行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

オランウータンのスカイウォークと像の爪削り

2017-06-20 20:00:43 | 動物
多摩動物公園、
オランウータン舎の前にしばらくいました。


悟りきったように周囲にかまわず座り続けているオランウータン、
多分、ジプシーの名を持つ雌、
そうだとすると、62歳、世界最高齢のおばあさんオランウータンです。
後ろの子供たちの表情との対比がおもしろいので一枚。


爪楊枝をくわえたオランウータン、
多分、キューと名のつけられた雄です。
こちらも50歳ほどの高齢、
風格を漂わせています。


オランウータンたちが高い場所に張られたロープを渡るスカイウォーク、
「空の散歩」が見られるというのでしばらく待っていました。
予定時間よりかなり遅れましたが
母親と子供たち、親子3人が渡りはじめました。


まだ幼い遊び盛りの子は母親の心配をよそに、
大胆に空の散歩を楽しんでいます。


遊び疲れたのでしょうか、
結局母親に抱っこ、人間と同じです。


3人そろって、途中で休憩、
「今日は子供の見物が多いね。もう少しがんばろうか」と
言ったかどうかは知りませんが、
この日は遠足の子供が多く見られました。
もう60年前になりますが、私も小学校3年の遠足は動物園、
上野動物園だったことを思い出しました。


そのころ動物園の人気物は大きな体の像でした。
像舎の中、アフリカ像が器用に片足を上げ続けていました。


足の掃除と爪を削っているようです。
穴から大きな足を出して、
気持ちよさそうに削ってもらっています。
4本の足を順番に穴から出す、
やはり像は賢い動物です。
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多摩動物公園にて、ネコ科猛獣

2017-06-19 20:00:56 | 動物
毎月第3水曜日は写真教室の現地勉強会、
いろいろな場所に行き、様々な対象を撮影し勉強します。

5月の勉強会は多摩動物公園に行きました。
ここは水曜日は基本的には休園なのですが、
なぜか5月17日は開園しているとのこと、
はじめての動物園での勉強会となりました。


チーターの赤ちゃん、
生後3か月ほどとのこと、
この数日前、テレビで紹介されていたこともあり、
のぞいて見ました。
赤ちゃんチーターは背中が白い毛で覆われています。


赤ちゃんは3匹いましたが
そのうち2匹が可愛らしく並んでいました。
ガラス越しですが、
たくさんの人間が眼の前にいてどこか不安そうです。


美しい斑点模様、母親でしょうか、
子供たちを心配そうに見つめていました。


威厳のある縦縞模様、トラです。
こちらは檻やガラスを通さず、
笹の中を歩き回るのを見られるように工夫されています。
しかし、やはり動物園のトラ、
吠えているところを撮りましたが迫力が足りません。


ユキヒョウ、
檻から直ぐ近くで休んでいたので、
望遠レンズで大きく写して見ました。
檻がないように撮れています。


サーバル。
ネコ科中型の肉食獣ですが
愛らしい容貌、アイドルです。


ライオンバスがなくなり、
失業中の雄ライオン、
少しくつろぎ過ぎに思えます。

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ガビチョウとオナガ

2017-06-18 20:00:57 | 
久しぶりの鳥になります。
夏は平地で見られる鳥が少なく、
また木の葉が繁り、撮影が難しいこともあり、
カメラを抱えての散歩、
鳥は対象にしていないのですが、
小鳥というには少し大きめのガビチョウとオナガが撮れました。
丘陵地に一年中見られる鳥です。


歩いていると、
すぐ近くでガビチョウがにぎやかに囀りだしました。
姿を探して見ると全身がしっかりと見える場所にいます。
レンズは望遠ズームに取り換え、
シャッターをきって見ました。


空は薄曇りで逆光気味、
背景に空が入らない場所に移動をして、
にぎやかに、高らかに囀り続けています。


眼の周囲が白く縁取られ、
眉を画いたように見えるので「画眉鳥」、
その中国名をそのまま読んでガビチョウです。


声が美しく、
もともとは飼い鳥として中国から持ち込まれたもの、
それが野生化して増え続け、
いまは特定外来生物に指定されるほど数が多くなっています。
東京多摩地区では特によく目にする鳥です。


