知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

MIND 補強(規範意識)

2010年04月12日 | 自分の未来を組み立てる。
3年前から読んでくれている人には懐かしいテーマですが、
 MINDの補強。

目的を達成するために、まず、大事なのが、MIND。

 思考。
すべては、ここから始まります。
自己啓発もMINDを育てることから始まります。

今回は、専門分野からアプローチ。



なぜ、犯罪を行うと、処罰されるか。

形式的には、刑法に違反したから。
 刑法に違反すると、結果として刑罰が与えられる。
 要件と効果。

実質的には、悪いことをして、非難すべきだから。
悪いことというのが、違法な行為。
非難すべきだからというのが、責任がある行為。

相手が襲ってきたから、身を守るために、殴りましたという、
正当防衛などは、悪いこととまではいえないので、違法性がなくなる。

また、そもそも、精神異常者で心神喪失状態であれば、
処罰しても、なぜ処罰されているのかの意味が分からない。
こういう人は、非難ができない。
そのため、刑法では、責任がないと評価される。
その人に必要なのは、処罰ではなく、治療(あるいは隔離)なので。

非難できるかどうかを、どうやって判断するのかというと、
 これは悪いことだな。だから、やめよう。
という規範意識が生じたにもかかわらず、
 その規範意識を乗り越えて、犯罪行為に及んだ
ということによって判断する。


この心の声。
これが、MINDの核。

この心の声は、いろんなところで出てきます。
刑法の責任論は、
 規範という心の声。まっとうな市民の声。

しかし、心の声は、こういうまっとうな市民の声のみならず、
 自分の可能性に枠を作る
声になることもあります。

よくあるのが、
 俺には無理だよ。
というもの。

この場合は、
 この心の声を乗り越えて、チャレンジする
ことで、目的が達成できる。

心の声は、
 環境などにより、自分で作り上げてきた
ものです。

刑法では、一般の社会で暮らしてきたことを想定して、
 規範意識という心の声
を導いています。

一般の社会でない場合、例えば、テロリストの教育を受けてきたものは、
 人を殺してはいけないという心の声(規範意識)
は、そもそも出てきません。

環境が心の声を作るということは、とても大事です。

モチベーションの低い集団で暮らしてきた人は、
 敗者の意識
が染みついています。

お金持ちの集団で暮らしてきた人は、
 お金持ちの意識
が染みついています。

そこでは、心の声が別のことを言い出します。

 どうせ無駄だよ。才能なんてないよ。
 やってみれば。あんな父親だってビジネスうまくやってるんだから、俺だってできないはずはないよな。

やる前から、結果が異なるわけです。


では、目的達成をするためには、何をしたらよいのか。
そう、心の声を変えるということです。

なりたい自分が言いそうなことを、インプットして、
 心の声をそっちに行くように誘導する
わけです。

これは、染みついてきた長年の癖を直すことなので、
 時間がかかりますが、できなくはありません。

犯罪を行った人も、鈍磨した規範意識を磨いて、更生していくわけです。

それと同じように、
 鈍磨した心の声を磨いて、うまくいくように変えていく。


今回は、MINDの内容を刑法の責任論を使って、補強してみました。
いずれ、3年前に書いた7つのMも、充実させてまとめられればいいなと思っています。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 資源の投入戦略。 | トップ | 国家に群がる寄生虫。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

自分の未来を組み立てる。」カテゴリの最新記事