価は、続かないからです。

買った時には、すごいねといってくれるものの、その評価は続かない。

そうすると、どれだけ沢山の物を手に入れても、結局満たされることはないわけです。

成り上がり社長は、ステータスを手に入れるために、ベンツやフェラーリを手に入れる。
ただ、それでも、満たされなくて、高級マンション、ロレックスと
ありとあらゆるものを手に入れる。

仏教では、餓鬼と言います。
決して満たされることはない。


では、どうしたらよいのか。

基準を人ではなく、自分にシフトする。
自分が、好きなもの、価値が高いと思っているものを大切にする。

そうすると、
 物をもっているという見栄ではなく、物自体に喜びを感じる
ので、そのものを利用する際に、
 エネルギーが高まる。


エネルギーは、一瞬で終わってしまうものではなく、
 続くものを重視する
のがポイントです。


覚せい剤は、瞬間的に、高いエネルギーを手に入れたと思ってしまうものです。
フェニルアミノプロパンが交感神経を刺激するからです。

しかし、効果は持続せず、一度味わった感覚を失うことによる「けだるさ」から、
再び、摂取して、常習者となっていく。

そして、廃人にまっしぐら。

覚せい剤事犯に常習者が多い理由は、
 エネルギー不足に陥った人が、人生を切り開くためのエネルギーが欲しくて摂取し
 効果が消えた後にエネルギーを補充しようとする
ためです。

エネルギーが得られたと感じても、
実はそれはまやかしであって、
体も心もボロボロになっていく。

そういう人は、目と皮膚を見ればすぐ分かります。
目からは、優しさや温かさというエネルギーが消えうせ、
皮膚はかさかさで、枯れ木のようになっている。

エネルギーが得られたように感じることは、単なるマジックで、
本当は、エネルギーがなくなっていっているわけです。

これでは、幸せになれるはずがない。


エネルギーがなくなり出したら、
 本当に好きなこと
 やりたいこと
に時間を使うようにしたり、
 少し休んで自然からエネルギーをもらったり、
 人にやさしくして、人からエネルギーをもらう
ようにするとよいと思います。

さみしいなと感じた人が、ペットを飼うのも、
ペットからエネルギーをもらうためです。

そのためには、ペットを大切にしてやる必要があります。

変な薬に頼ることなく、
 大切なものを見つけて、大事にする
ことで、
 エネルギーが湧いてくる
と思います。
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