オナガ、
ハリエンジュの緑の中に
真っ白なお腹を見せていました。
長い尾を持ち、色合いもきれいなのですが
カラスの仲間、
声は濁声、うるさく鳴きます。


東京多摩ではよく見られ、
数も増えているように思いますが
不思議なことに東日本だけに分布し、
西日本では見られない鳥なのです。
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春の花とヤブキリの幼虫

2017-06-17 20:00:33 | 花と虫
春の花にヤブキリの幼虫をたびたび発見、
夏から秋に成虫となるキリギリスの一種ですが、
4月~5月のこんなに早い時期から、姿を現しています。

1月~2月ほど前に写した写真からのピックアップです。


小さなチゴユリに小さなヤブキリの幼虫(4/16)。


イチリンソウの白い花に(4/27)。


アヤメ科の紫の花にも(5/1)。
体になにかに噛まれたような痕が見られます。
成虫になるまでにいろいろとあるはずです。


アヤメの花の中から、
ヤブキリ幼虫が出てきました(5/11)。
ヤブキリの幼虫、蜜や花粉をが好物のようです。


白いポピーの花にも(5/22)。
上の幼虫たちに比べるとだいぶ大きくなりました。
産卵管もしっかり伸び、雌の個体です。


ポピーにいた同じヤブキリ、
近よるレンズに気づいたか花の下に隠れました。
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コジャノメ、サトキマダラヒカゲ

2017-06-16 20:00:27 | 動物
林間をひらひらと飛ぶ
コジャノメ、、サトキマダラヒカゲ、ヒメウラナミジャノメそしてクロコノマチョウ、
いずれも数が多くめずらしいものではありませんが
蛇の目模様のある蝶たち、
今はタテハチョウ科ですが
以前はジャノメチョウ科に分類されていました。


コジャノメ、
翅裏面に白い帯と目玉模様を持つ、
茶灰色の地味な蝶です。
林の中の枯葉の地面などからふらふらと飛び上がります。


多分これもコジャノメ。
よく似たものにヒメジャノメがありますが、
コジャノメの方がはねの地色が暗いとのことです。


コジャノメもヒメジャノメも翅表はほぼ同じ、
地味な褐色の地に蛇の目模様が見られます。


サトキマダラヒカゲ、
林間の薄暗い場所をひらひらと飛び、
樹液を吸う姿をよく見ます。


日本固有種、
日本全国、低地から低山地にかけて広く見られますが、
森林周辺でのみ生息し、街中には見られません。


サトキマダラヒカゲによく似たものに、
標高500m以上の低山帯から亜高山帯に分布する
ヤマキマダラヒカゲがいます。


ヒメウラナミジャノメ。
草原や林の周辺にまたかと思うほどたくさんいます。


クロコノマチョウ。
林の中のやや暗い場所に見られます。
もともとは南方系の種ですが
分布を広げています。




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ルリシジミ

2017-06-15 20:00:33 | 昆虫
ルリシジミ、
日本全国に数多く見られるシジミチョウ、
15mm前後と小さく、ひらひらと林縁などを不規則に飛びまわります。



ルリシジミ、
翅裏は明るい灰白色で小黒紋がたくさん見られます。
雄の翅表が淡青紫色なのでこの名がありますが
なかなか翅を開くことがなく、
その美しい翅表を見せてくれません。


ハルジオンに吸蜜していたルリシジミ、
翅表の外縁部が少しのぞいていますが黒褐色です。
雌の個体のようです。


カヤの葉にもルリシジミ。
薄暗い林の中、
シャッタースピードが遅く、ぶれてしまいました。


水分の多い土に集まり、
吸水していたルリシジミ。


草の中にこんな姿を見つけました。
左が雌でしょうか。
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ダイミヨウセセリ、キマダラセセリ

2017-06-14 20:00:59 | 昆虫
今年は4月下旬から
ダイミョウセセリをよく見ました。
そして6月初旬、キマダラセセリも出てきました。


セセリチョウ科ダイミヨウセセリ。
セセリチョウにはめずらしく、
翅を水平に広げてとまります。


花が終わったコゴメウツギの葉にダイミョウセセリ。
花にも吸蜜にきますが
木の葉、草の葉によくとまります。


翅は黒褐色、
その黒地にはっきりとした前翅の白紋列がよく目立ちます。
後翅の白紋列は地域的変異があり、
一般に、東日本のものはこの後翅の白紋列が消滅しています。


しかし、東日本にも、時たま、
この白紋列が薄く残っている個体が見られます。
西日本のものはさらにはっきりと白紋列が見られるとのことです。


翅を閉じてとまることはあまりないのですが
この個体、翅を閉じました。


草原のオオバコの葉に小さな蝶がとまりました。
今年初見のキマダラセセリです(6/9)。
6月~9月に見られるセセリチョウです。


同じく6/9、
ムラサキツメクサの花にキマダラセセリ。
黄褐色と茶褐色のまだら模様がきれいです。


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メスグロヒョウモンの雌

2017-06-13 20:00:49 | 昆虫
ヒョウモン(豹紋)の名がつく蝶たち、
翅表はどれもオレンジ色に黒い紋の豹紋模様なのですが
なぜか、メスグロヒョウモンの雌だけは豹紋が見られません。
雄とはまったく違う翅色、模様なのです。


5月の下旬の日差しの強い暑い日、
自宅近くの草地のハルジオンに、
アゲハチョウより少し小さめの黒っぽい蝶を見つけました。


ムカシワスレの花に飛び移りました。
この翅裏、
メスグロヒョウモンの雌です。


翅表は黒色に白い帯、
イチモンジチョウにやや似ています。


翅表、光の当たり具合で、、
黒色に少し青色がかかって見えます。


年1回の発生で、6月~7月に発生、
ここ多摩丘陵などの低山地では
真夏には一時夏眠し、9月頃再び活動するメスグロヒョウモンです。
いずれにしても多摩丘陵ではそう多くは見られない蝶、
発生間もない傷みのない個体を住宅地で見られるとはラッキーです。
もう少しきれいな画像が撮れるとなおよかったのですが
ごちゃごちゃした草地の中、日差しも強すぎました。


ついでにツマグロヒョウモンの雌、
こちらは豹紋もあり、黒、青、白とそろった翅色です。
しかし、ツマグロヒョウモンはここ多摩でも
数が多く、真夏にも多く見られ、
ありがたみがありません。
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クロヒカゲとナミヒカゲ

2017-06-12 20:00:41 | 動物
クロヒカゲとナミヒカゲ、
林の中の薄暗い中をふらふらと飛び、
蛾に間違えられることも多い、
文字どおり、日蔭の身の蝶です。
この両者、蛇の目模様がほぼ同じ、よく似ています。


クロヒカゲ、
黒褐色のシックな翅色が素敵、
好きな蝶です。


樹液によく集まります。
翅裏は褐色のグラテーションに
金色の蛇の目模様、
よく見ると美しい蝶なのです。


5月~9月、
日本全国でよく見られます。


クロヒカゲ雌。
雌は雄に比べてやや色が薄く、小麦色です。


ナミヒカゲ、
別名、ヒカゲチョウとも呼ばれます。


クロヒカゲに似ますが色が淡く、
体色は黄土色と表現できます。
後翅裏面中央を走る帯がクロヒカゲに比べて
湾曲が少ない。
体色とこの湾曲の程度が両者の見分けポイントです。


5月~9月、
日本全国、大都市周辺でも見られる蝶ですが
日本固有の種、世界的には珍しい蝶といえます。
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アサマイチモンジとイチモンジチョウ

2017-06-11 20:00:52 | 昆虫
5月下旬、静岡で写したアサマイチモンジ、
6月初旬、東京で写したイチモンジチョウ、
よく似た2つの蝶を比較して見ました。


アサマイチモンジ(5/25静岡菊川にて)。
イチモンジチョウとよく似て、
前翅から後翅を通り、反対側の前翅にかけて白斑列が一条に並ぶ蝶です。


本州のみに分布が限られ、
イチモンジチョウに比べるとやや山地性、
個体数も少ない蝶です。
多摩地域では見たことがありません。


イチモンジチョウ(6/3東京稲城にて)。
北海道から九州にかけて、
広く分布し、個体数も多い蝶です。


アサマイチモンジは、白紋列の内側、
前翅中室に明瞭な白紋が左右に一つずつ現れますが
イチモンジチョウにはこれがありません。
白紋列もアサマイチモンジに比べて連続性に欠けます。


イチモンジチョウの翅裏。
後翅の下あたりは淡い水色に見えます。
翅裏の色合いアサマイチモンジも同じです。
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