行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

キツネノカミソリにツリガネニンジン

2017-09-04 20:00:55 | 花,植物
晩夏から初秋の山野の花、
キツネノカミソリとツリガネニンジン、
いかにも日本の野の花を感じさせる名です。


ヒガンバナ科キツネノカミソリ。
8月~9月、里山の林縁や斜面地などに花をつける多年草です。


春に出た葉は夏になると地上部は枯れ、姿を消します。
その後、お盆を過ぎごろ、
突然花茎を伸ばし、濃い橙色の6弁花をつけます。
花の時期はひと月ほど早いですが、
この様子はヒガンバナによく似ています。


キツネノカミソリ(狐の剃刀)の名は
春に出る細長い葉の形が剃刀に似ていること、
夏、その葉が枯れてなくなったと思ったら、
突然に花茎が伸びて、花をつけるので、
まるで「狐につままれた」が由来のようです。


球根植物、ヒガンバナと同じく有毒です。


キキョウ科ツリガネニンジン。
日当たりのよい草地に見られる多年草です。


8月~9月、
茎の上部に薄紫色の釣鐘形の花が
一か所に3~5個ほど輪生し、
数段にわたって咲きます。


つる草に絡まれて咲くツリガネニンジン。
キキョウに似た花、花柱が花冠から突出するのが特徴です。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする