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行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

荻と薄

2016-12-11 20:00:42 | 動物
オギとススキ、いずれもイネ科ススキ属の多年草、
姿、形がよく似ていて、
秋の野に白い穂をなびかせ多くが群生しています。
筆者もそうですが、
この2つ、なかなか判別が難しく、
両者ともススキと認識し、呼んでいる人が多いようです。


多摩川の河原、
橙色のタチバナモドキ、
黒いトウネズミモチの実と並んで
薄茶のかかった白い穂、株たちをしており、ススキです。


崖に斜めに穂を伸ばしていた白い穂、
思い切りアンダーにして穂を強調してみましたが
これもススキです。


そのススキの穂をアップ、
穂の先端にノギ(細い毛のようなもの)が見られるのが特徴、
オギにはノギがないので、穂をよく見ると両者が区別できるようです。


10月初旬にはツリフネソウが群生していた湿地、
いまは葉が枯れ色となった白い穂が風に揺れていました。
オギのようです。穂の色がススキに比べてより白色に見えます。


ススキより湿地を好むハギ、
河川敷きにはこちらの方が多く見られるようです。
多摩川の鉄橋下に一面の白い穂、多分オギと思われます。


水に映る白い穂、
株たちをせず並んで生えています。
オギと思われます。


オギの穂をアップに写して見ると、
ノギがありません。





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12月の多摩川にて、ダイサギ、コサギ、カワウ

2016-12-10 20:00:15 | 
12月初旬の多摩川の水辺、
ダイサギ、コサギそしてカワウが群れていました。


ここに巣でもあるのでしょうか、
対岸の川辺の樹に白鷺の華、
ダイサギです。


直ぐとなりのカワヤナギには
カワウが群れていました。
カワウが樹に群れでいるのは初めて見ます。


ダイサギ君、
間違えて隣に来てしまったようです。


なにかに驚いたようで、
ダイサギとカワウ、
白黒混合で一斉に飛びたち、
上空を旋回していました。


堰のコンクリートの舞台で、
ダイサギ2匹が首を長く伸ばして嘴づけ、
求愛のポーズでしょうか。


堰の下ではコサギが群れて
移動を繰り返していました。


コサギの飛翔。


枯葉色に映る逆光の水辺に
カワウが一羽だけでいました。

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静岡菊川にて

2016-12-09 20:00:17 | 動物
西伊豆土肥から孫の顔を見に静岡菊川へ向かいました(11/22)。
休日の23日は息子家族と一緒に過ごし、
24日に帰る予定にしていましたが
その日は東京は11月としては珍しい雪、箱根は大雪、
テレビはそのニュースばかりが流れています。
多摩の我が家の近辺でもかなりの積雪がある様子です。
雪の中の運転は絶対避けたい、
予定を1日伸ばし、帰宅は25日にすることにしました。
そんなわけで時間ができたので、
25日の午前中、菊川の里山を散歩して見ました。


晩秋の茶畑、
茶の樹に花がたくさんついていました。


もうすぐ12月というのに、
その茶畑の横に、
まだ若いノハラアザミが花をつけていました。


クワ科イチジク属イヌビワ、
実がたくさんついていました。
暖かい地域の山地や丘陵で見られる樹木、
多摩ではあまり見ません。


多摩地方では少なくなったリュウノウギク、
あちらこちらに白い花をたくさんつけていました。


ヤマイモのムカゴをたくさん見つけました。
つるにぶら下がるようについているこのムカゴ、
茎にできる芋であり、
果実でも種でもありません。
地に落ちて芽を出し、子孫を増やします。
炊き込みご飯などにして食べらることもできます。


ブドウのような果実、
アオツヅラフジ、
やぶに絡まって成長するつる性の多年草です。
花は目立ちませんが,
秋になると光沢のあるブドウのような黒色の果実が目を引きます。


日本水仙が早くも花をつけていました。


樹につくピンク色のきれいな花、
ハナカイドウのようです。
これは早咲きというより完全に狂い咲きです。




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西伊豆の海と富士山

2016-12-08 20:00:59 | 風景
石廊崎を後にして、
海を左に見ながら136号線を北上、
西伊豆の海の絶景が続きます。


最初の休憩場所、
車を降りるとススキの向こうに海が広がっていました。
逆光で少し暗くなってしまいましたが穏やかな昼の海です。


海の向こう、小さな島の向こう、
そして雲の向こうに富士山。
雲の上に顔を出す富士はまさしく日本一の山、
こんなに美しい富士は初めての感です。


海の輝き、
晴れてよかった。
この景色は雨では行けません。


さらに北上して、
土肥の恋人岬でティタイム、
そこから、海の向こうに富士がさらに大きく見えます。
対岸は富士市、
製紙工場の煙突から白い煙が出ていました。


せっかく来たので、
恋人岬の先端まで下りて見ました。
そこは愛の鐘と愛の像があり、
恋人たちの到達地点です。
ちょうど中国からのカップルがいて、
歓声をあげ、ハグを繰り返していました。


