年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

子規の生まれた所

2008-06-10 00:00:00 | Weblog
 秋葉原事件が日本全国を震撼させている。青年・派遣労働・携帯サイト・無差別殺人がキーワード。
 今日は矯正施設からやがて出てくる少年を受け入れてもらうべく企業を開拓するために事業所訪問をする。日ごろは電話だけの対応であるから埒があかない。直接担当者に会い、雇用してもらえないか、の相談。堅くて窒息するような社会の中で、やがて時代を背負うであろう若い働く人をどのように育てていただけるか、そのような育成とか指導とか教育とかを人材としては不ぞろいかもしれないが、引き受けてはもらえないかと、自分的にはセールス感覚で訪問している。私の持っていく商品は相手からして良品としては写らないかもしれない。しかし、利益を追求している企業の枠の中で仕事のやりがいとか楽しみとか怖さとか充実感とか仕事を通じての成長を自分で確かめることが出来るようなそのような機会を創ってくれと、セールスした。まだまだ続けてやらねばならぬ。
 18時半より夕学50講あり出席す。今夜の講師は宗教学者の山折哲雄先生。オリンピックイヤーにつき、選手の変わりようを話された。前畑秀子選手は練習中またレース中に①お母さんの言葉に励まされた②死ぬ覚悟でやった③神様仏様・・・などとつぶやいた。対して現在オリンピックに出場する選手は①楽しみたい②自分らしくありたい③笑顔でプレーをしたい・・・など前畑選手がメダルを取ってから70年を経過して価値観がこのように変わった。日本は神仏がいなくなった、などと菊地寛の小説、恩讐のかなたに、ある抗議のふたつを比べたりして他の話題を入れながら講演された。その講座が開かれるK学園の前に電車通りに面して正岡子規の誕生地跡の碑があった、何度もここを通っているけれどはじめて知った。子規が今生きておれば、社会は子規を受け入れたであろうか、とふと思う。