暘州通信

日本の山車

◆38225 アラハバキ 三

2012年05月13日 | 日本の山車
◆38225 アラハバキ 三
 これは仮説である。
 根も葉もない仮説だが、アラハバキという語彙には、【アラ! という感嘆符】、ハバキには【憚る・はばかる という動詞】から合成された語彙ではないか? などと勝手に想像している。 
 古代、本来の祭神とは別に、人々に【稲・イネという食料】、また、これを財物として富を形成する【福】。福分の蓄積から生じる【平安】これらを齎す神は積極的に招き入れられる。付随して、豊作を齎す、水神、稲荷神も押しかけではなく、氏子は積極的に招いた。豊作を祈願し、収穫を感謝する。漁業者は航海安全と豊漁感謝。これが春祭、あるいは秋祭りであろう。
 時代が下がるにしたがって、来訪神・アラバハギが主祭神として祀られるようになった。その神社のひとつが、武蔵國の【氷川神社】ではなかろうか。
 皇室神とされる八幡神も、伊勢神も、もとは来訪神・アラバハギだったといえる。

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