やはり恋人岬から、
風がなせる技か海が美しい模様をつくっていました。


気が付けばもう3時過ぎ、
晩秋の日の暮れは早く、
海に日が落ち始めたようです。

せっかく箱根を超えたので、
これから静岡菊川まで孫の顔を見に行くことに、
昨夜電話をかけたら、「夕食を一緒に食べたいのでできるだけ早く来て」と
可愛い要求、急ぐことにしましょう。

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遊覧船で奥石廊崎

2016-12-07 20:00:14 | 風景
前日の雨から打って変わって、
11月22日は絶好の晴天日、
135号線を南下、下田の街をざっと見て、
伊豆半島最南端の石廊崎に行って見ました。
港の駐車場に車を入れると、
奥石廊崎を巡る遊覧船が間もなくそこから出るとのこと、
天気がよかったこともあり、
同行者(妻)ともども期待以上の景色に感激でした。


小さな港から船は出発、
晴天、海がきれいです。


伊豆半島は火山島、
ここ石廊崎も火山岩である輝石安山岩や石英安山岩からできています。
決して柔らかい岩ではないとのことですが
風化、浸食によりあちらこちらに大きな穴ができ、おもしろい形です。


風が強く、成長できません。
岩に張り付くように
松が盆栽のように小さく生えています。
よく見るとイソギクの黄色の花も
岩にへばりつくように咲いています。


船から見た石廊崎灯台、
30年前、ここに来たのを思い出します。
そのときは近くまで車で行けたと記憶しているのですが
今は、港の駐車場から徒歩20分とありました。


奥石廊崎、おもしろい岩が並んでいます。


光る海そして水平線、
その水平線を船がゆっくり移動していきます。


おもしろい形の島、
カツオ島の名があり、
磯釣りの有名スポットのようです。
シルエットになり釣り人の姿が写っています。


その昔、行者が空を飛び、
箕を掛けたという伝説の「みのかけ岩」。
よく見るとここにも釣り人の姿があります。


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伊豆城ケ崎海岸を散策

2016-12-06 20:00:29 | 風景
11月下旬、
久しぶりに伊豆半島へドライブ、
箱根から伊豆スカイラインで天城高原の予定でしたが
あいにくの雨、135号線で海岸線を走り、
早めにホテルにチェックイン、
夕方までホテル近くの城ケ崎海岸を散策することにしました。


散策のピクニカルコースから臨む曇天の海。
海岸線は砂浜はなく、崖や岩場が続きます。
磯釣りの宝庫と案内されていました。 


日本海ほどの荒々しさはありませんが
東尋坊を思い出させる断崖絶壁、
ちょうど若人の集団が断崖に立ってくれていました。
風が吹くと怖い感じです。


散策道の途中の囲い、
岩に井戸のような深い穴が、
その奥に海が見えました。


崖の上に門脇灯台。
崖の中ごろ、岩に張り付くように黄色の花、
イソギクのようです。


散策道にもイソギクがところどころに。
キク科イソギク、
千葉県犬吠崎から静岡県の御前崎に至る海岸の崖地に生育する多年草、
この辺りがちょうどその真ん中に当たります。


キク科アゼトウナ。
花がヤクシソウに似ています。
花期は8-12月、
比較的暖かい海岸の岩場に生え、冬場でも花をつける多年草、
伊豆半島から西の太平洋岸に分布するようです。
イソギク、アゼトウナともに
自生のものは伊豆の海岸などの岩場に来ないと見られない花です。


キク科ツワブキはちょうど花の時期、
自生のものがいたる所に花をつけていました。
海岸付近に自生するとある通りです。
写真、そのツワブキとツルソバの群生。


タデ科ツルソバ。
ツルを伸ばして成長し、
葉も花もソバに似ているのでこの名があります。
暖かい海岸近くに群生し、
花期が長く、冬でも花を咲かせるとありました。
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黒の果実

2016-12-05 20:00:11 | 花,植物
赤があれば黒もあります。
11月~12月の散歩道に写した
晩秋の黒い果実を集めて見ました。


バラ科シャリンバイ。
秋、果実は熟すると黒紫色になります。


ユズリハ科ユズリハ。
やはり果実は秋に熟し、黒紫色になります。
常緑樹、春に出る新葉が立派になるまで古い葉が残り、
世代交代を見届けてから散ります。
譲葉の名の由来です。


