暘州通信

日本の山車

◆31593 田子神楽

2010年04月03日 | 日本の山車
◆31593 田子神楽
青森県三戸郡田子町(たっこまち)田子七日市
八坂神社
□行事
田子神楽
□汎論
 田子町(たっこまち)は青森県でもっとも南部にある町。田子は「たっこ」とよむ。元はアイヌ語だといわれる、この田子町でおこなわれるのが田子神楽。青森県県無形の民俗文化財、国選択記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財である。
 旧正月になると八坂神社の氏子を神楽師が廻って予祝の神楽を舞う。神楽は十八番があり、獅子頭をを用いた権現舞、番楽、鳥舞、念寿、桜子、八島、曽我兄弟などである。東北地方の各地で見られる霜月神楽の流れを汲むといわれ、南部藩の御用神楽を務めていた田子の修験大法院の行っていた神楽に、のち池田文左衛門が岩手方面から獅子舞をとりいれ、これが神楽と褶合したとされる。