暘州通信

日本の山車

玉依姫 様 (五九八)

2013年09月14日 | 日本の山車
玉依姫 様 (五九八)
 これは仮説です。
 古代の山上祭祀は【柱をたてる齋事】となり、その一部は【桙を立てる齋事】へと進んだと推定されます。この【桙】は、やがて神事の【山車・鉾】へと進化したと考えられます。
 【桙】の訓み(よみ)は、【ほこ】。呉音では、【ウ、ム】。漢音では、【ウ、ボウ】とされます。 漢和辞典では、【桙】と、【杆・カン】を同じ文字とするものがありますが、【桙】は、ほこ、【杆】は、盾(たて)で異なるように考えられます。字義は、古代の武器である、木製のほこで、金属製の【鉾】が使われるようになる以前の武具で、初期には混用されたのではないでしょうか。【棒ノ手】とよばれる武具がありますが、これなどは、ごく近年まで使われており、京都府北部の丹後地方には【棒ノ手】とよばれる武術が行われ、祗園祭にも【棒ノ手】が参加しています。愛知県に広く行われ、岐阜県多治見市にも祭事に随行しています。古代では、【銅戈(どうか)】、【銅矛】とおなじように、武具としてよりも祭具として用いられたのではないかと謂われます。
 この【桙】の起源はおそらく中国と推察されますが、わが国にはこの【桙】が立てられた古い遺蹟が【
桙立山】の名称と共に残るところがあります。
 【玉依姫さんのブログ】はこちら、
 http://blogs.yahoo.co.jp/miyamoto83885 
□参考
次を参考にさせていただきました。
・古代関東王国(その2)
2009/7/3(金) 午後 2:41
古代関東王国(その2)  稲荷山古墳出土の金錯銘鉄剣と熊本県江田船山 ... 「木ヘン」の「桙」は「杖」ではあるまいか?  戦国末期「杖術」という武術が完成する。  杖(じょう)は武具なのである。長柄武器の総称で穂先に刃物を取り付けたのが「矛」である。 ...
 http://blogs.yahoo.co.jp/sen_ninn0/29470073.html
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