ツユクサ科ヤブミョウガ。
黒というより藍色、
美しい色の実です。


アサ科エノキ、
逆光に黄葉しかけの葉が輝いていました。
よく見ると黒い小さな果実がたくさん付いています。


エノキの実、
春は緑色で夏は紅色、
そして黄葉のころになると黒ぽく色を変えます。
甘みがあり、鳥の好物でもあります。


ツヅラフジ科アオツヅラフジ、
低地の草原や山林、都市部の道端でもよく見られるつる性の落葉木本。
球状の果実が房状に結実し、
ブドウのようですが有毒植物です。


ミカン科コクサギ、
晩秋の果実は赤みのある茶褐色ですが、


果実が裂けて見えた種実が黒色です。




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晩秋の紅い実

2016-12-04 20:00:48 | 花,植物
11月下旬から12月、
野道散歩に写した樹の紅い果実たちを紹介します。


ミズキ科サンシュユ。
春、黄色のハルコガネバナの名のとおりの花を枝全体に付けます。
果実はグミの実のような楕円形、真っ赤に熟します。


ナス科クコ。
野生化して自生しているものが見られます。
やはり楕円形の紅い果実、
ミネラルやビタミンが豊富、
食用や薬用に使われています。


バラ科カマツカ。
山野に自生する落葉低木、
材が堅く、鎌の柄に使われたことが名の由来。
あまり実つきのよくない木に、
緑の残る葉に紅い柄の長い果実がポツンとついていました。


モチノキ科クロガネモチ、
枝いっぱいの紅い実と葉のコントラストが美しい樹です。
山野にも自生していますが
名前がおめでたく、丈夫であるところから
庭木としてもよく使われています。


モチノキ科セイヨウヒイラギ。
セイヨウホーリーとも呼ばれます。
紅い実が美しく、
クリスマスの装飾の定番としても使われています。


マツブサ科サネカズラ、
山野に生え、庭木にも利用されるつる性低木です。
花もきれいですが果実もきれいです。
果実は集合果、
熟すると果実が一つずつ落ちていきます。
別名、ビナンカズラ(美男葛)、
昔、このつるから粘液をとって整髪料に使っ たそうです。


トベラ科トベラ。
海岸付近によく見られる常緑の広葉低木。
乾燥に強く、庭木や公園樹としてもよく使われます。
緑色の果実は熟すると3裂し、
中からねばりのある赤い種子が現れます。



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十両、万両、千両

2016-12-03 20:00:49 | 花,植物
十両、万両、千両、
晩秋から冬に紅い実をつけ、
名前がめでたく、正月の縁起物にも使われる小さな木本です。


サクラソウ科ヤブコウジ、
山野に自生し、庭木や鉢植えにもされ、
最大でも30cmほどにしかならない小さな木本です。


小さな枝先に3~4枚の葉が集まってつき、
夏、その下に葉に隠れるように白い花を数個咲かせます。
実も数個、花がそのまま実になったようにつきます。
別名、ジュウリョウ(十両)、
万両に比べて実の数が少ないところからの名のようです。


サクラソウ科マンリョウ(万両)。
林縁道のマンリョウ、
いつのまにか美しい紅い実がたわわについていました。


マンリョウはヤブコウジより背は高いのですが
それでも1m以下、
枝先に葉がまとまってつき、
その下にたくさんの花をつけ、実をつけます。


センリョウ科センリョウ(千両)。
紅い実が万両より少なく、
十両より多いので千両だそうです。
名前から考えても同じ仲間かと思いますが
万両、十両がサクラソウ科に対し、
こちらはセンリョウ科、実も葉の上についています。
ちなみに百両の名があるカラタチバナもサクラソウ科、
センリョウだけが仲間はずれです。


白い実の万両、シロミノマンリョウ。
本当はここに百両、
カラタチバナの紅い実が貼れればよかったのですが
残念ながら未見です。


そのシロミノマンリョウの木に夏の名残り。


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紅葉、黄葉と果実

2016-12-02 20:00:56 | 花,植物
11月の散歩道に写した
紅葉(枯葉)に果実(種子)のついた樹を集めて見ました。


クスノキ科ヤマコウバシ。
紅葉に小さな丸い実がわずかに残っていました。
この葉やがて枯葉色となり、
春まで落ちずに枝に残ります。


ミソハギ科サルスベリ。


ツバキ科ナツツバキ。
紡錘形の果実は熟すると裂けて種が出てきます。


つい先日まで見事に紅葉していたマンサク科モミジバフウ、
落葉が始まった樹には
果実がたくさんついていました。


カバノキ科アカシデ、
紅い葉も落葉をしはじめ、
残る果実も少なくなってきています。
そして来春の新芽(冬芽)も膨らんでいます。


カバノキ科イヌシデ、
葉がほぼ落ち、
熟した果実がたくさんぶら下がっていました。


そのイヌシデ果実、
マクロで写して見ると、
中に黒い種子が見えます。


マンサク科マンサク、
枯葉色の葉の上に蕾ができていました。
春先ず花の咲くマンサクです。

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