暘州通信

日本の山車

◆25995 クロマンタ(黒又山)

2010年04月07日 | 日本の山車
◆25995 クロマンタ
秋田県鹿角市
□汎論
 鹿角市にあるクロマンタ(黒又山)は標高二八〇・六メートル。美しい二等辺三角形を描く山で、いわゆる神南備山である。山頂付近には本宮神社、薬師神社があるが、これは古代祭祀を継承した後祀である。近年の調査で、山頂付近から縄文期の祭祀土器の発掘が報告されていて、クロマンタ(黒又山)が縄文期に遡る進行の山であったことがうかがわれる。近隣南西には著名な大湯環状列石(ストーンサークル)があり、視点の範囲を広げると、十和田湖の周囲には、
・大石神
・東ノ森
・西ノ森 
・達子森(タツコ)
・五葉山
・十和利山(尖山)
・ドッコ森(独鈷か)
・三角山
・靄山  
そのほかなどがあり、共通の思想で信仰の対象とされた山と推定される。いずれも山体そのものを祭祀の対象としたと考えられ、このように非常に綺麗に整った形は日本各地にあり、古代人の巨大な土木工事の修景作業の成果ではないかと考えられる。クロマンタは語感から、日本語から少し離れていて、漢字に表記されるときは黒又山と書かれる表音文字である。全国各地には、山、河川、地名などに漢字で表記されずカタカナ書き担っているところが数多くある。意味不明とされるものが多いが、アイヌ語に由来するものとされるものもあるが、思考を少し飛躍させると、アイヌ語もあるであろうが、これらの由来不明の名称は古代の【縄文語】だったのではないか? と考えられるものがある。コノクロマンタも縄文語ではなかろうか。



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