暘州通信

日本の山車

◆01058 博多かっちり節

2012年07月18日 | 日本の山車
◆01058 博多かっちり節
□汎論
 【博多かっちり節】の起源はよくわからない。一説には、江戸時代、南岳山東長寺の盆踊で唄い踊られていたともいわれる。東長寺は博多の祗園に近い場所にある古刹で、唐から帰国した空海が大同元年(八〇六) に開基したと伝わる古刹。
 博多かっちり節は、八八八六調と七七七五調が混在する民謡で、琉球伝来を感じさせる。現在は観衆が二つの杓子をたたいて調子よく唄われるが、以前はもっと流暢だったとも言われる。歌詞の中に櫛田神社の博多祗園山笠が唄いこまれている。

  打ち出す太鼓に 舁き出す山笠
  博多若い衆の ノー 三四郎さん
  威勢くらべ

  春のどんたく 賑わう博多
  杓子たたくも ノー 三四郎さん
  藝のうち

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