◆03566 白山比神社祭 更新
□社名 白山比神社(しらやまひめじんじゃ)
□所在地 長野県中野市栗林
□祭神
シラヤマヒメノミコト 白山比命
□祭は九月中旬。
□山車
山車の形態(呼称)は、山車。
一臺が保存されているが曳行は行なわれていない。
□汎論
信濃國の古代は、海神系・綿津見の國、出雲系・諏訪の國であり、これに秦(はた)が付随し、やがて【科・しな】にいたるまでは強大な支配下にあったといえるだろう。その痕跡は地名と神社に如実に遺されている。
長野県には【白山神社】が極めて少ない。一方で石川県には【諏訪神社】が極端に少ない。石川県の白山主峰にはシラヤマヒメノミコト(白山比命)が祀られ、次峰にはオオナムチノミコト(大己貴命)が大汝(おおなんじ)として祀られ主と副の位置に置かれている。日本海沿岸を北上したオオナムチノミコトとシラヤマヒメノミコトは一時夫婦の関係にあったと考えられるが、さらに北に行き、越後の糸魚川でヌナカワヒメ(渟名川姫)とであってむすばれ生まれた子がのちの諏訪神であるタケミナカタノカミとされる。
史実に踏み込んだものを見ないが、推定するにオオナムチノミコトとシラヤマヒメノミコトは悋気から生じた不和があったのではなかろうか。キクリヒメに頭の上がらなかったオオクニヌシノミコトの姿が垣間見える。
もどって、長野県中野市の白山比神社と、木曽路須原宿に祀られる白山神社は、長野県内における稀少な祭祀例といえよう。 須原宿の白山神社の社殿は、鎌倉末期の元弘四年(一三三四)に、創祀の記録があり、長野県最古の社殿建築として知られ、白山神社本殿、蔵王神社本殿、伊豆神社本殿、熊野神社本殿は国指定重要文化財に指定されている。
*
地域を特定しやすくするため行政コード番号は変更せず、従前のままです。
20120720 更新
□社名 白山比神社(しらやまひめじんじゃ)
□所在地 長野県中野市栗林
□祭神
シラヤマヒメノミコト 白山比命
□祭は九月中旬。
□山車
山車の形態(呼称)は、山車。
一臺が保存されているが曳行は行なわれていない。
□汎論
信濃國の古代は、海神系・綿津見の國、出雲系・諏訪の國であり、これに秦(はた)が付随し、やがて【科・しな】にいたるまでは強大な支配下にあったといえるだろう。その痕跡は地名と神社に如実に遺されている。
長野県には【白山神社】が極めて少ない。一方で石川県には【諏訪神社】が極端に少ない。石川県の白山主峰にはシラヤマヒメノミコト(白山比命)が祀られ、次峰にはオオナムチノミコト(大己貴命)が大汝(おおなんじ)として祀られ主と副の位置に置かれている。日本海沿岸を北上したオオナムチノミコトとシラヤマヒメノミコトは一時夫婦の関係にあったと考えられるが、さらに北に行き、越後の糸魚川でヌナカワヒメ(渟名川姫)とであってむすばれ生まれた子がのちの諏訪神であるタケミナカタノカミとされる。
史実に踏み込んだものを見ないが、推定するにオオナムチノミコトとシラヤマヒメノミコトは悋気から生じた不和があったのではなかろうか。キクリヒメに頭の上がらなかったオオクニヌシノミコトの姿が垣間見える。
もどって、長野県中野市の白山比神社と、木曽路須原宿に祀られる白山神社は、長野県内における稀少な祭祀例といえよう。 須原宿の白山神社の社殿は、鎌倉末期の元弘四年(一三三四)に、創祀の記録があり、長野県最古の社殿建築として知られ、白山神社本殿、蔵王神社本殿、伊豆神社本殿、熊野神社本殿は国指定重要文化財に指定されている。
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地域を特定しやすくするため行政コード番号は変更せず、従前のままです。
20120720 更新
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