年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

満月の下で

2010-08-25 00:00:00 | Weblog
 ご近所さんで山仲間でもあるHさんと夜の9時、バレースタジオの駐車場兼公園に行って夕涼み。大きなケヤキの木の下で椅子に座り込み、世間話。日本の国と人の品格についての話。暗い空にはポッカ~ンとまん丸いお月さんが浮かんでおる。今夏の夜で最も涼しい風がそよそよと吹いており大変気持ちが良い。幼稚園の向こうのお寺の境内からは、カラオケの声がスピーカーから風に乗って聞こえてくる。今日は盂蘭盆のお祭りだろうか、いっぱいの夜店が並んでいた。年に一回のお祭りのようだ。二人の話では、おしまいになる頃いつも落ち着く山の話をしていると何時の間にか寒くなってきた。カラオケの歌声がなくなると今度は、秋の虫の声が聞こえてきた。
 amazonで購入した堀田善衛「未来からの挨拶」を読む。キャリア形成の話になるといつも出てくるのが、過去の自分の振り返り。そこから自分を発見しようというくだりがあり、口すっぱく聞かされる。その時の過去は、確かに過ぎ去った自分の後ろ側にあるのだろう、と何時の間にかあたり前のように考えていた、しかし堀田善衛さんは、「オデッセイ」から引っ張り出して、過去は前方にあり、未来は後方にあるのだ、と指摘していた個所に目が止まった。おもしろいと思う。