年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

~すべきorネバならない

2014-05-30 21:55:42 | Weblog
 うつ病になる人の特徴として、まじめな人であるとか完璧性を求めている人とか、がかかりやすい、などと一般的に聞かされる。善悪をきっちりと分けたいタイプ、正しいとか正しくないとか、こうすることをすべきであるとか、このようにあらねばならないとか、はたから見てきっちりくっきり四角四面にものごとを見るような人がなりやすいのかもしれない。
  しかし、かといって根拠となるデータを見たことはない。幼少期のころから自分達は、常にマジメであれ、不正はダメである、人間関係は常に良くしろ、目上の人との関係や友人関係はこのようであれ、など道徳的な善悪の判断基準を家庭内、学校内、仕事の場で刷り込まれてきた。そして疲れ果て落ち込み・・・病院に行くとお薬をもらい、休養をとれと言われる。行政側もゆううつな気分、やる気がなくなる、不安な思いなど、こころのSOSサインに気づいたときにどうすればいいのか、など役立つ情報を分かりやすく紹介して気分障害、メンタルヘルス対策に躍起になっている。
  最近、対策の一つとして大きく取り上げているのに認知行動療法がある。しかしこれを行う機関があまりにも少ない。病院や医院、心療内科などでこれをやろうにも時間がかかるしもしかして儲けが出ないのかもしれない。それよりも認知行動療法が広く人々に行き渡っていないのかもしれない。ある物事の結果をどのように受け止めるか、またどのように感じ取るかなど人様々であろうが、きついのはこれにより自分はダメな人間である・・と決めつける当事者と当事者に関わる周りの人の受けとめ方により病巣の深度が異なるように見える。

 今日の深刻な相談は、父親からの相談。息子の事。息子がうつ病で働くことができなくなった。結婚もし孫もいる。息子の家のローンもある。そのために息子の家族を守るために息子に代わって父親が働いて子供の家のローン返済をしなければならなくなった。でも自分も高齢だし仕事がきつい。でも息子が働いてもらうようにならなければ自分の身体が限界に来た。息子は心療内科に行き投薬治療中であるが一向に働こうとしない。追い詰められている、どうすればよいか・・と。この手の相談の特徴は、自分の価値観考え方ばかり主張してくるので、ただこちらは傾聴あるのみ。
 今日は私の同級生のタカシちゃんに来てもらい、お隣の庭の木の剪定作業のお手伝い。暑い暑い、汗が出るも気持ちの良い汗を久しぶりにかいた。人に向かって人とかかわることからくる気分障害などは、自然を相手にする生活時間を増やすことで改善されることがあるかもしれない。薬を飲むことよりも。