行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

ヤマホトトギス

2017-09-07 20:00:30 | 花,植物
8月下旬、
散歩の山野道にヤマホトトギスが花をつけていました。


ユリ科ホトトギス属ヤマホトトギス、
日本全国に自生する野生のホトトギスです。
8月になると、多摩丘陵の稲城の山野道、
木陰などのやや日当たりの悪い場所に花を見かけます。
花の形がユニークで可愛らしいので思わずレンズを向けてしまいます。


名前も姿もよく似たものにヤマジノホトトギスがありますが
稲城付近には見かけません。
あるのはヤマホトトギスがほとんどのようです。


webなどの情報によると、
花びらが反りかえり、花柱に斑点が見られるのはヤマホトトギス。
ヤマジノホトトギス花びらが反り返らずに水平、
花柱には斑点がないそうです。


この花、花びらは反り返らず、花柱に斑点もありません。
しかし、ヤマホトトギスです。
もう一つの見分け方、
ヤマホトトギスは散房花序に花が付き、
ヤマジノホトトギスは葉腋に1〜2個の花が付く、
これが確かな見分け方のようです。


紅い斑点と小さな突起物が目立つ雌蕊は3本、
それぞれ先端が2裂しています。
その雌蕊の下に位置するようにして、雄蕊は6本あります。


ヤマホトトギスの蕾、
どこか愛らしい姿です。


真ん中と左は開いたばかりの花のようです。
雄蕊はまだくるっと巻いていて、
姿をしっかりとは見せていません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする