行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

6月の散歩道で蝶

2024-08-21 20:00:40 | 昆虫
6月初旬の林縁道に、
ウラギンシジミ、イチモンジチョウ、ヒカゲチョウなどの蝶を撮りました。


きれいな形の草の葉の上で
ウラギンシジミ♂が翅を広げていました。


ウラギンシジミ、
翅の裏面が白色なので裏銀(ウラギン)、
翅表は濃褐色でオスは鮮やかなオレンジ色の紋を持ち、
メスは淡い水色の紋を持ちます。
幼虫の食草はクズやフジの花や新芽です。


林縁の土道にイチモンジチョウ、
ちょっと飛んではとまるを繰り返していました。
そんなに珍しい蝶ではありませんが、
今年の初撮り、追いかけて見ました。


イチモンジチョウ、
黒色の翅に一筋の白帯があるのが名の由来になります。


草原に羽化して間もないと思われるナミヒカゲ。
下向きにじっととまっていました。


クロヒカゲのメスも撮りました。
クロヒカゲとナミヒカゲはよく似ますがクロヒカゲの方が翅色が濃色です。
オスに比べて淡色のクロヒカゲのメスはよりナミヒカゲに似て見えます。


最後に
ハルジオンに吸蜜していたモンキチョウ(紋黄蝶)。
黄蝶の名ですがシロチョウ科、白ぽい個体もいます。
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ガクアジサイとブラシノキ

2024-08-20 20:00:36 | 花,植物
6月4日の散歩道、
ガクアジサイ(額紫陽花)が咲き出していました。
6月、紫陽花の季節です。


住宅前の植え込みに
きれいな赤紫色のガクアジサイを見つけました。


ガクアジサイはユキノシタ科の落葉低木、
アジサイ(紫陽花)の一種です。
中心部に小さな花が密集して咲き、
その外側を装飾花が囲むようにつき、ガクノハナ(額の花)とも呼ばれます。


装飾花はふつうは4枚で一重ですが、
この装飾花は八重で花びらが10枚以上あるようです。


装飾花が青紫色で八重花のガクアジサイも咲いていました。


これもガクアジサイ、
装飾花が紅と白の混色で花びらが3枚です。


淡青色のガクアジサイ
中心部の本花も青色に咲いていました。
露出をプラス補正して、明るくして見ました。


住宅の植え込みに白いブラシノキの花。
ブラシキノキはフトモモ科ブラシノキ属の常緑小高木、
花弁は緑で小さくて目立たないのですが、
赤あるいは白の長い花糸が目立ち、
穂状花序をなして花序全体がブラシのように見えます。
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6月初旬の公園花壇にて

2024-08-19 20:00:28 | 花と虫
6月1日の公園の花壇にて。


ドラセナの一種になるのでしょうか、
1mちょっとの紫色の葉の観葉植物に花がついていました。
初めて見る花です。


ドラセナは人気の観葉植物で
原産地はアフリカやアジアの熱帯地域、
5~10年に1度花を咲かせることがあると書かれていました。


その花序を大写し、
咲きはじめのようです。


花壇に美しく咲いた紅色と黄色の混色のキク科の花に
アゲハチョウが吸蜜に来ていました。


一番高い花に蝶がとまってくれたので、
背景が抜け、光玉や他の花色もボケて入りました。


花壇横の2mほどの針葉樹に、
灰緑色の若い実がついていました。
コノテガシワのようです。


同じ公園の花壇、
ハグマノキ(白熊の木)が白色に包まれていました。
ケムリノキ、スモークツリーとも呼ばれるウルシ科の低木です。
花後に伸びた花柄が遠くからは煙がくすぶっているように見えます。




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八重花ドクダミなど、6月初旬白い花

2024-08-18 20:00:23 | 花,植物
6月初旬の山野道に写した白い花を集めて見ました。


6月1日の林縁道、
ドクダミの白い花があちらこちらに咲き出し、
中に八重の花も見られました。


ドクダミはドクダミ科ドクダミ属、
湿った陰地に群生し、全体に特有の臭気があります。
花弁や萼片はなく、白い花弁のように見えるのは4枚の苞であり、
花は中心の棒状花序に小さな花が密集してつきます。


八重のドクダミは、棒状花序部分に大型の苞が複数付き、
まるで八重咲きの花のように見えます。


ドクダミの名がありますが、無毒。
古くから民間薬として利用され、生薬としては十薬とよばれます。
薬用の他にどくだみ茶などの食品にも利用され、
特に八重花は園芸品として利用もされています。


林縁にアカショウマが咲いていました。
ユキノシタ科チダケサシ属、
花序は複総状で、白い小さな花弁がたくさんつきます。


山の林縁道に白いホタルブクロ、
蔓草に絡まれて花をつけていました。
キキョウ科、キキョウと同じく蕾は風船のように膨らんで割れます。


草地にヨウシュヤマゴボウ(洋種山牛蒡)の淡いピンク色の花が開いていました。
北アメリ原産の大型多年草、明治の初め頃に持ち込まれたと思われる帰化種です。
花期は6 ~9月、花穂を枝先に出し、白色ないし薄紅色の花を複数整列するようにつけます。
花後はそのまま果実を付けた果穂となり、初秋に黒紫色に熟します。



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ムラサキシキブ、ヤブムラサキ

2024-08-17 20:02:13 | 花,植物
6月1日の林縁の散歩道、
ムラサキシキブやヤブムラサキが花開き、
ニワトコの実が赤くなっていました。


林縁道のヤブムラサキが薄紫色の花をつけていました。


ヤブムラサキ(薮紫)、
シソ科ムラサキシキブ属、明るい林内や林縁に生育する落葉低木です。
開花時期は6~7月、葉腋から短い集散花序を出し、薄紫色の小さな花を数個咲かせます。
花冠や萼には白い毛が多く見られます。


やはり林縁道にムラサキシキブ(紫式部)も花をつけていました。
シソ科ムラサキシキブ属、
日本各地の林などに生育しする落葉低木です。


花はヤブムラサキに比べて若干淡色で、花数が多く、白色毛が少ない。
秋に熟する紫色の果実が美しく、観賞用にも栽培されます。


レンプクソウ科ニワトコ、
春早く咲いた花にもう紅い果実がたくさんできていました。


各地の山野に自生し、庭木としても利用されています。
葉は羽状複葉で小葉は5~7枚、先端が尖ります。
この木もどちらかというと花より実が美しいようです。


メギ科ナンテンの花も咲き初めていました。
日陰でも育ち、秋に赤く色づく実が美しいこともあり、
庭木や公園木としてよく利用されます。
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クロスジギンヤンマ産卵

2024-08-14 20:00:02 | 昆虫
6月1日、
自宅近くの丘陵道を散歩、
初夏のトンボや蝶を写しました。


林縁の小さな溜り池のアサザに
クロスジギンヤンマが産卵に来ていました。


ヤンマ科ギンヤンマ属のトンボ。
春から初夏にかけて発生し、小さな池や沼などに見られます。
ギンヤンマによく似ますが、
胸側面に黒条が太く発達します。


またギンヤンマと違い、メスが単独で産卵します。
メスの腹部の斑紋は黄褐色ですが、オスは鮮やかな水色をしています。


6月1日、
林縁の木の葉上にミズイロオナガを見つけました。
6月に発生するゼフィルスと呼ばれる一群のシジミチョウの一つです。


ハルジオンに新鮮なルリシジミが吸蜜していました。
年に何回か発生するルリシジミ、第2化かも知れません。


同じハルジオンにベニシジミもいました。
こちらも3月発生するシジミチョウ、
新鮮な個体なので、第2化かも知れません。


翅がぼろぼろなコチャバネセセリがいました。
春型のコチャバネセセリです。


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ハナショウブとシオカラトンボ

2024-08-12 20:00:45 | 花と虫
5月下旬、
薬師池公園の菖蒲畑にて。


5月29日は薬師池公園へ、
菖蒲畑に足を運んで見ました。


10日前来た時に比べハナショウブが咲き進み、
いろんな色の花が見られました。


ハナショウブ、
花色と模様を組み合わせると何千種にもになりますが、
やはりもっとも多いのがノハナショウブの紫系です。


ハナショウブとしては珍しい黄色の花も咲いていました。


黄色のショウブとしてはキショウブはよく見ます。
しかし、こちらは西アジアからヨーロッパ原産の帰化植物、
生育、繁殖力が強く、日本各地で野生化、拡大しています。
黄色のハナショウブとキショウブは全く別のものになります。


