知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

国家に群がる寄生虫。

2010年04月12日 | 国家論
複雑な流通組織は、無駄が多い。

これは、流通を学べばよく分かります。
生産者→問屋→問屋→小売→消費者
     ↑この辺のマージンが必要。

そのため、問屋を抜くということが、行われてきました。
イオンなどがプライベートブランドを作って、自分で売るなどもその一環。

最近では、生産者から消費者へ、直接販売するネット販売なども出てきています。

これで、安くなる。

できるだけ、シンプルな流れにした方が、無駄が少なく安くすむということです。

昔は、流通が発展していなかったので、
 問屋さんが不可欠でした。
 売るにはお店が必要なので、小売店も必要でした。

しかし、技術が発展することで、
 なくてもよくなる。

時代によって、必要な組織が変わるということです。
これは、商店街の崩壊論と同じです。


これは、国家にも応用できます。
昔は、情報収集が難しかったので、現地に派遣したり、調査を依頼したりして、
 情報を集める必要が高かった。
そのため、独立行政法人何とか協会というところに依頼して、
 レポートを作ってもらっていた。

今は、ネットでロイターを始め、世界各国の情報が手に入る。
独立行政法人何とか協会も
 国家から依頼を受けて、ネットで情報を集め、ペーストしてレポートを作ったりしている。

国家は、それに何千万円と払っている。


広報活動だとして、豪華なパンフレット、CMを作ったりしている。
でも、HPの作成で十分なケースも多い。
そもそも、広報が必要なの?ってものもある。

昔は、媒体がなかった。今は、媒体が多い。
国家的な規模で、TVのCMを打つよりも、
 市役所といった地方自治体にお金を渡して、広報誌に少し載せてもらった方が効果が高いこともある。

1スポットに数億円かけるよりも、
 2000の自治体に、1万円の広報誌協力金を渡した方が、
 少ない予算で効果的に広報することができる。


つまり、大きな組織、複雑な組織には、
 無駄が多い
ということ。

見えないところには、甘い汁を吸おうと寄生虫が集まってきます。
大きな木につくアブラムシを駆除することはできないが、
自分のプランターにつくアブラムシの駆除は簡単にできます。

理由は、見えるから。

どうしたら、見えるようになるかというと、
 シンプルにする
ということ。

どうしたら、シンプルになるかというと、
 細分化する
ということ。

どうしたら、細分化できるかというと、
 国家の権限を地方に渡す
ということ。

福祉に関する費用はすべて渡してもよい。
おじいさんの介護料、生活保護、児童手当・・・
財源も含めて渡す。

これにより、効率のよい使い方を自治体で決めていく。

その際に、
 独立行政法人何とか協会指定の商品でないとお金をあげないよ
とか、
 国の規制に従った施設でないとお金をあげないよ
というような
 規制はすべて取っ払う。
指定商品、検査といったって、やってないようなずさんな調査、効果のない検査、
下請けに丸投げ、サンプル調査で全品の検査料を請求するというぼったくり調査が横行しています。

よほどの危険がない限り、
問題が生じたら、後から対処する(保険などで準備させることも有効)。
(車検ももっと簡易な検査でだめなの?とか、あの頻度でいるの?と疑問を感じている人もいるはず。あれも何とか協会が深く関与している例です。)


消費税を15パーセントにするのは、そのあとでないと、
 予算規模が大きくなったものの
 寄生虫だけが成長する
ということになりかねない。

寄生虫は、国民の監視によって、はびこらないようにする。
発見したら、すぐに、叩き潰す。
そのために、発見しやすいように、シンプルな組織にする。

シンプルな組織は、無駄がないため、
 費用対効果が高い。

そうすれば、少ないお金で十分な福祉が受けられるようになる。
今まで、独立行政法人なんとか協会の理事の給与や退職金に回っていた、
 何千万、何億円というお金が、施設の従業員や施設の維持費に回る
ことになるからです。

そうなれば、国民は国家を信頼するようになる。
信頼するようになれば、北欧のように税金が高くても、安心できるので、
 お金を使えるようになる。

高齢者がゆうちょに眠らせていたお金が市場に出てくる。
高齢者だって、お金を喜びに換えて死んでいきたいと考えているからです。
お金はお墓に持っていないことは分かっているものの、不安だから使えない。
そういったお金が市場に出てこれば、国内産業にお金が回り、景気がよくなる。

デフレ克服。 

みんなが幸せになる。

寄生虫を除いては。
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