暘州通信

日本の山車

◆05211 紀伊神社祭

2012年03月25日 | 日本の山車
◆05211 紀伊神社祭
□社名 紀伊神社
□所在地 神奈川県小田原市早川字南畑
□祭神
イソタケルノミコト 五十猛命
コレタカシンノウ 惟喬親王
摂社
駒形社
龍宮社
牛頭社
太子社
□祭は四月下旬。
□山車
山車の形態(呼称)は、山車。
単層、なだらかな唐破風屋根、素木造、六本柱の四輪屋臺。下臺を高くとり、二層式に見える。上臺の柱には提燈桁を取り付け、三層の提燈が屋臺を取り巻く。
ゆったりとした造りになっている。屋臺は四臺あるといわれるが詳細は不明。
□汎論
 伊豆半島の東端から、東北ぶの海岸線に沿って熱海市まで多くの来宮神社が鎮座する。来宮とは紀宮であり、この地が古代は多くの紀伊から渡来氏族が定着した地であったことをうかがわせる。対岸の伊豆諸島も古くは伊豆國に属しており、海を隔てた神坐す島であった。
 当、小田原市の紀伊神社も、古くは木宮大権現、紀伊宮大権現とよばれ、「木の宮さん」と呼んで親しまれ、箱根の木工業関係者には特に篤く敬われてきた。創祀は古く、神社縁起によれば、貞観年中(八五九-八七六)の創建と伝わる。惟喬親王は、文徳天皇の第一皇子で、母は紀名虎の娘、紀静子である。本来なら皇位を継承する身分であったが、四男の惟仁親王が着位して皇位を襲った。後の清和天皇である。
 近江國蛭谷(滋賀県東近江市)に隠棲し、杣人に木工技術を伝授したと伝わり、【木地師】発祥の地といわれる。各地に木地氏の伝承や居住地が残るが、気位が高く、土地の人とはほとんど交わることはなく、婚姻も行わなかったかった。
 加賀西谷村(現石川県加賀市山中温泉真砂地区は惟喬親王を奉じた平家の落人の村落と伝わり、木地師の小村落で山中漆器の源とされる。山中漆器の木地を挽く、木地氏が飛騨北部の角川(つのがわ)に定着し、山中、輪島漆器の木地を挽いていた時期がある岐阜県高山市の東山(宗猷寺裏山)には木地氏の集団墓地がある。
□外部リンク
「日本の山車」を執筆している一人閑(ひとりしずか)と申します。早速ですが、貴方のブログ記事を「外部リンク」として紹介させていただきましたのでお知らせします。もしご迷惑でしたらお申し出ください。削除いたします。
◇日本の山車 ブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/ypjcd447/
◇日本の山車 ホームページ
http://hiyou.easy-magic.com/

◇惟喬親王祭 - 木地師発祥の集落
2011/8/6(土) 午後 4:20
... 集落の入口に「筒井神社」の石碑と     木地師資料館の案内板が有りますので石段を登り神社に辿り着きました。     神社は誰もおられませんし、資料館も鍵がかかっ ... 悲運の皇子・惟喬親王 と木地師     惟喬親王は第55代文徳天皇の第一皇子 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/ken3m_kyoto/37055258.html

◇自費出版「木地師の里を訪ねて」
2010/8/14(土) 午前 0:49
... (原著2009年4月5日)、初版、136。 関連項目 [編集] 惟喬親王 大皇器地祖神社(東近江市君ヶ畑) 筒井神社帰雲庵(東近江市蛭谷) 漆器 永源寺町 外部リンク [編集] 日本木地師学会 木地師(屋)に由来すると思われる地名 木地師資料館(滋賀県 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/26345641.html

◇木地挽きの祖をまつる「紀伊神社」
2010/2/23(火) 午後 5:26
... この神社には林業の神「五十猛命」(いそたけるのみこと)と木地挽きの祖、惟嵩親王(これたかしんのう)が祀られています。 「五十猛神」は新羅から来た時、多くの樹木の種を持っていたが、新羅には植えずに全てを日本に植えたそうです。 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/norako33530/9381619.html

◇惟喬親王を祀る神社(玄武神社)
2008/1/21(月) 午後 0:33
... 皇子の惟喬(これたか)親王で、かつて、玄武神社は「惟喬社(これたかしゃ ... 現在も全国の木地師の元祖、祖神として各地で祀られています。 玄武神社のHPによると、京都では、玄武神社の他に惟喬神社(雲ケ畑町出谷)、守谷神社(鞍馬町二ノ瀬) ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/hiropi1600/53414560.html

◇滋賀県東近江市蛭谷町の惟高親王史跡
2007/1/8(月) 午後 5:11
蛭谷集落の惟高親王史跡として筒井八幡宮神社と帰雲庵(臨済宗永源寺派 龍應山歸雲庵)がある。また、神社境内には木地師資料館(最後の画像)が建てられているが、現在は常時閉じられていて、どうしても観覧したい時には事前に役場への連絡が必要と思わ ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/mokudousya/26680392.html

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