白色のハナショウブも見られました。


そのハナショウブの花にシオカラトンボが一瞬とまってくれました。
この時期になるとたくさん見られるようになるシオカラトンボ、
花にとまるのは珍しく、いそいでシャッターを切りました。


茎にはとまるのですが、
花にはなかなかとまってくれないのでしばらく待ちました。
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5月下旬の南山にて

2024-08-11 20:00:26 | 昆虫
5月25日、
久しぶりに南山の山道を歩いて見ました。


山道を歩いていると、
3人の少年たちが倒木を持ち上げて歓声をあげていました。
そして、得意気に両手いっぱいのカブトムシの幼虫を見せてくれました。
倒木の下で見つけたそうです。


その中でひときわ大きな個体、
オスの大物だそうです。
特別扱いされていました。


倒木の下にコクワガタもいました。


さらに山道を歩くと、斜面の小さな花畑。
ちょうどオイランソウの花にモンキアゲハがやってきました。


黒いアゲハチョウの一つ、
後翅の白紋が特徴になります。
西の方には多く見られますが、関東ではやや珍しい蝶です。


山道の草の上、
色褪せもない新鮮なダイミョウセセリがいました。
大名の紋付に喩えられる黒地に白斑がきれいです。


モンシロチョウがキツネアザミの花に吸蜜していました。
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初夏の散歩道

2024-08-10 20:00:28 | 花,植物
5月23日、
望遠マクロを片手の散歩道、
目につくままに初夏の花を写しました。


植え込みに鮮やかなピンク色の筒状花、
花や木全体の感じからはアベリアのようです。
アベリアはツクバネウツギ属の園芸品種、
ハナゾノツクバネウツギ(花園衝羽根空木)とも呼ばれます。


調べて見ると、このピンク色の花はアベリアをさらに交配させて改良したもの、
アベリアエドワードゴーチャーとよばれる園芸品種のようです。
花の内側にアベリアにはない網状紋が見られます。


道路の植え込みにキンシバイが早くも花をつけていました。
濃い緑色の葉に黄金色がよく映えます。


キンシバイ(金糸梅)はオトギリソウ科オトギリソウ属、
中国原産の半常緑小低木です。
和名は中国名の「金糸梅」に由来、
5枚の花弁を梅に、黄色の雄蕊を金糸にたとえたものです。


道ばたのヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)の花を大写し。
花色は淡いピンク色で花弁は4枚、
雌蕊の先端が大きな十字形になり、雄蕊が8本見られます。


ヒルザキツキミソウはアカバナ科マツヨイグサ属の多年草、
北米原産、観賞用として持ち込まれたものが野生化しています。


草原にユウゲショウ(夕化粧)も咲き始めていました。
これもアカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。
北米南部から南米原産、
明治時代に観賞用として移入されたものが野生化しており、道端や空き地によく見かけます。
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シモツケとキョウカノコ

2024-08-09 20:00:35 | 花と虫
5月下旬の散歩道、
いずれも植栽されたものですが、
シモツケとキョウカノコがきれいに花をつけていました。


道脇植え込みにシモツケの花。
紅色ですが、濃色と淡色が混じって咲いています。


シモツケ(下野)はバラ科シモツケ属の落葉低木、
山地に生え、庭木や公園木などとしても使われています。
別名、キシモツケ(木下野)とも呼ばれます。


開花時期は5~8月、
本年枝の枝先に頂端が平らな複散房形花序がなり、多数の花を付けます。
花色は濃紅色、紅色、薄紅色、白色などがあります。
花弁は5個で長さ2.5~3.5 mmの広い楕円形、
雄蕊は花弁よりも長く、25 ~30個あります。


散歩道の仕切りとして植えられているシモツケ、
その一本だけが斑入りの葉でした。


5月23日、
公園花壇の一画が鮮やかなピンク色に染まっていました。
キョウカノコ(京鹿の子)の花です。


キョウカノコはバラ科シモツケソウ属の多年生草本。
山地に自生するシモツケソウ(下野草)の園芸品種といわれています。
葉はカエデのような掌形、シモツケソウに比べると切れ込みが深く、
縁の鋸歯もより細かくなります。
シモツケソウは草本でシモツケは木本と違いがありますが、
よく似た花をつけます。


キョウカノコの名前の由来は京都の染物「鹿の子絞り」に由来、
ふわふわした花房はが鹿の子絞りに雰囲気が似ているとしてつけられたようです。
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