行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ウドの花、タラノキの実

2017-09-25 20:00:05 | 花と虫
9月初旬、
山野や畑のウドに花が咲き、
タラノキには果実ができていました。


ウド。
ウコギ科タラノキ属の多年草、
香りがよく、若葉、つぼみ、若い茎は食用にされます。
8から9月にかけて、
茎の上部に球状の散形花序を多数つけ、
白あるいは薄緑色の小さな花をたくさんつけます。


そのウドの花、
虫たちがたくさん集まります。
アオスジアゲハが吸蜜していました。
花は雄花もありますが多くが両性花、
雄性先熟でこのアオスジアゲハがとまっているのは雄性期の花、
雄しべが咲いています。


ミドリヒョウモンも吸蜜に来ました。
この花は雌性期、雄蕊が落ち、
花柱が5裂した雌蕊と子房の花になっています。


上部に位置する大きな花序は両性花、
白く雄しべが咲いている雄性期です。
下部の小さな花序は雄花、
まだ蕾、両性花に遅れて咲く仕組みになっているようです。


全体が薄緑色になった花、
子房が膨らみだした雌性期の花です。
しかし、下部の雄花はまだ咲いてないように見えます。
この小さな雄花花序、なんの役割でどのタイミングで咲くのでしょうか。


同じ時期、
山のタラノキには紫黒色の実ができていました。
ウゴキ科タラノキ属の落葉低木、
新芽は「たらのめ」春の山菜です。


タラノキもウドと同じように雄性先熟で、
両性花と雄花があるようです。
実の付き方はウドに比べてまばらです。

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